■召喚少女 (魚肉ん)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ: あとがき、おまけ漫画。
・その他: 原作「VRIDGE」、1巻完結。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「魚肉ん(ぎょにくん)」センセの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」です。
当ブログでは、過去に「OKOTA おこた(※成年)」を紹介している「魚肉ん」センセ。
こちらの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」はセンセ初の一般漫画として期待していたんですが…「ああ、やっちゃったー」というのが正直な感想。
あらかじめ、センセ、およびファンの方、いたらごめんなさい。
これからひでるさんの正直な感想を書かせて頂きます。
…と、そんな訳で、久しぶりに批判ごーごーな文面になってしまうと思いますので、そういったのが嫌いな方はここでご退出下さい。
※左:「ルテジアさん」、右:召喚獣「卯月」です。
…二人似てますよね(笑)
いきますよ。
主人公「コオル」くんは王国中のエリートが集まる「マグストラダム魔法学院」の生徒。
しかし、召喚魔法が独力ではできず、クラス担任でもある「ビルギエッタ」師匠に「落第」とされてしまうのでした。
大雑把ですが、そんな導入部。
”学院史上類を見ない最低成績”、とまで言われて落第している主人公、「コオルくん」
本人曰く、「召喚以外の成績はあのアスレイにも負けないくらい」とのことなので、この時点で矛盾があると思うのだけれど…。
召喚がメインらしいから、それがダメなら全てダメなのか?
というか、ここはエリートが集まる学院ではなかったっけか。
なんで在籍していられるんだろう?コネか裏口?
また、携帯電話がないと召喚できないというのは、主人公に才能はないの?あるの?
途中で、「一度に5体も召喚できるのはなかなか」という台詞がありました。
それだけ凄い神器なら、なんで無能な主人公が持っているのか、こちらも甚だ疑問。
ようわからん。
最大のポイントであろう、携帯電話から召喚するというアイデアも中途半端。
一度電源切れでどうの、ってシーンはありましたが、さして活かされているようには見えず。
うーん、もっと色々やりようがあると思うのだけれど…。
これが現代劇なら理解できるんですが、ファンタジー世界では見た目の面白さという以外には特になさそう。
召喚以外に、例えば電話として使っている描写がないですからねー。
だいたい、バッテリー切れになっていましたけれど、電源ってこの世界はどうなってるの?
もの凄く異質です。
※ひでるお気に入り「アスレイさん」です。
出番がちょろっとなのが残念。
ついでに、召喚されている女の子たちは召喚獣、ってな位置づけなんですね。
「獣」ってことは、「GALZOOアイランド/アリスソフト」みたいな感じなのかな?野良でいたりするのか?
他のキャラ、例えばツンデレちっくなクラスメート「アスレイ」さんとか、漫画中では召喚シーンがないので、そのあたりの設定がどうなっているのか、よくわからず。
召喚される「まどか」、「卯月」、「マキ」、「晶」、「結」…って、キャラの名前に漢字とカタカナが混合されているのも、どっちつかず。
現代日本ならいいですが、ファンタジー世界では舞台設定をややこしくしているだけ。
彼女らは性格から外観まで人間との差がほぼなく、「ルテジア」さんのがよほどそれっぽいのです。
余談ですが、角があるビジュアルはなんだか「メルセデス」みたいなの。…知ってる?
※おまけ:召喚獣のみなさん。
中盤から、魔族「ルキノさん」が登場。
こうした流れのまま、魔族と人間を両親に持つという「ルテジアさん」のストーリーにするのが、最も無難な気がします。
特に、「コオルくん」を助けようとする際の、二人のやりとりはなかなか良かったのですけれど…。
後半にて、原因不明な重態になってしまう主人公「コオルくん」
”癒しの奇跡もまるで効果ない”という絶望的な状態だったのに、なぜかピンチには復活して駆けつけたりして。
なにこれ?
ここでなんの説明もフォローもなく、「仲間」だの、「大好きだから」だのって、今時子供でも騙せないような言葉ですっぱり切り落とされては、こちらが困ります。
もっとも盛り上がるべきシーンなのに、なんなんだこれは?
…以上。
こうしたゲーム原作での悪いパターン見本みたいで、ごちゃごちゃとキャラが登場するものの誰が誰やらよく分からぬまま、それぞれの個性を発揮せぬままに終わっておりました。
事情も色々あるんでしょうが、各話で一人づつピックアップするとか、いっそのこと数名に絞るとかした方が良かったような…。
はっきり言って、誰が正ヒロインか区別つきませんでした。
非常に敷居が高く、”一見さんお断り”というべき単行本。
帯には原作ゲームの紹介がされていましたが、これを見て買おうという方がいるのか、実に疑問です。
逆に、ファンの方もこの内容は納得できるものかなぁ…。
だいたい、この手の漫画でキャラ紹介とか、ゲームの紹介とか、説明ページが一切ないのは不親切。
※召喚獣「まどか」です。
↓表紙の娘ですね。大きいのです。羨ましいです。
絵柄は「魚肉ん」センセらしく、可愛くもえっちに仕上がっておりました。
丸っこくぽよよんとした特徴があるので、ゲームよりもだいぶ肉感的。
安定した良質な作画であり、せっかくセンセが描くのだから、思い切って1話目のようなセクシーラブコメで押し切ってもいいと思いました。
おまけのページとか、良かったですよ(笑)
なお、ゲームは女の子育成シミュレーションだそうです。
この手のネタもだいぶ食傷気味。
”人気原画家「moo」が手がける最新ゲーム”って、もともとのウリから単純に原画家さんなのかな。
こうした売り方はもう流行らないと思うのだけれど…。
※こちらがゲーム版。…買う?
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・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ファンタジー
・おまけ: あとがき、おまけ漫画。
・その他: 原作「VRIDGE」、1巻完結。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「魚肉ん(ぎょにくん)」センセの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」です。
当ブログでは、過去に「OKOTA おこた(※成年)」を紹介している「魚肉ん」センセ。
こちらの「召喚少女~Elemental Girl Calling~」はセンセ初の一般漫画として期待していたんですが…「ああ、やっちゃったー」というのが正直な感想。
あらかじめ、センセ、およびファンの方、いたらごめんなさい。
これからひでるさんの正直な感想を書かせて頂きます。
…と、そんな訳で、久しぶりに批判ごーごーな文面になってしまうと思いますので、そういったのが嫌いな方はここでご退出下さい。
※左:「ルテジアさん」、右:召喚獣「卯月」です。
…二人似てますよね(笑)
いきますよ。
主人公「コオル」くんは王国中のエリートが集まる「マグストラダム魔法学院」の生徒。
しかし、召喚魔法が独力ではできず、クラス担任でもある「ビルギエッタ」師匠に「落第」とされてしまうのでした。
大雑把ですが、そんな導入部。
”学院史上類を見ない最低成績”、とまで言われて落第している主人公、「コオルくん」
本人曰く、「召喚以外の成績はあのアスレイにも負けないくらい」とのことなので、この時点で矛盾があると思うのだけれど…。
召喚がメインらしいから、それがダメなら全てダメなのか?
というか、ここはエリートが集まる学院ではなかったっけか。
なんで在籍していられるんだろう?コネか裏口?
また、携帯電話がないと召喚できないというのは、主人公に才能はないの?あるの?
途中で、「一度に5体も召喚できるのはなかなか」という台詞がありました。
それだけ凄い神器なら、なんで無能な主人公が持っているのか、こちらも甚だ疑問。
ようわからん。
最大のポイントであろう、携帯電話から召喚するというアイデアも中途半端。
一度電源切れでどうの、ってシーンはありましたが、さして活かされているようには見えず。
うーん、もっと色々やりようがあると思うのだけれど…。
これが現代劇なら理解できるんですが、ファンタジー世界では見た目の面白さという以外には特になさそう。
召喚以外に、例えば電話として使っている描写がないですからねー。
だいたい、バッテリー切れになっていましたけれど、電源ってこの世界はどうなってるの?
もの凄く異質です。
※ひでるお気に入り「アスレイさん」です。
出番がちょろっとなのが残念。
ついでに、召喚されている女の子たちは召喚獣、ってな位置づけなんですね。
「獣」ってことは、「GALZOOアイランド/アリスソフト」みたいな感じなのかな?野良でいたりするのか?
他のキャラ、例えばツンデレちっくなクラスメート「アスレイ」さんとか、漫画中では召喚シーンがないので、そのあたりの設定がどうなっているのか、よくわからず。
召喚される「まどか」、「卯月」、「マキ」、「晶」、「結」…って、キャラの名前に漢字とカタカナが混合されているのも、どっちつかず。
現代日本ならいいですが、ファンタジー世界では舞台設定をややこしくしているだけ。
彼女らは性格から外観まで人間との差がほぼなく、「ルテジア」さんのがよほどそれっぽいのです。
余談ですが、角があるビジュアルはなんだか「メルセデス」みたいなの。…知ってる?
※おまけ:召喚獣のみなさん。
中盤から、魔族「ルキノさん」が登場。
こうした流れのまま、魔族と人間を両親に持つという「ルテジアさん」のストーリーにするのが、最も無難な気がします。
特に、「コオルくん」を助けようとする際の、二人のやりとりはなかなか良かったのですけれど…。
後半にて、原因不明な重態になってしまう主人公「コオルくん」
”癒しの奇跡もまるで効果ない”という絶望的な状態だったのに、なぜかピンチには復活して駆けつけたりして。
なにこれ?
ここでなんの説明もフォローもなく、「仲間」だの、「大好きだから」だのって、今時子供でも騙せないような言葉ですっぱり切り落とされては、こちらが困ります。
もっとも盛り上がるべきシーンなのに、なんなんだこれは?
…以上。
こうしたゲーム原作での悪いパターン見本みたいで、ごちゃごちゃとキャラが登場するものの誰が誰やらよく分からぬまま、それぞれの個性を発揮せぬままに終わっておりました。
事情も色々あるんでしょうが、各話で一人づつピックアップするとか、いっそのこと数名に絞るとかした方が良かったような…。
はっきり言って、誰が正ヒロインか区別つきませんでした。
非常に敷居が高く、”一見さんお断り”というべき単行本。
帯には原作ゲームの紹介がされていましたが、これを見て買おうという方がいるのか、実に疑問です。
逆に、ファンの方もこの内容は納得できるものかなぁ…。
だいたい、この手の漫画でキャラ紹介とか、ゲームの紹介とか、説明ページが一切ないのは不親切。
※召喚獣「まどか」です。
↓表紙の娘ですね。大きいのです。羨ましいです。
絵柄は「魚肉ん」センセらしく、可愛くもえっちに仕上がっておりました。
丸っこくぽよよんとした特徴があるので、ゲームよりもだいぶ肉感的。
安定した良質な作画であり、せっかくセンセが描くのだから、思い切って1話目のようなセクシーラブコメで押し切ってもいいと思いました。
おまけのページとか、良かったですよ(笑)
なお、ゲームは女の子育成シミュレーションだそうです。
この手のネタもだいぶ食傷気味。
”人気原画家「moo」が手がける最新ゲーム”って、もともとのウリから単純に原画家さんなのかな。
こうした売り方はもう流行らないと思うのだけれど…。
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このゲームは流行る流行らないという感覚についていくのがめんどくさくなった人が買うゲームです。原画のmooさんはまあ結構運が悪かった人だから知ってる人としては変にとんとん拍子で人気でてる絵師さんよりは深みがある絵師さんではある。
一見さんお断りは確かに当たった表現です。でも最近の作品についていけない人にとっては最近の作品自体が一見さんお断り状態になっているとも言えます。どうせわけの解らないもの買うならまだ知ってる絵師さんの作品買った方がという感覚で買うという人が大半だと思われる。
漫画についてはあえてスルー(嫌いではないけど・・・)
一見さんお断りは確かに当たった表現です。でも最近の作品についていけない人にとっては最近の作品自体が一見さんお断り状態になっているとも言えます。どうせわけの解らないもの買うならまだ知ってる絵師さんの作品買った方がという感覚で買うという人が大半だと思われる。
漫画についてはあえてスルー(嫌いではないけど・・・)