■めちゃ姉! (柚木N’)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・お姉ちゃん
・おまけ: あとがき・作品解説。
・その他: カラー(8P)、短編×11。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「柚木N’(ゆずきえぬだっしゅ)」センセの「めちゃ姉!」です。
2冊目です。
「柚木N’」センセは、初単行本「明るいエロス計画」を紹介しております。
それがだいたい夏ごろのことだったので、ちょうど半年程度という早いリリースなのでした。
しっかり名前覚えておりましたよ!
こちら「めちゃ姉!」はタイトルそのままお姉ちゃん系統のまとまりよい単行本。
(※1話ほど未亡人話がありましたが)
すべて短編という構成で、残念ながら連続話はありませんでした。
きっちりストーリーあるのも見たかったんですけれど。
お姉ちゃんに「お兄ちゃん」とか呼ばれる、冒頭話「僕の妹…?」
父親の再婚によって、できた義理の姉、23歳会社員「山内里美」さん。
広告代理店に勤務し、バリバリと仕事もできる女性なんですが…。
「遠慮なく甘えられるお兄ちゃんも欲しいんだ」
ということで、主人公16歳学生の「山内琢磨」くんは7つも年上の妹ができたのでした。
だいたいそんなん。
※23歳会社員「山内里美さん」です。
恐い夢見たって…すごいなぁ。
姉系、妹系のイイトコ取りな良作品。
童顔とか小さいとか、容姿が妹っぽいお姉ちゃんというネタは漫画で多くありますが、こんなんはなかなか稀ですね。
仕事ができるが、家では逆に甘えてくるというのは「2428/新」の「深河純佳」さんを思い出します。
中学時の制服着たりして(←期待通りぱっつんぱっつんでした)非常に可愛らしい方だったので、もう少し膨らませて他エピソードとか見たかったですねぇ。
「恐い夢見ちゃったの~っ」
という具合に布団へ進入してくるシーンあるんですが、あーんな状況で一度はちゃんと踏みとどまった「琢磨くん」は立派(笑)
しかし、その直後の「里美さん」の行動は、やはり妹ではなくお姉ちゃんでしたね。
「柚木N’」センセはお好きらしい女装えっち話、「変・身・体・験」、「天国の悪魔」の2話
「変・身・体・験」はもともと女の子っぽく、いじめられている従兄弟「大樹」くんのため、「綾」さんが一計を案ずるお話。
「綾姉」がいなければ、ひでるさんとしてしんどい短編になりそうでしたが、ぎりぎりですよ。
しかし、化粧してどーの~あとでバレるという流れはちょっと無理があるような(笑)
「天国の悪魔」は、やっぱりいじめられている「芦原勇」くんが主人公。
いじめグループのリーダー格「萩希美」先輩は卒業となり、足蹴されるなどの毎日から解放されると思った矢先、式の後で呼び出されてしまうのでした。
先のお話より、段違いにまとまり良い良作品。
前半は単純女装えっちコメディーかと思いましたが、「希美さん」の事情を明らかにすることで後半からいい話ちっくになっております。
ただ、「変・身・体・験」と違っていじめ側が異性の先輩であり、どの程度のことをされていたのかぼやかしている点は良し悪し。
複数を匂わす単語はあるものの、そうした描写もないのでもう一歩踏み込み弱いかなぁ…。
まぁ、ページ数も限られておりますから、しっかり描いてテーマ変わっちゃっては仕方ないのだけれど。
※左:梨花さん、右:希美先輩。
「梨花さん」はぜひそうしたシーンを入れたかったのです。あんなんいいなぁ。
…と、今回単行本には女装えっちがありましたが、プレイで言えばやっぱりこちら「W・R・A・P」
実姉「梨花」さんにラブラブな弟「知明」くん。
真面目にぐいぐいと迫ってくる「知明くん」をかわすため、「梨花さん」はあることを思いつくのでした。
「これ…っ、ラップ越しだったら…っ、キスしたことにならないから…」
いや、ラップ越しというのは、かえってえろいような気がしますが…。
”直でなければ好きなとこ触っても~”という発想の「梨花さん」は実に素敵なお姉さんでした。
しかし、行為途中だったとはいえ、両親帰ってきてるのに部屋で再開するのはどうか。
普通に声出してましたから、あれは絶対にバレるでしょー。
一枚隔ててるから、見つかってもOKですか?
近親話をもう1つ。
友人らとの飲み会など、急に付き合いが悪くなった理由は弟「尚紀」くんとの二人暮らしだったのです。
という「お姉ちゃんご帰宅!」
こちらも血縁関係ですが、両親の離婚によって10年以上離れ離れになっていた設定なんですね。
近親話としては、常に一緒で育ってきたというより、説得力あると思います。
漫画ではなにも触れられておりませんが、「尚紀くん」やたら甘えているお姉ちゃんの描写など、先の「希美さん」みたいに苦労して育ったのかなーとか想像させられました。
※左:グラビアアイドル「奈津川樹里」、右:AV女優の「恵子さん」
この二人なら「恵子さん」ですかねぇ。ちょっと脅したくなる気持ちが分かります。
ほか、グラビアアイドル「奈津川樹里」が実姉という「GRAVURE」、回想の1ページ目からだいぶ色っぽく描かれていた、隣の「恵子」お姉さんの「お姉さんはAV女優」、従姉弟「江角沙希」さんが担任教師という「このすばらしき、悪夢のような日々」などが収録されておりました。
特にカラー原稿もある「このすばらしき、悪夢のような日々」は、幼少期から「沙希さん」の好き勝手にされているようで、迷惑そうにも書かれていましたが…まぁ、ラブラブカップルなのでしょう
もう少し、色々周辺エピソードを見てみたかった気がするお話ですね。
唯一お姉さん系統でないものとして、義母と「健一」くんの「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」
タイトルの”曼珠沙華”ってのは、彼岸花(ひがんばな)の別名なんですね。(※他にも色々別名で呼ばれることのある花なのだそーな)
喪服(※着物ではないけれど)でのえっちというAVみたいな展開でしたから、そんなん好きな方はいいでしょう。
やっぱりこの短編だけ毛色が違ってました。
しっかり強い細線の見やすい作画です。
トーン・ベタ処理がために、全体としては濃い目な系統だと思います。
ややキツい横長の目と、むっちりしていながらもバランス良いキャラ絵が特徴。
そんなんなので、お姉ちゃん系統というジャンルとばっちり合致しております。
センセ自身はあとがきで「バラバラ」みたいに書かれておりましたが、時期のひらきもちょっとで安定感ありました。
癖はありますが、万人に好かれる系統でしょう。
ひでるさん的には、全体的に初単行本より良かったです。
そのうち、普通に一般系で描かれているような気がしました。
今回もご自身のブログにて内容紹介されてましたんで、気になった方は参考に覗いてみては如何でしょう?
めちゃ姉! (SANWA COMICS No.)
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・お姉ちゃん
・おまけ: あとがき・作品解説。
・その他: カラー(8P)、短編×11。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「柚木N’(ゆずきえぬだっしゅ)」センセの「めちゃ姉!」です。
2冊目です。
「柚木N’」センセは、初単行本「明るいエロス計画」を紹介しております。
それがだいたい夏ごろのことだったので、ちょうど半年程度という早いリリースなのでした。
しっかり名前覚えておりましたよ!
こちら「めちゃ姉!」はタイトルそのままお姉ちゃん系統のまとまりよい単行本。
(※1話ほど未亡人話がありましたが)
すべて短編という構成で、残念ながら連続話はありませんでした。
きっちりストーリーあるのも見たかったんですけれど。
お姉ちゃんに「お兄ちゃん」とか呼ばれる、冒頭話「僕の妹…?」
父親の再婚によって、できた義理の姉、23歳会社員「山内里美」さん。
広告代理店に勤務し、バリバリと仕事もできる女性なんですが…。
「遠慮なく甘えられるお兄ちゃんも欲しいんだ」
ということで、主人公16歳学生の「山内琢磨」くんは7つも年上の妹ができたのでした。
だいたいそんなん。
※23歳会社員「山内里美さん」です。
恐い夢見たって…すごいなぁ。
姉系、妹系のイイトコ取りな良作品。
童顔とか小さいとか、容姿が妹っぽいお姉ちゃんというネタは漫画で多くありますが、こんなんはなかなか稀ですね。
仕事ができるが、家では逆に甘えてくるというのは「2428/新」の「深河純佳」さんを思い出します。
中学時の制服着たりして(←期待通りぱっつんぱっつんでした)非常に可愛らしい方だったので、もう少し膨らませて他エピソードとか見たかったですねぇ。
「恐い夢見ちゃったの~っ」
という具合に布団へ進入してくるシーンあるんですが、あーんな状況で一度はちゃんと踏みとどまった「琢磨くん」は立派(笑)
しかし、その直後の「里美さん」の行動は、やはり妹ではなくお姉ちゃんでしたね。
「柚木N’」センセはお好きらしい女装えっち話、「変・身・体・験」、「天国の悪魔」の2話
「変・身・体・験」はもともと女の子っぽく、いじめられている従兄弟「大樹」くんのため、「綾」さんが一計を案ずるお話。
「綾姉」がいなければ、ひでるさんとしてしんどい短編になりそうでしたが、ぎりぎりですよ。
しかし、化粧してどーの~あとでバレるという流れはちょっと無理があるような(笑)
「天国の悪魔」は、やっぱりいじめられている「芦原勇」くんが主人公。
いじめグループのリーダー格「萩希美」先輩は卒業となり、足蹴されるなどの毎日から解放されると思った矢先、式の後で呼び出されてしまうのでした。
先のお話より、段違いにまとまり良い良作品。
前半は単純女装えっちコメディーかと思いましたが、「希美さん」の事情を明らかにすることで後半からいい話ちっくになっております。
ただ、「変・身・体・験」と違っていじめ側が異性の先輩であり、どの程度のことをされていたのかぼやかしている点は良し悪し。
複数を匂わす単語はあるものの、そうした描写もないのでもう一歩踏み込み弱いかなぁ…。
まぁ、ページ数も限られておりますから、しっかり描いてテーマ変わっちゃっては仕方ないのだけれど。
※左:梨花さん、右:希美先輩。
「梨花さん」はぜひそうしたシーンを入れたかったのです。あんなんいいなぁ。
…と、今回単行本には女装えっちがありましたが、プレイで言えばやっぱりこちら「W・R・A・P」
実姉「梨花」さんにラブラブな弟「知明」くん。
真面目にぐいぐいと迫ってくる「知明くん」をかわすため、「梨花さん」はあることを思いつくのでした。
「これ…っ、ラップ越しだったら…っ、キスしたことにならないから…」
いや、ラップ越しというのは、かえってえろいような気がしますが…。
”直でなければ好きなとこ触っても~”という発想の「梨花さん」は実に素敵なお姉さんでした。
しかし、行為途中だったとはいえ、両親帰ってきてるのに部屋で再開するのはどうか。
普通に声出してましたから、あれは絶対にバレるでしょー。
一枚隔ててるから、見つかってもOKですか?
近親話をもう1つ。
友人らとの飲み会など、急に付き合いが悪くなった理由は弟「尚紀」くんとの二人暮らしだったのです。
という「お姉ちゃんご帰宅!」
こちらも血縁関係ですが、両親の離婚によって10年以上離れ離れになっていた設定なんですね。
近親話としては、常に一緒で育ってきたというより、説得力あると思います。
漫画ではなにも触れられておりませんが、「尚紀くん」やたら甘えているお姉ちゃんの描写など、先の「希美さん」みたいに苦労して育ったのかなーとか想像させられました。
※左:グラビアアイドル「奈津川樹里」、右:AV女優の「恵子さん」
この二人なら「恵子さん」ですかねぇ。ちょっと脅したくなる気持ちが分かります。
ほか、グラビアアイドル「奈津川樹里」が実姉という「GRAVURE」、回想の1ページ目からだいぶ色っぽく描かれていた、隣の「恵子」お姉さんの「お姉さんはAV女優」、従姉弟「江角沙希」さんが担任教師という「このすばらしき、悪夢のような日々」などが収録されておりました。
特にカラー原稿もある「このすばらしき、悪夢のような日々」は、幼少期から「沙希さん」の好き勝手にされているようで、迷惑そうにも書かれていましたが…まぁ、ラブラブカップルなのでしょう
もう少し、色々周辺エピソードを見てみたかった気がするお話ですね。
唯一お姉さん系統でないものとして、義母と「健一」くんの「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」
タイトルの”曼珠沙華”ってのは、彼岸花(ひがんばな)の別名なんですね。(※他にも色々別名で呼ばれることのある花なのだそーな)
喪服(※着物ではないけれど)でのえっちというAVみたいな展開でしたから、そんなん好きな方はいいでしょう。
やっぱりこの短編だけ毛色が違ってました。
しっかり強い細線の見やすい作画です。
トーン・ベタ処理がために、全体としては濃い目な系統だと思います。
ややキツい横長の目と、むっちりしていながらもバランス良いキャラ絵が特徴。
そんなんなので、お姉ちゃん系統というジャンルとばっちり合致しております。
センセ自身はあとがきで「バラバラ」みたいに書かれておりましたが、時期のひらきもちょっとで安定感ありました。
癖はありますが、万人に好かれる系統でしょう。
ひでるさん的には、全体的に初単行本より良かったです。
そのうち、普通に一般系で描かれているような気がしました。
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