■鬼姫 (冨樫秀昭)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 戦国・山形県
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
加筆修正あり。
・その他: 1巻完結、9話収録(本編8話+番外編)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冨樫秀昭(とがし・ひであき)」センセの「鬼姫」です。
うーん、やっぱりお兄さんを宣伝文句に使われちゃうのねー。
宣伝帯には、「HUNTER×HUNTER」の「冨樫義博」氏による描き下ろしイラストコラボ、とかなんとか書いてましたが、一般漫画に疎いひでるさん、漫画家さんも作品もよく知りません。
ただ、そうした宣伝方法はあまり気持ちのいいものではないですね。
(※だいたい、1ページだけのゲストでコラボ実現というのも、えらく大袈裟だと思う)
さて、こちらは成年漫画を「冨樫」の名義で描かれている、「冨樫秀昭」センセのたぶん初一般単行本「鬼姫」です。
(※初の一般ではありませんでした。コメントありがとうございます080614)
なんとなく店頭を彷徨っている際に発見しました。
特徴ある絵柄なので、ふと目についたのですよ。
購入の決め手になったのは、先の宣伝帯にあった、「時は戦国。」なのでした。
※ヒロイン「柿崎胡蝶」
こうした絵は巧いんですけど…。
で、てっきり↓表紙のような甲冑の女の子が戦国時代にて活躍する軍記物かなんかと考えたんですが…。
実はそのすぐ下に、「4百年の時を隔てて現代によみがえった-」と続いてたのでした。
いや、本編読んでいて現代のシーンになるまで、まったく気付きませんでした(本当)
…八兵衛も驚くほどの、うっかりさんぶりです。
戦国時代。
越後・上杉家の家臣には、武勇の士として知られる猛将「柿崎景家」がおりました。
その家人「柿崎胡蝶(かきざき・こちょう)」は「鬼姫」と称され、女性ながら戦場にて数々の戦功をあげていたのです。
続いて現代、山形県の山中。
帰省して久し振りに仲間らと共にサバイバルゲームを楽しんでいた大学生「岡晴彦」は、誤射した弾丸をお社の封印に当ててしまうのです。
白い影を見た以外には特に何事もなく、そのまま東京へと戻った「晴彦くん」
生活に不可解な出来事が起こるようになっていた矢先、目覚めると一人の女性が枕元に立っていたのです。
「胡蝶………柿崎胡蝶と申します」
”過去の想いを現代にて晴らす”みたいな、ちょっとイイ話っぽい漫画ですね。
冒頭の戦国時代シーンでは、ちょうど「川中島の合戦」の場面で非常に良かったんですが…前述したとおり、いきなり場面が現代に変わってびっくり。
あのまま、歴史の影に潜む「胡蝶さん」を眺めていたかったなぁ。るるるー。
ただ、現代にはっきり出現するまで1話ほど使っており、その間の不可解な出来事に怯える「晴彦くん」の描写などは、まるでどこぞの話のようでした。
幻覚、幻聴に怯えるあまり、単なる電話の呼び出し音に驚いたりして。
電話向こうの彼女「沙希」さんがなんとなく気配を察して、「誰か一緒なの?」と聞くシーンも良かったのです。
※誰かがいる!!
うん、あれはおっかない。
しかし、「胡蝶さん」が実体化した後から、なんだか微妙。
戦国時代な感覚を引きずる「胡蝶さん」が色々騒動を巻き起こす、凛々しくも可愛らしい「胡蝶さん」と「沙希さん」でちょっとした三角関っぽい流れ…それらが後半のメインストーリーを隔てているんですが、どちらかに絞った方が良かったかなぁ。
ただメイン部分についても、過去の出来事と現在の人物などが密接に関わることもなく、激しい愛憎劇というのでもなく、さして強くはないのです。
全体的に悪くはないんですが逆に良くもなく、どうにも中途半端な感覚なのでした。
「胡蝶さん」が戦国シミュレーションゲームにハマるとこなど、面白かったんですけれど…。
せっかく成年系で鳴らした「冨樫秀昭」センセなのだから、サービスシーンでもあれば、また違ったかもしれないんですが。
ざっと見て、7話扉絵の水着、番外編のパンチラっぽい武者姿くらいですか。
そうした漫画ではないと分かっておりますけど(笑)
柔らかで色の薄いあっさり絵柄。
白が目立つ平べったい感じで、背景ほか小物までこざっぱりとしておりました。
ついでに、人物絵も涼しげで、リアルちっく。
巧い方だと思いますが、コメディー絵と落差が激しいのは相変わらず。
バランスが崩れるのも多く、こちらも微妙なのでした。
カラーでもあまり変化はないので、判断には↓表紙が良いでしょう。
成年系「よろず祟られ屋(冨樫)」の際と同じく、やっぱり合いませんでした。
ちょっと見送りですねぇ。
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・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 戦国・山形県
・おまけ: あとがき、ゲストページ、
加筆修正あり。
・その他: 1巻完結、9話収録(本編8話+番外編)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冨樫秀昭(とがし・ひであき)」センセの「鬼姫」です。
うーん、やっぱりお兄さんを宣伝文句に使われちゃうのねー。
宣伝帯には、「HUNTER×HUNTER」の「冨樫義博」氏による描き下ろしイラストコラボ、とかなんとか書いてましたが、一般漫画に疎いひでるさん、漫画家さんも作品もよく知りません。
ただ、そうした宣伝方法はあまり気持ちのいいものではないですね。
(※だいたい、1ページだけのゲストでコラボ実現というのも、えらく大袈裟だと思う)
さて、こちらは成年漫画を「冨樫」の名義で描かれている、「冨樫秀昭」センセの
(※初の一般ではありませんでした。コメントありがとうございます080614)
なんとなく店頭を彷徨っている際に発見しました。
特徴ある絵柄なので、ふと目についたのですよ。
購入の決め手になったのは、先の宣伝帯にあった、「時は戦国。」なのでした。
※ヒロイン「柿崎胡蝶」
こうした絵は巧いんですけど…。
で、てっきり↓表紙のような甲冑の女の子が戦国時代にて活躍する軍記物かなんかと考えたんですが…。
実はそのすぐ下に、「4百年の時を隔てて現代によみがえった-」と続いてたのでした。
いや、本編読んでいて現代のシーンになるまで、まったく気付きませんでした(本当)
…八兵衛も驚くほどの、うっかりさんぶりです。
戦国時代。
越後・上杉家の家臣には、武勇の士として知られる猛将「柿崎景家」がおりました。
その家人「柿崎胡蝶(かきざき・こちょう)」は「鬼姫」と称され、女性ながら戦場にて数々の戦功をあげていたのです。
続いて現代、山形県の山中。
帰省して久し振りに仲間らと共にサバイバルゲームを楽しんでいた大学生「岡晴彦」は、誤射した弾丸をお社の封印に当ててしまうのです。
白い影を見た以外には特に何事もなく、そのまま東京へと戻った「晴彦くん」
生活に不可解な出来事が起こるようになっていた矢先、目覚めると一人の女性が枕元に立っていたのです。
「胡蝶………柿崎胡蝶と申します」
”過去の想いを現代にて晴らす”みたいな、ちょっとイイ話っぽい漫画ですね。
冒頭の戦国時代シーンでは、ちょうど「川中島の合戦」の場面で非常に良かったんですが…前述したとおり、いきなり場面が現代に変わってびっくり。
あのまま、歴史の影に潜む「胡蝶さん」を眺めていたかったなぁ。るるるー。
ただ、現代にはっきり出現するまで1話ほど使っており、その間の不可解な出来事に怯える「晴彦くん」の描写などは、まるでどこぞの話のようでした。
幻覚、幻聴に怯えるあまり、単なる電話の呼び出し音に驚いたりして。
電話向こうの彼女「沙希」さんがなんとなく気配を察して、「誰か一緒なの?」と聞くシーンも良かったのです。
※誰かがいる!!
うん、あれはおっかない。
しかし、「胡蝶さん」が実体化した後から、なんだか微妙。
戦国時代な感覚を引きずる「胡蝶さん」が色々騒動を巻き起こす、凛々しくも可愛らしい「胡蝶さん」と「沙希さん」でちょっとした三角関っぽい流れ…それらが後半のメインストーリーを隔てているんですが、どちらかに絞った方が良かったかなぁ。
ただメイン部分についても、過去の出来事と現在の人物などが密接に関わることもなく、激しい愛憎劇というのでもなく、さして強くはないのです。
全体的に悪くはないんですが逆に良くもなく、どうにも中途半端な感覚なのでした。
「胡蝶さん」が戦国シミュレーションゲームにハマるとこなど、面白かったんですけれど…。
せっかく成年系で鳴らした「冨樫秀昭」センセなのだから、サービスシーンでもあれば、また違ったかもしれないんですが。
ざっと見て、7話扉絵の水着、番外編のパンチラっぽい武者姿くらいですか。
そうした漫画ではないと分かっておりますけど(笑)
柔らかで色の薄いあっさり絵柄。
白が目立つ平べったい感じで、背景ほか小物までこざっぱりとしておりました。
ついでに、人物絵も涼しげで、リアルちっく。
巧い方だと思いますが、コメディー絵と落差が激しいのは相変わらず。
バランスが崩れるのも多く、こちらも微妙なのでした。
カラーでもあまり変化はないので、判断には↓表紙が良いでしょう。
成年系「よろず祟られ屋(冨樫)」の際と同じく、やっぱり合いませんでした。
ちょっと見送りですねぇ。
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comment
そう指摘されました
よくよく考えたら、私も持ってましたね(笑)
記憶が崩れ落ちてます。
記憶が崩れ落ちてます。
冨樫さんの全年齢向けは大分前にゲームのコミカライズをやってますね。「ドラゴンナイト4」です。
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