■今夜のシコルスキー (F4U)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: カバー裏に作者挨拶・ゲスト寄せ書き、
描き下ろし(?)「きみが苦笑い~続き」
・その他: 初単行本、9話収録。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「F4U(えふよんゆう)」センセの「今夜のシコルスキー」です。
ヤングジャンプにて連載されていたらしいコミックスが次月に控えているらしい「F4U」センセ。
例によって、お名前は変わった読み方するのかなーって思っていたら、違いました。
由来はアメリカの艦上戦闘機なんだって。
どうりで、検索したら飛行機がずらずら並んだわけだ。
※左:幼馴染み「まいちゃん」、右:真由子さん
今回は比較目的でずらりと並べました。だんだん新しくなります。
さて、こちらの単行本はアマゾンの”おすすめ商品”に並んでおり、ちらほらと発売前から目についておりました。
構図横の↓表紙で、おそらく登場ヒロインだろう女の子らがずらりと勢ぞろいした絵が良かったんですねー。
本日店頭でもメイン扱いで、「こりゃー世間も注目する漫画家さんなんだろう」と期待したんですが…。
これが合わなかったんですね。
はっきり言って。
お話、というよりはその見せ方、演出面かなぁ…。
えっちっぽさは十分あったので、何を重視するかで評価が割れる単行本だと思います。
とりあえず、ひでるさんは合わないため、そんな前提で読んで頂ければ。
やたら癖の強い作画面。
初単行本らしく、絵柄については発表時期のバラつきもあって非常に不安定。
(※06年09月~08年05月です)
たぶんアナログ処理だと思う、収録では古めの「誰が為か…」と「ザーメン☆ティッシュ」
デジタルの処理の「きみが苦笑いしてこまらないように」は、どことなく「鬼魔あづさ」センセのような繊細な雰囲気。
ぺたっとした「あさりよしとお」センセちっくの「さらば、純喫茶マスタング」、「夏に処女がすごい減る」の2話はデフォルメ強く、「ありがとうマリーさん」を経て「スクールカウンセラー琴音」、「だめになる酒」あたりでようやく個性が固まったような印象でした。
ひでるさんとしては、「祢津さんが来てくれる」くらいのバランスが好みでしたが、おおまかに前半は黒の目立つこってり系。
後半は洗練された線が美麗なすっきり絵、という感覚。
全体的にページは賑やかであり、独特な描写もあって濃厚でした。
そう、その”独特の描写”がこの漫画では最大のポイントだと思います。
とにかく、内蔵描写がやったら多いのです。
断面図から各所のズームまで頻繁で、男性器から子宮はほぼレギュラー状態(笑)
局部などのアップ絵は、たまに何描いているのか理解し辛いようなコマもありました。
逆にいえば、それがために可愛らしいキャラ絵とは裏腹なえっち感が残るのかもしれませんが。
ここは好みの問題で、良し悪しでしょうね。
太倍角の文字から修飾文字までも特徴的。
それらを使っている場面も、ココかなぁ…という雰囲気です。
演出も過度なまでに大仰で、合わないだけあって前後の繋がりがよく分からない箇所も多く目につきました。
※左:妹さん、右:マネージャー
キャラのバランスも良くなっていると思います。
ずらーっと書いてきたような作画に牽引されているため、お話についても印象は微妙。
ラブラブ系よりも、気持ちの入らない流されパターンのが巧いと思います。
ショートカットの可愛らしい幼馴染み、「まい」ちゃんとの「誰が為か…」
彼女が好きなのは家庭教師の先生。
とある理由で幼馴染みな主人公「よう」ちゃんとえっちするんですが、なんだか都合いい人扱いな彼が気の毒。
「だめになる酒」は水泳部の女子マネージャーが主役な短編。
好きな人を想いながら他人とシテしまう展開はそちらと似た感じ。
こちらは特にラストページが切なさで溢れておりました。
日焼け跡が健康的な妹さんは同級生から「オトコオンナ」と言われてしまう、ボーイッシュな娘。
ある日お姉さんカップルの行為を見てしまった彼女は…という「夏に処女がすごい減る」
収録では「ザーメン☆ティッシュ」の「あきの」ちゃんと並ぶロリキャラ。
野郎は置いといて、妹さんの気持ちはなんだか分かるなぁ。
ラストがあーなるのは当然でしょう。
「ありがとうマリーさん」は入院中の番長に代わって不良男子をまとめようと奮戦する、「マリー」さんのお話。
センセのHP(※キャラのおっぱい比較絵があります)によると、収録ではもっとも胸の大きな女性。
ああまでして統率しなければならない理由がいまいち不明ですが…番長とか言いながら権威はゼロなのね。
オチの後、どう展開するのかが気になりました。
ほか、途中で攻守交替する眼鏡な「琴音」さんの「スクールカウンセラー琴音」、やっぱり眼鏡な「真由子」さんと「健太郎」くんのカップル「きみが苦笑いしてこまらないように」、またまた眼鏡な学級委員「祢津真実子」さんの「祢津さんが来てくれる」などが収録されています。
「祢津さん」のオデコは極端ですが可愛いかったです。
後半など、絵が安定すればまた違った印象を受けるかもしれません。
まぁ、基本的にひでるさんはダメなのかも。
裏表紙の集合絵とか、どちらかと言うと好みな空気があるんですけどねぇ。
読み外しました。
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・絵 :■■□□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・色々
・おまけ: カバー裏に作者挨拶・ゲスト寄せ書き、
描き下ろし(?)「きみが苦笑い~続き」
・その他: 初単行本、9話収録。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「F4U(えふよんゆう)」センセの「今夜のシコルスキー」です。
ヤングジャンプにて連載されていたらしいコミックスが次月に控えているらしい「F4U」センセ。
例によって、お名前は変わった読み方するのかなーって思っていたら、違いました。
由来はアメリカの艦上戦闘機なんだって。
どうりで、検索したら飛行機がずらずら並んだわけだ。
※左:幼馴染み「まいちゃん」、右:真由子さん
今回は比較目的でずらりと並べました。だんだん新しくなります。
さて、こちらの単行本はアマゾンの”おすすめ商品”に並んでおり、ちらほらと発売前から目についておりました。
構図横の↓表紙で、おそらく登場ヒロインだろう女の子らがずらりと勢ぞろいした絵が良かったんですねー。
本日店頭でもメイン扱いで、「こりゃー世間も注目する漫画家さんなんだろう」と期待したんですが…。
これが合わなかったんですね。
はっきり言って。
お話、というよりはその見せ方、演出面かなぁ…。
えっちっぽさは十分あったので、何を重視するかで評価が割れる単行本だと思います。
とりあえず、ひでるさんは合わないため、そんな前提で読んで頂ければ。
やたら癖の強い作画面。
初単行本らしく、絵柄については発表時期のバラつきもあって非常に不安定。
(※06年09月~08年05月です)
たぶんアナログ処理だと思う、収録では古めの「誰が為か…」と「ザーメン☆ティッシュ」
デジタルの処理の「きみが苦笑いしてこまらないように」は、どことなく「鬼魔あづさ」センセのような繊細な雰囲気。
ぺたっとした「あさりよしとお」センセちっくの「さらば、純喫茶マスタング」、「夏に処女がすごい減る」の2話はデフォルメ強く、「ありがとうマリーさん」を経て「スクールカウンセラー琴音」、「だめになる酒」あたりでようやく個性が固まったような印象でした。
ひでるさんとしては、「祢津さんが来てくれる」くらいのバランスが好みでしたが、おおまかに前半は黒の目立つこってり系。
後半は洗練された線が美麗なすっきり絵、という感覚。
全体的にページは賑やかであり、独特な描写もあって濃厚でした。
そう、その”独特の描写”がこの漫画では最大のポイントだと思います。
とにかく、内蔵描写がやったら多いのです。
断面図から各所のズームまで頻繁で、男性器から子宮はほぼレギュラー状態(笑)
局部などのアップ絵は、たまに何描いているのか理解し辛いようなコマもありました。
逆にいえば、それがために可愛らしいキャラ絵とは裏腹なえっち感が残るのかもしれませんが。
ここは好みの問題で、良し悪しでしょうね。
太倍角の文字から修飾文字までも特徴的。
それらを使っている場面も、ココかなぁ…という雰囲気です。
演出も過度なまでに大仰で、合わないだけあって前後の繋がりがよく分からない箇所も多く目につきました。
※左:妹さん、右:マネージャー
キャラのバランスも良くなっていると思います。
ずらーっと書いてきたような作画に牽引されているため、お話についても印象は微妙。
ラブラブ系よりも、気持ちの入らない流されパターンのが巧いと思います。
ショートカットの可愛らしい幼馴染み、「まい」ちゃんとの「誰が為か…」
彼女が好きなのは家庭教師の先生。
とある理由で幼馴染みな主人公「よう」ちゃんとえっちするんですが、なんだか都合いい人扱いな彼が気の毒。
「だめになる酒」は水泳部の女子マネージャーが主役な短編。
好きな人を想いながら他人とシテしまう展開はそちらと似た感じ。
こちらは特にラストページが切なさで溢れておりました。
日焼け跡が健康的な妹さんは同級生から「オトコオンナ」と言われてしまう、ボーイッシュな娘。
ある日お姉さんカップルの行為を見てしまった彼女は…という「夏に処女がすごい減る」
収録では「ザーメン☆ティッシュ」の「あきの」ちゃんと並ぶロリキャラ。
野郎は置いといて、妹さんの気持ちはなんだか分かるなぁ。
ラストがあーなるのは当然でしょう。
「ありがとうマリーさん」は入院中の番長に代わって不良男子をまとめようと奮戦する、「マリー」さんのお話。
センセのHP(※キャラのおっぱい比較絵があります)によると、収録ではもっとも胸の大きな女性。
ああまでして統率しなければならない理由がいまいち不明ですが…番長とか言いながら権威はゼロなのね。
オチの後、どう展開するのかが気になりました。
ほか、途中で攻守交替する眼鏡な「琴音」さんの「スクールカウンセラー琴音」、やっぱり眼鏡な「真由子」さんと「健太郎」くんのカップル「きみが苦笑いしてこまらないように」、またまた眼鏡な学級委員「祢津真実子」さんの「祢津さんが来てくれる」などが収録されています。
「祢津さん」のオデコは極端ですが可愛いかったです。
後半など、絵が安定すればまた違った印象を受けるかもしれません。
まぁ、基本的にひでるさんはダメなのかも。
裏表紙の集合絵とか、どちらかと言うと好みな空気があるんですけどねぇ。
読み外しました。
今夜のシコルスキー (メガストアコミックスシリーズ No. 205) (2009/01/24) F4U 商品詳細を見る |
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