■その手に救いは届かない (抹茶ちゃもも)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・凌辱
・おまけ: あとがき・作品コメント、折り返しに4コマ、
リバーシブルカバー、
カバー裏に特製とんとん相撲セット・ゲストコメント。
・その他: 短編×8。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「抹茶ちゃもも(まっちゃ・ちゃもも)」センセの「その手に救いは届かない」です。
毎度おなじみ、「キルタイムコミュニケーション」さんからの単行本。
「抹茶ちゃもも」センセは2冊目の単行本「その手に救いは届かない」です。
ちと絵柄の個性が強いものの、可愛らしいキャラ絵とハードなえっちが嬉しい、いかにもシリーズらしい単行本でした。
※水城千佳
あの格好で外歩くのは恥ずかしいですね。いい年齢なのに。
前半の5話はファンタジー系。
「お葬式の鐘」は屍術師「メリル・メル」と祓魔師「リコ」の対決。
過去にお兄ちゃんを目の前で失った「リコちゃん」は、仇である「メリル」を追い詰めるんですが…という流れ。
気絶してしまった「リコちゃん」は乗っ取られ、”身体が勝手に動く”状態になっています。
ただ、ここが言葉だけの説明になっているため、分かりづらいんですね。
せっかくアンデットが周囲を取り囲んでいたのだから、そっち使ったのが良かったのではないかなぁ。
手持ちの武器である巨大な十字架が面白かったので、もう少しアクションが欲しいところでした。
”水着で戦う戦闘ヒロイン”という、(笑)なテーマの作品「好きでちびこいワケじゃない!」
こちらは巨大な鎌を武器とする「水城千佳」さんと水棲バケモノの対決です。
ちっちゃい女の子ばかりを狙う相手に、囮・退治役として選ばれた「千佳さん」
童顔・幼児体型で、スクール水着がぴったりなのでした。
こうした女性がヒネた性格というのは、その通りだと思います。
上記のテーマに対し、設定段階でうまく水着を着せた挙句、”戦闘中にロッカーの鍵が壊れるというハプニング”が重なり、やむなくそれを着続ける…という流れは、よく考えられていました。
しかし、水着のまま道路を歩く際に(羞恥調教されてる風)とか考える「千佳さん」はえっちですね。
そりゃ男の発想ですよ。
「刃の往く先」は代々退治する家業であった「美耶子」さんと触手な化け物の対決。
こちらは初戦にて「美耶子さん」が敗北したシーンから始まっており、本編はその後のよりエスカレートした展開になっています。
化け物の存在が国家的に認識されている設定であり、対策機関も存在するようなんですが…”皆を巻き込むのが嫌”とか言っている暇あったら、応援要請するなり早急な対策を考えるべきでは??
そうした不確かなモノが身近にいるというのに、エロ写真で盛り上がる男子も緊張感無いですね。
また、助けるは難しいとしても、捕まった女の子を目前に写真撮っただけで通報もしなかった「吉田」くんも意味不明。
まぁ、漫画ですからね。
マナ板とか言われていた胸を大きくされる、お約束がありましたよー。
※左:祓魔師「リコ」、右:巫女「水無月御琴」
凛々しいヒロインです。勢ぞろいしたら面白そうなんですが。
「お山のかみさま」は祠を守護する巫女姉妹「水無月御琴」「水無月御影」と、元々は土着の神であった物の怪の対決。
お役目大事なら、勝手な行動した妹「御影ちゃん」もろとも討ち果たすべきだったかなぁ。
あるいは、「御琴さん」には何らかの策を持ちつつ従ってほしかったところです。
ちと考えなさすぎ。
唯一の時代モノ「魔討姫偃息図」は陰陽道の家「土御門」の姫様と土蜘蛛らの対決。
甲冑姿の姫様は単純にいいですね。
蟲…がうじゃうじゃのシーンは、「抹茶ちゃもも」センセのライトな作画がため普通に見れましたが、あれは相当気色悪い。
ラストも同様です。やだなぁ、あんなん。
…以上、魔物との対決シリーズは実にスタンダードなつくりでした。
こうした触手モノはヒロインがピンチにならないと期待するえっちが成立しないため、敗色の流れは必然。
そのためラストは逆転勝利か、そのまま全面敗北になるか、というところなんですが、収録の漫画は全て後者でした。
対決→捕縛→えっち→救いないままおわり、というパターンが続くんですね。
やや王道過ぎた気もしますが、期待通りに進むのは読みやすいと思います。
…えー、ちと関係ない話でごめんなさい。
今回のような、ごく基本的な流れであった各話を見ていると、こないだ紹介した「フェアリーテールズ/ほりとも」がどれだけアイデアを絞っていたのか、再認識できました。
そちら収録の「不敗部隊伝説」とかですね。
あれは逆転勝利のパターンでしたが、”そうなるよう仕向けていた”というのは素晴らしい発想だったと思います。
まぁ、余談なのでここまでに。
※左:土御門の姫様、右:ソフト選手「千葉靖恵」
「靖恵ちゃん」のユニフォーム姿はいいなぁ。
後半に収録された3話は現代劇と王国モノ。
「校外試合」はソフト選手「千葉靖恵」ちゃんの電車痴漢話。
試合とかなんとかはほぼ関係ないんですが、服の下にユニフォームを着たままだったので、そんなん好きな方も安心です。
眼鏡でなぜか和服だった「舞香」さんの「カメラの代償」
いじめてオーラを持つ「舞香さん」がため、プレイもちょいハードめでした。
わがまま姫「リア」こと「フリージア・ローゼンタール」と宰相「ツカサ」の「笑顔の向こう側」
彼女に罪はないかもしれませんが、「ツカサくん」の行動は支持されて然るべき。
国の王が溺愛するってのは、いいもんではないですね。
過去の浪費っぷりをぶちまければ最悪処刑されても仕方ない可能性もあり、そうしなかっただけでも優しいかなぁ。
当然、彼自身の性癖もあるんでしょうけれど(笑)
緩やかな曲線のデジタル絵柄。
こうした系統の漫画では明るい色づかいで、ごっちゃりはしているものの全体的には薄め。
コマ間の繋がりなど、やや分かりづらい個所あり、もう少しという印象です。
空豆のような大きいだ円目と、たゆんとゆるい頬のロリ絵柄。
ややデフォルメが強く、人を選ぶと思います。
背景が弱く、人物と重なる引き絵はいまいち。
特にファンタジー系は雰囲気も大切なので、そのあたりが改善されればまた違った魅力が見えてくるかもしれません。
絵柄に大崩れはなく、お話も含めて安定した作品集でした。
判断には裏表紙、もしくは「キルタイムコミュニケーション」さんの商品ページにて漫画原稿のサンプルが見れますので、こちらも良いでしょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 成年・凌辱
・おまけ: あとがき・作品コメント、折り返しに4コマ、
リバーシブルカバー、
カバー裏に特製とんとん相撲セット・ゲストコメント。
・その他: 短編×8。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「抹茶ちゃもも(まっちゃ・ちゃもも)」センセの「その手に救いは届かない」です。
毎度おなじみ、「キルタイムコミュニケーション」さんからの単行本。
「抹茶ちゃもも」センセは2冊目の単行本「その手に救いは届かない」です。
ちと絵柄の個性が強いものの、可愛らしいキャラ絵とハードなえっちが嬉しい、いかにもシリーズらしい単行本でした。
※水城千佳
あの格好で外歩くのは恥ずかしいですね。いい年齢なのに。
前半の5話はファンタジー系。
「お葬式の鐘」は屍術師「メリル・メル」と祓魔師「リコ」の対決。
過去にお兄ちゃんを目の前で失った「リコちゃん」は、仇である「メリル」を追い詰めるんですが…という流れ。
気絶してしまった「リコちゃん」は乗っ取られ、”身体が勝手に動く”状態になっています。
ただ、ここが言葉だけの説明になっているため、分かりづらいんですね。
せっかくアンデットが周囲を取り囲んでいたのだから、そっち使ったのが良かったのではないかなぁ。
手持ちの武器である巨大な十字架が面白かったので、もう少しアクションが欲しいところでした。
”水着で戦う戦闘ヒロイン”という、(笑)なテーマの作品「好きでちびこいワケじゃない!」
こちらは巨大な鎌を武器とする「水城千佳」さんと水棲バケモノの対決です。
ちっちゃい女の子ばかりを狙う相手に、囮・退治役として選ばれた「千佳さん」
童顔・幼児体型で、スクール水着がぴったりなのでした。
こうした女性がヒネた性格というのは、その通りだと思います。
上記のテーマに対し、設定段階でうまく水着を着せた挙句、”戦闘中にロッカーの鍵が壊れるというハプニング”が重なり、やむなくそれを着続ける…という流れは、よく考えられていました。
しかし、水着のまま道路を歩く際に(羞恥調教されてる風)とか考える「千佳さん」はえっちですね。
そりゃ男の発想ですよ。
「刃の往く先」は代々退治する家業であった「美耶子」さんと触手な化け物の対決。
こちらは初戦にて「美耶子さん」が敗北したシーンから始まっており、本編はその後のよりエスカレートした展開になっています。
化け物の存在が国家的に認識されている設定であり、対策機関も存在するようなんですが…”皆を巻き込むのが嫌”とか言っている暇あったら、応援要請するなり早急な対策を考えるべきでは??
そうした不確かなモノが身近にいるというのに、エロ写真で盛り上がる男子も緊張感無いですね。
また、助けるは難しいとしても、捕まった女の子を目前に写真撮っただけで通報もしなかった「吉田」くんも意味不明。
まぁ、漫画ですからね。
マナ板とか言われていた胸を大きくされる、お約束がありましたよー。
※左:祓魔師「リコ」、右:巫女「水無月御琴」
凛々しいヒロインです。勢ぞろいしたら面白そうなんですが。
「お山のかみさま」は祠を守護する巫女姉妹「水無月御琴」「水無月御影」と、元々は土着の神であった物の怪の対決。
お役目大事なら、勝手な行動した妹「御影ちゃん」もろとも討ち果たすべきだったかなぁ。
あるいは、「御琴さん」には何らかの策を持ちつつ従ってほしかったところです。
ちと考えなさすぎ。
唯一の時代モノ「魔討姫偃息図」は陰陽道の家「土御門」の姫様と土蜘蛛らの対決。
甲冑姿の姫様は単純にいいですね。
蟲…がうじゃうじゃのシーンは、「抹茶ちゃもも」センセのライトな作画がため普通に見れましたが、あれは相当気色悪い。
ラストも同様です。やだなぁ、あんなん。
…以上、魔物との対決シリーズは実にスタンダードなつくりでした。
こうした触手モノはヒロインがピンチにならないと期待するえっちが成立しないため、敗色の流れは必然。
そのためラストは逆転勝利か、そのまま全面敗北になるか、というところなんですが、収録の漫画は全て後者でした。
対決→捕縛→えっち→救いないままおわり、というパターンが続くんですね。
やや王道過ぎた気もしますが、期待通りに進むのは読みやすいと思います。
…えー、ちと関係ない話でごめんなさい。
今回のような、ごく基本的な流れであった各話を見ていると、こないだ紹介した「フェアリーテールズ/ほりとも」がどれだけアイデアを絞っていたのか、再認識できました。
そちら収録の「不敗部隊伝説」とかですね。
あれは逆転勝利のパターンでしたが、”そうなるよう仕向けていた”というのは素晴らしい発想だったと思います。
まぁ、余談なのでここまでに。
※左:土御門の姫様、右:ソフト選手「千葉靖恵」
「靖恵ちゃん」のユニフォーム姿はいいなぁ。
後半に収録された3話は現代劇と王国モノ。
「校外試合」はソフト選手「千葉靖恵」ちゃんの電車痴漢話。
試合とかなんとかはほぼ関係ないんですが、服の下にユニフォームを着たままだったので、そんなん好きな方も安心です。
眼鏡でなぜか和服だった「舞香」さんの「カメラの代償」
いじめてオーラを持つ「舞香さん」がため、プレイもちょいハードめでした。
わがまま姫「リア」こと「フリージア・ローゼンタール」と宰相「ツカサ」の「笑顔の向こう側」
彼女に罪はないかもしれませんが、「ツカサくん」の行動は支持されて然るべき。
国の王が溺愛するってのは、いいもんではないですね。
過去の浪費っぷりをぶちまければ最悪処刑されても仕方ない可能性もあり、そうしなかっただけでも優しいかなぁ。
当然、彼自身の性癖もあるんでしょうけれど(笑)
緩やかな曲線のデジタル絵柄。
こうした系統の漫画では明るい色づかいで、ごっちゃりはしているものの全体的には薄め。
コマ間の繋がりなど、やや分かりづらい個所あり、もう少しという印象です。
空豆のような大きいだ円目と、たゆんとゆるい頬のロリ絵柄。
ややデフォルメが強く、人を選ぶと思います。
背景が弱く、人物と重なる引き絵はいまいち。
特にファンタジー系は雰囲気も大切なので、そのあたりが改善されればまた違った魅力が見えてくるかもしれません。
絵柄に大崩れはなく、お話も含めて安定した作品集でした。
判断には裏表紙、もしくは「キルタイムコミュニケーション」さんの商品ページにて漫画原稿のサンプルが見れますので、こちらも良いでしょう。
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