■純愛かたろぐ (江戸屋ぽち)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき4コマ、作品解説、ゲストページ、
描き下ろし「なめくじの涙」、
カバー裏に「カバーガールげきじょう」
・その他: カラー(16P)、短編×11
(うち「万有引力」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「江戸屋ぽち(えどや・ぽち)」センセの「純愛かたろぐ」です。
中途半端な曜日に発売されていた、「コアマガジン」さんの新刊。
なにゆえこんな時期に…って、旗日の関係なのか。
どーでもいいですが、その日はひでるさんは仕事なのでした。
ううう…。
そんな訳で、過去に「アオイシロ-青い城の円舞曲-」を紹介しております、「江戸屋ぽち」センセの「純愛かたろぐ」です。
成年単行本はこちらが初とのこと。
ほとんどは短編という構成で、雰囲気そのままラブコメちっくな読後感良い作品集となっております。
※皐月深雪
カチューシャもいいですねー。「正しい夜這い」パターンも見たいなぁ。
「万有引力」、続く「万有引力セカンドシーズン」は収録で唯一の同キャラ連続話。
突如、空から落ちてきた「皐月深雪」さんの下敷きとなった「水島」くん。
その一件から、実はクラスメイトだった彼女を気にするようになったんですが、「水島くん」の視線を知ってか知らずか、特にこれといった反応はなかったのでした。
そんなある日、普段は無表情な「皐月さん」が鏡を前に百面相しているところを目撃。
問いかけた「水島くん」に対して彼女が言ったのは…と、だいたいそんなお話。
うわぁ…こ、これは、ヤバい。
この手のキャラ、ひでるさんのツボなの。
ブログで何度も何度も書いていますが、登場する「皐月さん」が「メイプル・フール・デイズ/宇佐美渉」の「紗耶さん」みたいなんですねー。
無表情なところとか、喋り方とか、研究というキーワードとか…。
ここだけ同キャラな2話連続となっていたのが、大変嬉しい限りでした。
2話目にあった、
「仕方のない…人ですね…」
という台詞にて、完全に直撃・撃墜されました。
ぜひ、シリーズ化を希望します!
…と、そんなどことなく不思議な言動が可愛い、「皐月さん」とのラブコメ話です。
上から落ちてきた冒頭シーンにて、”ベタな感じなのかなぁ”って思いましたが…なかなかよく考えられたストーリーでした。
そちらが冬であったため、2話目の「~セカンドシーズン」では夏。
海へ宿泊込みで出かけるという、ドキドキ展開となっています。
やっぱりスクール水着で登場した「皐月さん」
これはお約束かな。
ある意味個性そのままで、サービスとしても満点だったと思います。
前話での下着は意外と可愛らしいデザインだったんですけどねー。
ビキニはない(※収録ではある)としても、ふりふりなワンピースでも良かったかも。
どちらのエピソードも非常にまとまり良く、作品解説によると2人の名前は偶然に一致したとのこと。
それはまた凄いなぁ。
※左:美姫ちゃん、右:加賀屋さん
防火服コスプレですね。ちん火だって(笑)
ちょっと変わったコスプレ短編「消防少女!!」
「美姫」ちゃんの彼氏「慶司」くんは、コスプレ好きでした。
しかも、メイドとかよくあるものでなく、”特殊服専門の制服マニア”だったのです。
今回は防火服(笑)なんてものを手に入れて…。
ああ、なるほど。
単純にアイテムを”特殊服”としただけで、かなり新鮮なコスプレ話となっていました。
それに合わせた、お馬鹿展開も面白いですね。
拳で殴られそうなラストでしたが、あの場面で怒らなかった「美姫ちゃん」は確かに馴染んでいると思います。
※純ちゃん
こうした衣装もいいですねー。
短編3話「竹は取らない物語」、「愛LOVEうどん」、「薄藍の花が咲いたら」…は、どちらも和服なエピソード。
かぐや姫ちっくな「加賀屋」さんの、「竹は取らない物語」
実際にお嬢様らしく、浮世離れしているのは当然か。
ただ、切なそうに月を見上げるとか、ややこしい行動はしないように。
はふはふとシチューを食べているコマが可愛かったです。
うどん屋「水澤庵」を舞台とする、ふみふみ、しこしこな「愛LOVEうどん」
急死した父親に代わった「しの」さんが奮闘する話…には違いないんですが…。
まさか、あーんなお馬鹿さん展開になるとは予想できませんでした。
当初は普通だった「高田」が、どんどん変態ちっくになる様を楽しんで下さい(笑)
和風メイド「純」ちゃんの「薄藍の花が咲いたら」
こちらは冒頭話「跡」と同じく、カラー原稿のある短編。
淡い色づかいで雰囲気良く、「薄藍の~」は着物の紫、「跡」は制服の黒が素敵でした。
お話としては、どちらも甘いラブ展開です。
ちなみに、「跡」に登場するヒロイン「藤倉」さんの片側だけの大きいリボンと、くるくるふんわりとした髪というデザインがいいですねー。
この娘が↓表紙でも良かったのに。
(※ちなみにカバーの女の子らは、そちら限定なキャラです)
※藤倉さん
写真に撮りたくなる笑顔です。
ほか、「翼の人」と「長距離走と恋心」ですが、これら実は同キャラが登場する、同一世界な連続話。
保健委員「時子」さんと棒高跳びの人気者「翡翠」くんのお話「翼の人」
そちらのカップル成立を受け、長距離な「藍沢」くんとマネージャー「千歳」さんが…という「長距離走と恋心」みたいな感じです。
発掘好きな「遥」さんと「進一」くんの「Discovery」、”なめくじ”というあだ名だった「三河千鳥」とお友達「八重」ちゃんの「なめくじの涙」などが収録。
うち「なめくじの涙」ですが、掲載誌は百合ネタがNGらしく、わざわざ描き下ろした短編でした。
強くやや太めな線の作画。
適度な濃淡具合で、あちこちのバランスにも優れているため見やすいと思います。
ただ、重なるようなコマが特徴で、変化はあるもののややごっちゃり。
キャラ絵は縦長な輪郭と幅広い目が特徴です。
ちと個性があるため人を選びますが、表現力のある巧い方でした。
とりあえずは↓表紙での判断で問題ありませんが、紹介帯のある場合にはカット絵があるのでそちらを参考にどうぞ。
しつこいですが、2番目に収録された「万有引力」にて撃沈されたので、ひでるさんの評価はより上がっていると思われます。
なんのかんの言っても、やっぱり趣味嗜好と合致すればOKですよねー。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: あとがき4コマ、作品解説、ゲストページ、
描き下ろし「なめくじの涙」、
カバー裏に「カバーガールげきじょう」
・その他: カラー(16P)、短編×11
(うち「万有引力」×2)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「江戸屋ぽち(えどや・ぽち)」センセの「純愛かたろぐ」です。
中途半端な曜日に発売されていた、「コアマガジン」さんの新刊。
なにゆえこんな時期に…って、旗日の関係なのか。
どーでもいいですが、その日はひでるさんは仕事なのでした。
ううう…。
そんな訳で、過去に「アオイシロ-青い城の円舞曲-」を紹介しております、「江戸屋ぽち」センセの「純愛かたろぐ」です。
成年単行本はこちらが初とのこと。
ほとんどは短編という構成で、雰囲気そのままラブコメちっくな読後感良い作品集となっております。
※皐月深雪
カチューシャもいいですねー。「正しい夜這い」パターンも見たいなぁ。
「万有引力」、続く「万有引力セカンドシーズン」は収録で唯一の同キャラ連続話。
突如、空から落ちてきた「皐月深雪」さんの下敷きとなった「水島」くん。
その一件から、実はクラスメイトだった彼女を気にするようになったんですが、「水島くん」の視線を知ってか知らずか、特にこれといった反応はなかったのでした。
そんなある日、普段は無表情な「皐月さん」が鏡を前に百面相しているところを目撃。
問いかけた「水島くん」に対して彼女が言ったのは…と、だいたいそんなお話。
うわぁ…こ、これは、ヤバい。
この手のキャラ、ひでるさんのツボなの。
ブログで何度も何度も書いていますが、登場する「皐月さん」が「メイプル・フール・デイズ/宇佐美渉」の「紗耶さん」みたいなんですねー。
無表情なところとか、喋り方とか、研究というキーワードとか…。
ここだけ同キャラな2話連続となっていたのが、大変嬉しい限りでした。
2話目にあった、
「仕方のない…人ですね…」
という台詞にて、完全に直撃・撃墜されました。
ぜひ、シリーズ化を希望します!
…と、そんなどことなく不思議な言動が可愛い、「皐月さん」とのラブコメ話です。
上から落ちてきた冒頭シーンにて、”ベタな感じなのかなぁ”って思いましたが…なかなかよく考えられたストーリーでした。
そちらが冬であったため、2話目の「~セカンドシーズン」では夏。
海へ宿泊込みで出かけるという、ドキドキ展開となっています。
やっぱりスクール水着で登場した「皐月さん」
これはお約束かな。
ある意味個性そのままで、サービスとしても満点だったと思います。
前話での下着は意外と可愛らしいデザインだったんですけどねー。
ビキニはない(※収録ではある)としても、ふりふりなワンピースでも良かったかも。
どちらのエピソードも非常にまとまり良く、作品解説によると2人の名前は偶然に一致したとのこと。
それはまた凄いなぁ。
※左:美姫ちゃん、右:加賀屋さん
防火服コスプレですね。ちん火だって(笑)
ちょっと変わったコスプレ短編「消防少女!!」
「美姫」ちゃんの彼氏「慶司」くんは、コスプレ好きでした。
しかも、メイドとかよくあるものでなく、”特殊服専門の制服マニア”だったのです。
今回は防火服(笑)なんてものを手に入れて…。
ああ、なるほど。
単純にアイテムを”特殊服”としただけで、かなり新鮮なコスプレ話となっていました。
それに合わせた、お馬鹿展開も面白いですね。
拳で殴られそうなラストでしたが、あの場面で怒らなかった「美姫ちゃん」は確かに馴染んでいると思います。
※純ちゃん
こうした衣装もいいですねー。
短編3話「竹は取らない物語」、「愛LOVEうどん」、「薄藍の花が咲いたら」…は、どちらも和服なエピソード。
かぐや姫ちっくな「加賀屋」さんの、「竹は取らない物語」
実際にお嬢様らしく、浮世離れしているのは当然か。
ただ、切なそうに月を見上げるとか、ややこしい行動はしないように。
はふはふとシチューを食べているコマが可愛かったです。
うどん屋「水澤庵」を舞台とする、ふみふみ、しこしこな「愛LOVEうどん」
急死した父親に代わった「しの」さんが奮闘する話…には違いないんですが…。
まさか、あーんなお馬鹿さん展開になるとは予想できませんでした。
当初は普通だった「高田」が、どんどん変態ちっくになる様を楽しんで下さい(笑)
和風メイド「純」ちゃんの「薄藍の花が咲いたら」
こちらは冒頭話「跡」と同じく、カラー原稿のある短編。
淡い色づかいで雰囲気良く、「薄藍の~」は着物の紫、「跡」は制服の黒が素敵でした。
お話としては、どちらも甘いラブ展開です。
ちなみに、「跡」に登場するヒロイン「藤倉」さんの片側だけの大きいリボンと、くるくるふんわりとした髪というデザインがいいですねー。
この娘が↓表紙でも良かったのに。
(※ちなみにカバーの女の子らは、そちら限定なキャラです)
※藤倉さん
写真に撮りたくなる笑顔です。
ほか、「翼の人」と「長距離走と恋心」ですが、これら実は同キャラが登場する、同一世界な連続話。
保健委員「時子」さんと棒高跳びの人気者「翡翠」くんのお話「翼の人」
そちらのカップル成立を受け、長距離な「藍沢」くんとマネージャー「千歳」さんが…という「長距離走と恋心」みたいな感じです。
発掘好きな「遥」さんと「進一」くんの「Discovery」、”なめくじ”というあだ名だった「三河千鳥」とお友達「八重」ちゃんの「なめくじの涙」などが収録。
うち「なめくじの涙」ですが、掲載誌は百合ネタがNGらしく、わざわざ描き下ろした短編でした。
強くやや太めな線の作画。
適度な濃淡具合で、あちこちのバランスにも優れているため見やすいと思います。
ただ、重なるようなコマが特徴で、変化はあるもののややごっちゃり。
キャラ絵は縦長な輪郭と幅広い目が特徴です。
ちと個性があるため人を選びますが、表現力のある巧い方でした。
とりあえずは↓表紙での判断で問題ありませんが、紹介帯のある場合にはカット絵があるのでそちらを参考にどうぞ。
しつこいですが、2番目に収録された「万有引力」にて撃沈されたので、ひでるさんの評価はより上がっていると思われます。
なんのかんの言っても、やっぱり趣味嗜好と合致すればOKですよねー。
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