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■絶対恋愛主義 (大塚子虎)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・いろいろ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・コメント。
・その他: カラー(6P)、短編×10。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大塚子虎(おおつか・ことら)」センセの「絶対恋愛主義」です。

もし↓表紙だけだったなら、絶対に手にしなかった1冊。
塗り方も雰囲気もひと昔前の成年単行本のようで、うまくないですねー。
それがなにゆえ手元にあるのかというと、コアマガジンさんの力か、書店担当者が気に入っていたのか、店頭でのアピール度が強かったこと、こちらでも紹介した「佐々原憂樹」センセの帯イラストになんとなく釣り上げられてしまったこと、という要因でお買い上げとなってしまいました。
ああ、ひでるさん単純ですね。
…こんな調子で書店うろうろしたためか、会計時に表示された数値見てそりゃーびっくりしましたが(笑)

そんな訳で、「大塚子虎」センセの2冊目の単行本「絶対恋愛主義」なのです。
全て短編でして、特にコレという定まりのない漫画にて構成されております。

星野姉妹.jpg
※左:「ひなたさん」、右:「つばささん」の星野姉妹です。
 お父さん、出血多量で死んでしまいそうです。

男手一つで育てられた姉「つばさ」妹「ひなた」の両姉妹。
16歳になって色気づいたのか、やたら挑発するような行動をとっていたのでした。
悩むお父さんがお風呂に入っていると…。
という、「星野姉妹奮闘記」

一緒にお風呂入るのって久しぶりだねー
…ってな感じで、”子持ちでない”世の男性らが憧れるシチュエーションが展開されていました。
ただ、せっかく姉妹二人いるのにそれぞれの違いが弱く、また単純にラブラブなだけで話が浅いため、正直なところもうひと頑張りしてほしい感じがしました。
ちなみに、折り返しにあったオチの続きはいいですね。

師範であるヒロイン凛々しく可愛らしい「千夏」さんの「千夏ファイト!」
キャラとしてはいいと思うんですが…1ページ目の導入部分はなぜあんなんにしたんだろう?
単に読みづらく、分かりにくいだけのような。
ベタにえっちされてしまう展開はいいんですが、ラストがいただけない。
また、同じような格闘技系統な漫画「戦う少女」も途中まではいいんですが、こちらも終わり方が実に中途半端。
なんというか…「小骨が喉にひっかかったまま」みたい。
うーん、話はあまり巧くないかなぁ。

椿さんと森下みさおさん.jpg
※左:サラリーマンな「椿さん」、右:アイドル「森下みさおさん」です。
 「みさおさん」は健気で可愛いですね。それと逆なのが隣の「椿さん」なのでした。

指摘ばかりしてきましたが、こちらはオススメ。
収録された「偉大なる発明」は最もコメディー色が強い漫画です。

ヤル気だけが自慢の弱小企業に勤める「椿」さん。
ダイエット目的の自転車を開発する企画会議はなんと二日間も続き、いいかげんウンザリとしていたところ、ふとこぼした一言がなんと採用。
発案者が実際に体験してみようということで、その実験台となるのでした…。

うん、これはいい話だっ!
はちゃめちゃで罵詈雑言が飛び交う企画会議の様子とか、ヒロイン「椿さん」の性格とか、えっちコメディーとして素晴らしい出来栄え
ちょっと無理やりなえっちへの流れも、高いテンションの雰囲気を壊すことなく、これは逆に自然だと思いました。

ネタとしては、本年度元旦に紹介しました、「放課後奴隷倶楽部/まぐろ帝國」にて水泳部「高橋ひろみ」さんが使用していた自転車と同じもの。
当ブログはあくまでも”健全に漫画の紹介する”ことを本願としているので細かくは書きませんが、あんなん素敵ですよね。(←そうか?)
わーはははは。
これ一話だけで、単行本を買って正解だと思いました。
いいもんはいい。

企業の次の製品に期待しましょう(笑)

会議風景.jpg
※おまけ。活発な会議風景です。中央のメガネが「椿さん」
 …正直、ひでるさんこの会社に勤めたいですよ。

収録された漫画はシリアスなものが比率として多いですが、その「偉大なる発明」とか「星野姉妹奮闘記」みたいなはっちゃけたコメディーのがいいのかもしれませんね。

強い線ですが、あっさりとした絵柄で白が目立ちます。
決して下手ではないんですけれど、ところどころバランスが悪くなったりして…。
そちらについては、↓表紙そのままな感覚ですね。
全体としてあまり丁寧ではなく、作画にはまだ若干の不安定さがありました。
これからに期待したいところです。

表紙だけでなく、中のカラーページもいまいちな出来栄え。
(※ひでるさん的に好みでない塗りなの。誤解しないように)
同人誌では有名な方なのかな?
とりあえず、もう少しコレという方向性・個性が定まってくればより良くなると感じました。
前述しましたが、コメディー中心にした方がいいのではないでしょーか?


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(2007/07/19)
大塚子虎

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tag : コアマガジンコメディーサラリーマン

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