■しるバ. (爆天童)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 4コマ・悪の秘密結社
・おまけ: あとがき(1,2)、
カバー裏「魔法少女イヅル26のひみつ・
蔵出ししるバ」(1)・その後漫画(2)
・その他: カラー(2P(1)、8P(2))、24話収録(1)、
26話収録(2)、全2巻。
※括弧数値は巻数の意味。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「爆天童(ばくてんどう)」センセの「しるバ. 全2巻」です。
祝・完結巻ということで。
特に4コマ単行本の紹介というのはやり辛いので敬遠したいんですが…単独にこちらを紹介するブログは少ないかなーと思ったので、頑張ってやります。
(※もしいっぱいあったら…「爆天童」センセ、すみません)
さて、ひでるさんは「開運☆野望神社」でイラスト描かれている方、という印象の「爆天童」センセ。
記憶に残り易い、特徴的なお名前で覚えていたため、1巻から買っていたんですね。
※安田ゼノスカール=シルバ
左が1話、右は47話タイトル扉の「しるば」です。
「しるば」こと「安田ゼノスカール=シルバ」は背丈以上の巨大な鎌を片手にした転校生。
「将来の夢は悪の組織の大幹部になる事です!」
いきなりそんな自己紹介をした「しるば」は、悪の組織「ゼノスカール帝国」の戦闘員見習いなんですが、その母「安田ステラ」は過去に「ヘドリアンの魔女」と恐れられていた、大総統の娘。
要するに孫娘で、後々の組織を背負って立つ存在。
正義の味方から貧乏生活などと闘いつつ、世界征服を夢見るのでした。
…大雑把には、そんな雰囲気。
ほのぼの悪の組織経営、みたいな4コマ漫画です。
お話は最近の主流(←よくわかんないけど)である、ストーリー性のある4コマ形式。
それらしい活動をちゃんと(?)しているシーンもありましたが、大半はほわーんとした日常生活の描写でした。
主人公の「しるば」が学校へ通っているため、場面の大半はそちらになっています。
組織運営がぎりぎりで貧乏なためか、食に対してかなり貪欲で、彼女が関わるとたいてい食か貧乏どちらかのネタになっていました。
そんな彼女より目立っている、自由奔放な母「ステラ」さん。
引退しているため普段は特に仕事もなく、好き勝手に遊びまわっているうえ、給食目的で頻繁に学校へ顔を出すという子供のような母親。
”パンとおかずと牛乳まである食事が誕生日以来”という「しるば」の台詞から考えると、なるほど母親にとっても給食の献立というのは魅力的なものなんでしょう。
果ては給食費を請求されたりしてました(笑)
ファミレスとかでバイトでもすればいいと思うんですが…あの性格からして無理か。
自らの年齢を15歳とか言っている、お茶目な方です。
そしたら「しるば」は何歳で産んだんだ。
※安田ステラ
ひでるさんお気に入りです。かなり強いんですが。
しかし、もともと鎌の所有者であった「ステラさん」の戦闘力は現役時代は無論のこと、引退した現在でも相当に高い様子。
6歳の時には豆まきで大総統である父親を病院送りにしたほか、現役では単独で部隊を壊滅させています。
(※当人は蟻を踏みつぶした程度の印象)
ふらふらと遊び歩いている現在でも、復讐のために登場した妖精を瞬殺、ロケット型のロボには最後のトドメをさし、街の危機を回避しておりました。
大幹部時代の「ステラさん」は、ほとんど暗い表情を変えておらず、
「部下たちの手前やりたいこともできなかった」
…との回想も、おそらく本当のことなのでしょう。
なお、旦那である戦闘員(※容姿はまったく同じ)とは恋愛結婚。
猛反対だった父親と大喧嘩し、組織を崩壊寸前にしているなど、今の彼女は”恋によって解放された姿”なのかもしれませんね。
そのあたりを真面目に描いても面白いかも。
日常描写と共に、たまに戦闘シーン……っぽいものある本単行本。
ゼノスカール帝国の面々は普段おちゃらけておりますが、ああ見えて意外に強力かつしたたかな組織なのです。
単純な戦闘力では先の「ステラさん」を筆頭に、ほとんどの戦闘にて勝利している改造・魔法少女の「八雲イヅル」、鎌を受け継いでいる勉強熱心な主人公「しるば」
さらに、商店街のアイドル「ハルミ」さんも組織経営に頭を抱える姿ばかりでしたが、闘った際にはさすがに支部長だけあって強かったです。
実は相当に手強い組織なのかなぁ。
※ハルミさん
貧乳に悩む、真面目な突っ込み役です。
その自信からか、付近に悪の組織があるというのは承知の事実。
(※堂々と戦闘員をポスターで勧誘してたりするからね)
戦闘員がそのままの姿で地域社会の様々な分野(コンビニから介護施設まで)に進出しており、商店街でも顔なじみとして完全に地域へ解け込んいました。
困っている人を助ける描写あり、不審者として警察が逮捕するのは正義(自称)の魔法少女でした。
仕事から草野球まで無くてはならない存在となりつつあり、これはまぁ、実質支配の第一段階を完了している、と同じようなものでしょう。
”抵抗する者には容赦しないが、従った者には優しい”という、「北条早雲」みたいなやり方なのです。(←ちと違いますが大雑把には)
丁寧な細線のすっきり絵柄。
いかにも4コマらしい、ぺたっとした平面絵で、強いデフォルメが特徴です。
ちょっとした背景や小物など巧く安定感もあり、あちこちバランスに優れた方。
コメディー崩しに違和感がないのは、そのためでしょう。
ただ、縦長・楕円な輪郭など癖があり、人を選ぶと思われます。
判断には、↓表紙と共に裏表紙が良いと思いました。
ひでるさんは好きなジャンルでしたが、ぶつ切り・コメディー一辺倒な4コマはあまり好きでないのです。
出来れば、2巻冒頭に収録されたカラー原稿のような、ストーリー漫画で見たかったところでした。
王道かもしれませんが、ラストエピソード、2巻カバー裏のその後漫画はまた良かったですよ。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 4コマ・悪の秘密結社
・おまけ: あとがき(1,2)、
カバー裏「魔法少女イヅル26のひみつ・
蔵出ししるバ」(1)・その後漫画(2)
・その他: カラー(2P(1)、8P(2))、24話収録(1)、
26話収録(2)、全2巻。
※括弧数値は巻数の意味。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「爆天童(ばくてんどう)」センセの「しるバ. 全2巻」です。
祝・完結巻ということで。
特に4コマ単行本の紹介というのはやり辛いので敬遠したいんですが…単独にこちらを紹介するブログは少ないかなーと思ったので、頑張ってやります。
(※もしいっぱいあったら…「爆天童」センセ、すみません)
さて、ひでるさんは「開運☆野望神社」でイラスト描かれている方、という印象の「爆天童」センセ。
記憶に残り易い、特徴的なお名前で覚えていたため、1巻から買っていたんですね。
※安田ゼノスカール=シルバ
左が1話、右は47話タイトル扉の「しるば」です。
「しるば」こと「安田ゼノスカール=シルバ」は背丈以上の巨大な鎌を片手にした転校生。
「将来の夢は悪の組織の大幹部になる事です!」
いきなりそんな自己紹介をした「しるば」は、悪の組織「ゼノスカール帝国」の戦闘員見習いなんですが、その母「安田ステラ」は過去に「ヘドリアンの魔女」と恐れられていた、大総統の娘。
要するに孫娘で、後々の組織を背負って立つ存在。
正義の味方から貧乏生活などと闘いつつ、世界征服を夢見るのでした。
…大雑把には、そんな雰囲気。
ほのぼの悪の組織経営、みたいな4コマ漫画です。
お話は最近の主流(←よくわかんないけど)である、ストーリー性のある4コマ形式。
それらしい活動をちゃんと(?)しているシーンもありましたが、大半はほわーんとした日常生活の描写でした。
主人公の「しるば」が学校へ通っているため、場面の大半はそちらになっています。
組織運営がぎりぎりで貧乏なためか、食に対してかなり貪欲で、彼女が関わるとたいてい食か貧乏どちらかのネタになっていました。
そんな彼女より目立っている、自由奔放な母「ステラ」さん。
引退しているため普段は特に仕事もなく、好き勝手に遊びまわっているうえ、給食目的で頻繁に学校へ顔を出すという子供のような母親。
”パンとおかずと牛乳まである食事が誕生日以来”という「しるば」の台詞から考えると、なるほど母親にとっても給食の献立というのは魅力的なものなんでしょう。
果ては給食費を請求されたりしてました(笑)
ファミレスとかでバイトでもすればいいと思うんですが…あの性格からして無理か。
自らの年齢を15歳とか言っている、お茶目な方です。
そしたら「しるば」は何歳で産んだんだ。
※安田ステラ
ひでるさんお気に入りです。かなり強いんですが。
しかし、もともと鎌の所有者であった「ステラさん」の戦闘力は現役時代は無論のこと、引退した現在でも相当に高い様子。
6歳の時には豆まきで大総統である父親を病院送りにしたほか、現役では単独で部隊を壊滅させています。
(※当人は蟻を踏みつぶした程度の印象)
ふらふらと遊び歩いている現在でも、復讐のために登場した妖精を瞬殺、ロケット型のロボには最後のトドメをさし、街の危機を回避しておりました。
大幹部時代の「ステラさん」は、ほとんど暗い表情を変えておらず、
「部下たちの手前やりたいこともできなかった」
…との回想も、おそらく本当のことなのでしょう。
なお、旦那である戦闘員(※容姿はまったく同じ)とは恋愛結婚。
猛反対だった父親と大喧嘩し、組織を崩壊寸前にしているなど、今の彼女は”恋によって解放された姿”なのかもしれませんね。
そのあたりを真面目に描いても面白いかも。
日常描写と共に、たまに戦闘シーン……っぽいものある本単行本。
ゼノスカール帝国の面々は普段おちゃらけておりますが、ああ見えて意外に強力かつしたたかな組織なのです。
単純な戦闘力では先の「ステラさん」を筆頭に、ほとんどの戦闘にて勝利している改造・魔法少女の「八雲イヅル」、鎌を受け継いでいる勉強熱心な主人公「しるば」
さらに、商店街のアイドル「ハルミ」さんも組織経営に頭を抱える姿ばかりでしたが、闘った際にはさすがに支部長だけあって強かったです。
実は相当に手強い組織なのかなぁ。
※ハルミさん
貧乳に悩む、真面目な突っ込み役です。
その自信からか、付近に悪の組織があるというのは承知の事実。
(※堂々と戦闘員をポスターで勧誘してたりするからね)
戦闘員がそのままの姿で地域社会の様々な分野(コンビニから介護施設まで)に進出しており、商店街でも顔なじみとして完全に地域へ解け込んいました。
困っている人を助ける描写あり、不審者として警察が逮捕するのは正義(自称)の魔法少女でした。
仕事から草野球まで無くてはならない存在となりつつあり、これはまぁ、実質支配の第一段階を完了している、と同じようなものでしょう。
”抵抗する者には容赦しないが、従った者には優しい”という、「北条早雲」みたいなやり方なのです。(←ちと違いますが大雑把には)
丁寧な細線のすっきり絵柄。
いかにも4コマらしい、ぺたっとした平面絵で、強いデフォルメが特徴です。
ちょっとした背景や小物など巧く安定感もあり、あちこちバランスに優れた方。
コメディー崩しに違和感がないのは、そのためでしょう。
ただ、縦長・楕円な輪郭など癖があり、人を選ぶと思われます。
判断には、↓表紙と共に裏表紙が良いと思いました。
ひでるさんは好きなジャンルでしたが、ぶつ切り・コメディー一辺倒な4コマはあまり好きでないのです。
出来れば、2巻冒頭に収録されたカラー原稿のような、ストーリー漫画で見たかったところでした。
王道かもしれませんが、ラストエピソード、2巻カバー裏のその後漫画はまた良かったですよ。
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しるバ. (2) (角川コミックス・エース 193-2) (2008/11/26) 爆天童 商品詳細を見る |
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