■うらかたっ! (みた森たつや)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 生徒会・コメディー
・おまけ: あとがき、加筆・修正あり。
・その他: おまけ「うらかたっ!4コマ」、
9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みた森たつや」センセの「うらかたっ!」です。
そうか、衝撃な展開・結末に驚いたのは5月のことでしたか…。
こちら「うらかたっ!」は、「みた森たつや」センセの今年2冊目となる単行本です。
まるまる1冊を使った、お得意の長編漫画。
前回「僕と彼女のホント」とは系統が異なるため、同じ一般系でもこちらには直接えっちあります。
それでいてしっかりとしたストーリーもあるという、ファンの期待通りな作品に仕上がってます。
…なおいきなり余談ですが、センセのHPによると以前ブログで紹介しました「ご近所のもんすたあ」が、「ごきんじょのもんすたあ」として2年後の設定で連載されるのだとか。
そっちも今から楽しみですね。
※生徒会長「桜川里緒」
女として認識されていない「里緒ちゃん」です。一定範囲には確実に刺さると思うんですが。
”伝説の生徒会長”という異名をもつ「加藤剛三」を祖父とする主人公「加藤篤」
伝説と言われるだけあってその熱意には並々ならぬものがあり、彼も生徒会長となるべく厳しいスパルタ教育を受けさせられておりました。
それに反発し、家出をしていた「篤」ですが…。
「頼む篤!!後生だから加茂川に行って会長補佐になってくれっ!!」
祖父「剛三」に土下座までされてしまったことで、仕方なく転校を承諾。
学園にて「篤」が見たものは、威厳などまるでない、雑務をこなすだけの生徒会だったのです。
覗き趣味の頼りない会長「桜川里緒」と共に、会長補佐として「篤」の戦いが始まるのでした……と、大まかにはそんなん。
学園えっちコメディーですね。
すっかり雑用係となってしまっている、生徒会の立て直しに奮戦する漫画。
主人公「篤くん」の指示指導によって、徐々に機能していく生徒会。
徐々に人材も集まり、ひと癖ある教師との対立がクライマックスとなっておりました。
漫画における生徒会は教師・生徒側のどちらかに大きく傾くか、あるいは独自なシステムを確立するものでしょう。
「学園という社会を一つのルールで縛ることじゃない!仕切ることだ!起こっている全てを把握して仕切ることだ!」
しかし、その台詞にもあるように、「篤くん」が考える”学園の秩序を守る”とは、白黒どちらも管理していくという珍しいスタンス。
そのため、教師に要求することもあれば、手伝いをする場面もあり、また生徒に厳しくあたる一方で、カップルの生徒らにえっちスペースを提供するなど、かなり広範囲な活躍を見せておりました。
もし、この連載が長く続いていたなら、「うらかたっ!」の生徒会ならでは、という対応が次々と散見されたかもしれません。
ページ数の限られたストーリー、またサービスシーンを織り込まなければならないジャンルの都合上、描かれているのが一部だけであったのがちと残念なくらいでした。
※副会長「梅沢真樹」
彼女は色々なシチュエーションで見たかったですねー。
…以上のように、生徒会を回復するという目的の定まった、まとまり良いお話。
展開がある程度想像できるマイナス点はあるものの、これが読み易さに繋がっております。
各話必須のえっちシーンによる制限がある割に、ストーリー・サービスの両立した、適度な比率が保たれている漫画だと思いました。
ここは、さすが「みた森たつや」センセ、という感じです。
生徒会長の「桜川里緒ちゃん」
幼児体型で童顔、デフォルトで楕円の眼鏡がズレている、いかにもトロそうな娘さんです。
正ヒロインである彼女のキャラクターに偏りが激しいというのは、漫画を大きく左右するポイント。
こうしたタイプの娘は好き嫌いが真っ二つに分かれるので、大きく人選ぶと思われます。
↓表紙・裏表紙でもほぼ単独(野郎は無視ね)にてメインを張っており、まさにセールスの可否を握る存在となっておりました。
…いるんじゃないかなぁ、↓表紙で諦めた人。
抱えている悩みから覗き趣味の根本原因まで、よく練られた設定をもった娘なんですけどね。
なお、単行本のサービスシーンもほぼ「里緒ちゃん」が背負っており、直接えっちからパンチラまでありました。
いきなり局部モロ出しで激突する登場など、貧乳なためかそっちを中心とした描かれ方になっています。
特に4話での”挟まったまま、お尻丸出しえっち”、6話での廊下えっちなどはオススメ。
※生徒会メンバー
実は後半の絵です。…ちょっと「里緒ちゃん」成長したかな??
後に副会長となる「梅沢真樹」さん。
こちらは「里緒ちゃん」のクラスメイトで、故あって仕事のできるタイプ。
同学年とは思えない立派な胸の持ち主で、サブヒロインとして頑張っておりました。
ただ、特徴だらけな「里緒ちゃん」と比べると、的確に空気を読む優等生であることなど、やや地味め。
争奪戦を繰り広げるような、はっちゃけタイプであればまた違ったかもしれませんが…。
(※余談ですが、収録の7話にて非常に可愛らしい素顔が描かれていました)
前述した理由で、彼女を裏表紙とかに配置しても良かったのではないかなぁ。
「真樹さん」は”ちょっとちびった”という、シマパンの確認できる5話が良かったです。
くっきりとした太めな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度ですが、ページはややごっちゃりとした雰囲気です。
さすがに抜群の安定感があり、また漫画の非常に巧い方だと思います。
デフォルメされたキャラ絵は癖があるため人を選びますが、もともと話で牽引するタイプなので問題ないでしょう。
判断は裏表紙のがいいかなぁ。
白黒絵のが良いため、いくらかプラス判定で問題ありません。
「里緒ちゃん」も白黒絵のが自然に可愛く描かれていますよ。
相変わらず、読ませる漫画の「みた森たつや」センセでした。
後半の教師「枕崎」との駆け引きも必見です。
果たして、彼らがどんな結末を迎えるのか、わくわくしながら読んで下さい。
…………ただね、あまりにセンセーショナルかつ印象的であった「僕と彼女のホント」より、残念ながら全体的に落ちちゃうかなぁ。
双方を比べるべきでないでしょうけれど、まだそちらが頭に強く残っているんですねー。
期待が大き過ぎちゃったかも。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 生徒会・コメディー
・おまけ: あとがき、加筆・修正あり。
・その他: おまけ「うらかたっ!4コマ」、
9話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みた森たつや」センセの「うらかたっ!」です。
そうか、衝撃な展開・結末に驚いたのは5月のことでしたか…。
こちら「うらかたっ!」は、「みた森たつや」センセの今年2冊目となる単行本です。
まるまる1冊を使った、お得意の長編漫画。
前回「僕と彼女のホント」とは系統が異なるため、同じ一般系でもこちらには直接えっちあります。
それでいてしっかりとしたストーリーもあるという、ファンの期待通りな作品に仕上がってます。
…なおいきなり余談ですが、センセのHPによると以前ブログで紹介しました「ご近所のもんすたあ」が、「ごきんじょのもんすたあ」として2年後の設定で連載されるのだとか。
そっちも今から楽しみですね。
※生徒会長「桜川里緒」
女として認識されていない「里緒ちゃん」です。一定範囲には確実に刺さると思うんですが。
”伝説の生徒会長”という異名をもつ「加藤剛三」を祖父とする主人公「加藤篤」
伝説と言われるだけあってその熱意には並々ならぬものがあり、彼も生徒会長となるべく厳しいスパルタ教育を受けさせられておりました。
それに反発し、家出をしていた「篤」ですが…。
「頼む篤!!後生だから加茂川に行って会長補佐になってくれっ!!」
祖父「剛三」に土下座までされてしまったことで、仕方なく転校を承諾。
学園にて「篤」が見たものは、威厳などまるでない、雑務をこなすだけの生徒会だったのです。
覗き趣味の頼りない会長「桜川里緒」と共に、会長補佐として「篤」の戦いが始まるのでした……と、大まかにはそんなん。
学園えっちコメディーですね。
すっかり雑用係となってしまっている、生徒会の立て直しに奮戦する漫画。
主人公「篤くん」の指示指導によって、徐々に機能していく生徒会。
徐々に人材も集まり、ひと癖ある教師との対立がクライマックスとなっておりました。
漫画における生徒会は教師・生徒側のどちらかに大きく傾くか、あるいは独自なシステムを確立するものでしょう。
「学園という社会を一つのルールで縛ることじゃない!仕切ることだ!起こっている全てを把握して仕切ることだ!」
しかし、その台詞にもあるように、「篤くん」が考える”学園の秩序を守る”とは、白黒どちらも管理していくという珍しいスタンス。
そのため、教師に要求することもあれば、手伝いをする場面もあり、また生徒に厳しくあたる一方で、カップルの生徒らにえっちスペースを提供するなど、かなり広範囲な活躍を見せておりました。
もし、この連載が長く続いていたなら、「うらかたっ!」の生徒会ならでは、という対応が次々と散見されたかもしれません。
ページ数の限られたストーリー、またサービスシーンを織り込まなければならないジャンルの都合上、描かれているのが一部だけであったのがちと残念なくらいでした。
※副会長「梅沢真樹」
彼女は色々なシチュエーションで見たかったですねー。
…以上のように、生徒会を回復するという目的の定まった、まとまり良いお話。
展開がある程度想像できるマイナス点はあるものの、これが読み易さに繋がっております。
各話必須のえっちシーンによる制限がある割に、ストーリー・サービスの両立した、適度な比率が保たれている漫画だと思いました。
ここは、さすが「みた森たつや」センセ、という感じです。
生徒会長の「桜川里緒ちゃん」
幼児体型で童顔、デフォルトで楕円の眼鏡がズレている、いかにもトロそうな娘さんです。
正ヒロインである彼女のキャラクターに偏りが激しいというのは、漫画を大きく左右するポイント。
こうしたタイプの娘は好き嫌いが真っ二つに分かれるので、大きく人選ぶと思われます。
↓表紙・裏表紙でもほぼ単独(野郎は無視ね)にてメインを張っており、まさにセールスの可否を握る存在となっておりました。
…いるんじゃないかなぁ、↓表紙で諦めた人。
抱えている悩みから覗き趣味の根本原因まで、よく練られた設定をもった娘なんですけどね。
なお、単行本のサービスシーンもほぼ「里緒ちゃん」が背負っており、直接えっちからパンチラまでありました。
いきなり局部モロ出しで激突する登場など、貧乳なためかそっちを中心とした描かれ方になっています。
特に4話での”挟まったまま、お尻丸出しえっち”、6話での廊下えっちなどはオススメ。
※生徒会メンバー
実は後半の絵です。…ちょっと「里緒ちゃん」成長したかな??
後に副会長となる「梅沢真樹」さん。
こちらは「里緒ちゃん」のクラスメイトで、故あって仕事のできるタイプ。
同学年とは思えない立派な胸の持ち主で、サブヒロインとして頑張っておりました。
ただ、特徴だらけな「里緒ちゃん」と比べると、的確に空気を読む優等生であることなど、やや地味め。
争奪戦を繰り広げるような、はっちゃけタイプであればまた違ったかもしれませんが…。
(※余談ですが、収録の7話にて非常に可愛らしい素顔が描かれていました)
前述した理由で、彼女を裏表紙とかに配置しても良かったのではないかなぁ。
「真樹さん」は”ちょっとちびった”という、シマパンの確認できる5話が良かったです。
くっきりとした太めな線のすっきり絵柄。
濃淡は適度ですが、ページはややごっちゃりとした雰囲気です。
さすがに抜群の安定感があり、また漫画の非常に巧い方だと思います。
デフォルメされたキャラ絵は癖があるため人を選びますが、もともと話で牽引するタイプなので問題ないでしょう。
判断は裏表紙のがいいかなぁ。
白黒絵のが良いため、いくらかプラス判定で問題ありません。
「里緒ちゃん」も白黒絵のが自然に可愛く描かれていますよ。
相変わらず、読ませる漫画の「みた森たつや」センセでした。
後半の教師「枕崎」との駆け引きも必見です。
果たして、彼らがどんな結末を迎えるのか、わくわくしながら読んで下さい。
…………ただね、あまりにセンセーショナルかつ印象的であった「僕と彼女のホント」より、残念ながら全体的に落ちちゃうかなぁ。
双方を比べるべきでないでしょうけれど、まだそちらが頭に強く残っているんですねー。
期待が大き過ぎちゃったかも。
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