■Yah!透明人間 (おおとりりゅうじ)
★まんがデーター [7/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : [成年]SF・ドタバタ
・おまけ: カバー裏に別絵・4コマ・あとがき。
・その他: カラー(6P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「おおとりりゅうじ」センセの「Yah!透明人間」です。
ウィキペディアに”透明人間はSFや怪奇小説…”と書いてあったので、↑あちらの属性はSFとしてみました。
まぁ、単語から察せられるような雰囲気ではないですけどね。
そんな訳で、本日は「Yah!透明人間」です。
「ヒット出版社」さんのHPでタイトルを見た際には、”まさしく求めていた題材!”と期待したんですが…。
あっれー??
題材・えっち部分はいいんですが、お話などがイマイチ。
残念ながら、まったく刺さりませんでした。
(※センセ、およびファンの方、ごめんなさい。正直な感想を書かせて頂きます)
※左:優等生「清水鷹子」、右:新聞部「小宮山悦子」
せめてメインヒロインが逆ならば良かったのに…
描かれている「おおとりりゅうじ」センセは、「TheBLACK MAGES」、「インクリメントRO」、「胎内温度」、「DNA×AND」などをブログで紹介してます。
それら以外のもう1冊を含め、なんだか…だんだん合わない感じです。
絵柄は好きな方なんですけどね。
表題「Yah!透明人間」の長編漫画となっています。
全8話、1巻にて完結。
タイトルそのまま透明人間と女生徒らのえっちが描かれており、ペカペカとお気軽な雰囲気。
細かな心情がどうとか、ブラック的な展開などはありませんでした。
主人公「高山トオル」は平凡な学生。
しかし、彼の祖父はいわゆるマッドサイエンティストでした。
研究していた”透明人間になれる薬”を60年という年月をかけて発明したものの、年齢がために大事な部分は役に立たなくなっていたのです。
そこで、薬を「トオル」に渡し、自らの夢を孫に託したのでした。
だいたいそんなお話。
透明人間のドタバタ漫画です。
コメディーというほど可笑しさなく、ラブ要素が薄いためラブコメでもありません。
えっちシーンを含めて、”ドタバタ漫画”という表現が最も適当かと思います。
いちおう長編なんですが、ほとんどのヒロインは各話だけの出演で刹那的。
(※軽く顔を見せてるくらいはあるみたい)
そのため、ヒロインとのえっちの喜びはあまりありません。
似た感じの娘が多く、区別も付き辛いです。
連続長編という良さはあまりなく、ストーリーも砂利道を走っているようにガタガタとしたもの。
これならば、透明人間を題材に短編、あるいはオムニバス的にしたほうが良かったかも。
初・透明人間という1話目。
祖父から薬を受け取った際は、半信半疑な「トオルくん」
普通ならば、貰った際に「とりあえず…」って、試してみると思うんですが。
この「トオルくん」はじじいを信用しているのか、直前になっていきなり服用していました。
ひでるさんならば、一口祖父に飲ませて安全性を確かめますが(笑)
だいたい、彼は透明になった姿を鏡で見たりもしていないんですねー。
(※手足消えたことで、いきなり全裸になってる)
初チャレンジなので、このあたりは相当に違和感がありました。
なお、えっち相手は成績トップな優等生「清水鷹子」さん。
彼女可愛いんですが、その後まったく登場しておりませんでした。
もしこの1話だけの短編なら、先に述べたような強引さはあってもお話としては適当だったかと思います。
”すっぱ抜き”で教師からも恐れられている、新聞部の部長「小宮山悦子」登場の2話目。
実は、彼女が漫画での正ヒロインになってます。
そのため、これ以降は各話でちらほら顔を見せるんですが…オールバックちっくな前髪+お下げ、という妙な印象の髪型で、太めな眉毛に丸眼鏡と、クドい個性のある方。
メインという割に通常時のビジュアルがあまりに弱く、嬉しくありません。
(※いちおう、髪を解くとそれなりな感じになる)
こちらの前半にて、「悦子さん」は「トオルくん」を放課後視聴覚室まで来るように伝えているんですが、
「ちゃんと見える姿で…ね」
とか言っています。
絶体絶命、の筈なんですけど…結局は呼び出しをばっちり無視していたほか、正体を掴んでいるような思わせぶりな彼女もほったらかされます。
彼女の行動がいまいち理解できません。
ひでるさんの頭が悪いのはもう仕方ないですが、これは描き切れてもいないのではないかなぁ。
また、そんなんに対して、
「オレをさえぎる理由にはならないのさ!」
とかなんとか、まるで「トオルくん」は気にしていませんでした。
同意を得ないえっちという、犯罪行為を繰り返しているんですが、彼は発明した祖父ほど女性に飢えた雰囲気はありません。
そりゃー興味なり欲望なりはあるでしょうけれど、彼が女性にエロいこと続ける理由に乏しいのです。
先の台詞からは罪悪感が見えず、透明化えっちについてゲーム的に考えている感じがしました。
そんなんが主人公です。
こちらの相手は水泳部の「秋山」さん。
途中で彼女好きだった「一乃」さんに発見され、勘違いした彼女が百合えっちに持ち込み、それに乱入する流れ。
彼女はそっち趣味ですよね。
しかし、いかに「トオルくん」が透明とはいえ、普通に受け入れているのは変。
気分的に盛り上がっていたとはいえ、”得体の知れない何らか”が加わっていることを不審に考えないものかなぁ。
眼鏡の教師「渡辺」さんとの3話は授業中。
…ってことは、「トオルくん」サボリ扱いになってるんですよね。
ここのシチュエーションは正直好みなんですが、あれはやり過ぎ。
生徒らの目前にて、大変なことになってます。
しかし、誰も助けたりなんだりしないのね。
付き合っている体育教師の「大久保」とのオチはコメディーちっくです。
※茶道部の3名
登場1話だけなのが勿体ないキャラもちらほら。
先の新聞部「悦子さん」の活動によって、”捕えた者に100万円”という懸賞金のかけられる4話目。
このあたりから、「トオルくん」はあえて危険を冒すようなことをするようになります。
よりゲーム的な感覚になってますね。
果敢に挑戦したい気持ちは分からんでもないですが…バレた際のことは何も考えてないのかな。
えっち相手は茶道部の3名。
部長さんが部員「三井」さん・「レイチェル」さんという2人に百合えっちをさせ、誘い出されたところを捕まえるという考えでした。
…これが特に後先考えてない行動。
透明なままの「トオルくん」をしっかり捕まえるなど、ハッキリ言って作戦は成功していたものの、特に捕縛したりもしないまま、なぜかえっち勝負みたいなことをしていました。
部室を大きくしたいのではなかったの?
「ただの返り討ちにあっただけ」
とか本人言っていたそのまま、単にえっちをしただけのこと。
部長さんは初めてだったらしく、そんなんが「まだ相手が2人残っている~」とか自信ありげに言い放っているのが実に意味不明でした。
続いて100万円ゲットを狙う5話は、各部が共同して罠を張ったお話です。
”電流爆破有刺鉄線火炎地獄形式”というプロレスリングが仕掛け。
ここに野球部のキャプテン「工藤」さんが囮として入り、リングコスチュームで待ち受けるというもの。
まぁ、漫画よね。
本気で捕えたいなら、袋の鼠になるだろうことを隠しておくと思うんですけど…。
はっきり檻を見せつつ餌を置く、という対動物ちっくな仕掛け。
これで捕まえようと考えてる各部員、「悦子さん」は相当に変。
さらには、爆破だの電流だの火炎だのに囲まれつつもえっちしてる「トオルくん」はだいぶ重症。
誰も彼もキ印な集団ですねー。
えっち最中にはピッチングマシーンで攻撃されるほか、弓道部部長の「菊池」からは矢を射られていました。
ここも実に変なんですよ。
「工藤さん」の体勢から、そりゃーだいたいの位置を想定するでしょうけれど、”矢が当たらなかった”ことにやたら疑問をもつのはおかしい。
普通なら、体勢が考えと違っていたか、よけられたか、って思う筈でしょ。
細かいですが、クレーンが作動しなかった理由も特に説明されてません。
なんで?
直接続く6話は、問題発生なお話。
どうにも困った「トオルくん」でしたが、
「素っ裸で町中に出て行くのは気が引ける…」
とか考えていました。
あれだけ裸で校内を闊歩し、大勢が目撃してる前でえっちしてるのに??
それに事態はただ事でなく、恥ずかしいとか言ってる場合ではないと思いますが…。
えっち相手は、彼氏のいるツインテールな女の子。
透明人間の話題が大々的になっている学校で、また明らかな感覚があるというのに、”想像”として片付けているのは変。
だいたい校庭・ド真ん中でのことだったので、”周囲に大勢いた学生らが誰も捕まえようとしない”のはもっと変だと思います。
100万円は継続してるんでしょ?
※左:教師「渡辺先生」、右:野球部「工藤さん」
授業中なのは良かったんですが…やり過ぎ。
成年漫画のラストらしく、大乱交となる7話、8話目が最終エピソード。
詳細はいちおう伏せますね。
ここで「悦子さん」は、「矢のすり抜け」とか、やはり見えてたかのような事を言ってますね。
「性交の虚実があやふや」というのも、現場に体液が残ってるでしょ。
ちゃんと調べて下さい。
被害者女性らが肯定的なのも都合良い感じですね。
また、この漫画の最大の問題点。
結局、「悦子さん」は透明人間が誰だか、知ってたのか、知らなかったのか。
視聴覚室へ「トオルくん」を呼び出し、はっきりフルネームを呼んでいた彼女は、やはり明確に正体を知っていたようなんですが…なんなんだろう。
また、意識しているのはいいとして、恋心っぽくなっているのがよく分かりません。
安っぽいなぁ。
なお、久しぶりにじじい登場しているんですけど、彼女の目の前で透明になっているというのに、後にあれで誘い出されるのは、”非常に違和感”がありました。
以上、思ったまま書かせて頂きました。
そもそも、「トオルくん」が頻繁に透明になる、危険を冒してまでえっちし続ける理由がよく分かりません。
学園内だけ、というのも同様。
あれ程の成果があるならば、身近・危険な学園内ではなく、憧れのアイドルとか狙うものでは?
しなやかな細線の絵柄。
デジタルの洗練された感じで、描き込み・濃淡は適度なもの。
全体はごっちゃりしていて、コマ割りの変化も大きめ。
綺麗なんですが、やや見辛さを感じました。
ふんわりとした女性キャラは肉付きよく、健康的なお色気。
ただ、ヒロインらは性格・外観どちらも個性弱く登場も1回限りで、またメインの「悦子さん」はかなりアクの強いキャラ。
ちょっと微妙。
判断は↓表紙などでどうぞ。
絵柄より、お話のが問題だと思いますが。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ごめんなさい、「悦子さん」でマイナスしてます。
・話1: 個人的に違和感ばかり。楽しめませんでした。
・独2: これなら1話目だけで十分。
合計:[7/15]
前述した「ヒット出版社」さんのページでは、サンプル画と共に4話目がまるまる読めました。
購入前の参考としては最適でしょう。
「おおとりりゅうじ」センセの過去単行本でひでるさんと同じような感覚あった方は、先にチェックしてみるのがオススメです。
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・絵 :■■■■□
・話 :■□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : [成年]SF・ドタバタ
・おまけ: カバー裏に別絵・4コマ・あとがき。
・その他: カラー(6P)、8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「おおとりりゅうじ」センセの「Yah!透明人間」です。
ウィキペディアに”透明人間はSFや怪奇小説…”と書いてあったので、↑あちらの属性はSFとしてみました。
まぁ、単語から察せられるような雰囲気ではないですけどね。
そんな訳で、本日は「Yah!透明人間」です。
「ヒット出版社」さんのHPでタイトルを見た際には、”まさしく求めていた題材!”と期待したんですが…。
あっれー??
題材・えっち部分はいいんですが、お話などがイマイチ。
残念ながら、まったく刺さりませんでした。
(※センセ、およびファンの方、ごめんなさい。正直な感想を書かせて頂きます)
※左:優等生「清水鷹子」、右:新聞部「小宮山悦子」
せめてメインヒロインが逆ならば良かったのに…
描かれている「おおとりりゅうじ」センセは、「TheBLACK MAGES」、「インクリメントRO」、「胎内温度」、「DNA×AND」などをブログで紹介してます。
それら以外のもう1冊を含め、なんだか…だんだん合わない感じです。
絵柄は好きな方なんですけどね。
表題「Yah!透明人間」の長編漫画となっています。
全8話、1巻にて完結。
タイトルそのまま透明人間と女生徒らのえっちが描かれており、ペカペカとお気軽な雰囲気。
細かな心情がどうとか、ブラック的な展開などはありませんでした。
主人公「高山トオル」は平凡な学生。
しかし、彼の祖父はいわゆるマッドサイエンティストでした。
研究していた”透明人間になれる薬”を60年という年月をかけて発明したものの、年齢がために大事な部分は役に立たなくなっていたのです。
そこで、薬を「トオル」に渡し、自らの夢を孫に託したのでした。
だいたいそんなお話。
透明人間のドタバタ漫画です。
コメディーというほど可笑しさなく、ラブ要素が薄いためラブコメでもありません。
えっちシーンを含めて、”ドタバタ漫画”という表現が最も適当かと思います。
いちおう長編なんですが、ほとんどのヒロインは各話だけの出演で刹那的。
(※軽く顔を見せてるくらいはあるみたい)
そのため、ヒロインとのえっちの喜びはあまりありません。
似た感じの娘が多く、区別も付き辛いです。
連続長編という良さはあまりなく、ストーリーも砂利道を走っているようにガタガタとしたもの。
これならば、透明人間を題材に短編、あるいはオムニバス的にしたほうが良かったかも。
初・透明人間という1話目。
祖父から薬を受け取った際は、半信半疑な「トオルくん」
普通ならば、貰った際に「とりあえず…」って、試してみると思うんですが。
この「トオルくん」はじじいを信用しているのか、直前になっていきなり服用していました。
ひでるさんならば、一口祖父に飲ませて安全性を確かめますが(笑)
だいたい、彼は透明になった姿を鏡で見たりもしていないんですねー。
(※手足消えたことで、いきなり全裸になってる)
初チャレンジなので、このあたりは相当に違和感がありました。
なお、えっち相手は成績トップな優等生「清水鷹子」さん。
彼女可愛いんですが、その後まったく登場しておりませんでした。
もしこの1話だけの短編なら、先に述べたような強引さはあってもお話としては適当だったかと思います。
”すっぱ抜き”で教師からも恐れられている、新聞部の部長「小宮山悦子」登場の2話目。
実は、彼女が漫画での正ヒロインになってます。
そのため、これ以降は各話でちらほら顔を見せるんですが…オールバックちっくな前髪+お下げ、という妙な印象の髪型で、太めな眉毛に丸眼鏡と、クドい個性のある方。
メインという割に通常時のビジュアルがあまりに弱く、嬉しくありません。
(※いちおう、髪を解くとそれなりな感じになる)
こちらの前半にて、「悦子さん」は「トオルくん」を放課後視聴覚室まで来るように伝えているんですが、
「ちゃんと見える姿で…ね」
とか言っています。
絶体絶命、の筈なんですけど…結局は呼び出しをばっちり無視していたほか、正体を掴んでいるような思わせぶりな彼女もほったらかされます。
彼女の行動がいまいち理解できません。
ひでるさんの頭が悪いのはもう仕方ないですが、これは描き切れてもいないのではないかなぁ。
また、そんなんに対して、
「オレをさえぎる理由にはならないのさ!」
とかなんとか、まるで「トオルくん」は気にしていませんでした。
同意を得ないえっちという、犯罪行為を繰り返しているんですが、彼は発明した祖父ほど女性に飢えた雰囲気はありません。
そりゃー興味なり欲望なりはあるでしょうけれど、彼が女性にエロいこと続ける理由に乏しいのです。
先の台詞からは罪悪感が見えず、透明化えっちについてゲーム的に考えている感じがしました。
そんなんが主人公です。
こちらの相手は水泳部の「秋山」さん。
途中で彼女好きだった「一乃」さんに発見され、勘違いした彼女が百合えっちに持ち込み、それに乱入する流れ。
彼女はそっち趣味ですよね。
しかし、いかに「トオルくん」が透明とはいえ、普通に受け入れているのは変。
気分的に盛り上がっていたとはいえ、”得体の知れない何らか”が加わっていることを不審に考えないものかなぁ。
眼鏡の教師「渡辺」さんとの3話は授業中。
…ってことは、「トオルくん」サボリ扱いになってるんですよね。
ここのシチュエーションは正直好みなんですが、あれはやり過ぎ。
生徒らの目前にて、大変なことになってます。
しかし、誰も助けたりなんだりしないのね。
付き合っている体育教師の「大久保」とのオチはコメディーちっくです。
※茶道部の3名
登場1話だけなのが勿体ないキャラもちらほら。
先の新聞部「悦子さん」の活動によって、”捕えた者に100万円”という懸賞金のかけられる4話目。
このあたりから、「トオルくん」はあえて危険を冒すようなことをするようになります。
よりゲーム的な感覚になってますね。
果敢に挑戦したい気持ちは分からんでもないですが…バレた際のことは何も考えてないのかな。
えっち相手は茶道部の3名。
部長さんが部員「三井」さん・「レイチェル」さんという2人に百合えっちをさせ、誘い出されたところを捕まえるという考えでした。
…これが特に後先考えてない行動。
透明なままの「トオルくん」をしっかり捕まえるなど、ハッキリ言って作戦は成功していたものの、特に捕縛したりもしないまま、なぜかえっち勝負みたいなことをしていました。
部室を大きくしたいのではなかったの?
「ただの返り討ちにあっただけ」
とか本人言っていたそのまま、単にえっちをしただけのこと。
部長さんは初めてだったらしく、そんなんが「まだ相手が2人残っている~」とか自信ありげに言い放っているのが実に意味不明でした。
続いて100万円ゲットを狙う5話は、各部が共同して罠を張ったお話です。
”電流爆破有刺鉄線火炎地獄形式”というプロレスリングが仕掛け。
ここに野球部のキャプテン「工藤」さんが囮として入り、リングコスチュームで待ち受けるというもの。
まぁ、漫画よね。
本気で捕えたいなら、袋の鼠になるだろうことを隠しておくと思うんですけど…。
はっきり檻を見せつつ餌を置く、という対動物ちっくな仕掛け。
これで捕まえようと考えてる各部員、「悦子さん」は相当に変。
さらには、爆破だの電流だの火炎だのに囲まれつつもえっちしてる「トオルくん」はだいぶ重症。
誰も彼もキ印な集団ですねー。
えっち最中にはピッチングマシーンで攻撃されるほか、弓道部部長の「菊池」からは矢を射られていました。
ここも実に変なんですよ。
「工藤さん」の体勢から、そりゃーだいたいの位置を想定するでしょうけれど、”矢が当たらなかった”ことにやたら疑問をもつのはおかしい。
普通なら、体勢が考えと違っていたか、よけられたか、って思う筈でしょ。
細かいですが、クレーンが作動しなかった理由も特に説明されてません。
なんで?
直接続く6話は、問題発生なお話。
どうにも困った「トオルくん」でしたが、
「素っ裸で町中に出て行くのは気が引ける…」
とか考えていました。
あれだけ裸で校内を闊歩し、大勢が目撃してる前でえっちしてるのに??
それに事態はただ事でなく、恥ずかしいとか言ってる場合ではないと思いますが…。
えっち相手は、彼氏のいるツインテールな女の子。
透明人間の話題が大々的になっている学校で、また明らかな感覚があるというのに、”想像”として片付けているのは変。
だいたい校庭・ド真ん中でのことだったので、”周囲に大勢いた学生らが誰も捕まえようとしない”のはもっと変だと思います。
100万円は継続してるんでしょ?
※左:教師「渡辺先生」、右:野球部「工藤さん」
授業中なのは良かったんですが…やり過ぎ。
成年漫画のラストらしく、大乱交となる7話、8話目が最終エピソード。
詳細はいちおう伏せますね。
ここで「悦子さん」は、「矢のすり抜け」とか、やはり見えてたかのような事を言ってますね。
「性交の虚実があやふや」というのも、現場に体液が残ってるでしょ。
ちゃんと調べて下さい。
被害者女性らが肯定的なのも都合良い感じですね。
また、この漫画の最大の問題点。
結局、「悦子さん」は透明人間が誰だか、知ってたのか、知らなかったのか。
視聴覚室へ「トオルくん」を呼び出し、はっきりフルネームを呼んでいた彼女は、やはり明確に正体を知っていたようなんですが…なんなんだろう。
また、意識しているのはいいとして、恋心っぽくなっているのがよく分かりません。
安っぽいなぁ。
なお、久しぶりにじじい登場しているんですけど、彼女の目の前で透明になっているというのに、後にあれで誘い出されるのは、”非常に違和感”がありました。
以上、思ったまま書かせて頂きました。
そもそも、「トオルくん」が頻繁に透明になる、危険を冒してまでえっちし続ける理由がよく分かりません。
学園内だけ、というのも同様。
あれ程の成果があるならば、身近・危険な学園内ではなく、憧れのアイドルとか狙うものでは?
しなやかな細線の絵柄。
デジタルの洗練された感じで、描き込み・濃淡は適度なもの。
全体はごっちゃりしていて、コマ割りの変化も大きめ。
綺麗なんですが、やや見辛さを感じました。
ふんわりとした女性キャラは肉付きよく、健康的なお色気。
ただ、ヒロインらは性格・外観どちらも個性弱く登場も1回限りで、またメインの「悦子さん」はかなりアクの強いキャラ。
ちょっと微妙。
判断は↓表紙などでどうぞ。
絵柄より、お話のが問題だと思いますが。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: ごめんなさい、「悦子さん」でマイナスしてます。
・話1: 個人的に違和感ばかり。楽しめませんでした。
・独2: これなら1話目だけで十分。
合計:[7/15]
前述した「ヒット出版社」さんのページでは、サンプル画と共に4話目がまるまる読めました。
購入前の参考としては最適でしょう。
「おおとりりゅうじ」センセの過去単行本でひでるさんと同じような感覚あった方は、先にチェックしてみるのがオススメです。
Yah!透明人間 (セラフィンコミックス) (2010/10/15) おおとり りゅうじ 商品詳細を見る |
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