■スキイロ少女 (水風天)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年] ラブコメ・お嬢様
・おまけ: カバー裏に別絵・あとがき。
・その他: 短編×13。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「水風天(みかぜ・たかし)」センセの「スキイロ少女」です。
※左:チーフ・ウェイトレスさん、右:元生徒「春野ちさ」
「ちささん」とのエピソードが好き。男性の憧れシチュエーションですね。
■スキイロ少女 (水風天)
★構成・絵柄 成年ラブコメ
「スキイロ少女」は全て短編での構成。
収録は全13話と多く、226ページほどあるんですが。
あとがきとか合間の穴埋めもなく、ギッチリと漫画が詰まっています。
各話も扉絵なく始まるんですね。
ジャンルとしてはだいたいラブコメ。
そうコメは強くなく、”儚いエロスの贈り手”という冠そのまま、だいたい静かな雰囲気漂うお話群となっています。
漫画世界の雰囲気が似ている話もあり、続きとか関連してるエピソードとかありそうなんですが。
特になかったですね。
…たぶん。
そこそこ白比率が高く、こざっぱりとした作画。
スッキリとした線で、描き込みは複雑ではなく。
黒もそう強くはない印象でした。
コマ割りは細かめですが、そう見辛くはありません。
収録は06年から11年のものまでと、やや範囲は広め。
比較的バランスは良く、不具合はあまり感じないものの。
やや線は頼りないところもあり、小さいコマなどには弱さも見えます。
雰囲気から、そうしたのが目立ち易いのは良し悪しかも。
↓表紙など、キャラは軽く色がつくと丁度よいですね。
白黒絵はそちらより癖があり、人を選ぶかもしれません。
最近はアマゾンでも原稿が見れたりもしますが。
「ワニマガジン社」のHPにて、「パーフェクトスター」が立ち読めるので、参考になるでしょう。
★収録話 13話収録
003:「パーフェクトスター」
完璧を自称するチーフ・ウェイトレスさんと昔馴染みな彼というカップル。
サボリを注意された彼が、
「どんな状況でも完璧にこなす!」
そうした彼女の台詞の上げ足を取り、羞恥プレイをするというもの。
ツインテールと黒パンストが可愛いです。
ただ、まぁ…そんな口車に乗っちゃったらダメよね。
オモチャ仕込まれたくだりは、もう少しじっくり見たかった気がします。
019:「Again」
4年ぶりの同窓会で再会した、元生徒「春野ちさ」さんと教師。
当時先生は、彼女から罰ゲームの告白を受けていたんですが。
その内容が、”本命の人に告白する”というものだったのでした。
卒業後なので、社会的な問題もなく。
もしかしたら、現実にあるかもしれない漫画ですねー。
飲み後の彼女をおぶったシチュエーションにて、あんな事を言われたらたまんないわ。
オチがまた素敵なものでしたよ。
良かったです。
なお、↓表紙はこちら「ちささん」の学生時代かな。
037:「パンと蜜をめしあがれ」
ワガママなお嬢様「真白」さん。
少しは苦労を知ってもらおうと、父親は会社を倒産したと偽り、彼女を社会へ出したのです。
しかし、心配もあるため、信頼できる彼女付きの使用人「樋口」をつけたのでした。
「真白さん」はどうやら父親の嘘を信じ切っているようで。
そんな傷心の彼女が、
「私が傅くのは生涯1人、お嬢様だけです~」
とか言われたら、あーした展開も納得。
注目はえっちシーン。
お誘いは彼女からなんですが…いきなり足出して、”舐めなさい”とか言ってるのよ。
ここがちょっと新鮮。
そうか、徹底したお嬢様だと、プレイもこうしたモノになるかもしれませんねー。
彼女ほかお嬢様っぽいキャラが多かったので、↑属性に入れてみました。
※左:真白さん、右:本庄美加
合わせてみました。「真白さん」はいいキャラでした。
055:「花鳥風月」
日本舞踊の旧家なお話。
仲良し3人組のうち、家が「花月」の許嫁としたのは「右京」でした。
それを切っ掛けに、「宗介」は日舞の世界から足を洗おうとしたんですが。
直後に「花月」から告白され、再び世界に戻り、認められるよう必死に頑張ってきたのでした。
こうした設定であると、悲劇的な展開になる方がそれっぽいんですが。
「右京くん」がいいヒトでしたねー。
漫画としては綺麗な終わり方をしていましたが、その「右京くん」視点で見たい気がします。
ラストページでのあれは、本心かなぁ。
071:「閃光少女」
優等生で顔立ちも整った「春日和也」くんに憧れる「本庄美加」さん。
彼にデートをばっさり断れた彼女は、姉の手伝いにコスプレで売り子をすることとなったんですが。
そのイペント会場に、彼もいたのでした。
マニアなんですね(笑)
写真目的だった彼に対し、「美加さん」は頑張っております。
まぁ、うまくいって何より。
087:「恋するフレミング」
姉「まな」と付き合う「けい」
2人の弁当をつくる彼女の妹「なな」は素っ気ない態度で、嫌われているかと思っていたんですが…という導入部。
裏表紙の2人ですね。
お互い仲良くなってもらおうと、「まなさん」はわざと2人きりにしたんですが。
確かに、まさかえっちまでしちゃうとは思わないわね。
普段は物静かでとっつき辛い感じの「ななちゃん」に注目です。
この後は、姉妹で争奪戦かな。
105:「Eye Love You」
”恐るべき眼力で思考すら見抜く”
そんな噂である「野田みさと」さんとのお話。
いかにも優等生な娘さんですわね。
積み重ねの観察と、細かな変化を見ているんでしょう。
えっちはいいとして、付き合うとなったら大変そう。
121:「SECRET LUNCH」
いつも物静かで、クラスから完全に孤立していた「柏木淳子」さん。
実はヤリマンであるという噂もある彼女と、屋上で偶然一緒になった「根本」くん。
成年漫画ではちらほら見かける、頼めばヤラせてもらえる女性の真実というネタ。
まぁ、セオリーな展開でした。
当然ながらえっちメインなので、周辺が見えないんですが。
彼女がなにゆえあーなったのか分かれば、また違った感覚あるかも。
141:「モノクローム」
157:「檻姫」
これらは収録でもブラックな要素のあるものです。
まずは前者。
4年前に主人を亡くし、娘と2人暮らしの未亡人「岡本雪乃」さんと、旦那の元部下でなにかと面倒を見てくれる「樋口」というカップル。
冒頭の雰囲気が一転する展開が良いですねー。
結構黒い要素もあり、どうなるのかと期待したんですが。
オチはあーですかね。
後者は元々はお嬢様である「椿」・「楓」という姉妹が人さらいに遭うという、衝撃な展開。
ちゃんと2人ともサレてしまうので、ご安心ください。
こちらのオチはなんとなく想像つくかも。
175:「時の隙間で」
SNSで”時間の無いヤツら”というコミュニティのオフ会話。
結局来たのは、「かずき」くんと、彼がなにかと世話になっていた「レイ」さんという2人だけだったのでした。
かなり分かり易いつくりで、こちらの流れも想像つくかな。
もうプラスなんちゃらが欲しい気がします。
191:「プライベートアクセス」
劇団の看板女優「まゆ」には、
”異性を目前にすると赤面してしまう”
という、困った特徴があったのです。
そんな訳で、克服のため幼馴染み「れん」にえっちの相手を頼むのでした。
まぁ、もともと馴染みとのことなので、えっちへの流れもスムーズ。
看板女優たる彼女が、初めてなようだったので。
「れんくん」、もっと早くなんとかしたげなさい。
※左:野田みさと、右:柏木淳子
この2人の絵は非常に良い感じの仕上がりでした。
209:「なゆら」
いいトコの坊ちゃん「勇之助」くんと使用人「なゆら」ちゃんのお話です。
自らも初めてでしたが、彼の初体験の相手をしてから。
日々抱かれるうち、気持ちは少しづつ彼に傾いていったのでした。
ああ、そうしたものですかねー。
淡い気持ちを抱くようになった「なゆらちゃん」に対し、「勇之助くん」の真意が見えないのがポイントでした。
なお、こちらが06年と、もっとも古めな原稿。
ただしそう極端な落差はないので、ご安心ください。
★その他
そんな訳で「水風天」センセです。
読んでいる時は気付きませんでしたが、ブログにて「彩恋 Sai-ren」を紹介していました。
あら、そうだっけ。
そちらから4年ぶりなんですねー。
センセは一般系にて、「ヨスガノソラ」の漫画版を担当されていましたよ。
今回ので合計4冊目。
前述したように、ぎっちりと漫画が詰まっている反面おまけ要素はほとんどなく。
某書店でのおまけ小冊子もラフスケッチで、あまりお言葉とか聞けない(※あとがきも一言くらい)のが残念でした。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年] ラブコメ・お嬢様
・おまけ: カバー裏に別絵・あとがき。
・その他: 短編×13。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「水風天(みかぜ・たかし)」センセの「スキイロ少女」です。
※左:チーフ・ウェイトレスさん、右:元生徒「春野ちさ」
「ちささん」とのエピソードが好き。男性の憧れシチュエーションですね。
■スキイロ少女 (水風天)
★構成・絵柄 成年ラブコメ
「スキイロ少女」は全て短編での構成。
収録は全13話と多く、226ページほどあるんですが。
あとがきとか合間の穴埋めもなく、ギッチリと漫画が詰まっています。
各話も扉絵なく始まるんですね。
ジャンルとしてはだいたいラブコメ。
そうコメは強くなく、”儚いエロスの贈り手”という冠そのまま、だいたい静かな雰囲気漂うお話群となっています。
漫画世界の雰囲気が似ている話もあり、続きとか関連してるエピソードとかありそうなんですが。
特になかったですね。
…たぶん。
そこそこ白比率が高く、こざっぱりとした作画。
スッキリとした線で、描き込みは複雑ではなく。
黒もそう強くはない印象でした。
コマ割りは細かめですが、そう見辛くはありません。
収録は06年から11年のものまでと、やや範囲は広め。
比較的バランスは良く、不具合はあまり感じないものの。
やや線は頼りないところもあり、小さいコマなどには弱さも見えます。
雰囲気から、そうしたのが目立ち易いのは良し悪しかも。
↓表紙など、キャラは軽く色がつくと丁度よいですね。
白黒絵はそちらより癖があり、人を選ぶかもしれません。
最近はアマゾンでも原稿が見れたりもしますが。
「ワニマガジン社」のHPにて、「パーフェクトスター」が立ち読めるので、参考になるでしょう。
★収録話 13話収録
003:「パーフェクトスター」
完璧を自称するチーフ・ウェイトレスさんと昔馴染みな彼というカップル。
サボリを注意された彼が、
「どんな状況でも完璧にこなす!」
そうした彼女の台詞の上げ足を取り、羞恥プレイをするというもの。
ツインテールと黒パンストが可愛いです。
ただ、まぁ…そんな口車に乗っちゃったらダメよね。
オモチャ仕込まれたくだりは、もう少しじっくり見たかった気がします。
019:「Again」
4年ぶりの同窓会で再会した、元生徒「春野ちさ」さんと教師。
当時先生は、彼女から罰ゲームの告白を受けていたんですが。
その内容が、”本命の人に告白する”というものだったのでした。
卒業後なので、社会的な問題もなく。
もしかしたら、現実にあるかもしれない漫画ですねー。
飲み後の彼女をおぶったシチュエーションにて、あんな事を言われたらたまんないわ。
オチがまた素敵なものでしたよ。
良かったです。
なお、↓表紙はこちら「ちささん」の学生時代かな。
037:「パンと蜜をめしあがれ」
ワガママなお嬢様「真白」さん。
少しは苦労を知ってもらおうと、父親は会社を倒産したと偽り、彼女を社会へ出したのです。
しかし、心配もあるため、信頼できる彼女付きの使用人「樋口」をつけたのでした。
「真白さん」はどうやら父親の嘘を信じ切っているようで。
そんな傷心の彼女が、
「私が傅くのは生涯1人、お嬢様だけです~」
とか言われたら、あーした展開も納得。
注目はえっちシーン。
お誘いは彼女からなんですが…いきなり足出して、”舐めなさい”とか言ってるのよ。
ここがちょっと新鮮。
そうか、徹底したお嬢様だと、プレイもこうしたモノになるかもしれませんねー。
彼女ほかお嬢様っぽいキャラが多かったので、↑属性に入れてみました。
※左:真白さん、右:本庄美加
合わせてみました。「真白さん」はいいキャラでした。
055:「花鳥風月」
日本舞踊の旧家なお話。
仲良し3人組のうち、家が「花月」の許嫁としたのは「右京」でした。
それを切っ掛けに、「宗介」は日舞の世界から足を洗おうとしたんですが。
直後に「花月」から告白され、再び世界に戻り、認められるよう必死に頑張ってきたのでした。
こうした設定であると、悲劇的な展開になる方がそれっぽいんですが。
「右京くん」がいいヒトでしたねー。
漫画としては綺麗な終わり方をしていましたが、その「右京くん」視点で見たい気がします。
ラストページでのあれは、本心かなぁ。
071:「閃光少女」
優等生で顔立ちも整った「春日和也」くんに憧れる「本庄美加」さん。
彼にデートをばっさり断れた彼女は、姉の手伝いにコスプレで売り子をすることとなったんですが。
そのイペント会場に、彼もいたのでした。
マニアなんですね(笑)
写真目的だった彼に対し、「美加さん」は頑張っております。
まぁ、うまくいって何より。
087:「恋するフレミング」
姉「まな」と付き合う「けい」
2人の弁当をつくる彼女の妹「なな」は素っ気ない態度で、嫌われているかと思っていたんですが…という導入部。
裏表紙の2人ですね。
お互い仲良くなってもらおうと、「まなさん」はわざと2人きりにしたんですが。
確かに、まさかえっちまでしちゃうとは思わないわね。
普段は物静かでとっつき辛い感じの「ななちゃん」に注目です。
この後は、姉妹で争奪戦かな。
105:「Eye Love You」
”恐るべき眼力で思考すら見抜く”
そんな噂である「野田みさと」さんとのお話。
いかにも優等生な娘さんですわね。
積み重ねの観察と、細かな変化を見ているんでしょう。
えっちはいいとして、付き合うとなったら大変そう。
121:「SECRET LUNCH」
いつも物静かで、クラスから完全に孤立していた「柏木淳子」さん。
実はヤリマンであるという噂もある彼女と、屋上で偶然一緒になった「根本」くん。
成年漫画ではちらほら見かける、頼めばヤラせてもらえる女性の真実というネタ。
まぁ、セオリーな展開でした。
当然ながらえっちメインなので、周辺が見えないんですが。
彼女がなにゆえあーなったのか分かれば、また違った感覚あるかも。
141:「モノクローム」
157:「檻姫」
これらは収録でもブラックな要素のあるものです。
まずは前者。
4年前に主人を亡くし、娘と2人暮らしの未亡人「岡本雪乃」さんと、旦那の元部下でなにかと面倒を見てくれる「樋口」というカップル。
冒頭の雰囲気が一転する展開が良いですねー。
結構黒い要素もあり、どうなるのかと期待したんですが。
オチはあーですかね。
後者は元々はお嬢様である「椿」・「楓」という姉妹が人さらいに遭うという、衝撃な展開。
ちゃんと2人ともサレてしまうので、ご安心ください。
こちらのオチはなんとなく想像つくかも。
175:「時の隙間で」
SNSで”時間の無いヤツら”というコミュニティのオフ会話。
結局来たのは、「かずき」くんと、彼がなにかと世話になっていた「レイ」さんという2人だけだったのでした。
かなり分かり易いつくりで、こちらの流れも想像つくかな。
もうプラスなんちゃらが欲しい気がします。
191:「プライベートアクセス」
劇団の看板女優「まゆ」には、
”異性を目前にすると赤面してしまう”
という、困った特徴があったのです。
そんな訳で、克服のため幼馴染み「れん」にえっちの相手を頼むのでした。
まぁ、もともと馴染みとのことなので、えっちへの流れもスムーズ。
看板女優たる彼女が、初めてなようだったので。
「れんくん」、もっと早くなんとかしたげなさい。
※左:野田みさと、右:柏木淳子
この2人の絵は非常に良い感じの仕上がりでした。
209:「なゆら」
いいトコの坊ちゃん「勇之助」くんと使用人「なゆら」ちゃんのお話です。
自らも初めてでしたが、彼の初体験の相手をしてから。
日々抱かれるうち、気持ちは少しづつ彼に傾いていったのでした。
ああ、そうしたものですかねー。
淡い気持ちを抱くようになった「なゆらちゃん」に対し、「勇之助くん」の真意が見えないのがポイントでした。
なお、こちらが06年と、もっとも古めな原稿。
ただしそう極端な落差はないので、ご安心ください。
★その他
そんな訳で「水風天」センセです。
読んでいる時は気付きませんでしたが、ブログにて「彩恋 Sai-ren」を紹介していました。
あら、そうだっけ。
そちらから4年ぶりなんですねー。
センセは一般系にて、「ヨスガノソラ」の漫画版を担当されていましたよ。
今回ので合計4冊目。
前述したように、ぎっちりと漫画が詰まっている反面おまけ要素はほとんどなく。
某書店でのおまけ小冊子もラフスケッチで、あまりお言葉とか聞けない(※あとがきも一言くらい)のが残念でした。
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