■お母さんを僕にください (新井理恵)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般] コメディー・保育園
・おまけ:
・その他: 折り返しに作者紹介、6話収録、現在1巻まで発売中
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新井理恵(あらい・りえ)」センセの「お母さんを僕にください 1巻」です。
※若原茜
彼女だけ別漫画のようなバランスです。
■お母さんを僕にください 1巻 (新井理恵)
★構成・絵柄 一般コメディー
「お母さんを僕にください」は巻数をまたぐ長編。
普通にストーリー漫画となっていました。
タイトルの通り、結婚がネタにはなっているんですが。
お話のメインは保育園でのアレコレでした。
そちらとか↓表紙から察せられる、甘い雰囲気はありません。
ラブコメではないので、くれぐれも注意下さい。
裏のあらすじ部分には、”痛快毒舌ギャグコメディ”と書かれていました。
そう、後述しますが、ブラック感たっぷりな仕上がりです。
読み手によっては、気になる人がいるかもしれません。
さらりと柔らかな線の作画。
濃淡と描き込み具合は適度なくらい。
結構白比率はあったものの不足感なく、見易いです。
シリアスからコメディーまで、漫画の巧い方。
ややテキストが多めかな。
ただしテンポは良いため、サクサクと読み進められるでしょう。
表情豊かなキャラ絵で、漫画っぽく崩れたりすることも頻繁。
バランスに優れ、リアル調もお上手。
特に引っ掛かる部分はありません。
カラーとそう変化はないので、判断については↓表紙で問題なし。
やや癖はありますが、こちらについてはそう人を選ぶものではないと思います。
やっぱり、お話のがキッチリ好き嫌いあるだろうなぁ。
★収録話 6話収録
保育園の雇われ園長「淺川誠」
すらりとしたスタイルで若さもあり、園児の母親からはモテモテ。
実際に関係している方もちらほらあり、なにかと巧く立ち回っていたんですが。
ある日、”19歳で未婚の母”という、「悠人」の保護者「若原茜」が訪ねてくると…
「園長先生!!私と結婚してもらえませんか!!」
いきなりそんなことを言ってきたのでした。
だいたいそんな感じ。
保育園を舞台とした、コメディー長編。
「茜さん」が持ちかけたのは偽装結婚なんですが。
それによって、ちょっとヒネてる主人公「誠くん」が人間的に成長する…というものなのかな。
※園児の母親たち
彼女らも多分に黒いのです。
↓表紙にもなっている、いちおうヒロインである「茜さん」が登場女性で1人だけ可愛らしい感じなんですが。
(※園児は除く)
独特なペースをお持ちの方で、奥様らから人気ある「誠くん」のオーラも彼女には通じず。
結果として、ラブっぽい描写はほとんどありません。
実は美人という主任「蛯沢」さんともうまくかみ合わず、心理的な安定についてはまだ先のようでした。
逆にコメディーについては頻繁。
独特のしれっとしたものから、はっちゃけたものまで、満載でした。
それに至る前後が、普通のストーリー漫画、下手をするとシリアスな雰囲気があるため、その落差はかなりのもの。
全盛期の「野茂英雄」投手という感じですわね。
後述しますが、久しぶりにセンセの漫画を見て気付きましたが。
口に出さず、心で突っ込むのが多いですね。
しかも、ボケ・ツッコミのどっちも、影さすようなエグさがあり。
だから毒舌とか描かれるんだろうなぁ。
そうした感じで、コメディーではあるものの、ぱっと明るい雰囲気とはやや異なっており。
独特なブラック感に包まれたの漫画となっていました。
そうしたのが苦手かなーって思う人は注意。
切っ掛けとなる1話目。
「拓海」くんの母親と「誠くん」は関係しているんですが。
その「拓海くん」は彼の黒さを感じ取っているようで、怖がっていました。
うんうん、そうだろうなぁ。
それに対して、まったく物怖じしない「悠人くん」は大物ですね。
故あって、料理を作りに行くこととなる2話目。
後半のあれは、非常に良いシーンなんですが。
「誠くん」はまたひねくったこと考える人だなぁ。
印象だけのことなので、素直に喜べばいいのに。
「茜さん」とは良いカップルですね。
その料理がため、家に通っていることが他の奥様方にバレるという3話。
こちらもまた、あちこちえらくブラックですね。
新キャラの「大西」とか。
「茜さん」が可愛いですよ。
※主任「蛯沢」
ポイントになるキャラのようです。右は妄想な彼女。
節分行事の4話目。
特殊メイクで鬼そのものという「吉野」と、いつもとさして変わらない「誠くん」の対比に注目。
「拓海くん」が面白いです。
また、「蛯沢さん」の素顔も公開されているので、お楽しみに。
なぜか「茜さん」がヘロヘロになっている5話目。
冒頭では”水商売”なんて単語も登場しており、気になるところでしたが。
良い雰囲気だったのが、ラスト前で急転直下にオチていました。
「蛯沢さん」・「吉野」との色々が描かれる、収録での最終6話。
ああして、1人ぐるぐると考えをめぐらせるあたりは、いかにもですね。
ちらほら気にしている「蛯沢さん」の秘密が垣間見えたところで、1巻は終了。
この漫画、次はどうなるんでしょう。
★その他
そんな訳で「新井理恵」センセでした。
このブログでも「M ーエムー」、「子供達をせめないで」の2冊を紹介しているんですが。
よくよく見てみると、06年と開始すぐのことでした。
そうなのか。
実際のところ続巻とか読んではいるんですが、なんだか久しぶり。
3年振りくらいかな。
今回のコレも、ぱっと見かけて懐かしさから手に取ってしまいました。
↓表紙の彼女がいかにもセンセっぽかったですね。
漫画もまぁ、いかにもそんな感じでしたよ。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般] コメディー・保育園
・おまけ:
・その他: 折り返しに作者紹介、6話収録、現在1巻まで発売中
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新井理恵(あらい・りえ)」センセの「お母さんを僕にください 1巻」です。
※若原茜
彼女だけ別漫画のようなバランスです。
■お母さんを僕にください 1巻 (新井理恵)
★構成・絵柄 一般コメディー
「お母さんを僕にください」は巻数をまたぐ長編。
普通にストーリー漫画となっていました。
タイトルの通り、結婚がネタにはなっているんですが。
お話のメインは保育園でのアレコレでした。
そちらとか↓表紙から察せられる、甘い雰囲気はありません。
ラブコメではないので、くれぐれも注意下さい。
裏のあらすじ部分には、”痛快毒舌ギャグコメディ”と書かれていました。
そう、後述しますが、ブラック感たっぷりな仕上がりです。
読み手によっては、気になる人がいるかもしれません。
さらりと柔らかな線の作画。
濃淡と描き込み具合は適度なくらい。
結構白比率はあったものの不足感なく、見易いです。
シリアスからコメディーまで、漫画の巧い方。
ややテキストが多めかな。
ただしテンポは良いため、サクサクと読み進められるでしょう。
表情豊かなキャラ絵で、漫画っぽく崩れたりすることも頻繁。
バランスに優れ、リアル調もお上手。
特に引っ掛かる部分はありません。
カラーとそう変化はないので、判断については↓表紙で問題なし。
やや癖はありますが、こちらについてはそう人を選ぶものではないと思います。
やっぱり、お話のがキッチリ好き嫌いあるだろうなぁ。
★収録話 6話収録
保育園の雇われ園長「淺川誠」
すらりとしたスタイルで若さもあり、園児の母親からはモテモテ。
実際に関係している方もちらほらあり、なにかと巧く立ち回っていたんですが。
ある日、”19歳で未婚の母”という、「悠人」の保護者「若原茜」が訪ねてくると…
「園長先生!!私と結婚してもらえませんか!!」
いきなりそんなことを言ってきたのでした。
だいたいそんな感じ。
保育園を舞台とした、コメディー長編。
「茜さん」が持ちかけたのは偽装結婚なんですが。
それによって、ちょっとヒネてる主人公「誠くん」が人間的に成長する…というものなのかな。
※園児の母親たち
彼女らも多分に黒いのです。
↓表紙にもなっている、いちおうヒロインである「茜さん」が登場女性で1人だけ可愛らしい感じなんですが。
(※園児は除く)
独特なペースをお持ちの方で、奥様らから人気ある「誠くん」のオーラも彼女には通じず。
結果として、ラブっぽい描写はほとんどありません。
実は美人という主任「蛯沢」さんともうまくかみ合わず、心理的な安定についてはまだ先のようでした。
逆にコメディーについては頻繁。
独特のしれっとしたものから、はっちゃけたものまで、満載でした。
それに至る前後が、普通のストーリー漫画、下手をするとシリアスな雰囲気があるため、その落差はかなりのもの。
全盛期の「野茂英雄」投手という感じですわね。
後述しますが、久しぶりにセンセの漫画を見て気付きましたが。
口に出さず、心で突っ込むのが多いですね。
しかも、ボケ・ツッコミのどっちも、影さすようなエグさがあり。
だから毒舌とか描かれるんだろうなぁ。
そうした感じで、コメディーではあるものの、ぱっと明るい雰囲気とはやや異なっており。
独特なブラック感に包まれたの漫画となっていました。
そうしたのが苦手かなーって思う人は注意。
切っ掛けとなる1話目。
「拓海」くんの母親と「誠くん」は関係しているんですが。
その「拓海くん」は彼の黒さを感じ取っているようで、怖がっていました。
うんうん、そうだろうなぁ。
それに対して、まったく物怖じしない「悠人くん」は大物ですね。
故あって、料理を作りに行くこととなる2話目。
後半のあれは、非常に良いシーンなんですが。
「誠くん」はまたひねくったこと考える人だなぁ。
印象だけのことなので、素直に喜べばいいのに。
「茜さん」とは良いカップルですね。
その料理がため、家に通っていることが他の奥様方にバレるという3話。
こちらもまた、あちこちえらくブラックですね。
新キャラの「大西」とか。
「茜さん」が可愛いですよ。
※主任「蛯沢」
ポイントになるキャラのようです。右は妄想な彼女。
節分行事の4話目。
特殊メイクで鬼そのものという「吉野」と、いつもとさして変わらない「誠くん」の対比に注目。
「拓海くん」が面白いです。
また、「蛯沢さん」の素顔も公開されているので、お楽しみに。
なぜか「茜さん」がヘロヘロになっている5話目。
冒頭では”水商売”なんて単語も登場しており、気になるところでしたが。
良い雰囲気だったのが、ラスト前で急転直下にオチていました。
「蛯沢さん」・「吉野」との色々が描かれる、収録での最終6話。
ああして、1人ぐるぐると考えをめぐらせるあたりは、いかにもですね。
ちらほら気にしている「蛯沢さん」の秘密が垣間見えたところで、1巻は終了。
この漫画、次はどうなるんでしょう。
★その他
そんな訳で「新井理恵」センセでした。
このブログでも「M ーエムー」、「子供達をせめないで」の2冊を紹介しているんですが。
よくよく見てみると、06年と開始すぐのことでした。
そうなのか。
実際のところ続巻とか読んではいるんですが、なんだか久しぶり。
3年振りくらいかな。
今回のコレも、ぱっと見かけて懐かしさから手に取ってしまいました。
↓表紙の彼女がいかにもセンセっぽかったですね。
漫画もまぁ、いかにもそんな感じでしたよ。
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