■月と太陽 （シャチカマボコ）
★まんがデーター ［１０／１５］
・絵 ：■■■□□
・話 ：■■■□□
・独創性：■■■■□
・属性 ： 成年・ラブコメ
・おまけ： あとがき、
たぶんカラー描き下ろし「にゃんにゃんっ！」
・その他： 初単行本、カラー（４P）、短編×１０（うち「月と太陽」×５）
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シャチカマボコ」センセの「月と太陽」です。
本当は「彼女の啼き声／セキグチヒロキ」を取り上げようとしていたんですが…コレがまた全然合わなかったのです。
刺さらなかった単行本を連続するのもどうかと思ったので、急遽変更しました。
そのお名前から、ふと「ツナエンペラー」を連想した、「シャチカマボコ」センセの初単行本です。
表題作の中編「月と太陽」を中心に、短編と共にまとめられておりました。
雰囲気そのまま、明るくえっちなヒロインとのエピソード集。
ややバランス微妙なところがあったものの、ある程度個性は確立し、安定しておりました。
今後が期待される漫画家さんです。
※左：アイラさん、右：美夜さん
この２人は連続話に相応しい、なかなか良いキャラだと思います。
そんな訳で全５話のメイン「月と太陽」
主人公「陽太」くんは職場のＯＬ「美夜（みや）」さんから、強引にえっちなメイドＤＶＤを借りさせられてしまいました。
そのＤＶＤ切っ掛けとし、金髪えろメイド「中月アイラ」さんと接触。
解雇されて行き場のなかった「アイラさん」は家に置いてもらうべく「陽太くん」に泣いてお願いしたのです。
…簡単ですが、だいたいそんな感じ。
えっちなメイドさんの活躍するラブコメ話。
限られた主要キャラで、メインストーリーを追いかける漫画になっておりました。
やっぱり正ヒロインなメイド「中月アイラさん」に注目。
髪の毛の色と名前から察するに、ハーフとかなのかな。
仕えていたご主人様に「夜のご奉仕」をしようとして、クビにされた経緯を持つ彼女。
”えっち好き”というより、”仕える相手を性的に満足させたい”という発想なのかな。
２人の間に割って入った「美夜さん」には、敵意を剥き出しにしておりました。
独りでどうやったのか、裸エプロンの上から自らを縄で拘束し、
「見て下さいっ、縛りメイドですよっ」
…とか言って喜んでいたのが印象的ですね。
なかなか面白い娘さんです。
カップラーメンの描写とかありましたが、どうやら家事は普通にできるみたい。
途中にあった、オムライスのケチャップ文字「カエレ」が可笑しいです。
一方、１ヵ月もの間、毎晩２人にされてしまう「陽太くん」
童顔なのに体力のある方ですね（笑）
メイド服が似合うということで、女子社員にセクハラする「美夜さん」のターゲットになっておりました。
そんな彼女であるため、「アイラさん」をもえっち対象として狙っているところが大きなポイント。
２人で「陽太くん」を取りあうだけではないんですねー。
”夜のご奉仕”好きなえろメイド「アイラさん」も個性的でしたが、この「美夜さん」も物語をかき回す良いキャラでした。
ただ、ちょっと驚かされたラストの”流れ”はよかったんですが、その”内容”は正直疑問。
あれでいいのかなぁ…。
※麻衣さん
バランスとしてはこちらの絵のが好み。
住んでいるアパートが同じで、さらに幼稚園から小中高、なんと大学に至るまで一緒であった「麻衣」さん。
そんな訳で常に隣にいるため、周囲からは彼女だと認識されていました。
このままでは恋愛もできない、ということで、無茶な要求をするんですが…という短編「わんわんっ！」
何でも言うことを聞く従順な「麻衣さん」
確かに考えが読めないタイプの娘さんだとは思いますが、幼稚園から大学まで一緒であるなら、ああいった彼女の性格・性質は随所に見えるのではないかなぁ。
そんな違和感あったものの、律儀に犬を演じ続けるところが可愛いです。
冒頭収録のカラー漫画「にゃんにゃんっ！」
タイトル似てますが、先ほどの漫画と関連はありません。
明らかに本単行本を見ている、ヒロイン「環」さん。
そのため描き下ろしではないかなぁ、と思うんですが。
どうなのかな。
「よくやるねぇ、こんなカッコ……私は絶対イヤ！」
…とか言いながら、猫耳だけでなく尻尾、おまけに首輪までつけるほどの徹底ぶりでした。
※左：車掌さん、右：志乃さん
むちむちな２人ですが…もうふた息、というところ。
ほか、女性車掌さんの「はっしゃ←→おーらい」
１ページ目のお尻アップな描写に期待しましたが、他にそんなんなかったですねー。
女子にモテモテな「宏美」さんと「真人」先生というカップル「わいるどぷりちー★」
オチはあーしたものでしたが、男にメロメロな「宏美さん」は期待するものでないのでは？
…あ、だから憎悪が先生へ向かうのか。
「浩（こう）」くんと「志乃」さんの「ろりこす。」
高校のブレザー、中学のセーラー服、ブルマまで着させられた「志乃さん」は彼のことを”変態”、スクール水着にランドセルを”ロリコン”と称しておりました。
いや、そのくらいは普通でしょ。
確かにランドセルは微妙な線ですが、ちゃんと「志乃さん」に反応しているのでロリコンでもありませんよ。
そのあたりを間違えられるは嫌でしょうねー。
柔らかな細線の絵柄。
トーン処理が目立っておりますがテカテカとはしておらず、色は適度なくらいです。
全体的に白比率あり、すっきり気味。
簡単に表現するならおおらかな人物絵で、可愛らしい感じ。
作画の雰囲気もあって若干バランスが崩れるところが目立ち、また「月と太陽」の２話オチ部分など、やや分かり辛い個所がありました。
↓表紙と同じ構図で、背中から描いている裏表紙が秀逸。
あの絵だけで、それぞれキャラを巧く表現されているんですが…センセ自身が突っ込んでいるとおり、白黒絵と差がありました。
ちょっと注意。
紹介帯があるなら、裏の漫画カット絵が判断に良いでしょう。
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・絵 ：■■■□□
・話 ：■■■□□
・独創性：■■■■□
・属性 ： 成年・ラブコメ
・おまけ： あとがき、
たぶんカラー描き下ろし「にゃんにゃんっ！」
・その他： 初単行本、カラー（４P）、短編×１０（うち「月と太陽」×５）
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シャチカマボコ」センセの「月と太陽」です。
本当は「彼女の啼き声／セキグチヒロキ」を取り上げようとしていたんですが…コレがまた全然合わなかったのです。
刺さらなかった単行本を連続するのもどうかと思ったので、急遽変更しました。
そのお名前から、ふと「ツナエンペラー」を連想した、「シャチカマボコ」センセの初単行本です。
表題作の中編「月と太陽」を中心に、短編と共にまとめられておりました。
雰囲気そのまま、明るくえっちなヒロインとのエピソード集。
ややバランス微妙なところがあったものの、ある程度個性は確立し、安定しておりました。
今後が期待される漫画家さんです。
※左：アイラさん、右：美夜さん
この２人は連続話に相応しい、なかなか良いキャラだと思います。
そんな訳で全５話のメイン「月と太陽」
主人公「陽太」くんは職場のＯＬ「美夜（みや）」さんから、強引にえっちなメイドＤＶＤを借りさせられてしまいました。
そのＤＶＤ切っ掛けとし、金髪えろメイド「中月アイラ」さんと接触。
解雇されて行き場のなかった「アイラさん」は家に置いてもらうべく「陽太くん」に泣いてお願いしたのです。
…簡単ですが、だいたいそんな感じ。
えっちなメイドさんの活躍するラブコメ話。
限られた主要キャラで、メインストーリーを追いかける漫画になっておりました。
やっぱり正ヒロインなメイド「中月アイラさん」に注目。
髪の毛の色と名前から察するに、ハーフとかなのかな。
仕えていたご主人様に「夜のご奉仕」をしようとして、クビにされた経緯を持つ彼女。
”えっち好き”というより、”仕える相手を性的に満足させたい”という発想なのかな。
２人の間に割って入った「美夜さん」には、敵意を剥き出しにしておりました。
独りでどうやったのか、裸エプロンの上から自らを縄で拘束し、
「見て下さいっ、縛りメイドですよっ」
…とか言って喜んでいたのが印象的ですね。
なかなか面白い娘さんです。
カップラーメンの描写とかありましたが、どうやら家事は普通にできるみたい。
途中にあった、オムライスのケチャップ文字「カエレ」が可笑しいです。
一方、１ヵ月もの間、毎晩２人にされてしまう「陽太くん」
童顔なのに体力のある方ですね（笑）
メイド服が似合うということで、女子社員にセクハラする「美夜さん」のターゲットになっておりました。
そんな彼女であるため、「アイラさん」をもえっち対象として狙っているところが大きなポイント。
２人で「陽太くん」を取りあうだけではないんですねー。
”夜のご奉仕”好きなえろメイド「アイラさん」も個性的でしたが、この「美夜さん」も物語をかき回す良いキャラでした。
ただ、ちょっと驚かされたラストの”流れ”はよかったんですが、その”内容”は正直疑問。
あれでいいのかなぁ…。
※麻衣さん
バランスとしてはこちらの絵のが好み。
住んでいるアパートが同じで、さらに幼稚園から小中高、なんと大学に至るまで一緒であった「麻衣」さん。
そんな訳で常に隣にいるため、周囲からは彼女だと認識されていました。
このままでは恋愛もできない、ということで、無茶な要求をするんですが…という短編「わんわんっ！」
何でも言うことを聞く従順な「麻衣さん」
確かに考えが読めないタイプの娘さんだとは思いますが、幼稚園から大学まで一緒であるなら、ああいった彼女の性格・性質は随所に見えるのではないかなぁ。
そんな違和感あったものの、律儀に犬を演じ続けるところが可愛いです。
冒頭収録のカラー漫画「にゃんにゃんっ！」
タイトル似てますが、先ほどの漫画と関連はありません。
明らかに本単行本を見ている、ヒロイン「環」さん。
そのため描き下ろしではないかなぁ、と思うんですが。
どうなのかな。
「よくやるねぇ、こんなカッコ……私は絶対イヤ！」
…とか言いながら、猫耳だけでなく尻尾、おまけに首輪までつけるほどの徹底ぶりでした。
※左：車掌さん、右：志乃さん
むちむちな２人ですが…もうふた息、というところ。
ほか、女性車掌さんの「はっしゃ←→おーらい」
１ページ目のお尻アップな描写に期待しましたが、他にそんなんなかったですねー。
女子にモテモテな「宏美」さんと「真人」先生というカップル「わいるどぷりちー★」
オチはあーしたものでしたが、男にメロメロな「宏美さん」は期待するものでないのでは？
…あ、だから憎悪が先生へ向かうのか。
「浩（こう）」くんと「志乃」さんの「ろりこす。」
高校のブレザー、中学のセーラー服、ブルマまで着させられた「志乃さん」は彼のことを”変態”、スクール水着にランドセルを”ロリコン”と称しておりました。
いや、そのくらいは普通でしょ。
確かにランドセルは微妙な線ですが、ちゃんと「志乃さん」に反応しているのでロリコンでもありませんよ。
そのあたりを間違えられるは嫌でしょうねー。
柔らかな細線の絵柄。
トーン処理が目立っておりますがテカテカとはしておらず、色は適度なくらいです。
全体的に白比率あり、すっきり気味。
簡単に表現するならおおらかな人物絵で、可愛らしい感じ。
作画の雰囲気もあって若干バランスが崩れるところが目立ち、また「月と太陽」の２話オチ部分など、やや分かり辛い個所がありました。
↓表紙と同じ構図で、背中から描いている裏表紙が秀逸。
あの絵だけで、それぞれキャラを巧く表現されているんですが…センセ自身が突っ込んでいるとおり、白黒絵と差がありました。
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