まんがさんぽ

★まんがデーター　［１３／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■■□
・独創性：■■■■■
・属性　：　成年・年上
・おまけ：　あとがき、カバー裏に別絵・ゲストページ（「天野雨乃」センセ）
・その他：　イラストギャラリー、カラー（４Ｐ）、短編×８。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Ｃｌｏｎｅ人間（くろーん・にんげん）」センセの「桃尻４００％」です。


「実写を越えた写実」

という「天野雨乃」センセの推薦文が光る１冊。
リアルな絵柄の「Ｃｌｏｎｅ人間」センセですね。
ひでるさんはこちらが初見。
５冊目の単行本「桃尻４００％」はおおまかに年上女性、細かくは教師・人妻での構成になっていました。


※左から平井、高島、生野、滝川
　こんな教師たちです。このお話は良かった！！

冒頭２話は複数人数の短編が続いております。
キャプテン「西尾理沙」さんほかママさんバレーのお話「春風ママさんバレーｉｎサマー」
県でベスト３に入る強豪チームな理由は…という漫画ですね。
ほぼ皆さんそれを楽しんでいるんですが、唯一主人公挌の「柏木かおる」さんだけ乗りきれておらず、戸惑っているのでした。
実はそんなところが非常に良いスパイスとなっています。

「Ｍ４～ｍｏｎｓｔｅｒ　４～」は教師４名との複数えっち系。
先の短編よりも人数が限定されて個性がはっきりしているだけ、こちらのが読み応え有りました。
女子教員らの下着が紛失していたのは、とある生徒の仕業。
事が露見し、音楽教師「滝川照美」、数学教師「高島あやか」、体育教師「平井真央」という３名に詰め寄られる生徒を担任「生野夕子」はかばうんですが…ひょんな事から”女性の魅力対決”となり、彼に誰が最も魅力的か判定してもらうこととなったのです。
バカですね（笑）
こんな漫画が大好きです。
対立する「滝川」・「高島」の両教師から、生徒に女を感じられたことで喜ぶなど、収録では最もコメディー度合いの高い作品。
バカバカしい面白さの溢れるネタで、教室でお尻が並ぶ見開きシーンは圧巻でした。
そちらも、ちゃんとそれぞれの個性が感じられます。
彼は最も右をチョイスしてましたが、ひでるさんは…２番目かなぁ。
あの脱ぎ途中みたいなのが良いので（笑）
この学校に入学したいですよ。
これ１話だけで、買って良かったと思えた短編でした。


※左：高木先生（変身前）、右：真中先生
　教師な２人です。「高木先生」は…こっちバージョンでも十分美人ですね。

短編「夢」は、タイトルそのまま夢と現実の狭間で揺れる教師を描いたお話。
こちらも複数えっちです。
これは中盤のふたなりを自覚してからがポイント。
（※妄想世界？なので、実際にふたなりではありませんが）
タイプ異なる３名の生徒らとえろえろしておりました。

おカタい女教師のびっくりな夜の顔という「マシーン」
淡々とした授業と融通きかないタイプがため、”マシーン”と呼称される「高木」先生。
自ら窮屈となってしまった彼女は、いつしか夜の街へ繰り出して鬱憤を晴らすようになっていました。
ある日、大学生らしき男性に声をかけられた「高木先生」は公園でえっちを始めるんですが…。
オン・オフでまったくの別人という「高木先生」
あれは、どうやって見破ったんでしょうねー。
ただ、最近の学生は夜出歩くこと多いですし、毎年何人もの生徒が卒業していきますから…あーしたリスクは十分に考えられること。
漫画が暗い終わり方でなかったように、あんがいこれで吹っ切れてちょうど良かったのかな、とも思いました。
物腰緩やかになれば素敵ですね。

競泳水着が眩しい放尿漫画「オリノヒト」
プールの女子更衣室にあるトイレは改装中でした。
それがためか、体育教師「真中智美」物陰でトイレをすませたんですが…ちょうどその付近は”喫煙室”という愛称のサボリ場だったのです。
非現実とも言えるその行為に魅せられた生徒Ｍは…というお話ですね。
これはいい。
いかにも「すえひろがり」センセが好みそうなネタでしたよー。
冒頭からじっくりページを使った放尿シーン、手紙での脅迫・呼び出し、目前で再度の放尿（こちらは水着越し）、そして正体不明なマスク姿の男と…という、えろえろ展開です。
オチに至るまで無駄なくまとまっており、もうちょっと見たいと思わせる短編でした。


※左：「かずひさくんの母親」、右：桜子さん
　「桜子さん」のシチュエーションはお好きな方多い…よね？ちがう？？

こちらからは全て人妻系になります。
最近下着がなくなっている「かずひさ」の母親。
その犯人は探さずとも、息子の友人「ともあき」と分かっていました。
ただ、下手に傷つけたらいけない、ということでずっと黙っていたものの、あまりに頻繁で我慢できなくなったのです。
「ともあき」を呼び出し、直接追及することとしたのでした。
短編「親友の母親」はそんな流れ。
あんな美人ならばいいなぁ。
「ファスナー下ろしてもらっていいかしら」
という、ドキドキ・憧れなシチュエーションがあります。
その際に、髪の毛を押さえる仕草をするんですけど、これがまた色っぽいのでした。

兄の嫁「ゆき江」さんとのお話「おさがり」
主人公である弟「まさや」くんもオカシイですが…一見普通な兄は輪をかけた異常さがありました。
「乗り換えようと～」って、車じゃーないんだから。
あんなんがモテているようなので、タチが悪いですね。

妊娠した「桜子」は、名医と評判である夫の従兄弟「たかし」の産婦人科にお世話になることとなりました。
身内なのでどうにも気がひける彼女でしたが、仕方なく夫の薦めに従ったのです。
診察台の「桜子」は妙な感覚があり…という「はなびら」
タイトルから名前が「桜子さん」なんですねー（笑）
「新」センセの漫画を思い出しますよ。
どうにも卑猥な診察台。
身内にされるのは嫌だろうなぁ…。
カーテン越しのプレイはめたくたえっちで素敵。
こちらの「たかし」は確信犯でやっておりました。
”もしかして？”、が”ほぼ間違いない”に変わりつつも、怖くて確かめられないというあたりがえっちです。
乱れる「桜子さん」に対し、冷静に喋っている彼がまたイヤらしいのですよ。

柔らかな線の絵柄。
適度なくらいの色使いで、洗練された今風な感覚のデジタル絵です。
こうしたリアル目な漫画ではすっきりな系統でしょう。
描写としてもあまり濃いものはありませんでした。
↓表紙などそのまま、リアル傾向なキャラ絵。
きゅっとした唇とくりくりっとした瞳の優しい感じです。
…擬音ばかりで申し訳ないですが（笑）
ひでるさん的リアル系の代名詞である「八月薫」センセとまた異なるタッチですね。
漫画っぽい可愛さがあるかなぁ。
まぁ、そんな訳で個性は強く、明確に人を選ぶタイプになります。
カラーよりも白黒のが独特の味が出ているので、判断は紹介帯裏のカット絵のが良いでしょう。
かなーり小さいですが。

昨日紹介しました、同じくリアル系である「優斗」センセの方が絵としては好みです。
ただ、お話的には断然「Ｃｌｏｎｅ人間」センセでした。
「オリノヒト」・「はなびら」も非常に良かったですが…やっぱり「Ｍ４～ｍｏｎｓｔｅｒ　４～」が刺さったなぁ。

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tag : コメディー競泳水着