■めるてぃcandy (橘立夏)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・大学生
・おまけ: 描き下ろし「まだまだちぇんじ」、
カバー裏に4コマ。
・その他: 初単行本、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「橘立夏(たちばな・りっか)」センセの「めるてぃcandy」です。
やわらかな色彩で、ちょっとえっち程度の↓表紙が良い感じ。
(※一般系ですからね)
そちらにふらーっと引かれて、手にしました。
特に裏表紙の3名はおさまり良く、好みな作画です。
彼女らのストーリー漫画が読みたくなりますね。
実際、カバー裏にあった4コマは各話のキャラが入り乱れるコメディーになっているんですが、これがなかなか面白いです。
次巻以降の期待も高まります。
絵柄とかお話は一般えっち系が似合っているようなので、このまま突き進んで欲しいトコロです。
「東鉄神」センセのようなトコロを目指してほしいなぁ。
※左:まひるさん、右:ハルカさん
普通のメイド服とは違うので、あんなデザインです。
そんなこんなで、「橘立夏」センセ。
おそらく初単行本「めるてぃcandy」です。
前述しておりますが、一般向けえっち系単行本。
収録は全て短編ですね。
掲載紙の関係か、登場するキャラはやや年齢のある方々。
だいたい、大学生から社会人成り立てくらいの年齢幅です。
「葉鹿」くん、「まひる」さんというカップルの温泉旅行話「ふたり温泉」
始めての旅行でわくわくしていた2人。
しかし、到着した温泉旅館が、掲載されていた雑誌と違って相当にボロいものだった…というお話。
彼女機嫌を損ねていました。
ただ、あれって「葉鹿くん」が悪い訳じゃーないよね。
忙しい仕事の合間だったようですし、それくらい許してあげて下さい。
(※露天風呂がどんなんか、ちゃんと見てないのは甘いと思うけど)
でも、掛け軸の裏のベタベタお札はリアルに嫌。
客いないなら、他の部屋にしてほしいわ。
なお、途中にそのものが出演していましたけど、よくよく見ると冒頭にもヒントがありました。
「遠回りな恋」は5年ぶりという同窓会話。
実はこちらも温泉ネタです。
主人公「烏山要(からすやま・かなめ)」くんがうっかりしたため「白河」さんと混浴状態になってましたが…普通なら”これでもか”、ってくらい性別書かれるものですけどね。
まぁ、だいぶ酔っ払っていたようですが。
間違えたのはいいとしても、そこでえっちしちゃうのは…また誰か入ってきたら大変なこととなりそうです。
まるで関係ないですが、ちょっとドキドキ(笑)
大学生カップルの「パワフルガール」
「妻沼タケル」はひょんな事で「川口ハルカ」と知り合いました。
遊んでいるうち同じ趣味を持つ彼女に惹かれるものの、気さくで女の子っぽくない彼女に気おくれしていたのです。
”普段はかない”という女の子のスカート姿はいいですね。
胸元もやばい感じでした。
そんなんなのに、いつものように振舞っていた「ハルカさん」がため~という流れ。
スタイルも非常に良く、「タケルくん」がやってたようにじろじろ見てあげたいです。
「Candy Girl」も大学生カップル。
学内でも評判なの美少女ながら、いままで彼氏がいなかったという「加須ひなた」さん。
ちょっとズレた、はっちゃけ後輩でした。
夕食でわた飴って…付き合う「上河内卓郎」くんは相当に広い心が必要ですね。
途中で機械が暴走して巻き散らかしてましたが、あれ部屋ベタベタになりそうでやだなぁ。
掃除する描写がしっかりありましたけど。
※左:静江さん、右:あかねちゃん
どちらも良いキャラでした。「あかねちゃん」はコメディーのがいいなぁ。
カバー裏でもネタにされてましたが、短編「静江」は収録で最も異質なもの。
主人公「都賀雅彦」は大学生。
日本画を専攻しており、就任した教授「宇都宮」に認められ、自宅で絵を見てもらうこととなったのです。
あいにく教授は留守にしており、出迎えたのは再婚したばかりという若妻「静江」さん。
彼女をモデルにした絵は多く、もともとそれを気に入っていた「雅彦」は夢見心地だったんですが…。
もしかしたら実際にあるのでは?
そうした気分にさせられる、文学というか映画的なストーリーです。
蠱惑的な「静江さん」が素敵でした。
ただ、肝心のえっちシーンでやや崩れ気味になっていたのが残念。
また、画面も暗めの方がより雰囲気出たかもしれません。
「ブドウ園継ぐのもいいかなーって~」
そうした、「忠義」くんの軽い台詞にムカっとしていた「あかね」ちゃん。
…なにげに、本の前のひでるさんも同じ気分だったりして。
適当な気持ちで継ぐとか言うんじゃねぇ!
とか思ってましたが、「あかねちゃん」が腹を立てていたのには他の理由もあったのでした。
そんな短編の「sweet home」
「あかねちゃん」は半開きな目が魅力。
そのため、お話後半のぱっちり目(抑え気味に描かれてはいましたが)は、ちと違うかなぁ。
裏表紙とか、カバー裏4コマでは実に良い表情をしているんですが。
よくありがちな、”雰囲気を変えたら美人だった”というネタの短編「ちぇんじ」
ネットゲームで知り合った「北川辺雪絵」さん。
初対面ではやや驚いたものの、喋ってみるとチャットの感覚でした。
やった事ないから知りませんが、そんなものかなぁ。
なお、こちらは「まだまだちぇんじ」という後日談が描き下ろしされています。
忍者のコスプレはいいですね。
※左:北川辺雪絵、右:加須ひなた
2人とも髪の毛長いですねー。
ファミレスでのお話「デキカノ」
「寄居大地」くんの就職した居酒屋チェーンはファミレス事業もあり…なんと、彼女「ともこ」さんが店長を勤めるファミレスに配属されてしまったのでした。
彼女は店長さんなので、よくあるコスチュームでえっちみたいなのではありません。
その関係とかそんなん置いといて、描かれていたバイトのあんなんはなんだかリアル。
よかないものの、「大地くん」が悪いって訳でもないですよね。
なんだか現実にありそうで、ちょっとげんなりしますよ。
「はっぴー☆にゅ~ライフ」はその逆でやたら現実味がないお話。
長編漫画の1話目みたいな風情でしたけど、短編であれはちょっと違うかな。
しっかりとした、丁寧な線の絵柄。
濃淡から描き込みまで適度なくらいに落ち着いており、いかにも一般系な雰囲気です。
初出ありましたが描かれた時期には結構幅があり、05年から10年まで。
ただ、もともと巧い方なので、ほとんど気にしなくても大丈夫です。
(※修正されたのかもしれませんが)
新しい原稿は、なんというか…描き慣れた感じね。
キャラ絵はあまり可愛過ぎない程度です。
コメディーほか漫画も巧く、特に引っ掛かるコマもありません。
すっきり・カチーと作画は安定しており、嫌味のない画風でした。
カラーでも印象は変化ないので、↓表紙・裏表紙の感覚で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 初単行本ながら安定してます。人を選ばない絵ですね。
・話3: 全然悪くはないものの、コレという特徴的なものはありません。
・独3: 良くも悪くも一般えっち系。今後に期待します。
合計:[10/15]
やっぱり「橘立夏」センセならでは、という売りになるものが欲しいですね。
お話・絵柄どちらも良いですが、パンチに欠けていると思います。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : ラブコメ・大学生
・おまけ: 描き下ろし「まだまだちぇんじ」、
カバー裏に4コマ。
・その他: 初単行本、短編×10。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「橘立夏(たちばな・りっか)」センセの「めるてぃcandy」です。
やわらかな色彩で、ちょっとえっち程度の↓表紙が良い感じ。
(※一般系ですからね)
そちらにふらーっと引かれて、手にしました。
特に裏表紙の3名はおさまり良く、好みな作画です。
彼女らのストーリー漫画が読みたくなりますね。
実際、カバー裏にあった4コマは各話のキャラが入り乱れるコメディーになっているんですが、これがなかなか面白いです。
次巻以降の期待も高まります。
絵柄とかお話は一般えっち系が似合っているようなので、このまま突き進んで欲しいトコロです。
「東鉄神」センセのようなトコロを目指してほしいなぁ。
※左:まひるさん、右:ハルカさん
普通のメイド服とは違うので、あんなデザインです。
そんなこんなで、「橘立夏」センセ。
おそらく初単行本「めるてぃcandy」です。
前述しておりますが、一般向けえっち系単行本。
収録は全て短編ですね。
掲載紙の関係か、登場するキャラはやや年齢のある方々。
だいたい、大学生から社会人成り立てくらいの年齢幅です。
「葉鹿」くん、「まひる」さんというカップルの温泉旅行話「ふたり温泉」
始めての旅行でわくわくしていた2人。
しかし、到着した温泉旅館が、掲載されていた雑誌と違って相当にボロいものだった…というお話。
彼女機嫌を損ねていました。
ただ、あれって「葉鹿くん」が悪い訳じゃーないよね。
忙しい仕事の合間だったようですし、それくらい許してあげて下さい。
(※露天風呂がどんなんか、ちゃんと見てないのは甘いと思うけど)
でも、掛け軸の裏のベタベタお札はリアルに嫌。
客いないなら、他の部屋にしてほしいわ。
なお、途中にそのものが出演していましたけど、よくよく見ると冒頭にもヒントがありました。
「遠回りな恋」は5年ぶりという同窓会話。
実はこちらも温泉ネタです。
主人公「烏山要(からすやま・かなめ)」くんがうっかりしたため「白河」さんと混浴状態になってましたが…普通なら”これでもか”、ってくらい性別書かれるものですけどね。
まぁ、だいぶ酔っ払っていたようですが。
間違えたのはいいとしても、そこでえっちしちゃうのは…また誰か入ってきたら大変なこととなりそうです。
まるで関係ないですが、ちょっとドキドキ(笑)
大学生カップルの「パワフルガール」
「妻沼タケル」はひょんな事で「川口ハルカ」と知り合いました。
遊んでいるうち同じ趣味を持つ彼女に惹かれるものの、気さくで女の子っぽくない彼女に気おくれしていたのです。
”普段はかない”という女の子のスカート姿はいいですね。
胸元もやばい感じでした。
そんなんなのに、いつものように振舞っていた「ハルカさん」がため~という流れ。
スタイルも非常に良く、「タケルくん」がやってたようにじろじろ見てあげたいです。
「Candy Girl」も大学生カップル。
学内でも評判なの美少女ながら、いままで彼氏がいなかったという「加須ひなた」さん。
ちょっとズレた、はっちゃけ後輩でした。
夕食でわた飴って…付き合う「上河内卓郎」くんは相当に広い心が必要ですね。
途中で機械が暴走して巻き散らかしてましたが、あれ部屋ベタベタになりそうでやだなぁ。
掃除する描写がしっかりありましたけど。
※左:静江さん、右:あかねちゃん
どちらも良いキャラでした。「あかねちゃん」はコメディーのがいいなぁ。
カバー裏でもネタにされてましたが、短編「静江」は収録で最も異質なもの。
主人公「都賀雅彦」は大学生。
日本画を専攻しており、就任した教授「宇都宮」に認められ、自宅で絵を見てもらうこととなったのです。
あいにく教授は留守にしており、出迎えたのは再婚したばかりという若妻「静江」さん。
彼女をモデルにした絵は多く、もともとそれを気に入っていた「雅彦」は夢見心地だったんですが…。
もしかしたら実際にあるのでは?
そうした気分にさせられる、文学というか映画的なストーリーです。
蠱惑的な「静江さん」が素敵でした。
ただ、肝心のえっちシーンでやや崩れ気味になっていたのが残念。
また、画面も暗めの方がより雰囲気出たかもしれません。
「ブドウ園継ぐのもいいかなーって~」
そうした、「忠義」くんの軽い台詞にムカっとしていた「あかね」ちゃん。
…なにげに、本の前のひでるさんも同じ気分だったりして。
適当な気持ちで継ぐとか言うんじゃねぇ!
とか思ってましたが、「あかねちゃん」が腹を立てていたのには他の理由もあったのでした。
そんな短編の「sweet home」
「あかねちゃん」は半開きな目が魅力。
そのため、お話後半のぱっちり目(抑え気味に描かれてはいましたが)は、ちと違うかなぁ。
裏表紙とか、カバー裏4コマでは実に良い表情をしているんですが。
よくありがちな、”雰囲気を変えたら美人だった”というネタの短編「ちぇんじ」
ネットゲームで知り合った「北川辺雪絵」さん。
初対面ではやや驚いたものの、喋ってみるとチャットの感覚でした。
やった事ないから知りませんが、そんなものかなぁ。
なお、こちらは「まだまだちぇんじ」という後日談が描き下ろしされています。
忍者のコスプレはいいですね。
※左:北川辺雪絵、右:加須ひなた
2人とも髪の毛長いですねー。
ファミレスでのお話「デキカノ」
「寄居大地」くんの就職した居酒屋チェーンはファミレス事業もあり…なんと、彼女「ともこ」さんが店長を勤めるファミレスに配属されてしまったのでした。
彼女は店長さんなので、よくあるコスチュームでえっちみたいなのではありません。
その関係とかそんなん置いといて、描かれていたバイトのあんなんはなんだかリアル。
よかないものの、「大地くん」が悪いって訳でもないですよね。
なんだか現実にありそうで、ちょっとげんなりしますよ。
「はっぴー☆にゅ~ライフ」はその逆でやたら現実味がないお話。
長編漫画の1話目みたいな風情でしたけど、短編であれはちょっと違うかな。
しっかりとした、丁寧な線の絵柄。
濃淡から描き込みまで適度なくらいに落ち着いており、いかにも一般系な雰囲気です。
初出ありましたが描かれた時期には結構幅があり、05年から10年まで。
ただ、もともと巧い方なので、ほとんど気にしなくても大丈夫です。
(※修正されたのかもしれませんが)
新しい原稿は、なんというか…描き慣れた感じね。
キャラ絵はあまり可愛過ぎない程度です。
コメディーほか漫画も巧く、特に引っ掛かるコマもありません。
すっきり・カチーと作画は安定しており、嫌味のない画風でした。
カラーでも印象は変化ないので、↓表紙・裏表紙の感覚で良いでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 初単行本ながら安定してます。人を選ばない絵ですね。
・話3: 全然悪くはないものの、コレという特徴的なものはありません。
・独3: 良くも悪くも一般えっち系。今後に期待します。
合計:[10/15]
やっぱり「橘立夏」センセならでは、という売りになるものが欲しいですね。
お話・絵柄どちらも良いですが、パンチに欠けていると思います。
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