まんがさんぽ

★まんがデーター　［９／１５］
・絵　　　：■■■□□
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■□□
・属性　：　［成年］ラブコメ・ツインテール
・おまけ：　あとがき、カバー裏にラフ絵・日常漫画、加筆修正あり。
・その他：　折り返しにコメント、カラー（４Ｐ）、
　　　　　　短編×９（うち「ママごとアソビ」×２）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「獅童ありす（しどう・ありす）」センセの「えっちなからだの作り方」です。

ちょっとスペースを借りまして。
早くもアマゾンに画像がでておりました、「Ｓｗｅｅｔ　Ｌｉｐ／藤ます」がイイ感じ。
おさえた色使いの絵画ちっくな表紙で、メイドさんが素敵でした。
１２月中旬発売の様子。

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さて、本日は初単行本「エピキュリアンシンドローム」、「レンアイショウジョ」…と紹介している「獅童ありす」センセ。
新刊「えっちなからだの作り方」は３冊目。
なんのかんの言いながらも、全て紹介していますね。

絢爛華麗、美麗で繊細なタッチ。

紹介帯に書かれていた文句はそんなん。
ひでるさんの微妙な記憶ですが、「獅童ありす」センセはずっとそうしたアピールだったと思います。
…まぁ、間違っているとは言わないですが……。
そう絵柄を前面に出すほどじゃーないのでは？
まぁ、個人的な好みに合わないだけなんですけどね。


左：八木優子、右：お姉ちゃん
　「優子さん」は今回収録でオンリーワンですねー。

せっかくなので、このまま絵の話題を続けます。
強く柔らかな線の絵柄。
濃淡はやや強めというくらいですが、線がかなり混ざりあっていて、ごっちゃりと賑やか。
描き込みは、ぱっとした見た目よりも普通。
非常に良いコマがある半面、こざっぱりとした平面的なものも多く、また大きいコメディー崩しも意外に多め。
そのため、全体的に不安定です。
良い・悪いで落差があるのか、微妙なところが目立ちやすい画風なのか、ちょっとした乱れ・崩れが目につきました。
だいたいは↓表紙・裏表紙の判断で良いでしょう。
白黒絵のがより強めだったかな。

いちおう誤解しないようにもう一度。
ぜんぜん悪いとは思いませんが、そう誇張するほどの良さは感じませんでした。

続いてお話について。
今回の収録は、３話ほどの中編と短編群。
どちらも軽いラブコメちっく話になっています。

収録でもっとも印象に残った「キミのせなか」
水泳部、女子選手と男子マネージャー（補欠なのでサポート役みたい）のカップルです。
こちらのヒロイン「八木優子」さんが、多くのキーワードを持つ娘さんで独特。
髪型はショートカット、水着跡ありの褐色肌。
着用はスクール水着で、それに見合う（？）見事なまでの貧乳っぷり。
ややボーイッシュな外観そのまま、一人称は「ボク」でした。
なんとなく、同性のがファン多そうな感じ。
えっち知識が弱めだったので、いいオモチャにされてそうです。
他ヒロインとは容姿が大きく異なるため、収録ではなかなか目立っていました。
こんなんイイかも。

タイトルそのまま眼鏡ヒロインなお話「変身・メガネちゃん」
試験勉強をするカップル、「吉田」くんと「さくら」さん。
１時間で勉強に飽きた彼は、充電のためえっちなことを仕掛けるのでした。
黒髪ストレートな「さくらさん」は、眼鏡の大人しそうな娘。
さして抵抗もすることなく、あっさり流されています。
変身～というのは、後半に眼鏡を外して（されて）から、その態度が一変するというもの。
視力弱く、見えてないだけ大胆になる、ってことかな。
なお、「隣のお姉さんが好きですが…！？」のヒロイン「みちる」さんも眼鏡女性。
ご近所の昔馴染み・お姉さん的存在な「みちるさん」に想いを寄せる「翔」くんとのお話です。
いちおう天然っぽい感じで描かれています。
ただ、わざと彼に別の男の話を振った際の表情、救出後の告白、そしてえっち展開などなど、あれは「みちるさん」の計算という方が正解のような気がします。
特に夜の公園で言い寄られる場面は、大ピンチな状況。
危うく助けられた直後、しかも同じその場所にて、そのままえっちへ誘う～のは、どうにも合致し辛いのです。
「翔くん」の不安をあおってわざと後をつけさせ、告白し易いシチュエーションを「みちるさん」が演出したんじゃーないかなぁ。
（※しかも、万が一の場合では独力で脱出する自信があったりして）


※左：さくらさん、右：みちるさん
　眼鏡な２人。なかなかいいサイズです。

中編「えっちなからだの作り方」は↓表紙、カラー原稿からの冒頭話「甘いことしようよ」が裏表紙と、それぞれツインテールなヒロインのお話です。
（※そんな訳で目立っていたため、↑上の属性をソレにしてみました）
まずは後者「甘いことしようよ」から。
付き合ってようやく３カ月という主人公と「花鈴（かりん）」さん。
そろそろえっちな事がしたい、と頑張ったところ、時期悪くバレンタインデー（女性からの告白日）だったのです、というもの。
「やっぱアタシって天才♪」
とか言ってました。
なかなか思わせぶりな台詞も多く、またそんな言葉が本心だとするならば…かなり厄介そうな彼女。
そりゃー、エロい夢も見て当然。
（※１ページ目だけ現実にあった出来事ではないかなぁ）
そんなんで、えっちになると何気に可愛くなってしまう様が良いですねー。

前者「えっちなからだの作り方」は３話の連続話で、Ｗヒロインな漫画。
ヒロイン２名で話数が３でしたから…慣れた方の想像そのまま、ヒロイン１、ヒロイン２、複数という、お約束な構成になっています。

「タッくん」こと「卓也」くんは、「みお」さんと付き合っていました。
そのお姉ちゃんは、過去の経験から男性には距離を置いており、「卓也くん」も近寄り難い存在だったんですが…ある切っ掛けから、驚くべき姿を目撃したのです。
だいたいそんなん。

熱を出した「みおさん」の見舞いからの１話目。
「あら、けっこうあるのね」
台詞そのまま、まるで病人っぽくない彼女。
ガンガンえっちに持ち込んでいました。
タイミングよく帰宅したお姉ちゃんがそれを覗くんですが、やっぱり独りえっち始めちゃうのね。
パンストが素敵です。
２話目は、それを切っ掛けに開花したお姉ちゃん。
小学校の頃にからかわれた、という苦い経験のある彼女は、立派な胸の持ち主。
そりゃー、妹と付き合ってるとしても、あんなんに誘われれば拒み難いわね（笑）
先と同じ服装なので、やっぱりパンストがイイ感じ。
雰囲気的・扱われ方から、このお話のメインヒロインは彼女ですね。
わざわざ鏡に映して見せるのが、彼エグいです。
３話は当然ながら複数。
えっちには開眼しているものの、いちおう彼とのは常習化してないところが性格ですかね。
「みおさん」の参加は、お話的に正しい流れ。
ただ、自分に黙っての行為なので、個人的にはちょっとでも怒ってほしかったなぁ。


※お姉ちゃん・みおさん
　これはお姉ちゃんのお話でしたね。

「だってしたいんだもん！！」は８ページとやや短め。
お祭りでのお話で、当然のように浴衣・野外えっちです。
彼氏「正史」くんが奥手ということで、こちらは逆に「美柑」さんが媚薬（えろ薬）を盛っていました。
オチもお約束でいいですね。
これを中編にして、知らぬ間に（彼が）えっち開発されてく～ってのも面白いのでは。

クールで”完璧超人”と揶揄される生徒会長「沙羅」さんの実態は…という「せーと会長と僕」
まぁ、よくありがちなお話です。
こらちの場合、冒頭で「植野」くんがうっかり彼女の胸を鷲掴みにしているんですよ。
それが何かあるのかなーと思っていましたが、触れることなくスルー。
彼にそこそこ気があり、また”胸が弱い”という設定もあったようなので、その場は冷静につとめても後で乱れてしまう～みたいな王道パターンが良かったのでは？
あー、いちおうそうした感じでは描かれてるのか。
流れ的にはいいんですが、「沙羅さん」が帰宅途中でえっちなことをする経緯、それをネタにするような描写もないため、唐突に見えました。
なお、彼女はポニーテールです。

【まんがデーター・採点の詳細】　大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵３：　もうちょっと丁寧さが欲しかったです。
・話３：　全体的にこざっぱりとした印象。
・独３：　コメディーはもっと控えていいのでは…。
合計：［９／１５］

悪くはないものの、プラスなんちゃらが足りないかなぁ。
ひでるさんはあまり合わないのかもしれません。

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tag : コメディーラブコメツインテールショートカットスクール水着ポニーテール