■レンアイマンガ (コダマナオコ)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [百合]ラブコメ・漫画業界
・おまけ: あとがきまんが「たんとうさんとわたし」、
ゲストページ、カバー裏に4コマ、
描き下ろし「6話のその後」
・その他: 7話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「コダマナオコ」センセの「レンアイマンガ」です。
最近ブログを書きつつ、眠ってしまうひでるさんです。
いつも半端でないくらい眠気がありますね。
昔は…テレビなどの待機ランプ(赤いやつね)があっても気になって眠れなかったりした経験ありますが、今では部屋明るくとも関係なく落ちるようになりました。
そんな訳で、最近は完成が1時間くらい遅くなってます。
で、よりマトモな睡眠時間が減るという悪循環。
どうにもなりません。
さて、本日は「つぼみ」からの百合コミックスシリーズ。
「コダマナオコ」センセの「レンアイマンガ」です。
こちらが初見かと思いましたが、ブログで紹介していた「あまだれ!」がセンセですね。
1冊まるまるで完結という単行本。
漫画家と編集者のお話で、↓表紙のデザインがあんな感じになっているのはそのため。
裏表紙から見るのが正しいんですけどねー。
なお、カバーイラストは中扉で完成しておりますので、そっちもご確認下さい。
※ハルカ・律
だいたいこんな感じの漫画です。
憧れな人気漫画家「黒井律」の担当編集となった「羽田ハルカ」
「律」のヒット作品「With You」を切っ掛けに、「ハルカ」は地味だった自分を変えたという経緯があったのです。
そんな訳で、漫画の登場人物そのまま、おシャレなイメージを持っていたんですが…会った「律」は、正反対という、地味で引き籠りというネガティブ人物だったのでした。
漫画業界の友情話みたいな風情です。
いちおう百合漫画には違いないですが、本編ではそうラブラブはしておらず。
どっちかと言うと、本編後のがソレっぽくなっているだろうと思います。
(※実際に、後日談なカバー裏4コマがそんなん)
お互い信頼し、恋愛の切っ掛けが出来たような風情ですかねー。
派手・地味な女性のカップルというのは、ある意味セオリーな配置。
普通ならば、派手な女性が自由気ままにかき回すものですよね。
ただしこちらの場合、地味な彼女(の描いた漫画)に派手めな女性が憧れている、立場も新人編集員と人気漫画家ということで、決して対等とは言えないところがポイント。
初対面となる1話。
よくそう言った話を耳にしますが、漫画とそのままーってことはないものですよ。
会った「律さん」に、思わず「部屋間違えました」とか言ってました。
「ハルカさん」の差し入れたケーキは、確かにおシャレ。
まぁ、基本室内で作業し続けてる「律さん」より、情報行き交う・外出も多い職場な「ハルカさん」のが流行に聡いものでしょう。
確かに当人の意識もあるんでしょうが。
そうした、お互いを認識する2人と共に、注目なのは後半の展開。
※漫画家「黒井律」
やや極端なネガティブっぷりが良かったです。
締め切りを考える「ハルカさん」と、納得いかないので描き直したいという「律さん」
普段通りオドオドしつつ、ここは反抗してますね。
ここはいちおう締め切りに間に合ってはいましたが、落としてしまっては無意味なこと。
こうした際に「キャノン先生トばしすぎ/ゴージャス宝田」のヒロイン「キャノン先生」の台詞を思い出します。
流れ的に「ハルカさん」が折れてはいたものの、決して間違ってないですよね。
2話目は六本木への外出話。
大まかな雰囲気としては、初デートみたいな感覚。
将来を見据えつつ、最後のキーワードが”孤独死”になってる「律さん」が素敵でした。
自分を切り売りすけば、コメディー描いてもイケそうですね。
その一方で、現実を見つつも”乙女の自己中心論”でぽわーとなってる「ハルカさん」も可愛らしい人。
「律さん」の扱いも手慣れた雰囲気があり、憧れてた人に結構ガツガツ接しております。
電話のやり取りが楽しいです。
出なさいよ。
前回のオチあたりから、じんわりお話が流れている3話。
「律さん」が意識するようになったのはこの頃からかなー。
「ハルカさん」がお見合いのため実家に帰るイベントがあり、また現在編集長(伊藤)と「律さん」の残っていたやり取りを目にしたことで、2人の関係に変化が生じておりました。
4話はそれを受け、アンケート順位が落ちるという結果が出ております。
まー、状態がそのまま反映しちゃう方ですねー。
過去描写もあります。
こちらを見てから1話を改めて見ると、仕事に慣れた年上女性という「伊藤さん」とまだ不慣れな「ハルカさん」との違いが分かります。
さすが編集長になるまでの方は一味違いますわ。
なお、前回に突然「ハルカさん」にあーした態度を取った理由も判明してました。
※編集「羽田ハルカ」
ガツガツやってましたね。おもろい娘さんでした。
5話からが最終エピソード。
ちょろっと会っただけですが、「ハルカさん」を的確に見ていたお見合い相手に注目。
分かり易い娘ですけどね。
緊急事態で「ハルカさん」があちこち駆け回るという、熱血編集員漫画となってます。
オチ部分から6話にかけての描写は、収録でもっとも百合漫画している部分。
待たされただけあって、印象的なシーンに仕上がってます。
ラストではある理由で2人ドレスアップしているので、ご期待下さい。
「ストールで隠しましょうね!」
という1コマが好き。
濃淡薄めなすっきり絵柄。
ほぼ枠間ない、太めな枠線のコマ割りでしたが描き込みはそう細かくなく。
白比率も適度にあり、さほどごちゃごちゃとしていません。
巧い方ですが、引き絵はばっさり感強め。
また、平たく処理の甘いコマもちらほら目立ちます。
やや安定感に欠けますかね。
良いコマも多かったので、勿体ないですよ。
カラーでもそう変化はないので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: もう少し全体に丁寧さが欲しいかなー、と。
・話4: 百合ちっく成分は薄めでしたが、面白かったです。
・独4: 編集員ネタにしたのは正解だったと思います。
合計:[11/15]
ネガティブな「律さん」に振り回される「ハルカさん」という図がおもろいですね。
主役・視点が基本的に「ハルカさん」なため、”頑張れ編集員”という、漫画業界モノみたいな風情がありました。
ただ、前述したように本編ではそうラブラブとはしていないため、厳密に百合漫画好きな方にはもうひと押し欲しいかもしれません。
もう1つ、さらに後日談とかあっても良かったのでは。
そんなんも描かれるという、応募者サービスの小冊子に期待しましょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [百合]ラブコメ・漫画業界
・おまけ: あとがきまんが「たんとうさんとわたし」、
ゲストページ、カバー裏に4コマ、
描き下ろし「6話のその後」
・その他: 7話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「コダマナオコ」センセの「レンアイマンガ」です。
最近ブログを書きつつ、眠ってしまうひでるさんです。
いつも半端でないくらい眠気がありますね。
昔は…テレビなどの待機ランプ(赤いやつね)があっても気になって眠れなかったりした経験ありますが、今では部屋明るくとも関係なく落ちるようになりました。
そんな訳で、最近は完成が1時間くらい遅くなってます。
で、よりマトモな睡眠時間が減るという悪循環。
どうにもなりません。
さて、本日は「つぼみ」からの百合コミックスシリーズ。
「コダマナオコ」センセの「レンアイマンガ」です。
こちらが初見かと思いましたが、ブログで紹介していた「あまだれ!」がセンセですね。
1冊まるまるで完結という単行本。
漫画家と編集者のお話で、↓表紙のデザインがあんな感じになっているのはそのため。
裏表紙から見るのが正しいんですけどねー。
なお、カバーイラストは中扉で完成しておりますので、そっちもご確認下さい。
※ハルカ・律
だいたいこんな感じの漫画です。
憧れな人気漫画家「黒井律」の担当編集となった「羽田ハルカ」
「律」のヒット作品「With You」を切っ掛けに、「ハルカ」は地味だった自分を変えたという経緯があったのです。
そんな訳で、漫画の登場人物そのまま、おシャレなイメージを持っていたんですが…会った「律」は、正反対という、地味で引き籠りというネガティブ人物だったのでした。
漫画業界の友情話みたいな風情です。
いちおう百合漫画には違いないですが、本編ではそうラブラブはしておらず。
どっちかと言うと、本編後のがソレっぽくなっているだろうと思います。
(※実際に、後日談なカバー裏4コマがそんなん)
お互い信頼し、恋愛の切っ掛けが出来たような風情ですかねー。
派手・地味な女性のカップルというのは、ある意味セオリーな配置。
普通ならば、派手な女性が自由気ままにかき回すものですよね。
ただしこちらの場合、地味な彼女(の描いた漫画)に派手めな女性が憧れている、立場も新人編集員と人気漫画家ということで、決して対等とは言えないところがポイント。
初対面となる1話。
よくそう言った話を耳にしますが、漫画とそのままーってことはないものですよ。
会った「律さん」に、思わず「部屋間違えました」とか言ってました。
「ハルカさん」の差し入れたケーキは、確かにおシャレ。
まぁ、基本室内で作業し続けてる「律さん」より、情報行き交う・外出も多い職場な「ハルカさん」のが流行に聡いものでしょう。
確かに当人の意識もあるんでしょうが。
そうした、お互いを認識する2人と共に、注目なのは後半の展開。
※漫画家「黒井律」
やや極端なネガティブっぷりが良かったです。
締め切りを考える「ハルカさん」と、納得いかないので描き直したいという「律さん」
普段通りオドオドしつつ、ここは反抗してますね。
ここはいちおう締め切りに間に合ってはいましたが、落としてしまっては無意味なこと。
こうした際に「キャノン先生トばしすぎ/ゴージャス宝田」のヒロイン「キャノン先生」の台詞を思い出します。
流れ的に「ハルカさん」が折れてはいたものの、決して間違ってないですよね。
2話目は六本木への外出話。
大まかな雰囲気としては、初デートみたいな感覚。
将来を見据えつつ、最後のキーワードが”孤独死”になってる「律さん」が素敵でした。
自分を切り売りすけば、コメディー描いてもイケそうですね。
その一方で、現実を見つつも”乙女の自己中心論”でぽわーとなってる「ハルカさん」も可愛らしい人。
「律さん」の扱いも手慣れた雰囲気があり、憧れてた人に結構ガツガツ接しております。
電話のやり取りが楽しいです。
出なさいよ。
前回のオチあたりから、じんわりお話が流れている3話。
「律さん」が意識するようになったのはこの頃からかなー。
「ハルカさん」がお見合いのため実家に帰るイベントがあり、また現在編集長(伊藤)と「律さん」の残っていたやり取りを目にしたことで、2人の関係に変化が生じておりました。
4話はそれを受け、アンケート順位が落ちるという結果が出ております。
まー、状態がそのまま反映しちゃう方ですねー。
過去描写もあります。
こちらを見てから1話を改めて見ると、仕事に慣れた年上女性という「伊藤さん」とまだ不慣れな「ハルカさん」との違いが分かります。
さすが編集長になるまでの方は一味違いますわ。
なお、前回に突然「ハルカさん」にあーした態度を取った理由も判明してました。
※編集「羽田ハルカ」
ガツガツやってましたね。おもろい娘さんでした。
5話からが最終エピソード。
ちょろっと会っただけですが、「ハルカさん」を的確に見ていたお見合い相手に注目。
分かり易い娘ですけどね。
緊急事態で「ハルカさん」があちこち駆け回るという、熱血編集員漫画となってます。
オチ部分から6話にかけての描写は、収録でもっとも百合漫画している部分。
待たされただけあって、印象的なシーンに仕上がってます。
ラストではある理由で2人ドレスアップしているので、ご期待下さい。
「ストールで隠しましょうね!」
という1コマが好き。
濃淡薄めなすっきり絵柄。
ほぼ枠間ない、太めな枠線のコマ割りでしたが描き込みはそう細かくなく。
白比率も適度にあり、さほどごちゃごちゃとしていません。
巧い方ですが、引き絵はばっさり感強め。
また、平たく処理の甘いコマもちらほら目立ちます。
やや安定感に欠けますかね。
良いコマも多かったので、勿体ないですよ。
カラーでもそう変化はないので、↓表紙・裏表紙にて判断下さい。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵3: もう少し全体に丁寧さが欲しいかなー、と。
・話4: 百合ちっく成分は薄めでしたが、面白かったです。
・独4: 編集員ネタにしたのは正解だったと思います。
合計:[11/15]
ネガティブな「律さん」に振り回される「ハルカさん」という図がおもろいですね。
主役・視点が基本的に「ハルカさん」なため、”頑張れ編集員”という、漫画業界モノみたいな風情がありました。
ただ、前述したように本編ではそうラブラブとはしていないため、厳密に百合漫画好きな方にはもうひと押し欲しいかもしれません。
もう1つ、さらに後日談とかあっても良かったのでは。
そんなんも描かれるという、応募者サービスの小冊子に期待しましょう。
レンアイマンガ (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ) (2011/06/13) コダマ ナオコ 商品詳細を見る |
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