■キャンディ candy (鈴木有布子)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [百合]ラブコメ・学園
・おまけ: あとがき漫画、ネタ絵、
カバー裏にキャラ紹介・4コマ、
描き下ろし「バイエル Beyer」
・その他: 5話+描き下ろし収録、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴木有布子(すずき・ゆふこ)」センセの「キャンディ candy 1巻」です。
こちらの描き下ろしタイトルは「バイエル Beyer」でした。
これは気分を盛り下げられる単語の1つです。
調べたところ、同名のドイツ作曲者が作ったという、ピアノ小曲集なんだって。
ああ、人の名前なのか。
そんなんも知らないひでるさんですが、こう見えて、昔ピアノ教室に通っておりました。
(↑どう見られてるか知らんですが)
そりゃ、小さい頃のひでるさんはピアノ弾く気なんてさらさらないですから、当日は泣くほど憂鬱でしたよ。
単に”遊びの約束を邪魔するもの”でしかありませんでしたから。
そんな気分で挑むこともあってか、ぜんぜん身に入ってません。
教わってたことなんて、今ではカケラも残ってないですねー。
どちらか教室にお子さんを通わせようとしている親御さんはくれぐれもご用心。
本人の気持ちを多少でも汲んであげて。
※別所千秋
いかにも優等生な「千秋」さんです。
さて、そんなこんなで、本日はこないだの「レンアイマンガ/コダマナオコ」と同じ「つぼみ」からの百合コミックスシリーズ。
「鈴木有布子」センセの連載漫画「キャンディ candy 1巻」です。
どっちかと言うと、少女漫画な方ですかね。
ひでるさんはこちらが初見。
巻数表記そのまま、2巻以降へと続く長編ですね。
学園を舞台とした百合漫画で、比較的ストレートな印象でした。
弓道部に属する主人公「宮本可南」
高い身長と中性的な容姿、飾らない性格などがため、学園ではアイドル的な存在でした。
そんな訳で同性からの告白も頻繁で、慣れっこであったんですが…
「私、あなたのことが好きみたい」
しかし、あまり接点のなかった、才色兼備の先輩「別所千秋」からの告白には、不思議なほどうろたえてしまったのでした。
どう返事をすれば良いかと悩む「可南」は…と、だいたいそんなん。
女学園を舞台としたラブコメですね。
登場人物は比較的抑え気味で、現在のところ主要キャラは5名くらい。
主役カップルに絞られた描き方で、いい感じでした。
あまり複雑な、ややこしい感じにはなりません(今のところ)
そちらの↑あらすじ部分から察せられるかもしれませんが、この漫画のポイントは”どっちも百合属性”があるところ。
告白してきた1年先輩の「千秋さん」は無論、受けた「可南さん」もそう抵抗感がありませんでした。
漫画では、学園のアイドルという「可南さん」
そんな訳で基本的に同性からの告白には慣れっこだったものの、「千秋さん」からの告白には、どう返事をしたら、どう判断したら良いのか、迷っております。
この時点で、満更ではないんですよねー。
そのためか、2巻以降まで続く学園百合系としては、くっつくまでの関係を引っ張ることなく、ごくあっさりカップルになっておりました。
こちらの巻では、多少の行き違いなどはあったものの、比較的ラブラブしてます。
好みのタイプだったのか、結構「可南さん」からもイチャついてました。
収録の描き下ろしでもイチャイチャ成分が追加されており、いきなり甘ったるい仕上がりです。
特に彼女は無意識っぽいアプローチが凶悪ですね。
…女の子に。
ありゃー、モテるのも当然。
部活はまた弓道部だったりするし。
読んでいて、「ストロベリーシェイクSweet/林家志弦」の「浅川蘭」とイメージが重なります。
背高いし、ちゃんとすれば(?)美人だと思いますよ。
※宮本可南
キチンと制服着てない2人。右にいるのが「一条清美さん」です。
2人は1話で晴れてカップルとなるんですが、漫画開始は告白された後の風景から。
タイトルそのまま、いきなり飴舐めてますね。
そっちも甘いそうです。
「可南さん」の相談相手は、昔馴染みという「一条清美」
セオリーな相談相手という”イイ人感”は薄く、ちょっかい出して楽しむようなキャラでした。
いぢわるな雰囲気よ。
そのため、普通に部活終わりを待っているだけで陰口を言われたり、それを気にした「千秋さん」とは軽いバトるがありました。
口では敵いそうにないですね(笑)
カップルとなった後もそれが尾を引いてますね。
「可南さん」から改めて紹介された際の気まずさは分かるなぁ。
また、彼女が基本的に明け透けで特に意識ないためか、2話では目前にしている「千秋さん」を軽くイラつかせているのが可笑しいです。
「ちょっと…勘弁してよ」
そんな台詞がありました。
場合によっては、この「清美さん」とも何らかあっても良さそうなんですが…カバー裏4コマでも、キッチリ否定されてます。
そこかしこ百合ちっくでないのは、読者次第で良し悪しかな。
こちらも飴がお話に絡んでおり、後半は驚きの展開になってます。
「可南さん」は手早いなぁ。
こうして、ラブラブしていたのが、噂になってしまう3話。
追っかけの急先鋒という「野々宮たまき」はここから登場しています。
真っ先に真相の確認を「清美さん」がされているのが面白いですよ。
警戒はしつつも、そうした認識なんですね。
あまり噂話を気にしない「可南さん」の男性みたいなアプローチと共に、こっそり暗躍する「清美さん」をお楽しみ下さい。
うん、どっちもそうしたキャラだ。
4話は初デート話。
ただ、いきなり微妙な雰囲気から始まってますね。
その理由は本編にてどうぞ。
あー、分かる・分かる。
こちらでは「清美さん」の彼という新キャラ「佐渡淳」が登場し、なんのかんのと巧くリカバーしていました。
映画館でのアレは、もっとじっくり見たいという人もいるだろうなぁ。
そういう描写は比較的あっさりしてますわね。
※揉めてる2人
やっぱりこんなんが良いかと。身長差にも注目。
収録でラストの5話。
噂はあっさり沈静化し、安定したかなーというところで、ひと波乱な展開です。
始めてのピンチではないかな。
先んじて、「可南さん」に会いに行く「千秋さん」がキュートです。
次巻まで持ち越されてしまいましたね。
どうなるのか、期待して待ちましょうか。
描き下ろしは、前置きで話題にした「バイエル Beyer」ですね。
番外編で、主役はいちおう「清美さん」
お話後のネタページが可笑しいです。
また、先ほど”そういう描写は比較的あっさり”と書きましたが、こちらのエピソードで多少ですが補完されてます。
「鈴木有布子」センセからのサービスでしょうね。
白比率があり、濃淡はやや薄め。
しっかり丁寧な線での絵柄で描き込み具合も丁度良いくらい。
漫画の描き方に少女漫画っぽさは薄め。
↓表紙からの印象より、見易いと思います。
紹介帯にうっすらとカット絵がありましたけど、そちらは見辛いか。
「芳文社」さんのHPの試し読みにて、1話中盤までが見られますので、そちらがオススメ。
癖はあるもののそう強くはなく、間口は広め。
気にせず楽しめるでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: メリハリのある、安定した作画でした。
・話4: タイトルそのまま、甘さ重視かもしれません。
・独4: セオリーなようで、意外とそうでもなかったです。次巻にも期待。
合計:[12/15]
なお、「つぼみ」の編集部ブログではカバーイラストのラフ絵がざーっと公開されていました。
センセの走り書きもそのままだったので、ぜひご覧ください。
個人的には顔のアップが並ぶパターンが好き。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [百合]ラブコメ・学園
・おまけ: あとがき漫画、ネタ絵、
カバー裏にキャラ紹介・4コマ、
描き下ろし「バイエル Beyer」
・その他: 5話+描き下ろし収録、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴木有布子(すずき・ゆふこ)」センセの「キャンディ candy 1巻」です。
こちらの描き下ろしタイトルは「バイエル Beyer」でした。
これは気分を盛り下げられる単語の1つです。
調べたところ、同名のドイツ作曲者が作ったという、ピアノ小曲集なんだって。
ああ、人の名前なのか。
そんなんも知らないひでるさんですが、こう見えて、昔ピアノ教室に通っておりました。
(↑どう見られてるか知らんですが)
そりゃ、小さい頃のひでるさんはピアノ弾く気なんてさらさらないですから、当日は泣くほど憂鬱でしたよ。
単に”遊びの約束を邪魔するもの”でしかありませんでしたから。
そんな気分で挑むこともあってか、ぜんぜん身に入ってません。
教わってたことなんて、今ではカケラも残ってないですねー。
どちらか教室にお子さんを通わせようとしている親御さんはくれぐれもご用心。
本人の気持ちを多少でも汲んであげて。
※別所千秋
いかにも優等生な「千秋」さんです。
さて、そんなこんなで、本日はこないだの「レンアイマンガ/コダマナオコ」と同じ「つぼみ」からの百合コミックスシリーズ。
「鈴木有布子」センセの連載漫画「キャンディ candy 1巻」です。
どっちかと言うと、少女漫画な方ですかね。
ひでるさんはこちらが初見。
巻数表記そのまま、2巻以降へと続く長編ですね。
学園を舞台とした百合漫画で、比較的ストレートな印象でした。
弓道部に属する主人公「宮本可南」
高い身長と中性的な容姿、飾らない性格などがため、学園ではアイドル的な存在でした。
そんな訳で同性からの告白も頻繁で、慣れっこであったんですが…
「私、あなたのことが好きみたい」
しかし、あまり接点のなかった、才色兼備の先輩「別所千秋」からの告白には、不思議なほどうろたえてしまったのでした。
どう返事をすれば良いかと悩む「可南」は…と、だいたいそんなん。
女学園を舞台としたラブコメですね。
登場人物は比較的抑え気味で、現在のところ主要キャラは5名くらい。
主役カップルに絞られた描き方で、いい感じでした。
あまり複雑な、ややこしい感じにはなりません(今のところ)
そちらの↑あらすじ部分から察せられるかもしれませんが、この漫画のポイントは”どっちも百合属性”があるところ。
告白してきた1年先輩の「千秋さん」は無論、受けた「可南さん」もそう抵抗感がありませんでした。
漫画では、学園のアイドルという「可南さん」
そんな訳で基本的に同性からの告白には慣れっこだったものの、「千秋さん」からの告白には、どう返事をしたら、どう判断したら良いのか、迷っております。
この時点で、満更ではないんですよねー。
そのためか、2巻以降まで続く学園百合系としては、くっつくまでの関係を引っ張ることなく、ごくあっさりカップルになっておりました。
こちらの巻では、多少の行き違いなどはあったものの、比較的ラブラブしてます。
好みのタイプだったのか、結構「可南さん」からもイチャついてました。
収録の描き下ろしでもイチャイチャ成分が追加されており、いきなり甘ったるい仕上がりです。
特に彼女は無意識っぽいアプローチが凶悪ですね。
…女の子に。
ありゃー、モテるのも当然。
部活はまた弓道部だったりするし。
読んでいて、「ストロベリーシェイクSweet/林家志弦」の「浅川蘭」とイメージが重なります。
背高いし、ちゃんとすれば(?)美人だと思いますよ。
※宮本可南
キチンと制服着てない2人。右にいるのが「一条清美さん」です。
2人は1話で晴れてカップルとなるんですが、漫画開始は告白された後の風景から。
タイトルそのまま、いきなり飴舐めてますね。
そっちも甘いそうです。
「可南さん」の相談相手は、昔馴染みという「一条清美」
セオリーな相談相手という”イイ人感”は薄く、ちょっかい出して楽しむようなキャラでした。
いぢわるな雰囲気よ。
そのため、普通に部活終わりを待っているだけで陰口を言われたり、それを気にした「千秋さん」とは軽いバトるがありました。
口では敵いそうにないですね(笑)
カップルとなった後もそれが尾を引いてますね。
「可南さん」から改めて紹介された際の気まずさは分かるなぁ。
また、彼女が基本的に明け透けで特に意識ないためか、2話では目前にしている「千秋さん」を軽くイラつかせているのが可笑しいです。
「ちょっと…勘弁してよ」
そんな台詞がありました。
場合によっては、この「清美さん」とも何らかあっても良さそうなんですが…カバー裏4コマでも、キッチリ否定されてます。
そこかしこ百合ちっくでないのは、読者次第で良し悪しかな。
こちらも飴がお話に絡んでおり、後半は驚きの展開になってます。
「可南さん」は手早いなぁ。
こうして、ラブラブしていたのが、噂になってしまう3話。
追っかけの急先鋒という「野々宮たまき」はここから登場しています。
真っ先に真相の確認を「清美さん」がされているのが面白いですよ。
警戒はしつつも、そうした認識なんですね。
あまり噂話を気にしない「可南さん」の男性みたいなアプローチと共に、こっそり暗躍する「清美さん」をお楽しみ下さい。
うん、どっちもそうしたキャラだ。
4話は初デート話。
ただ、いきなり微妙な雰囲気から始まってますね。
その理由は本編にてどうぞ。
あー、分かる・分かる。
こちらでは「清美さん」の彼という新キャラ「佐渡淳」が登場し、なんのかんのと巧くリカバーしていました。
映画館でのアレは、もっとじっくり見たいという人もいるだろうなぁ。
そういう描写は比較的あっさりしてますわね。
※揉めてる2人
やっぱりこんなんが良いかと。身長差にも注目。
収録でラストの5話。
噂はあっさり沈静化し、安定したかなーというところで、ひと波乱な展開です。
始めてのピンチではないかな。
先んじて、「可南さん」に会いに行く「千秋さん」がキュートです。
次巻まで持ち越されてしまいましたね。
どうなるのか、期待して待ちましょうか。
描き下ろしは、前置きで話題にした「バイエル Beyer」ですね。
番外編で、主役はいちおう「清美さん」
お話後のネタページが可笑しいです。
また、先ほど”そういう描写は比較的あっさり”と書きましたが、こちらのエピソードで多少ですが補完されてます。
「鈴木有布子」センセからのサービスでしょうね。
白比率があり、濃淡はやや薄め。
しっかり丁寧な線での絵柄で描き込み具合も丁度良いくらい。
漫画の描き方に少女漫画っぽさは薄め。
↓表紙からの印象より、見易いと思います。
紹介帯にうっすらとカット絵がありましたけど、そちらは見辛いか。
「芳文社」さんのHPの試し読みにて、1話中盤までが見られますので、そちらがオススメ。
癖はあるもののそう強くはなく、間口は広め。
気にせず楽しめるでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: メリハリのある、安定した作画でした。
・話4: タイトルそのまま、甘さ重視かもしれません。
・独4: セオリーなようで、意外とそうでもなかったです。次巻にも期待。
合計:[12/15]
なお、「つぼみ」の編集部ブログではカバーイラストのラフ絵がざーっと公開されていました。
センセの走り書きもそのままだったので、ぜひご覧ください。
個人的には顔のアップが並ぶパターンが好き。
キャンディ (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ) (2011/06/13) 鈴木 有布子 商品詳細を見る |
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