■とらいあんぐるH (武内一真)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年] ラブコメ・コメディー
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画、加筆修正あり、
カラー描き下ろし「プロトタイプアップル2.5話」
・その他: 初単行本、短編×11.5(うち「プロトタイプアップル」×6.5、
「とらいあんぐるH」×4)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武内一真(たけうち・かずま)」センセの「とらいあんぐるH」です。
※左:T-00アップル、右:林檎さん
これは「林檎さん」いない方が良かったような…。
■とらいあんぐるH (武内一真)
★構成・絵柄 成年ラブコメ
さて、本日は「とらいあんぐるH」です。
単行本の収録は、大きく分けて3つ。
表題を含む2話の中編と、短編による構成となっています。
中編は同キャラのストーリーもの。
ぷつぷつ途切れるタイプでなく、連続したお話になってました。
ジャンルとしてはだいたいラブコメ。
オチも楽しい感じに仕上がっています。
ふんわりとした、柔らかな線の絵柄。
濃淡は薄めで、デジタルちっくな雰囲気です。
描き込みについてはだいたい適度なくらい。
コマ割りはやや細かめですが、そうごっちゃりとはしていません。
修正の結果か、丁寧で見易いです。
目立つような乱れもなく、全体は安定しておりました。
幅広・縦長な輪郭で、可愛らしいキャラ絵。
そちらと比較して目は小さめで、やんわり色づいております。
こちらのバランスがやや独特。
個人的に気になる個所がありました。
ちょっと頬が目立つんですよね。
判断については、裏表紙がオススメ。
背景のカット絵が見易いです。
あるいは、「若生出版」さんか「DMM」さんがサンプル多く、判断に良いと思います。
★収録話 11.5話収録
004:「プロトタイプアップル」 6.5話 カラー原稿あり・描き下ろしあり
主人公「東葉恭介」のもとに現れた、”ネオラブドール”こと「T-00アップル」
エログッズの開発を行っている、彼の父親が開発したという彼女は、「恭介」の友人「林檎」と瓜二つだったのでした。
大雑把にはそんな感じ。
成年漫画ではちらほら見かける、えっちアンドロイドさんなお話。
ラブコメちっくなストーリー漫画となっています。
えー、どこまで書いたらいいのかな。
結論は頑張って避けようと思いますが、あるいはネタバレてしまうかもしれません。
まだ未読で先に知りたくない方は、↓下の「★★ココ★★」の部分まですっ飛ばして頂ければ幸いです。
前半は「アップルさん」との同居えっち。
3話で変化があり、後半は「林檎さん」を含んだ三角関係なものとなっていました。
基本的にラブいネタでの構成です。
「アップルさん」は「恭介くん」の父親が独自に開発したらしく、漫画世界は普通に現代。
サイバーちっくな描写なく、よくある会社が暗躍したりなんだり、というのもありません。
ページ数の関係もあってか背景描写は弱く、全体的にやや軽い印象。
また、オチに繋がるネタ部分が…分からんでもないですが、個人的には納得できません。
女性の心理的に、ああするものかなぁ。
前半はともかく、肝心の中盤から後半までに違和感あったので、楽しめませんでした。
ラストも軽々しく、非常に良くないと思います。
こんなんなら、昔「秋葉凪人」センセが言っていたような、”一見ハッピーエンドの静かな終わり方”のがしっくりきます。
(※分かり辛い表現ばかりですみません)
前半の1、2話。
ラブドールとか言いつつも、その知識皆無な「アップルさん」
うーん。
丁寧に描きたいので、話数的に厳しい。
これならばコメディーで処理したい感じでしたね。
2話目は裸エプロンでのえっちでした。
料理作ろうとしてましたが、そんな事できるなら今後のセールス的に良さそう。
中盤の3、4話。
「林檎さん」はここから登場。
珍しい反応の「アップルさん」が見れます。
リアルですねー。
やや都合が良過ぎる気もします。
そんなこんなで、「林檎さん」との4話。
ほぼ真相が明かされ、最終エピソードへと繋がっておりました。
ううん…。
女性として見られていたので、他に色々とやりようがあるように思います。
ラストはいかにも成年漫画というものでした。
話の流れ的に、やっぱり徹底的に揉めた方が良かったのでは…。
★★ココ★★
※桂茉莉佳
この単行本は彼女だと思います。
125:「とらいあんぐるH」 4話
同級生「そは菜」のことを”お姉さま”と慕う「桂茉莉佳(かつら・まりか)」
その想いは強く、いまにも襲いかかってきそうなほどでした。
困った「そは菜」は、「セージ」と付き合っていることとして彼女を諦めさせようとしたんですが。
彼の言葉が過ぎたことで上げ足を取られ、3人でえっち勝負をすることとなってしまったのでした。
そんな訳で表題作品。
こちらはコメディー色の強いラブコメ中編。
切っ掛けとなる1話での流れが非常に良く、また同性好きな彼女「茉莉佳さん」のキャラが巧く描かれております。
好みなネタでした。
いきなり複数えっちとなる1話目。
童貞だった「セージくん」は…ここで間違って「茉莉佳さん」に直接をシテしまうのでした。
なるほど!
これがため、3人の関係がおかしくなっていくのです。
そうした事があっての2話目。
「そは菜さん」ともシッカリえっちした「セージくん」は、本当に付き合うようになっています。
こちらは2人のえっちがメイン。
こっそり彼女らをクローゼットで見つめていた「茉莉佳さん」
前話の関係から、直接えっちにも関心が向いてしまっているのでした。
気持ちとしては彼女のが好きなんですけどねー。
そうした流れでの最終話。
成年漫画らしいものです。
殴るシーンが好き。
気持ちは分からんでもないですが…あれは恐ろしいなぁ。
番外編ではふたなりとなった「茉莉佳さん」が登場します。
どんな展開になるのか…だいたい想像できるでしょう(笑)けど、お楽しみに。
※死神「十六夜さん」
彼女はオチの表情がまた良いです。
189:「死神天使 十六夜さん」
こちらは、それっぽくない死神「十六夜」さんのお話。
10ページとやや短め。
コメディーちっくでした。
★その他
以上、「武内一真」センセでした。
こちらが初単行本の様子。
その割に安定感はあり、絵柄はなかなか好み。
前述したように、収録の半分以上となる中編が微妙だったものの。
お話についても、そう悪いとは思いません。
コメディー色が強い方がいいかな。
特に表題作は刺さりました。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [成年] ラブコメ・コメディー
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画、加筆修正あり、
カラー描き下ろし「プロトタイプアップル2.5話」
・その他: 初単行本、短編×11.5(うち「プロトタイプアップル」×6.5、
「とらいあんぐるH」×4)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「武内一真(たけうち・かずま)」センセの「とらいあんぐるH」です。
※左:T-00アップル、右:林檎さん
これは「林檎さん」いない方が良かったような…。
■とらいあんぐるH (武内一真)
★構成・絵柄 成年ラブコメ
さて、本日は「とらいあんぐるH」です。
単行本の収録は、大きく分けて3つ。
表題を含む2話の中編と、短編による構成となっています。
中編は同キャラのストーリーもの。
ぷつぷつ途切れるタイプでなく、連続したお話になってました。
ジャンルとしてはだいたいラブコメ。
オチも楽しい感じに仕上がっています。
ふんわりとした、柔らかな線の絵柄。
濃淡は薄めで、デジタルちっくな雰囲気です。
描き込みについてはだいたい適度なくらい。
コマ割りはやや細かめですが、そうごっちゃりとはしていません。
修正の結果か、丁寧で見易いです。
目立つような乱れもなく、全体は安定しておりました。
幅広・縦長な輪郭で、可愛らしいキャラ絵。
そちらと比較して目は小さめで、やんわり色づいております。
こちらのバランスがやや独特。
個人的に気になる個所がありました。
ちょっと頬が目立つんですよね。
判断については、裏表紙がオススメ。
背景のカット絵が見易いです。
あるいは、「若生出版」さんか「DMM」さんがサンプル多く、判断に良いと思います。
★収録話 11.5話収録
004:「プロトタイプアップル」 6.5話 カラー原稿あり・描き下ろしあり
主人公「東葉恭介」のもとに現れた、”ネオラブドール”こと「T-00アップル」
エログッズの開発を行っている、彼の父親が開発したという彼女は、「恭介」の友人「林檎」と瓜二つだったのでした。
大雑把にはそんな感じ。
成年漫画ではちらほら見かける、えっちアンドロイドさんなお話。
ラブコメちっくなストーリー漫画となっています。
えー、どこまで書いたらいいのかな。
結論は頑張って避けようと思いますが、あるいはネタバレてしまうかもしれません。
まだ未読で先に知りたくない方は、↓下の「★★ココ★★」の部分まですっ飛ばして頂ければ幸いです。
前半は「アップルさん」との同居えっち。
3話で変化があり、後半は「林檎さん」を含んだ三角関係なものとなっていました。
基本的にラブいネタでの構成です。
「アップルさん」は「恭介くん」の父親が独自に開発したらしく、漫画世界は普通に現代。
サイバーちっくな描写なく、よくある会社が暗躍したりなんだり、というのもありません。
ページ数の関係もあってか背景描写は弱く、全体的にやや軽い印象。
また、オチに繋がるネタ部分が…分からんでもないですが、個人的には納得できません。
女性の心理的に、ああするものかなぁ。
前半はともかく、肝心の中盤から後半までに違和感あったので、楽しめませんでした。
ラストも軽々しく、非常に良くないと思います。
こんなんなら、昔「秋葉凪人」センセが言っていたような、”一見ハッピーエンドの静かな終わり方”のがしっくりきます。
(※分かり辛い表現ばかりですみません)
前半の1、2話。
ラブドールとか言いつつも、その知識皆無な「アップルさん」
うーん。
丁寧に描きたいので、話数的に厳しい。
これならばコメディーで処理したい感じでしたね。
2話目は裸エプロンでのえっちでした。
料理作ろうとしてましたが、そんな事できるなら今後のセールス的に良さそう。
中盤の3、4話。
「林檎さん」はここから登場。
珍しい反応の「アップルさん」が見れます。
リアルですねー。
やや都合が良過ぎる気もします。
そんなこんなで、「林檎さん」との4話。
ほぼ真相が明かされ、最終エピソードへと繋がっておりました。
ううん…。
女性として見られていたので、他に色々とやりようがあるように思います。
ラストはいかにも成年漫画というものでした。
話の流れ的に、やっぱり徹底的に揉めた方が良かったのでは…。
★★ココ★★
※桂茉莉佳
この単行本は彼女だと思います。
125:「とらいあんぐるH」 4話
同級生「そは菜」のことを”お姉さま”と慕う「桂茉莉佳(かつら・まりか)」
その想いは強く、いまにも襲いかかってきそうなほどでした。
困った「そは菜」は、「セージ」と付き合っていることとして彼女を諦めさせようとしたんですが。
彼の言葉が過ぎたことで上げ足を取られ、3人でえっち勝負をすることとなってしまったのでした。
そんな訳で表題作品。
こちらはコメディー色の強いラブコメ中編。
切っ掛けとなる1話での流れが非常に良く、また同性好きな彼女「茉莉佳さん」のキャラが巧く描かれております。
好みなネタでした。
いきなり複数えっちとなる1話目。
童貞だった「セージくん」は…ここで間違って「茉莉佳さん」に直接をシテしまうのでした。
なるほど!
これがため、3人の関係がおかしくなっていくのです。
そうした事があっての2話目。
「そは菜さん」ともシッカリえっちした「セージくん」は、本当に付き合うようになっています。
こちらは2人のえっちがメイン。
こっそり彼女らをクローゼットで見つめていた「茉莉佳さん」
前話の関係から、直接えっちにも関心が向いてしまっているのでした。
気持ちとしては彼女のが好きなんですけどねー。
そうした流れでの最終話。
成年漫画らしいものです。
殴るシーンが好き。
気持ちは分からんでもないですが…あれは恐ろしいなぁ。
番外編ではふたなりとなった「茉莉佳さん」が登場します。
どんな展開になるのか…だいたい想像できるでしょう(笑)けど、お楽しみに。
※死神「十六夜さん」
彼女はオチの表情がまた良いです。
189:「死神天使 十六夜さん」
こちらは、それっぽくない死神「十六夜」さんのお話。
10ページとやや短め。
コメディーちっくでした。
★その他
以上、「武内一真」センセでした。
こちらが初単行本の様子。
その割に安定感はあり、絵柄はなかなか好み。
前述したように、収録の半分以上となる中編が微妙だったものの。
お話についても、そう悪いとは思いません。
コメディー色が強い方がいいかな。
特に表題作は刺さりました。
とらいあんぐるH (ワコーコミックス) (2012/04/26) 武内 一真 商品詳細を見る |
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