■ココノカの魔女 (桐原いづみ)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ファンタジー・魔法
・おまけ: あとがき、
カバー裏にラフ絵。
・その他: 全18話(全て表題作)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原いづみ」センセの「ココノカの魔女」です。
あれれ、また魔法関係ですか。
こないだ「暁色の潜伏魔女/袴田めら」って魔女漫画(?)をやったばかりというのに…。
なんか流行っているんですかね?
そんな訳で、本日は「ひとひら」で一躍有名漫画家となった「桐原いづみ」センセの最新コミックス、「ココノカの魔女」です。
単行本全て表題作な漫画でして、1冊にすっきりまとまっているためセンセの入門編としては最適でしょう。
コメディーが基本でして、友情、意外なところでサスペンス、そして最後には感動を味わえるという、贅沢な漫画となっていました。
ページ数は149ページと薄いながら、実に綺麗にまとまっております。
※左:薬師の娘「シア・サラミ」、右:魔女「ナノカ」
見分け方は髪の毛の分け目。二人入れ替わっていたり…するかな?どうかな?
村唯一の薬師「シア・ヨーグ」を父とする主人公「シア・サラミ」
ある日、魔女が住むといわれる「ココノカの森」まで薬草取りに赴くと、そこで自分と瓜二つな魔女「ナノカ」と出会うのでした。
穏やかで優しく、失敗するものの魔法を使う彼女とすぐさま打ち解けた「サラミさん」は「ナノカちゃん」を村へと招待します。
領主の娘「ニネ・アレッタ」、果樹園の娘「スノウ・カノン」など友人をはじめ、村の人々にも馴染んでいくのですが…。
だいたいそんな流れ。
人には見えないようですが、妖精とか普通にいるファンタジー世界。
魔女は”随分昔に絶滅した存在”ということで、魔法については珍しいものの、否定はされておりません。
実際、大魔法使いと自称する「リリララ」ちゃんは制御できていないものの魔法を使っておりました。
それは、彼女のひいおばあちゃん「セシルさん」が魔法の研究をしていた成果であるみたいですね。
要するに、がんばれば魔法使えるみたい。
ゲームに出てくるような怪物の類はおらぬようですが、魔法を目の当たりにした「カノンさん」が警戒する描写もあり、絶滅したという背景には人同士のいざこざがあったのかもしれません。
わかんないけど。
「すごいっ…すごいよ貴女!!しかもなんか私がすごいみたいだし」
…という訳で、へっぽこ魔女とか言われるものの、風を制御したり葉っぱで空も飛べるという、案外凄い「ナノカちゃん」
村の人々と交わり、助け、そっくりな「サラミさん」の家に寝泊りするような間柄にまでなった、その後のこと。
話数で書けば折り返しの10話目くらい。
物語で結構重要なキャラである「リリララちゃん」はひいおばあちゃん「セシルさん」の日記によって、驚愕な事実を知るのです。
それが何かは…秘密ね。
とりあえず、その日記は村祭りの日を境に真っ白になっていました。
そして、今年の村祭りはすぐそこまで近づいていたのです……。
※疑心暗鬼の「リリララちゃん」です。
「嘘だっ!!」
…とか「ひぐらしのなく頃に」がどうしても想像されてしまうような急展開。
(※実際はそこまで大げさでないけれど。ひでる”ひぐらしノイローゼ”なのです)
いままでにこやかな笑みを絶やさなかった「ナノカちゃん」ですが、ふと素の冷たい表情を見せるようになります。
特に11話ラストのコマの表情は、思わずドキっとする雰囲気。
唯一秘密(※謎ですかね)を知り、疑心暗鬼となっていく「リリララちゃん」
そして、過去の忘れていた事象を思い出したり、見えないものが見えるなどその身体に異変が始まる「サラミさん」
さて、森の魔女「ナノカ」の正体は!?
※そして「サラミさん」も…。
…って、そんな具合。
長さもお手ごろなので、一気に読破してしまうでしょう。
いやー、巧い方ですね。
丁寧な細線で、しっかりとした濃淡ある絵柄。
黒の強い目とふんわり優しい人物絵が特徴です。
ちなみに、「リリララちゃん」は”お子ちゃま”と言われるキャラ設定なんですが、ぶっちゃけ皆似たような顔なので引き絵でないとそれと見分けつきづらかったです。
マイナス点はそれくらいかな。
癖はありますが強くはないので、抵抗感はさほどないでしょう。
↓表紙でほぼ判断できますが、白黒絵のが味あって巧い方だと思います。
そんな訳で。
あれだけへっぽこでお人よしに見えていた「ナノカさん」が、ふとした瞬間から笑顔の裏の冷酷さを感じるようになるのが見事。
こんなんで喜ぶのは私だけですかね。
それだけに最終話はちょっと感動しました。
ココノカの魔女 / 桐原 いずみ
↑アマゾンさん、「いずみ」でなく「いづみ」ですよ。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : ファンタジー・魔法
・おまけ: あとがき、
カバー裏にラフ絵。
・その他: 全18話(全て表題作)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原いづみ」センセの「ココノカの魔女」です。
あれれ、また魔法関係ですか。
こないだ「暁色の潜伏魔女/袴田めら」って魔女漫画(?)をやったばかりというのに…。
なんか流行っているんですかね?
そんな訳で、本日は「ひとひら」で一躍有名漫画家となった「桐原いづみ」センセの最新コミックス、「ココノカの魔女」です。
単行本全て表題作な漫画でして、1冊にすっきりまとまっているためセンセの入門編としては最適でしょう。
コメディーが基本でして、友情、意外なところでサスペンス、そして最後には感動を味わえるという、贅沢な漫画となっていました。
ページ数は149ページと薄いながら、実に綺麗にまとまっております。
※左:薬師の娘「シア・サラミ」、右:魔女「ナノカ」
見分け方は髪の毛の分け目。二人入れ替わっていたり…するかな?どうかな?
村唯一の薬師「シア・ヨーグ」を父とする主人公「シア・サラミ」
ある日、魔女が住むといわれる「ココノカの森」まで薬草取りに赴くと、そこで自分と瓜二つな魔女「ナノカ」と出会うのでした。
穏やかで優しく、失敗するものの魔法を使う彼女とすぐさま打ち解けた「サラミさん」は「ナノカちゃん」を村へと招待します。
領主の娘「ニネ・アレッタ」、果樹園の娘「スノウ・カノン」など友人をはじめ、村の人々にも馴染んでいくのですが…。
だいたいそんな流れ。
人には見えないようですが、妖精とか普通にいるファンタジー世界。
魔女は”随分昔に絶滅した存在”ということで、魔法については珍しいものの、否定はされておりません。
実際、大魔法使いと自称する「リリララ」ちゃんは制御できていないものの魔法を使っておりました。
それは、彼女のひいおばあちゃん「セシルさん」が魔法の研究をしていた成果であるみたいですね。
要するに、がんばれば魔法使えるみたい。
ゲームに出てくるような怪物の類はおらぬようですが、魔法を目の当たりにした「カノンさん」が警戒する描写もあり、絶滅したという背景には人同士のいざこざがあったのかもしれません。
わかんないけど。
「すごいっ…すごいよ貴女!!しかもなんか私がすごいみたいだし」
…という訳で、へっぽこ魔女とか言われるものの、風を制御したり葉っぱで空も飛べるという、案外凄い「ナノカちゃん」
村の人々と交わり、助け、そっくりな「サラミさん」の家に寝泊りするような間柄にまでなった、その後のこと。
話数で書けば折り返しの10話目くらい。
物語で結構重要なキャラである「リリララちゃん」はひいおばあちゃん「セシルさん」の日記によって、驚愕な事実を知るのです。
それが何かは…秘密ね。
とりあえず、その日記は村祭りの日を境に真っ白になっていました。
そして、今年の村祭りはすぐそこまで近づいていたのです……。
※疑心暗鬼の「リリララちゃん」です。
「嘘だっ!!」
…とか「ひぐらしのなく頃に」がどうしても想像されてしまうような急展開。
(※実際はそこまで大げさでないけれど。ひでる”ひぐらしノイローゼ”なのです)
いままでにこやかな笑みを絶やさなかった「ナノカちゃん」ですが、ふと素の冷たい表情を見せるようになります。
特に11話ラストのコマの表情は、思わずドキっとする雰囲気。
唯一秘密(※謎ですかね)を知り、疑心暗鬼となっていく「リリララちゃん」
そして、過去の忘れていた事象を思い出したり、見えないものが見えるなどその身体に異変が始まる「サラミさん」
さて、森の魔女「ナノカ」の正体は!?
※そして「サラミさん」も…。
…って、そんな具合。
長さもお手ごろなので、一気に読破してしまうでしょう。
いやー、巧い方ですね。
丁寧な細線で、しっかりとした濃淡ある絵柄。
黒の強い目とふんわり優しい人物絵が特徴です。
ちなみに、「リリララちゃん」は”お子ちゃま”と言われるキャラ設定なんですが、ぶっちゃけ皆似たような顔なので引き絵でないとそれと見分けつきづらかったです。
マイナス点はそれくらいかな。
癖はありますが強くはないので、抵抗感はさほどないでしょう。
↓表紙でほぼ判断できますが、白黒絵のが味あって巧い方だと思います。
そんな訳で。
あれだけへっぽこでお人よしに見えていた「ナノカさん」が、ふとした瞬間から笑顔の裏の冷酷さを感じるようになるのが見事。
こんなんで喜ぶのは私だけですかね。
それだけに最終話はちょっと感動しました。
ココノカの魔女 / 桐原 いずみ
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