■からっと! (渡辺祥智)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 魔法・コメディー
・おまけ: あとがき、設定ページ。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡辺祥智」センセの「からっと! 1巻」です。
そんなこんなで、本日も魔法系漫画です。
ただし、学園が舞台の「暁色の潜伏魔女/袴田めら」、ファンタジー世界の「ココノカの魔女/桐原いづみ」など過去紹介のソレとは違って、現代世界での魔女っ娘漫画となっておりました。
上記どちらも魔法コメディーなんですけど、それぞれ微妙に違ってますね。
お好きな方は読み比べてみるのもいいでしょう。
さて、ありそうで結構ない、魔法っ娘漫画の「からっと! 1巻」です。
…が、すんなりそのまんまという訳ではなく。
基本設定をうまく砕いた、軽い雰囲気に仕上がっております。
※左:主人公「馬場香音さん」、右:「鹿島歩人くん」です。
並べてみても明らかに「歩人くん」のが可愛らしいんですが、男なんですねぇ。
魔法の国「カラット」では、候補者「ユニ」と「メリッサ」に次期女王の座をかけた魔法対決を試練として与えました。
お互い友人であり、直接対決を避けたい二人は代理を立てることを考えます。
その代理として選ばれたのが、外観から”真面目な優等生”に見られることにコンプレックスをもっていた「馬場香音」だったのです。
大雑把ではありますが、だいたいそんなお話。
いかにも魔法っ娘という「アルト」こと「鹿島歩人」が男子であるところがポイントのひとつ。
ぎりぎりまで期待した(かもしれない)読者の期待が見事に裏切られます。
ああ、ボーイッシュな女の子かと思ったのに…。
なんだか残念ですが、こちらは可愛らしさをウリにした系統ではないんですねー。
特に、主人公の「香音さん」がその最たるキャラでして、斜に構えた、物事に素直でない女の子。
眼鏡に三つ編みという、いかにも委員長っぽい容姿なんですが、頭は良くなく、粗暴でセンス的にもどうやら微妙。
可愛らしい格好にはいつまでも慣れず、魔法ではなく肉弾戦を挑んだりしていました。
はちゃめちゃです。
そんな、いかにもという基本をことごとく覆した可笑しさなんですね。
察するに、そうした「香音さん」の成長漫画になっているようです。
少しづつ変化も見えておりましたんで、今後はしっとり落ち着いたエピソードなどがあるかもしれませんね。
※おまけ。戦う魔法少女カノンさんです。
…って、魔法使ってないし(笑)「魔法の少尉ブラスターマリ/池田恵」を思い出しました。
好物が「肉うどん」で、それが変身のキーワードとなったり、魔法で「うどん」を召還して敵を撃退(笑)したりもしていました。
そんなんが納得できない、王道展開を期待する方には難しいでしょう。
こざっぱりとした良質なコメディーなんで、そうしたこだわりがなければ問題なくオススメです。
乱れない、丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
すらりとした縦長な人物絵が特徴です。
コメディー時の崩れも雰囲気を損なわない程度のもので、しっかり安定した作画で全体的に巧い方。
癖はあるものの強くなく、ページ全体も見やすかったです。
話は人を選ぶものですが、「渡辺祥智」センセの絵柄に関しては万人受けするでしょう。
とりあえずまだ導入部なので、2巻以降がどう推移していくのかが楽しみなところ。
ちょっとイイ話にもできそうな素地もあるので、そういった展開にも期待。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 魔法・コメディー
・おまけ: あとがき、設定ページ。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「渡辺祥智」センセの「からっと! 1巻」です。
そんなこんなで、本日も魔法系漫画です。
ただし、学園が舞台の「暁色の潜伏魔女/袴田めら」、ファンタジー世界の「ココノカの魔女/桐原いづみ」など過去紹介のソレとは違って、現代世界での魔女っ娘漫画となっておりました。
上記どちらも魔法コメディーなんですけど、それぞれ微妙に違ってますね。
お好きな方は読み比べてみるのもいいでしょう。
さて、ありそうで結構ない、魔法っ娘漫画の「からっと! 1巻」です。
…が、すんなりそのまんまという訳ではなく。
基本設定をうまく砕いた、軽い雰囲気に仕上がっております。
※左:主人公「馬場香音さん」、右:「鹿島歩人くん」です。
並べてみても明らかに「歩人くん」のが可愛らしいんですが、男なんですねぇ。
魔法の国「カラット」では、候補者「ユニ」と「メリッサ」に次期女王の座をかけた魔法対決を試練として与えました。
お互い友人であり、直接対決を避けたい二人は代理を立てることを考えます。
その代理として選ばれたのが、外観から”真面目な優等生”に見られることにコンプレックスをもっていた「馬場香音」だったのです。
大雑把ではありますが、だいたいそんなお話。
いかにも魔法っ娘という「アルト」こと「鹿島歩人」が男子であるところがポイントのひとつ。
ぎりぎりまで期待した(かもしれない)読者の期待が見事に裏切られます。
ああ、ボーイッシュな女の子かと思ったのに…。
なんだか残念ですが、こちらは可愛らしさをウリにした系統ではないんですねー。
特に、主人公の「香音さん」がその最たるキャラでして、斜に構えた、物事に素直でない女の子。
眼鏡に三つ編みという、いかにも委員長っぽい容姿なんですが、頭は良くなく、粗暴でセンス的にもどうやら微妙。
可愛らしい格好にはいつまでも慣れず、魔法ではなく肉弾戦を挑んだりしていました。
はちゃめちゃです。
そんな、いかにもという基本をことごとく覆した可笑しさなんですね。
察するに、そうした「香音さん」の成長漫画になっているようです。
少しづつ変化も見えておりましたんで、今後はしっとり落ち着いたエピソードなどがあるかもしれませんね。
※おまけ。戦う魔法少女カノンさんです。
…って、魔法使ってないし(笑)「魔法の少尉ブラスターマリ/池田恵」を思い出しました。
好物が「肉うどん」で、それが変身のキーワードとなったり、魔法で「うどん」を召還して敵を撃退(笑)したりもしていました。
そんなんが納得できない、王道展開を期待する方には難しいでしょう。
こざっぱりとした良質なコメディーなんで、そうしたこだわりがなければ問題なくオススメです。
乱れない、丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
すらりとした縦長な人物絵が特徴です。
コメディー時の崩れも雰囲気を損なわない程度のもので、しっかり安定した作画で全体的に巧い方。
癖はあるものの強くなく、ページ全体も見やすかったです。
話は人を選ぶものですが、「渡辺祥智」センセの絵柄に関しては万人受けするでしょう。
とりあえずまだ導入部なので、2巻以降がどう推移していくのかが楽しみなところ。
ちょっとイイ話にもできそうな素地もあるので、そういった展開にも期待。
からっと!(1) (BLADE COMICS) (2007/03/30) 渡辺 祥智 商品詳細を見る |
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