■Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ (無望菜志)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・触手
・おまけ: あとがき、設定資料、
カバー裏に表紙リンク別絵・淫獣の全て、
描き下ろし「テンタクル・ラバーズX話」
・その他: 初単行本、カラー(6P)、
短編×9(うち「テンタクル・ラバーズ」×7)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「無望菜志(なもなし)」センセの「Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ」です。
…いきなりですが、
これはいい!!
久々に目から鱗がおちるような傑作です。
↑あちらでもパーフェクトをつけさせて頂きました。
正直なところ、店頭ではなにげなーく手に取った一冊でしたが、コレはオススメです。
まぁ、好み分かれるタイプの漫画ではあるんでしょうけれど。
※あぶない!ファルニバール姫様
胸がお好きな「堅吾くん」なのでした。右のスクール水着は反則ですねぇ。
中欧に位置する小国「ウィスタニス王国」は周囲を険しい山に囲まれた、陸の孤島といえる環境。
そちらのお姫様「ファルニバール」こと「ファルニバール・ヴィン・ウィスタニス」は”見聞を広め自立心を養う”というしきたりを、日本の学校への留学としておりました。
そんな訳で、主人公「朝倉堅吾」のクラスには外見から中身、立場から存在感まで正真正銘なお姫様がいたのです。
彼女に憧れる一人であった「堅吾くん」は、ひょんな偶然から「ファルニバール姫様」が行う召喚の儀式に巻き込まれてしまいます。
咄嗟に呼び出した淫獣へ魂を移されたことで、一命をとりとめた「堅吾くん」ですが…性交を糧としている性質上、えっちをしないと生き続けれない身体となってしまったのでした。
「わ、わかっておる、全てワシの責任じゃ…思う存分…貪るがよい…ッ」
いつ起こるか分からない性的衝動を満たすため、幸か不幸か「堅吾くん」は常に姫様の傍にいることとなったのです。
…だいたいそんな感じ。
ラブコメ系な触手漫画ですね。
触手と言えば、こちらのブログでも紹介している「壁の中の天使/ここのき奈緒」とか「魔法特捜グリーディア/松沢慧」あたりが印象深いんですが、ぐっちゃんぐっちゃんとハードで滅茶苦茶にされるものがほとんど。
しかし、こちらの「Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ」は明るく前向きで、実にノリのある漫画に仕上がっておりました。
こんなんは触手業界(?)で初めてのことではないでしょうか?
…たぶん。
そんな業界に詳しくないですが(笑)
(※「オトメ御開帳/ほんだありま」では、”触手甲子園”とかコメディーっぽくやってましたが、ラブはないですしね)
悲しいかな、淫獣の姿になってしまった「堅吾くん」
3話目の学校シーンにて、いきなり全てバラしてしまう展開にはびっくり。
「そもそも誤魔化そうというのがよくない」
とか言っておりましたが、「ファルニバール姫様」の性格がよく表れておりました。
また、クラスの浮かれた反応から「堅吾くん」が安心し、それがためいつしか男子をも巻き込むクラス全体な複数プレイへと発展していく流れが実に見事でした。
こんなにモテモテな淫獣というのは、過去に例がないのではないでしょうか?
※淫獣「堅吾くん」
泣いてます。このあたりのシーンも良かったです。
メイド「アリア」さんら「ウィスタニス王国」の人間が登場し、
”父親である国王陛下が倒れた”
ということで不安な空気が増す4、5話から続くラストに至るまで、燃える展開で盛り上がっておりました。
基本設定だけでなく、お話も非常に良かったですね。
こうした触手系には、普通の成年漫画にはない、良い点があると考えております。
その一つ目が、基本”男子キャラが不在”であること。
ふたなりでもなければ、えっちシーンでは男子が必要不可欠な存在ですが、野郎が目立てばウザいんですねー。
画面ではやっぱり邪魔なんです。
成年漫画では、そのあたりの処理をどうするのかが腕の見せ所になっていたりもします。
よく透明にされてたりしますよね。
もう一つが”ファンタジー描写が可能”ということ。
当然ですが人間ではないので、そりゃー常識外である色々なことができます。
複数プレイは容易なことですし、体位とか関係なくあちこち同時に攻めれるのです。(←この漫画でもありました)
そうした結果として、各えっちシーンの見応えは増し、画面も女の子中心で見栄え良くなるのだと思います。
(※空想の産物なので登場させるにそれなりの設定が必要。また、オチやお話が弱くなりやすいというマイナス面もあるでしょう)
※ラブラブ・ファルニバール姫様
腕におさまっているところなど、なかなか可愛らしいですね。触り心地も良いとか。
王道である無理やり・ハード系がお好きな方は↓表紙買いしてがっかりされる(※ちょっとはあるけど)かもしれませんが、ビジュアル面からストーリー、各キャラに至るまで高レベルで安定した、稀に見る良作品でした。
冒頭ではお姫様っぽい服装、続く2話ではネグリジェ、3話では学校制服となって…カラー原稿で始まる4話では、プール開きということで、「ファルニバール姫様」のスクール水着姿が見られます。
(※紹介帯の裏側にカット絵があったりします。中表紙もそんなんでした。必見です!)
こうしたところもいいですね。
…しかし、1話の冒頭で「堅吾くん」を手紙で呼び出したのは、誰だったんでしょうか?
太線のぺたぺたっとした、くっきり絵柄。
単に処理の違いか、描き直しあるのか、細線であちこち詳細な作画も混ざっておりました。
そういったバラツキがあるという意味では不安定。
しかし、ほぼ個性の固まったバランス感覚に優れた絵であったため、細かい点を払拭する勢いがありました。
絵的な問題は感じませんでしたよ。
幅広な目・輪郭とばっさり髪が特徴。
↓表紙・裏表紙そのまま癖のある方であるため、じっくりと判断するのがいいでしょう。
とかく表題の連続話「テンタクル・ラバーズ」が良すぎて、収録された他の短編が霞んでしまっているのが残念なところ。
あれで終わってしまうのが惜しいです。
続編とかは…やっぱりないよねぇ。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・触手
・おまけ: あとがき、設定資料、
カバー裏に表紙リンク別絵・淫獣の全て、
描き下ろし「テンタクル・ラバーズX話」
・その他: 初単行本、カラー(6P)、
短編×9(うち「テンタクル・ラバーズ」×7)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「無望菜志(なもなし)」センセの「Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ」です。
…いきなりですが、
これはいい!!
久々に目から鱗がおちるような傑作です。
↑あちらでもパーフェクトをつけさせて頂きました。
正直なところ、店頭ではなにげなーく手に取った一冊でしたが、コレはオススメです。
まぁ、好み分かれるタイプの漫画ではあるんでしょうけれど。
※あぶない!ファルニバール姫様
胸がお好きな「堅吾くん」なのでした。右のスクール水着は反則ですねぇ。
中欧に位置する小国「ウィスタニス王国」は周囲を険しい山に囲まれた、陸の孤島といえる環境。
そちらのお姫様「ファルニバール」こと「ファルニバール・ヴィン・ウィスタニス」は”見聞を広め自立心を養う”というしきたりを、日本の学校への留学としておりました。
そんな訳で、主人公「朝倉堅吾」のクラスには外見から中身、立場から存在感まで正真正銘なお姫様がいたのです。
彼女に憧れる一人であった「堅吾くん」は、ひょんな偶然から「ファルニバール姫様」が行う召喚の儀式に巻き込まれてしまいます。
咄嗟に呼び出した淫獣へ魂を移されたことで、一命をとりとめた「堅吾くん」ですが…性交を糧としている性質上、えっちをしないと生き続けれない身体となってしまったのでした。
「わ、わかっておる、全てワシの責任じゃ…思う存分…貪るがよい…ッ」
いつ起こるか分からない性的衝動を満たすため、幸か不幸か「堅吾くん」は常に姫様の傍にいることとなったのです。
…だいたいそんな感じ。
ラブコメ系な触手漫画ですね。
触手と言えば、こちらのブログでも紹介している「壁の中の天使/ここのき奈緒」とか「魔法特捜グリーディア/松沢慧」あたりが印象深いんですが、ぐっちゃんぐっちゃんとハードで滅茶苦茶にされるものがほとんど。
しかし、こちらの「Tentacle Lovers テンタクル・ラバーズ」は明るく前向きで、実にノリのある漫画に仕上がっておりました。
こんなんは触手業界(?)で初めてのことではないでしょうか?
…たぶん。
そんな業界に詳しくないですが(笑)
(※「オトメ御開帳/ほんだありま」では、”触手甲子園”とかコメディーっぽくやってましたが、ラブはないですしね)
悲しいかな、淫獣の姿になってしまった「堅吾くん」
3話目の学校シーンにて、いきなり全てバラしてしまう展開にはびっくり。
「そもそも誤魔化そうというのがよくない」
とか言っておりましたが、「ファルニバール姫様」の性格がよく表れておりました。
また、クラスの浮かれた反応から「堅吾くん」が安心し、それがためいつしか男子をも巻き込むクラス全体な複数プレイへと発展していく流れが実に見事でした。
こんなにモテモテな淫獣というのは、過去に例がないのではないでしょうか?
※淫獣「堅吾くん」
泣いてます。このあたりのシーンも良かったです。
メイド「アリア」さんら「ウィスタニス王国」の人間が登場し、
”父親である国王陛下が倒れた”
ということで不安な空気が増す4、5話から続くラストに至るまで、燃える展開で盛り上がっておりました。
基本設定だけでなく、お話も非常に良かったですね。
こうした触手系には、普通の成年漫画にはない、良い点があると考えております。
その一つ目が、基本”男子キャラが不在”であること。
ふたなりでもなければ、えっちシーンでは男子が必要不可欠な存在ですが、野郎が目立てばウザいんですねー。
画面ではやっぱり邪魔なんです。
成年漫画では、そのあたりの処理をどうするのかが腕の見せ所になっていたりもします。
よく透明にされてたりしますよね。
もう一つが”ファンタジー描写が可能”ということ。
当然ですが人間ではないので、そりゃー常識外である色々なことができます。
複数プレイは容易なことですし、体位とか関係なくあちこち同時に攻めれるのです。(←この漫画でもありました)
そうした結果として、各えっちシーンの見応えは増し、画面も女の子中心で見栄え良くなるのだと思います。
(※空想の産物なので登場させるにそれなりの設定が必要。また、オチやお話が弱くなりやすいというマイナス面もあるでしょう)
※ラブラブ・ファルニバール姫様
腕におさまっているところなど、なかなか可愛らしいですね。触り心地も良いとか。
王道である無理やり・ハード系がお好きな方は↓表紙買いしてがっかりされる(※ちょっとはあるけど)かもしれませんが、ビジュアル面からストーリー、各キャラに至るまで高レベルで安定した、稀に見る良作品でした。
冒頭ではお姫様っぽい服装、続く2話ではネグリジェ、3話では学校制服となって…カラー原稿で始まる4話では、プール開きということで、「ファルニバール姫様」のスクール水着姿が見られます。
(※紹介帯の裏側にカット絵があったりします。中表紙もそんなんでした。必見です!)
こうしたところもいいですね。
…しかし、1話の冒頭で「堅吾くん」を手紙で呼び出したのは、誰だったんでしょうか?
太線のぺたぺたっとした、くっきり絵柄。
単に処理の違いか、描き直しあるのか、細線であちこち詳細な作画も混ざっておりました。
そういったバラツキがあるという意味では不安定。
しかし、ほぼ個性の固まったバランス感覚に優れた絵であったため、細かい点を払拭する勢いがありました。
絵的な問題は感じませんでしたよ。
幅広な目・輪郭とばっさり髪が特徴。
↓表紙・裏表紙そのまま癖のある方であるため、じっくりと判断するのがいいでしょう。
とかく表題の連続話「テンタクル・ラバーズ」が良すぎて、収録された他の短編が霞んでしまっているのが残念なところ。
あれで終わってしまうのが惜しいです。
続編とかは…やっぱりないよねぇ。
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comment
たまに…
漫画家さんでやたら濃い男子絵を描かれる方もいるんですが…やっぱり邪魔に感じてしまうんですよね。
なんで他人のややこしいモノを見なければならんのか、と。
えっちまんがでは必要不可欠なんですが。
ふたなりとかは、それを回避するためのネタではないかと思います。
なんで他人のややこしいモノを見なければならんのか、と。
えっちまんがでは必要不可欠なんですが。
ふたなりとかは、それを回避するためのネタではないかと思います。
No title
【その一つ目が、基本”男子キャラが不在”であること。
ふたなりでもなければ、えっちシーンでは男子が必要不可欠な存在ですが、野郎が目立てばウザいんですねー。】
よく言ったぞ!心の友よ!
やっぱり野郎なんて誰も見たくないだよね、エロ漫画でも野郎を見なきゃいけないなんて、悲しい事だよ・・・
ふたなりでもなければ、えっちシーンでは男子が必要不可欠な存在ですが、野郎が目立てばウザいんですねー。】
よく言ったぞ!心の友よ!
やっぱり野郎なんて誰も見たくないだよね、エロ漫画でも野郎を見なきゃいけないなんて、悲しい事だよ・・・