■ひよママ (真島悦也)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・家族
・おまけ: あとがき漫画。
・その他: すべて表題作(12話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「真島悦也(ましま・えつや)」センセの「ひよママ」です。
ああ、歌にあった「ちとせ」ってーのは、こちらの「真島悦也」センセの漫画「ちとせげっちゅ!!」のことなのか。
たった今、センセの過去単行本を見ていて気付きました。
(※CD「がーるず・らいふ/片霧烈火」のことです)
センセの漫画はこちらが初見。
なんとなく↓表紙のツインテールにふらーっと手を出してしまいました。
うん、背景の黄色が明るく、服装からポーズまで可愛らしくまとまっており、非常に良いですね。
たぶん、セールス的にも好調だったのではないでしょうか?
さて、今回は「ひよママ」ですね。
発売されている単行本は巻数またぐものが目立っておりましたが、こちらは1巻で完結です。
全て表題作というコメディー漫画で、確かに面白くはありましたけれど、”無難な出来栄え”というのが正直な感想。
※マリア・F・ブランシュット、です。
実はイイトコのお嬢様である彼女。うん、性格的には確かにそんなんですね。
母親は既に他界、父親といえば世界中を旅して帰ってこないまま…ということで、ほぼ孤独の身である主人公「草壁雅人」くん。
まだ学生の身で生活を仕送りに頼っているため金はなく、幼馴染みがいるものの彼女もなく、ということで、やや人生を悲観していたのでした。
そんなある日、「雅人くん」は金髪・ツインテールな見知らぬ少女「マリア・F・ブランシュット」に声をかけられます。
「私…雅人さんに認めてもらいたくてここまで来たんです!」
その言動から、モテたと勘違いをした彼は気持ちに応えるのです…が。
実は、父親との婚約によって「雅人くん」の世話をするために来日した、新たな母親だったのです。
あるいは自分より年下かもしれない、可愛らしい自称母親との同居に戸惑う「雅人くん」
しかし、ドキドキな世界は長く続かず、「ヒルダ・ララーシュタイン」、「ララ・ホワイト」と”自称母親”が次々に増えてしまうのでした。
…だいたいそんな感じですね。
個性的な面々がいざこざ、すれ違いを繰り返しつつ、家族としてまとまっていく…みたいなコメディー漫画です。
もっとラブコメちっくなものが強いのを想像しておりましたが、そんなんではありませんでした。
ちょっと残念ですね。
正ヒロイン「マリアさん」が来て、同居が始まる3話までは非常に良かったです。
なかなか肝心なことを言わず、いかにも勘違いしそう台詞を連発したり、男性の裸に免疫がないのを克服するためBL誌を読んでみたり…。
(※後者は幼馴染み「まひろ」さんの策略なんですが)
いつの間にか他人の家へ侵入している、ストーカーちっくな「まひろさん」、天然ボケな「マリアさん」という2人の掛け合いが楽しく、これに「雅人くん」を巻き込んだ様が良かったですね。
もう少しこの人数のまま、それぞれキャラを深く掘り下げてもらえれば評価は違ったかもしれないんですが、4話目から”自称母親”の追加イベントが発生してしまうんです。
※左からまひろさん、ララさん、ヒルダさん。
こちらの「まひろさん」もなかなか良いキャラだったんですが…。
拳銃から手榴弾まで所持するアブない人「ヒルダさん」、外観や喋りとは裏腹に18歳で数々の博士号を持つ天才「ララさん」という2人は世界をぶち壊すくらい、強烈な個性を持ったキャラクター。
これがため、いままで目立っていた「マリアさん」が中盤あたりからぐんと目立たなくなってしまうんですね。
(※それぞれにスポットを当てているお話構成もありますが)
母親の中でもっとも毒なく、ぐいぐいと前面に出てくるようなタイプではないので…不利なんですよ。
逆に、画面でよく目立つのが天才「ララさん」で、日本に来てすぐ定職についたスゴイ人。
野生動物の研究をしているだけあって体術の心得もあるらしく、素手のまま拳銃を持つ「ヒルダさん」と互角に渡り合っておりました。
最強キャラですね。
怪しげなエージェントにも、真っ先に蹴りを入れておりました。
まだキャラが完全に描ききれていないような状態で、次々と主要登場人物が増えてしまうのはあまりプラスに感じませんでした。
話数も多くはないいですし、母親は「マリアさん」だけで良かったような…。
意識が変わる重要な8話など、彼女が単独で画面に出てくればいいんですけどねぇ。
オチはなんとなく想像できましたが、お話から考えると実に無難なもの。
(※ネタバレなので反転:ラストのキャラはなかなか良い雰囲気だったので、続きを見たい気もありますが)
とある理由がため、吹き出しを省いた描き方になっている9話は、なんだか新鮮な感覚でした。
正確でくっきりとした線の絵柄。
やや白が目立つ濃淡比率で、ページ全体はすっきりと見やすいもの。
陰影弱く、のっぺりとした絵がいかにも漫画ちっくでした。
四角い輪郭とコメディー崩れし易いキャラ絵が特徴。
ひでるさんが釣り上げられた↓表紙は実際の白黒絵よりも際立って良かったので、注意して下さい。
判断は裏表紙のがいいでしょう。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : コメディー・家族
・おまけ: あとがき漫画。
・その他: すべて表題作(12話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「真島悦也(ましま・えつや)」センセの「ひよママ」です。
ああ、歌にあった「ちとせ」ってーのは、こちらの「真島悦也」センセの漫画「ちとせげっちゅ!!」のことなのか。
たった今、センセの過去単行本を見ていて気付きました。
(※CD「がーるず・らいふ/片霧烈火」のことです)
センセの漫画はこちらが初見。
なんとなく↓表紙のツインテールにふらーっと手を出してしまいました。
うん、背景の黄色が明るく、服装からポーズまで可愛らしくまとまっており、非常に良いですね。
たぶん、セールス的にも好調だったのではないでしょうか?
さて、今回は「ひよママ」ですね。
発売されている単行本は巻数またぐものが目立っておりましたが、こちらは1巻で完結です。
全て表題作というコメディー漫画で、確かに面白くはありましたけれど、”無難な出来栄え”というのが正直な感想。
※マリア・F・ブランシュット、です。
実はイイトコのお嬢様である彼女。うん、性格的には確かにそんなんですね。
母親は既に他界、父親といえば世界中を旅して帰ってこないまま…ということで、ほぼ孤独の身である主人公「草壁雅人」くん。
まだ学生の身で生活を仕送りに頼っているため金はなく、幼馴染みがいるものの彼女もなく、ということで、やや人生を悲観していたのでした。
そんなある日、「雅人くん」は金髪・ツインテールな見知らぬ少女「マリア・F・ブランシュット」に声をかけられます。
「私…雅人さんに認めてもらいたくてここまで来たんです!」
その言動から、モテたと勘違いをした彼は気持ちに応えるのです…が。
実は、父親との婚約によって「雅人くん」の世話をするために来日した、新たな母親だったのです。
あるいは自分より年下かもしれない、可愛らしい自称母親との同居に戸惑う「雅人くん」
しかし、ドキドキな世界は長く続かず、「ヒルダ・ララーシュタイン」、「ララ・ホワイト」と”自称母親”が次々に増えてしまうのでした。
…だいたいそんな感じですね。
個性的な面々がいざこざ、すれ違いを繰り返しつつ、家族としてまとまっていく…みたいなコメディー漫画です。
もっとラブコメちっくなものが強いのを想像しておりましたが、そんなんではありませんでした。
ちょっと残念ですね。
正ヒロイン「マリアさん」が来て、同居が始まる3話までは非常に良かったです。
なかなか肝心なことを言わず、いかにも勘違いしそう台詞を連発したり、男性の裸に免疫がないのを克服するためBL誌を読んでみたり…。
(※後者は幼馴染み「まひろ」さんの策略なんですが)
いつの間にか他人の家へ侵入している、ストーカーちっくな「まひろさん」、天然ボケな「マリアさん」という2人の掛け合いが楽しく、これに「雅人くん」を巻き込んだ様が良かったですね。
もう少しこの人数のまま、それぞれキャラを深く掘り下げてもらえれば評価は違ったかもしれないんですが、4話目から”自称母親”の追加イベントが発生してしまうんです。
※左からまひろさん、ララさん、ヒルダさん。
こちらの「まひろさん」もなかなか良いキャラだったんですが…。
拳銃から手榴弾まで所持するアブない人「ヒルダさん」、外観や喋りとは裏腹に18歳で数々の博士号を持つ天才「ララさん」という2人は世界をぶち壊すくらい、強烈な個性を持ったキャラクター。
これがため、いままで目立っていた「マリアさん」が中盤あたりからぐんと目立たなくなってしまうんですね。
(※それぞれにスポットを当てているお話構成もありますが)
母親の中でもっとも毒なく、ぐいぐいと前面に出てくるようなタイプではないので…不利なんですよ。
逆に、画面でよく目立つのが天才「ララさん」で、日本に来てすぐ定職についたスゴイ人。
野生動物の研究をしているだけあって体術の心得もあるらしく、素手のまま拳銃を持つ「ヒルダさん」と互角に渡り合っておりました。
最強キャラですね。
怪しげなエージェントにも、真っ先に蹴りを入れておりました。
まだキャラが完全に描ききれていないような状態で、次々と主要登場人物が増えてしまうのはあまりプラスに感じませんでした。
話数も多くはないいですし、母親は「マリアさん」だけで良かったような…。
意識が変わる重要な8話など、彼女が単独で画面に出てくればいいんですけどねぇ。
オチはなんとなく想像できましたが、お話から考えると実に無難なもの。
(※ネタバレなので反転:ラストのキャラはなかなか良い雰囲気だったので、続きを見たい気もありますが)
とある理由がため、吹き出しを省いた描き方になっている9話は、なんだか新鮮な感覚でした。
正確でくっきりとした線の絵柄。
やや白が目立つ濃淡比率で、ページ全体はすっきりと見やすいもの。
陰影弱く、のっぺりとした絵がいかにも漫画ちっくでした。
四角い輪郭とコメディー崩れし易いキャラ絵が特徴。
ひでるさんが釣り上げられた↓表紙は実際の白黒絵よりも際立って良かったので、注意して下さい。
判断は裏表紙のがいいでしょう。
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