■男の子女の子 (楓牙)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・恋愛
・おまけ: あとがき、加筆修正あり。
・その他: 人物相関図、短編×6(全て同一世界)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「楓牙(ふうが)」センセの「男の子女の子」です。
センセのお名前は何度か店頭で見ていたので知っているんですが、こちらが初見です。
ちょっと絵に癖があるので、ずっと敬遠していたんですねー。
(※読んだ後に見てみると、カラーは特に傾向強い)
そんな単行本を、なにゆえ今回は手に取ったかと言うと、↓表紙のオデコな女の子につられたんですよ(笑)
最近はなんだかオデコづいているので。
※ヒロイン1「芝原流香」
世話焼きな優等生です。ラブラブな様が可愛らしいのです。
さて、こちら「男の子女の子」は「楓牙」センセの7冊目(たぶん)となる単行本。
おまけで「人物相関図」を収録しているんですが、そちらによると…うわうわ、全部の単行本には世界の繋がりあるんですね?!
びっくりしました。
”全コミックスをコンプリートしたくなるハズ”
なんて、ひでるさんにとって危険な文字がありましたけれど…や、やばいですよ(笑)
そうした過去単行本と同じく、全ページは2組のカップルだけに絞って描かれているため、非常に濃厚なお話になっておりました。
あんまり詳細に書いてしまうとつまんなくなるので、かいつまんで紹介致します。
主人公「相川弥生」は担任教師の息子。
2年前に転校してきた、ちょっと気が強い優等生「芝原流香(しばはら・るか)」とは、卒業アルバム委員同士でした。
委員の仕事をさぼった「弥生」ですが、担任(父親)に伴われた「流香」と自宅にて委員の仕事をすることとなったのです。
そんな感じに微妙な距離であった2人。
ある日、「先生に相談したい事があるんだけど」ということで、自宅に連れていくのでした。
だいたいこんなんが、冒頭に位置している「Wink」、さらにその後のエピソードが「Wish」、「Will」となっています。
なお、最終話「Will」にて重要な役割を果たす「藤美悠樹」は、「Girl Friend」シリーズでの主人公なのでした。
”今までで一番変だ”、という兄の彼女「友江円(ともえ・まどか)」
「悠くんの顔も見たかったし」
ということで、家だけでなく外でもちょくちょく会っていたんですが、別れたと聞いた一ヶ月後、再び「悠樹」の前に姿を見せたのです。
※ヒロイン2「友江円」
なんというか、猫っぽい娘さんでした。
別エピソードと言うべき「Girl Friend」は3話完結。
「Will」にて、「悠樹くん」が”なぜあの場面で行動したのか、できたのか”、そちらにて伺う事ができます。
ちょうど「Wink」と「Wish」の間に入った構成もいいものでした。
兄の恋人であった「円さん」と関係してしまった「悠樹くん」
彼は自らの感情に悩むこととなるんですね。
もともと虚無的で、「弥生くん」以上に独特で近寄りがたいような雰囲気だったんですが、そんなんをやや動物的(笑)な「円さん」が解きほぐす、みたいな感覚よ。
兄弟のこととか、恋愛感情など、しれっとした表情で「流香さん」以下同級生に聞いて回る描写(2、3話)が可笑しいのです。
また、1話後半の描写はなかなかにえっちでした。
「ごめんね悠君、すぐ終わるから」
だってさー。
いきなり年上(ですよね?)にされてしまうという、実に羨ましい展開なのです。
…って言うか、家に転がり込んできた「円さん」とは一緒に寝てるんですね。
さらに、毎日横でシテいるのを知っていながら、何もしないままだった「悠樹くん」は凄い。
何やら重たい背景を抱えながら、あまり表に出さない「円さん」も容姿とは違って実際には大人な女性ですね。
ちょっと自由過ぎる気もしますが、あんなんが「悠樹くん」には丁度いいのかも。
※キス…しない「弥生くん」
大まかにはこんな感じ。なかなか手を出さない、成年っぽくない漫画です。
一方、もう一組「流香さん」、「弥生くん」のカップルは同年代であるためか、先の2人とは違って青春しております。
自らの想いに素直な「流香さん」の積極さとラブラブっぷりは可愛らしいんですが、途中で「悠樹くん」が言う、「まだ子供なんだから、俺達」が全てなのでしょうね。
細線のすっきりとした絵柄。
ページ全体は丁寧で乱れることなく、安定しておりました。
綺麗にまとまっているだけ派手さには欠けるものの、深いお話と合った作画です。
幅広めで縦長な輪郭・目が特徴。
癖はありますが、↓表紙などのカラー絵柄より白黒絵のがソフトでしょう。
裏表紙のカット絵を参考にして下さい。
えっちシーンのある、恋愛漫画という感じかなぁ。
日常風景なども多く、いわゆる普通の成年漫画っぽくない成年漫画です。
派手さはありませんが、人間心理に重点を置いた非常に読み応えのある単行本でした。
特に思春期である男性陣の微妙な心理について、巧く表現されていると思います。
他の単行本も…見てみたいなー、なんて。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・恋愛
・おまけ: あとがき、加筆修正あり。
・その他: 人物相関図、短編×6(全て同一世界)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「楓牙(ふうが)」センセの「男の子女の子」です。
センセのお名前は何度か店頭で見ていたので知っているんですが、こちらが初見です。
ちょっと絵に癖があるので、ずっと敬遠していたんですねー。
(※読んだ後に見てみると、カラーは特に傾向強い)
そんな単行本を、なにゆえ今回は手に取ったかと言うと、↓表紙のオデコな女の子につられたんですよ(笑)
最近はなんだかオデコづいているので。
※ヒロイン1「芝原流香」
世話焼きな優等生です。ラブラブな様が可愛らしいのです。
さて、こちら「男の子女の子」は「楓牙」センセの7冊目(たぶん)となる単行本。
おまけで「人物相関図」を収録しているんですが、そちらによると…うわうわ、全部の単行本には世界の繋がりあるんですね?!
びっくりしました。
”全コミックスをコンプリートしたくなるハズ”
なんて、ひでるさんにとって危険な文字がありましたけれど…や、やばいですよ(笑)
そうした過去単行本と同じく、全ページは2組のカップルだけに絞って描かれているため、非常に濃厚なお話になっておりました。
あんまり詳細に書いてしまうとつまんなくなるので、かいつまんで紹介致します。
主人公「相川弥生」は担任教師の息子。
2年前に転校してきた、ちょっと気が強い優等生「芝原流香(しばはら・るか)」とは、卒業アルバム委員同士でした。
委員の仕事をさぼった「弥生」ですが、担任(父親)に伴われた「流香」と自宅にて委員の仕事をすることとなったのです。
そんな感じに微妙な距離であった2人。
ある日、「先生に相談したい事があるんだけど」ということで、自宅に連れていくのでした。
だいたいこんなんが、冒頭に位置している「Wink」、さらにその後のエピソードが「Wish」、「Will」となっています。
なお、最終話「Will」にて重要な役割を果たす「藤美悠樹」は、「Girl Friend」シリーズでの主人公なのでした。
”今までで一番変だ”、という兄の彼女「友江円(ともえ・まどか)」
「悠くんの顔も見たかったし」
ということで、家だけでなく外でもちょくちょく会っていたんですが、別れたと聞いた一ヶ月後、再び「悠樹」の前に姿を見せたのです。
※ヒロイン2「友江円」
なんというか、猫っぽい娘さんでした。
別エピソードと言うべき「Girl Friend」は3話完結。
「Will」にて、「悠樹くん」が”なぜあの場面で行動したのか、できたのか”、そちらにて伺う事ができます。
ちょうど「Wink」と「Wish」の間に入った構成もいいものでした。
兄の恋人であった「円さん」と関係してしまった「悠樹くん」
彼は自らの感情に悩むこととなるんですね。
もともと虚無的で、「弥生くん」以上に独特で近寄りがたいような雰囲気だったんですが、そんなんをやや動物的(笑)な「円さん」が解きほぐす、みたいな感覚よ。
兄弟のこととか、恋愛感情など、しれっとした表情で「流香さん」以下同級生に聞いて回る描写(2、3話)が可笑しいのです。
また、1話後半の描写はなかなかにえっちでした。
「ごめんね悠君、すぐ終わるから」
だってさー。
いきなり年上(ですよね?)にされてしまうという、実に羨ましい展開なのです。
…って言うか、家に転がり込んできた「円さん」とは一緒に寝てるんですね。
さらに、毎日横でシテいるのを知っていながら、何もしないままだった「悠樹くん」は凄い。
何やら重たい背景を抱えながら、あまり表に出さない「円さん」も容姿とは違って実際には大人な女性ですね。
ちょっと自由過ぎる気もしますが、あんなんが「悠樹くん」には丁度いいのかも。
※キス…しない「弥生くん」
大まかにはこんな感じ。なかなか手を出さない、成年っぽくない漫画です。
一方、もう一組「流香さん」、「弥生くん」のカップルは同年代であるためか、先の2人とは違って青春しております。
自らの想いに素直な「流香さん」の積極さとラブラブっぷりは可愛らしいんですが、途中で「悠樹くん」が言う、「まだ子供なんだから、俺達」が全てなのでしょうね。
細線のすっきりとした絵柄。
ページ全体は丁寧で乱れることなく、安定しておりました。
綺麗にまとまっているだけ派手さには欠けるものの、深いお話と合った作画です。
幅広めで縦長な輪郭・目が特徴。
癖はありますが、↓表紙などのカラー絵柄より白黒絵のがソフトでしょう。
裏表紙のカット絵を参考にして下さい。
えっちシーンのある、恋愛漫画という感じかなぁ。
日常風景なども多く、いわゆる普通の成年漫画っぽくない成年漫画です。
派手さはありませんが、人間心理に重点を置いた非常に読み応えのある単行本でした。
特に思春期である男性陣の微妙な心理について、巧く表現されていると思います。
他の単行本も…見てみたいなー、なんて。
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