■あったかく、して。 (雨がっぱ少女群)
★まんがデーター [14/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・2冊目漫画
・その他: カラー(8P)、短編×9
(うち「パジャマパーティー」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雨がっぱ少女群(あまがっぱ・しょうじょぐん)」センセの「あったかく、して。」です。
なんだかえらく早いリリースのような気がしましたが、前巻「小指でかきまぜて」の発売は去年の11月末頃。
…まぁ、成年系で半年の間隔は素早いと思います。
そんなこんなで、「COMIC LO」にて”持ち込み大賞 初代受賞者”という輝かしい冠を持つ、「雨がっぱ少女群」センセの2冊目「あったかく、して。」なのです。
連続話を中心に短編を配した単行本です。
まず、店頭でも目立っていた↓表紙について。
これまた、なんとも言えないエロティックさがありますね~。
確かに胸のあたりが透けてはいるものの、特にはっきりと露出している訳でないんですが…さすがです。
「雨がっぱ少女群」センセの画力が遺憾なく発揮された、良い絵だと思います。
(※ネットの写真で見た際には、目が隠れているように感じていましたが、実際にはちょっと出てました。もし帽子か、髪の毛が被っていたら、また雰囲気が違ったかなぁ)
紹介帯には「ただひたすらに圧倒的」と言うキャッチフレーズが前にあるほか、「圧倒的な~」という言葉が裏に踊っていました。
大仰だなぁ、とか思っていいましたけれど、読み終わると…うん、まぁそんなんですかね。
※左:美紅ちゃん、右:美星さん
このあたりの絵柄は、いたってスタンダードという綺麗なものです。
えー、この単行本は特に”お話を紹介するより先に絵柄について書いておいた方がいいと思った”ので、いつもとは順番を変えてそちらから。
とりあえず、非常に巧い方です。
間違いありません。
今回単行本でも、ひしひしとそんなんが伝わってきました。
深い色のカラー絵(←そうでないのもある)は、それだけで背景の物語を想像させるようなもの。
そして白黒絵。
黒が強い、どちらかと言うとこってりな絵柄です。
特に目立つのはキャラ以外の部分(背景など)で、細かくしっかり描き込まれた、たまに”描き込まれ過ぎ”みたいなこともある、リアルで写実的なものでした。
目が小さく輪郭の幅が広い、微かな凹凸とつるっとした肌のロリ絵柄。
今回収録の各話なんですが、おそらくは”話の内容によってわざと雰囲気を変えている”ようなのです。
それがため、全体としてはやや不安定。
いかにも成年漫画という軽いタッチもあり、劇画っぽく描かれていることもありました。
そんなんを踏まえ、お話と共に紹介致します。
すっきりとした綺麗な線のデジタル絵柄な短編「小鳥の縛り」、「AWAKE」
見やすく見栄えも良く、収録では単純にひでるさん好きな感じです。
まず「小鳥の縛り」は、「美紅」ちゃん10歳のロリ緊縛漫画。
”ということで縛ってみた!”
…という、収録では最も軽いコメディー短編です。
昔はお姉ちゃんと付き合っていたらしい「サトシ」くんにラブラブな「美紅ちゃん」
自分の髪の毛に溺れたりする楽しい娘で、崩し顔とかなんとなーく「関谷あさみ」センセちっく。
プレイとしてはなかなかハードでしたが、オチまで爽やかな短編になっておりました。
なお、縄は途中で外すんですが、縄跡がちょっと残っていても良かったかなぁ…。
妹「沙織」ちゃん10歳と兄「圭」くんという「AWAKE」は兄妹の近親モノ。
ちょっと胸のある、「圭くん」の親友「美星」さん13歳がお話の鍵になっていました。
独特な言いまわしの”ボク少女”ですね。
ラスト付近で再登場しており、いい娘だなぁ、とか思っていたら…。
うーん、このオチはやや展開が早過ぎ。
前後がないため、やたら軽い感じになっていました。
収録でのメイン「パジャマパーティー」は全3話の連続話。
絵としては、こちらがもっとも適度な感じで安定していたと思います。
(※可愛らしさとリアルさ、そして描き込みのバランスが取れている…ような気がするの)
※左:七草このみ、右:五堂エリカ
絵柄・お話というどちらも、よくまとまった良作品だと思います。
病気がため、亡くなってしまった「七草このみ」ちゃんは幽霊として復活しました。
他の人には見えないんですが、生前に告白していた医師「九重宗一郎」だけはお互い認識でき、触れることもできたのです。
常に好きな人といられるため、快適な幽霊生活を満喫していた「このみちゃん」
しかし、自称「天才エクソシスト」という「五堂エリカ」さんが「このみちゃん」を感知し、除霊に乗り出したのでした…。
だいたいそんな流れ。
他の人にはまったく見えないものの、「宗一郎くん」だけが例外。
…ということは、2人がえっちしているシーンは、傍から見ると相当アブない、変態ちっくな感じに見えるのかもしれません。
うわ、やだなぁ(笑)
”法に裁かれないのをいいことに、さんざんいじり倒した”
などと回想している、重度な「宗一郎くん」がステキです。
どっちかというと微妙な医師ですよねー。
ゴムがゆるいためパジャマがずれ、常に下着が見えている正ヒロイン「このみちゃん」もいいですが、車椅子でカチューシャという「エリカさん」が可愛いなぁ。
前回失敗しているらしく、名誉挽回を目指して「宗一郎くん」の除霊に挑みますが…2人の関係がため「このみちゃん」の代わりとして、えっちさせられてしまうのでした。
そんな予想外の展開に困惑しながらも、除霊を優先させた「エリカさん」はプロフェッショナルですね。
…まだ若いのに。(※ちなみに「エリカさん」は9歳だって)
そんなこんなで、3名の結末がどうなるのか、詳細書いてしまうとつまんないので伏せます。
まぁ、王道展開のいい話ですよ。
いかにも成年系というネタでしたが、「宗一郎くん」はなかなか偉いと思います。…ラストを含めて。
なお、3話途中にあった、えっちを堪能した「エリカさん」の背中に!!って、描写は結構怖いのですよ。
”怖い”というキーワードが当てはまる短編「夕蝉のささやき」は、黒が目立つ落ち着いたタッチの静かな作画でした。
キツネのお面というのは、ものすごーく神秘的ですね。
さらに秘密の儀式とかなんとか、ミステリアスで、やたらブラックな短編です。
「小鳥の縛り」とはえらい違いなのですよ。
「里香」ちゃん10歳と父親の、いちおう近親系。
「代わりにお嫁さんにしてるのと同じことを里香にもしてやろう」
…とか言っておりました。
お父さん最低っ!
ほか色々仕掛けがあるんですが…うーん、まるまる伏せさせて頂きますね。
なお、10歳の「晶奈」ちゃんとお父さんの同じく親子近親モノ「家庭菜園」は、鉛筆タッチのようなリアル絵柄で、もっとも異質な雰囲気でした。
ここまでくると、良し悪しかなぁ。
※左:晶奈ちゃん、右:雛美ちゃん。
こんなんです。非常に強いので、ちょっと怖さを感じるんですよねー。
カラー原稿から始まる短編「真夜中の妹」はお兄ちゃんと8歳の「ミミカ」ちゃんという兄妹の近親系。
当初、欲望をぐっと抑えて、ちゃんと兄らしい対処をしていたのは偉い。
なお、こちらは非常に気になるオチでした。
じわじわと作画が暗くなっていったような気がしていましたが、ひょっとしてこれもわざとだったりして??
ややばっさりとした作画の「太古の森」ですが、お話としては最も良かったです。
…初期ころの原稿なのかなぁ。
下手ではないんですが、やや線がふわふわとしてますね。
自殺しようと屋上に出たら、ぬいぐるみを抱えた11歳の女の子「浅利雛美」ちゃんが先客としていたのでした、という短編です。
「雛美ちゃん」の回想シーンに出てくる、あの学校の先生はイヤですねー。腹立ちます。
ひでるさん、まったく関係ないですが。
しかし、そんなんと現在のえっちがリンクしており、
「汚くないよ」
という一言がなにげに「雛美ちゃん」の大きな救いになるという展開は、なかなか良く出来た素敵なお話だと思います。
また、結末もロリ成年漫画とは思えないほど、感動的なものが待っていました。
確かにありきたりと言ってはそれまでなんですが、逆にそれらを見事に融合させた技術は、やっぱりスゴイと言えるでしょう。
頑張って舐めてみるもんですねー(笑)
そんなこんなで、各話によってだいぶ作画にバラつきのある、珍しい単行本なのでした。
実は紹介帯の裏部分にある漫画カットでだいたいは確認できますので、穴があくほどじっくり見てみるのもいいでしょう。
店頭でアブない人と勘違いされないよう、気を付けてほどほどにどうぞ。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・ロリ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・2冊目漫画
・その他: カラー(8P)、短編×9
(うち「パジャマパーティー」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「雨がっぱ少女群(あまがっぱ・しょうじょぐん)」センセの「あったかく、して。」です。
なんだかえらく早いリリースのような気がしましたが、前巻「小指でかきまぜて」の発売は去年の11月末頃。
…まぁ、成年系で半年の間隔は素早いと思います。
そんなこんなで、「COMIC LO」にて”持ち込み大賞 初代受賞者”という輝かしい冠を持つ、「雨がっぱ少女群」センセの2冊目「あったかく、して。」なのです。
連続話を中心に短編を配した単行本です。
まず、店頭でも目立っていた↓表紙について。
これまた、なんとも言えないエロティックさがありますね~。
確かに胸のあたりが透けてはいるものの、特にはっきりと露出している訳でないんですが…さすがです。
「雨がっぱ少女群」センセの画力が遺憾なく発揮された、良い絵だと思います。
(※ネットの写真で見た際には、目が隠れているように感じていましたが、実際にはちょっと出てました。もし帽子か、髪の毛が被っていたら、また雰囲気が違ったかなぁ)
紹介帯には「ただひたすらに圧倒的」と言うキャッチフレーズが前にあるほか、「圧倒的な~」という言葉が裏に踊っていました。
大仰だなぁ、とか思っていいましたけれど、読み終わると…うん、まぁそんなんですかね。
※左:美紅ちゃん、右:美星さん
このあたりの絵柄は、いたってスタンダードという綺麗なものです。
えー、この単行本は特に”お話を紹介するより先に絵柄について書いておいた方がいいと思った”ので、いつもとは順番を変えてそちらから。
とりあえず、非常に巧い方です。
間違いありません。
今回単行本でも、ひしひしとそんなんが伝わってきました。
深い色のカラー絵(←そうでないのもある)は、それだけで背景の物語を想像させるようなもの。
そして白黒絵。
黒が強い、どちらかと言うとこってりな絵柄です。
特に目立つのはキャラ以外の部分(背景など)で、細かくしっかり描き込まれた、たまに”描き込まれ過ぎ”みたいなこともある、リアルで写実的なものでした。
目が小さく輪郭の幅が広い、微かな凹凸とつるっとした肌のロリ絵柄。
今回収録の各話なんですが、おそらくは”話の内容によってわざと雰囲気を変えている”ようなのです。
それがため、全体としてはやや不安定。
いかにも成年漫画という軽いタッチもあり、劇画っぽく描かれていることもありました。
そんなんを踏まえ、お話と共に紹介致します。
すっきりとした綺麗な線のデジタル絵柄な短編「小鳥の縛り」、「AWAKE」
見やすく見栄えも良く、収録では単純にひでるさん好きな感じです。
まず「小鳥の縛り」は、「美紅」ちゃん10歳のロリ緊縛漫画。
”ということで縛ってみた!”
…という、収録では最も軽いコメディー短編です。
昔はお姉ちゃんと付き合っていたらしい「サトシ」くんにラブラブな「美紅ちゃん」
自分の髪の毛に溺れたりする楽しい娘で、崩し顔とかなんとなーく「関谷あさみ」センセちっく。
プレイとしてはなかなかハードでしたが、オチまで爽やかな短編になっておりました。
なお、縄は途中で外すんですが、縄跡がちょっと残っていても良かったかなぁ…。
妹「沙織」ちゃん10歳と兄「圭」くんという「AWAKE」は兄妹の近親モノ。
ちょっと胸のある、「圭くん」の親友「美星」さん13歳がお話の鍵になっていました。
独特な言いまわしの”ボク少女”ですね。
ラスト付近で再登場しており、いい娘だなぁ、とか思っていたら…。
うーん、このオチはやや展開が早過ぎ。
前後がないため、やたら軽い感じになっていました。
収録でのメイン「パジャマパーティー」は全3話の連続話。
絵としては、こちらがもっとも適度な感じで安定していたと思います。
(※可愛らしさとリアルさ、そして描き込みのバランスが取れている…ような気がするの)
※左:七草このみ、右:五堂エリカ
絵柄・お話というどちらも、よくまとまった良作品だと思います。
病気がため、亡くなってしまった「七草このみ」ちゃんは幽霊として復活しました。
他の人には見えないんですが、生前に告白していた医師「九重宗一郎」だけはお互い認識でき、触れることもできたのです。
常に好きな人といられるため、快適な幽霊生活を満喫していた「このみちゃん」
しかし、自称「天才エクソシスト」という「五堂エリカ」さんが「このみちゃん」を感知し、除霊に乗り出したのでした…。
だいたいそんな流れ。
他の人にはまったく見えないものの、「宗一郎くん」だけが例外。
…ということは、2人がえっちしているシーンは、傍から見ると相当アブない、変態ちっくな感じに見えるのかもしれません。
うわ、やだなぁ(笑)
”法に裁かれないのをいいことに、さんざんいじり倒した”
などと回想している、重度な「宗一郎くん」がステキです。
どっちかというと微妙な医師ですよねー。
ゴムがゆるいためパジャマがずれ、常に下着が見えている正ヒロイン「このみちゃん」もいいですが、車椅子でカチューシャという「エリカさん」が可愛いなぁ。
前回失敗しているらしく、名誉挽回を目指して「宗一郎くん」の除霊に挑みますが…2人の関係がため「このみちゃん」の代わりとして、えっちさせられてしまうのでした。
そんな予想外の展開に困惑しながらも、除霊を優先させた「エリカさん」はプロフェッショナルですね。
…まだ若いのに。(※ちなみに「エリカさん」は9歳だって)
そんなこんなで、3名の結末がどうなるのか、詳細書いてしまうとつまんないので伏せます。
まぁ、王道展開のいい話ですよ。
いかにも成年系というネタでしたが、「宗一郎くん」はなかなか偉いと思います。…ラストを含めて。
なお、3話途中にあった、えっちを堪能した「エリカさん」の背中に!!って、描写は結構怖いのですよ。
”怖い”というキーワードが当てはまる短編「夕蝉のささやき」は、黒が目立つ落ち着いたタッチの静かな作画でした。
キツネのお面というのは、ものすごーく神秘的ですね。
さらに秘密の儀式とかなんとか、ミステリアスで、やたらブラックな短編です。
「小鳥の縛り」とはえらい違いなのですよ。
「里香」ちゃん10歳と父親の、いちおう近親系。
「代わりにお嫁さんにしてるのと同じことを里香にもしてやろう」
…とか言っておりました。
お父さん最低っ!
ほか色々仕掛けがあるんですが…うーん、まるまる伏せさせて頂きますね。
なお、10歳の「晶奈」ちゃんとお父さんの同じく親子近親モノ「家庭菜園」は、鉛筆タッチのようなリアル絵柄で、もっとも異質な雰囲気でした。
ここまでくると、良し悪しかなぁ。
※左:晶奈ちゃん、右:雛美ちゃん。
こんなんです。非常に強いので、ちょっと怖さを感じるんですよねー。
カラー原稿から始まる短編「真夜中の妹」はお兄ちゃんと8歳の「ミミカ」ちゃんという兄妹の近親系。
当初、欲望をぐっと抑えて、ちゃんと兄らしい対処をしていたのは偉い。
なお、こちらは非常に気になるオチでした。
じわじわと作画が暗くなっていったような気がしていましたが、ひょっとしてこれもわざとだったりして??
ややばっさりとした作画の「太古の森」ですが、お話としては最も良かったです。
…初期ころの原稿なのかなぁ。
下手ではないんですが、やや線がふわふわとしてますね。
自殺しようと屋上に出たら、ぬいぐるみを抱えた11歳の女の子「浅利雛美」ちゃんが先客としていたのでした、という短編です。
「雛美ちゃん」の回想シーンに出てくる、あの学校の先生はイヤですねー。腹立ちます。
ひでるさん、まったく関係ないですが。
しかし、そんなんと現在のえっちがリンクしており、
「汚くないよ」
という一言がなにげに「雛美ちゃん」の大きな救いになるという展開は、なかなか良く出来た素敵なお話だと思います。
また、結末もロリ成年漫画とは思えないほど、感動的なものが待っていました。
確かにありきたりと言ってはそれまでなんですが、逆にそれらを見事に融合させた技術は、やっぱりスゴイと言えるでしょう。
頑張って舐めてみるもんですねー(笑)
そんなこんなで、各話によってだいぶ作画にバラつきのある、珍しい単行本なのでした。
実は紹介帯の裏部分にある漫画カットでだいたいは確認できますので、穴があくほどじっくり見てみるのもいいでしょう。
店頭でアブない人と勘違いされないよう、気を付けてほどほどにどうぞ。
あったかく、して。 (TENMAコミックスLO) (TENMAコミックス LO) (2008/09/19) 雨がっぱ少女群 商品詳細を見る |
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