■さよならさよなら、またあした (シギサワカヤ)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]恋愛話・生死
・おまけ: カバー裏にあとがき。
・その他: 12話(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シギサワカヤ(しぎさわ・かや)」センセの「さよならさよなら、またあした」です。
寒くなりました。
以前書いたような気がしますが、ひでるさんの部屋は暖房入れないとよく冷えるので…。
こうしてキーボードを叩いていると、だんだん手が冷たくなっていきます。
なんだか外にいるみたい!
かと言って眠気がなくなる訳でもなく、夢と現実の狭間で…コレを書いてます。
もう2時なので、かれこれ6時間。
まだ終わりません。
うわー。
※保永育
素敵な人でしたよ。
良くなればいいんですが…。
■さよならさよなら、またあした (シギサワカヤ)
★構成・概要 一般・恋愛話
本日は「さよならさよなら、またあした」です。
ようやく読めました。
やっぱり、じっくりと見たいですもんねー。
くくりは「ウィングス・コミックス」
いちおう想定としては、大人な女性みたい。
あー、なるほど。
えっち系というソレではなく、精神的にそうした感じ。
実にいいお話ではあるんですけどね。
ただ、読んで元気になるというより、じんわり沁みるようなものでした。
1冊まるまるの長編もの。
収録話が実際の時系列とバラバラになっているのが特徴。
各話でのなにげない事情が後にフォローされており、深く作品世界に浸れます。
扱っているテーマは深刻なものでしたが、重過ぎることなく、楽しく描かれていました。
泣けるお話ですよ。
良かったですぅー。
なんと、産経ニュースでも紹介されていました。
よろしければ参考にどうぞ。
(※こちら 【サブカルちゃんねる】 コミック 「さよならさよなら、またあした」)
★収録話 12話収録
先天性な異常で、生まれてから20歳まで生きられるかどうか、と医師から言われた「保永育」
そんな彼女が突然に求婚したのは、3年生の際に赴任してきた教師「小林正嗣」だったのです。
故あって、実は過去から逃げていた「正嗣」
「育」との触れ合いから、考えを改めるようになるのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
003:「さよならさよなら、またあした」
そんなこんなで、こちらが表題作。
2ページ目で、いきなり教師「小林正嗣」に結婚を申し込んだ「保永育」という図が。
べつに交際していた訳でもないのに、卒業式に凄いですわね。
そんな経緯で結婚した2人の生活が描かれています。
ちょっとした深い描写はあるものの、この時点ではまだラブコメちっく。
これから色々と掘り下げられるので、基本をしっかり押さえておいて下さい。
023:「そういう関係。」
いきなりキャラも舞台も変わって、こちらはOL「樋口万喜(ひぐち・まき)」と「武田直輝」のカップル。
オフィス恋愛ですね。
さらりとしているようで、チクチク刺している「直輝くん」が凄い。
恋愛強そうでしたよー。
※樋口万喜
もう1人のヒロインです。うまくメイン話と絡んでいました。
039:「それはとてもむずかしい。」
前話から続くような感じで、友人「育さん」のもとに遊びに来る「万喜さん」
視点は「正嗣くん」ですね。
他愛ない話をきゃらきゃらしているようで、ちゃんと理解している「育さん」が凄い。
女性はあーしたもんでしょう。
051:「回り道」
8ページのこちらは「育」・「万喜」の過去話。
視点は当時委員長だった「万喜さん」
泣くとは違いますが、非常に良い話です。
059:「かわいいひと」
こちらは「直輝くん」の先輩「川井」の第三者視点で、「直輝」・「万喜」のカップルを眺めるというもの。
社内で「万喜さん」がどれだけ恐れられる存在か、分かります。
いますね、こういう人。
そんな彼女に対する「直輝くん」はやっぱり凄い。
069:「いつまでたっても。」
8ページのこらちは「育さん」の母親が主役のようなもの。
1話での求婚から、彼女の自宅を教頭と共に訪問していた「正嗣くん」
そんな2人に対するお母様が見事でした。
2週目でよくよく見てみると、なるほど後に校長から言われていた色々がよく分かりますね。
少なくともこの教頭は疑っていた様子ですし。
079:「サクラミチルチル」
「正嗣くん」視点の出会いエピソードですね。
タバコがキーワードになってます。
屋上の「育さん」とのやり取りで、当初は苦手だと感じていた彼。
慣れない女子校で、どっちが年上なんだか得体知れない雰囲気なので、そう感じるのは自然でしょう。
また、彼女のクラスでの立ち回り方と、それに敏感に反応していた「正嗣くん」に注目。
099:「緑のころ」
前話は「正嗣くん」視点の出会い話でしたが、こちらはその「育さん」視点。
そのため、オープニングは赴任挨拶の「正嗣くん」からとなっていました。
見抜いてますね。
さすがは「育さん」、経験値が違います。
ここでは意外な特技も披露しておりました。
どう覚えたんだか。
また、前回台詞にあった”隠し芸”もここで披露。
まさかコレが次でネタになるとは思いませんでしたが。
オチがいいですね。
こうした何気ないやり取りが刺さったのでしょう。
117:「サクラチルミチル」
こちらがついに体育祭のお話。
仮装した「正嗣くん」が見れます。
なかなか可笑しい状態ですが、これまでの経緯もあって頑張る彼がため、驚くほどに良い盛り上がりとなっていました。
巧いなー。
「育さん」の体調とか、クラスの反応なども見れました。
その言動などもあり、なんとなく意識から遠ざけようとしていましたけど…やっぱり悪いんですね。
楽しいながらも、ドキドキ不安になりますよ。
141:「くらやみの温度」
前話と、なにげに忍者繋がりなこちら。
漫画で描かれているもう1組のカップル「万喜」・「直輝」の決着話。
深夜のオフィスで、成年漫画ならばえっちパターン。
雰囲気はすこぶる良く、彼はそんな考えだったようですが。
157:「engage」
お待たせしました、こちらが「育」・「正嗣」の結婚エピソード。
これまでに描かれている、唐突な結婚申し込みのその後ですね。
うっすらと示されていた、「正嗣くん」の過去について語られます。
今回の騒動とか、過去とか、彼の上司(校長)の叔母という設定が生きていました。
ふっと良い話を描いといて、軽く流すオチ部分が秀逸。
どんなんかご期待下さい。
181:「…また、あした。」
そんな訳で、こちらが最終エピソードです。
時系列でも、最も時間は新しいもの。
詳細は明かせませんが。
途中までの「育さん」が、どうにもはっきり描かれていないところがポイントです。
えっと、コレはもうダメ。
ひでるさんの涙腺は激弱なので、まともに見れませんよー。
※告白の「育さん」
こんなんが切っ掛け。右は体育祭での1コマです。
★絵柄
柔らかな作画。
黒がハッキリとしているものの、それなりに白比率があり、濃淡は適度なくらい。
描き込みも同様。
しつこくなく、見易いです。
さらりと流しているようでいて、実に丁寧。
背景や小物とのバランスにも優れています。
どちらかというとリアル寄りなキャラと、よく調和しておりました。
シリアスもコメディーもお上手なので、すっとお話が入りこんでくると思います。
↓表紙とかカラーだとやや敷居が高く見えますが、白黒原稿だともう少し馴染み易い感じですよ。
★その他
「シギサワカヤ」センセでした。
ブログでは初単行本「箱舟の行方」、前後編の「九月病」、そして「溺れるようにできている。」の3冊を紹介しています。
取り上げるのはだいぶ久しぶりですね。
アマゾンで見たところ、年明け1月にも「未必の恋」なんて新刊がリリースがされるみたい。
こちらも楽しみです。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : [一般]恋愛話・生死
・おまけ: カバー裏にあとがき。
・その他: 12話(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シギサワカヤ(しぎさわ・かや)」センセの「さよならさよなら、またあした」です。
寒くなりました。
以前書いたような気がしますが、ひでるさんの部屋は暖房入れないとよく冷えるので…。
こうしてキーボードを叩いていると、だんだん手が冷たくなっていきます。
なんだか外にいるみたい!
かと言って眠気がなくなる訳でもなく、夢と現実の狭間で…コレを書いてます。
もう2時なので、かれこれ6時間。
まだ終わりません。
うわー。
※保永育
素敵な人でしたよ。
良くなればいいんですが…。
■さよならさよなら、またあした (シギサワカヤ)
★構成・概要 一般・恋愛話
本日は「さよならさよなら、またあした」です。
ようやく読めました。
やっぱり、じっくりと見たいですもんねー。
くくりは「ウィングス・コミックス」
いちおう想定としては、大人な女性みたい。
あー、なるほど。
えっち系というソレではなく、精神的にそうした感じ。
実にいいお話ではあるんですけどね。
ただ、読んで元気になるというより、じんわり沁みるようなものでした。
1冊まるまるの長編もの。
収録話が実際の時系列とバラバラになっているのが特徴。
各話でのなにげない事情が後にフォローされており、深く作品世界に浸れます。
扱っているテーマは深刻なものでしたが、重過ぎることなく、楽しく描かれていました。
泣けるお話ですよ。
良かったですぅー。
なんと、産経ニュースでも紹介されていました。
よろしければ参考にどうぞ。
(※こちら 【サブカルちゃんねる】 コミック 「さよならさよなら、またあした」)
★収録話 12話収録
先天性な異常で、生まれてから20歳まで生きられるかどうか、と医師から言われた「保永育」
そんな彼女が突然に求婚したのは、3年生の際に赴任してきた教師「小林正嗣」だったのです。
故あって、実は過去から逃げていた「正嗣」
「育」との触れ合いから、考えを改めるようになるのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
003:「さよならさよなら、またあした」
そんなこんなで、こちらが表題作。
2ページ目で、いきなり教師「小林正嗣」に結婚を申し込んだ「保永育」という図が。
べつに交際していた訳でもないのに、卒業式に凄いですわね。
そんな経緯で結婚した2人の生活が描かれています。
ちょっとした深い描写はあるものの、この時点ではまだラブコメちっく。
これから色々と掘り下げられるので、基本をしっかり押さえておいて下さい。
023:「そういう関係。」
いきなりキャラも舞台も変わって、こちらはOL「樋口万喜(ひぐち・まき)」と「武田直輝」のカップル。
オフィス恋愛ですね。
さらりとしているようで、チクチク刺している「直輝くん」が凄い。
恋愛強そうでしたよー。
※樋口万喜
もう1人のヒロインです。うまくメイン話と絡んでいました。
039:「それはとてもむずかしい。」
前話から続くような感じで、友人「育さん」のもとに遊びに来る「万喜さん」
視点は「正嗣くん」ですね。
他愛ない話をきゃらきゃらしているようで、ちゃんと理解している「育さん」が凄い。
女性はあーしたもんでしょう。
051:「回り道」
8ページのこちらは「育」・「万喜」の過去話。
視点は当時委員長だった「万喜さん」
泣くとは違いますが、非常に良い話です。
059:「かわいいひと」
こちらは「直輝くん」の先輩「川井」の第三者視点で、「直輝」・「万喜」のカップルを眺めるというもの。
社内で「万喜さん」がどれだけ恐れられる存在か、分かります。
いますね、こういう人。
そんな彼女に対する「直輝くん」はやっぱり凄い。
069:「いつまでたっても。」
8ページのこらちは「育さん」の母親が主役のようなもの。
1話での求婚から、彼女の自宅を教頭と共に訪問していた「正嗣くん」
そんな2人に対するお母様が見事でした。
2週目でよくよく見てみると、なるほど後に校長から言われていた色々がよく分かりますね。
少なくともこの教頭は疑っていた様子ですし。
079:「サクラミチルチル」
「正嗣くん」視点の出会いエピソードですね。
タバコがキーワードになってます。
屋上の「育さん」とのやり取りで、当初は苦手だと感じていた彼。
慣れない女子校で、どっちが年上なんだか得体知れない雰囲気なので、そう感じるのは自然でしょう。
また、彼女のクラスでの立ち回り方と、それに敏感に反応していた「正嗣くん」に注目。
099:「緑のころ」
前話は「正嗣くん」視点の出会い話でしたが、こちらはその「育さん」視点。
そのため、オープニングは赴任挨拶の「正嗣くん」からとなっていました。
見抜いてますね。
さすがは「育さん」、経験値が違います。
ここでは意外な特技も披露しておりました。
どう覚えたんだか。
また、前回台詞にあった”隠し芸”もここで披露。
まさかコレが次でネタになるとは思いませんでしたが。
オチがいいですね。
こうした何気ないやり取りが刺さったのでしょう。
117:「サクラチルミチル」
こちらがついに体育祭のお話。
仮装した「正嗣くん」が見れます。
なかなか可笑しい状態ですが、これまでの経緯もあって頑張る彼がため、驚くほどに良い盛り上がりとなっていました。
巧いなー。
「育さん」の体調とか、クラスの反応なども見れました。
その言動などもあり、なんとなく意識から遠ざけようとしていましたけど…やっぱり悪いんですね。
楽しいながらも、ドキドキ不安になりますよ。
141:「くらやみの温度」
前話と、なにげに忍者繋がりなこちら。
漫画で描かれているもう1組のカップル「万喜」・「直輝」の決着話。
深夜のオフィスで、成年漫画ならばえっちパターン。
雰囲気はすこぶる良く、彼はそんな考えだったようですが。
157:「engage」
お待たせしました、こちらが「育」・「正嗣」の結婚エピソード。
これまでに描かれている、唐突な結婚申し込みのその後ですね。
うっすらと示されていた、「正嗣くん」の過去について語られます。
今回の騒動とか、過去とか、彼の上司(校長)の叔母という設定が生きていました。
ふっと良い話を描いといて、軽く流すオチ部分が秀逸。
どんなんかご期待下さい。
181:「…また、あした。」
そんな訳で、こちらが最終エピソードです。
時系列でも、最も時間は新しいもの。
詳細は明かせませんが。
途中までの「育さん」が、どうにもはっきり描かれていないところがポイントです。
えっと、コレはもうダメ。
ひでるさんの涙腺は激弱なので、まともに見れませんよー。
※告白の「育さん」
こんなんが切っ掛け。右は体育祭での1コマです。
★絵柄
柔らかな作画。
黒がハッキリとしているものの、それなりに白比率があり、濃淡は適度なくらい。
描き込みも同様。
しつこくなく、見易いです。
さらりと流しているようでいて、実に丁寧。
背景や小物とのバランスにも優れています。
どちらかというとリアル寄りなキャラと、よく調和しておりました。
シリアスもコメディーもお上手なので、すっとお話が入りこんでくると思います。
↓表紙とかカラーだとやや敷居が高く見えますが、白黒原稿だともう少し馴染み易い感じですよ。
★その他
「シギサワカヤ」センセでした。
ブログでは初単行本「箱舟の行方」、前後編の「九月病」、そして「溺れるようにできている。」の3冊を紹介しています。
取り上げるのはだいぶ久しぶりですね。
アマゾンで見たところ、年明け1月にも「未必の恋」なんて新刊がリリースがされるみたい。
こちらも楽しみです。
さよならさよなら、またあした (ウィングス・コミックス) (2011/11/25) シギサワ カヤ 商品詳細を見る |
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comment
確かにそうかも
わはは。
そういうイメージもありますね(笑)
私は絵柄とか漫画の描き方みたいなのが好きです。
サラリとまとまっていて。
そういうイメージもありますね(笑)
私は絵柄とか漫画の描き方みたいなのが好きです。
サラリとまとまっていて。
昔から
どうもシギサワ先生の漫画は合わないんですよねぇ。
ダメ男とずるずる関係を続けてるのに、「なんでワタシこんな男と…」とか反芻する女性が多いイメージがあります。
ダメ男とずるずる関係を続けてるのに、「なんでワタシこんな男と…」とか反芻する女性が多いイメージがあります。