まんがさんぽ　2006年09月01日

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★まんがデーター　［１４／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■■■
・独創性：■■■■■
・属性　：　アクション・あたたか
・おまけ：　カラーイラスト、５巻から登場人物紹介あり。
・その他：　現在７巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「相田裕」センセの「GUNSLINGER GIRL　４～５巻」です。

前に「GUNSLINGER GIRL　１～３巻」をやりましたんで後半をば。
６巻以降は新キャラ中心で、第２部っぽい雰囲気ですから５巻まで。

前に紹介した３巻あたりから「トリエラ」のエピソードが主軸となり、自然主役っぽくなっています。
どちらかで相田センセ自身もそのようなことを言っていましたね。
敗北から復帰、訓練を経て勝利するまで、ってところでしょうか。途中では担当官「ヒルシャー」さんとの出会いエピソードもあり、物語に一層の深みを持たせています。この二人の微妙な関係はいいですね。

「義体の攻撃は早いが来ると分かっていれば避けようはある。洗練されているようで雑なのは下手に能力が高いせいだ」
という、ＧＩＳサレス少佐の台詞はなんだか妙に納得しました。なるほどねぇ、ってな具合に。
基本能力が高いなら、とりあえずは下手な技術なんて必要ないのでしょう。

ちなみに、作中にも登場する「軍警察（カラビニエリ）」ですが、陸軍・海軍・空軍に次ぐ第４の軍隊と言われており、警察・軍隊のどちらの機能も有しています。美術品の保護をするのも軍警察なんだって。
その軍警察内に存在する特殊介入部隊が「GIS」です。正式名称はイタリア軍警察（憲兵隊）特殊介入部隊（ＧＩＳ：Groupe Interventional Speciale）だそうです。

また、敵方「五共和国派」側の話も丁寧に示されており、作中では義体に仇なす存在であるんですが…感情移入できます。
双方が傷だらけになる壮絶なラストはちょっと泣けます。

戦いはよりハードになり、上でも述べましたが無敵っぽかった義体も派手に傷つくことが多くなっています。
ヘンリエッタは指飛ばされ、リコは直接撃ち込まれ、トリエラは片目を刺され、アンジェリカは車ごと跳ね飛ばされています。
…こりゃーさすがにアニメ化は難しいかもしれませんね。

ちなみに声だけならば、イメージアルバム『GUNSLINGER GIRL Image Album「Poca felicita」』にて、

「あれは、モンタルチーノで奪われた私の銃！！よくも私を撃ったな…。ヒルシャーさんのくれた大切な銃で！！」

…ってクライマックスでのトリエラの台詞が聞けます。このあたりはひでるさん漫画でも好きなシーンなので、ちょっと震えました。
ファンならばＣＤもいいですよ。
（※あ、ファンでもきついと思う人がいると思うけれど…）