まんがさんぽ　2007年10月10日

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★まんがデーター　［１２／１５］
・絵　　　：■■■■■
・話　　　：■■■□□
・独創性：■■■■□
・属性　：　三国志・コメディー
・おまけ：　あとがきまんが、ＯＶＡ紹介、カバー裏に別絵、
　　　　　　４コマ「呂布子たんＴＨＥ４コマ」、三国天使大図鑑。
・その他：　現在１巻まで発売中。
　　　　　　　　　　　　
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鈴木次郎」センセの「まじかる無双天使　突き刺せ！！呂布子ちゃん　１巻」です。

詳しくは知りませんが…。
あとがきによると、こちらは「鈴木次郎」センセの別漫画「壮太君のアキハバラ奮闘記」の劇中劇が独立したものなんだそうでした。
それが、こうした漫画だけでなく、ＯＶＡにまでなるらしいのですよ。
スゴイですね～。
あらかじめメディア展開を狙ったものの思い通りにいかず、全てにおいて失敗している例がありますが、人気というのは分からないものですね。

※サンプル：陳宮さんと呂布子ちゃん、です。
　だいたいこんな雰囲気ですねー。

そんな訳で、「まじかる無双天使　突き刺せ！！呂布子ちゃん　１巻」です。
主人公「呂布子ちゃん」のモデルは、三国志に登場する、「呂布（りょふ）」という名の実在武将。
桁外れの武勇でありながらも裏切りの連続だったという、節操ない方なのでした。
そのあたりの知識がなくても楽しめますが、他の武将らも続々と登場するので、やはり知っていた方が良いでしょう。

悩みを抱えていた「マリエ」さん。
ある日、そんな彼女のもとに”三国天使界”より最強の無双天使を目指す小さな女の子「呂布奉先（りょふ・ほうせん）」、その補佐天使「陳宮公台（ちんきゅう・こうだい）」が現われました。
二人は地上界にある「宝玉」を得るため、今日も魔法の杖「ホウテンガゲッキ」を駆使して「マリエさん」ほか人々に善行をほどこすのでした…。
だいたいそんな感じ。

※左：呂布陣営、右：曹操陣営、です。
　どうですか、こう並べてみるとまるで別の漫画みたいでしょー？！

えー、あらすじでだいたい想像できるとは思いますが、前にこちらのブログで紹介しました「三国志艶義／清水清」、「姫武将政宗伝　ぼんたん！！／阿部川キネコ」らと違って、史実とは全然関係ない、ハチャメチャなコメディーです。
ただ、お話と共に登場する無双天使たちは実在武将らの個性を活かしたパロディーとなっております。
前述したように、知っていた方がそのギャップなども楽しめるでしょう。
とりあえず、ヒロイン（？）の「呂布子ちゃん」については、”腕っ節が強い”以外はお子ちゃまで性別も逆ですし、本物とはほぼ関係ないのでした。
まじかる、とか言いつつ力技で解決（？）するとこが素敵ですね。
とりあえず…「マリエさん」の友人、名前そのままの容姿である「神木巣カン子」とか、むちむちぷりんな「典韋」さんなどが良かったです。

※おまけ：典韋さん、です。
　たゆんたゆんなのですよ。ひでるお気に入り。

ただねぇ、お話としてはややはっちゃけ過ぎかなー。
ひでるさんはトータル的に「三国志艶義／清水清」のが好みでした。
…いや、色々な意味で（笑）

しっかりとした線の乱れない絵柄。
シリアス調からコメディーの崩しまで巧く、全体的に安定感があります。
ただ、内容のためキャラ絵などに癖があり、読み手は選ぶでしょう。
判断は…カラーだと白黒絵よりスッキリとしているので雰囲気異なりますが、↓表紙でどうぞ。
裏表紙だけだと、まっったく違う漫画に見えるかもしれないのでご注意下さい（笑）

真面目に三国志が好きな方、真剣に英雄たちに憧れている方は見送った方がいいかもしれません。
そんな内容です。
また、可愛らしい絵柄ではありますが、ソッチ方面（←どっちだ）ではないので、こちらも気をつけて下さい。
まだ１巻で始まったばかりですから、おそらくキャラが増えてくるだろう２巻以降の展開に期待したいと思います。