■少女マテリアル (鳴子ハナハル)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・豪華
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
描き下ろしカラーショート、
作品解説、加筆・修正あり。
・その他: カバーは特殊仕様(両面)、
カラー(16P)、短編×12
(うち「2/4」×2、「蔵」×2)
※初回版のみ「サイン入り複製原画・販売要項カード封入」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鳴子ハナハル(なるこ・はなはる)」センセの「少女マテリアル」です。
当ブログでも紹介しました、「かみちゅ!」の漫画版でお馴染みの「鳴子ハナハル」センセ。
成年系では初となる単行本「少女マテリアル」がついに発売されました。
発売予定の時から相当な話題になっており、延期もしたので大騒ぎでしたねー。
そんな訳で、紹介についてはほとぼり冷めてからでいいかなー、とか捻くれていたひでるさんでしたが、結局は祭りに参加させて頂くこととしました。
…だって、他発売の成年系が弱めだったんだもの。
※左:ちあきさん、右:美加さん。
悩んでいることもあってか、笑顔の少ない「ちあきさん」なのでした。
とりあえず、↓表紙からスゴイです。
単行本にはカラーイラストや原稿などありましたが、やっぱり抜群に巧い方ですねぇー。
ちなみに、カバーはカラーである表面だけでなく、裏面には同じ白黒絵(ややラフっぽい)がある、両面描かれたリバーシブル。
さらに、文字部分が凸凹しているという贅沢・特殊仕様になっておりました。
紙質も硬く、手触りも最高。
単行本全体のずっしりとした重さは、まるで古き良き超合金のようです(本当)
伊達に金額高い(定価1300円+税)だけのことはありました。
そんなんが目立っておりますが、漫画としては短編集という単行本。
もともと巧い方ですし、修正もされているようなので絵的な問題はほぼありませんが、収録は02年から04年とかなーり古めな原稿がメインなのでした。
カラーのショートと短編のある冒頭話「2/4」
いきなり複数プレイなんですが、実は全体で見るともっとも普通なお話なのでした。
「孝史」くんと付き合う「吉田ちあき」さん、そして彼の幼馴染みという「和彦」、巨乳の「絵里」ちゃんという4名。
うち、「孝史くん」、「ちあきさん」カップルの微妙な心理が描かれております。
「孝史くん」はイイ奴ですね。
短編では完全に第三者状態でしたが、逆のカップル側からの目線でも見たかったです。
なお、カラー部分はオマケみたいなもので、連続性については希薄なもの。
解説によると、短編部分をカラーの補足という感じに描かれたのだとか。
※左:京子ちゃん、右:加代子さん。
お話では、こちらがお気に入りです。うーん、色々書きたいことあるんですが、とりあえず読んでみて!
前後編の連続話「蔵」
父親の決めた従姉妹「加代子」との縁談を潔しとしなかった「沢村浩介」は、本心から好きな女中「晴江」を連れ、家を捨てて暮らすこととしました。
それから三年後。
父親の訃報によって再び村を訪れることとなる「浩介」ですが…。
だいたいそんなん。
昔の成年系アドベンチャーゲームのような、旧家でのドロドロとしたお話です。
「浩介」のことを”お兄ちゃん”と慕う「京子」ちゃんがいきなりお風呂場で~という流れもそんな感じでしたが、中盤の出来事から盛り上がる終盤に至るまで、期待通りな漫画でした。
「…最後まで私には、何一つ本気になってくれないのね」
という「加代子さん」の一言がずっしりと重いです。
ラストページも良かったですよー。多少、予測がついてしまうかもしれませんが…。
そちらと似た感じのシリアス系短編。
ぞわぞわした怖さの「ヒタイ」、淡々とした静かな流れの「紅い水」という2話は、まったく異なるタイプで重たかったです。
※夏子さん
いい女の子が、「中に出された」とか言わないよーに(笑)
ほか、彼女「美加」ちゃんが色々されてしまう「踊る大観覧車」、卵を産む「典子」さんのサスペンスちっく話「スクランブルドエッグ」、オチの良かった「U.F.O」という3話は、ちょっとした捻りのきいたタイプ。
設定はよー分からん感じでしたが、「踊る大観覧車」のシチュエーションはえっちでしたね。
逆に設定からお話まで綺麗にまとまっていた「明日の私にヨロシク」は、昨日の記憶が残らないヒロイン「夏子」さんの短編でした。
こちらはオススメ。
説明を吹っ飛ばした巨乳・おさげな女の子の「岬まで」みたいな短編もありましたが、全体的には読ませるタイプの単行本に仕上がっておりました。
各話とも、えっちとのバランスはまぁ、適当だと思います。
そんなんも悪くはないんですが、やっぱり「蔵」のような中編が読みたいところでした。
前述しているように、漫画は時期の古い原稿で構成されております。
安定感あるのでさしたる問題はないですが、やっぱりカラー部分と比較してしまうともっさりしておりました。
良く言えば、素朴で懐かしい感じ、かな。
背景から小物に至るまで細かい部分もしっかり描き込まれ、ページ全体は強い黒で濃い目。
まったく知らない方が↓表紙で判断すると、あるいはページ開いて違う印象を受けるかもしれませんね。
一方、巻末のカラー漫画などは期待そのままな仕上がりでした。
お話も含めて癖はあるので、多少人を選ぶかもしれません。
なお、初回版には「サイン入り複製原画・販売要項カード封入」とのことでしたが…9千円ですか。
微妙に買えそうで怖いんですが、さすがにあのえろえろ絵を飾っておくほどの勇気なく(笑)
横と奥へと広がる、吸い込まれるようないい絵なんですけどねー。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・豪華
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
描き下ろしカラーショート、
作品解説、加筆・修正あり。
・その他: カバーは特殊仕様(両面)、
カラー(16P)、短編×12
(うち「2/4」×2、「蔵」×2)
※初回版のみ「サイン入り複製原画・販売要項カード封入」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鳴子ハナハル(なるこ・はなはる)」センセの「少女マテリアル」です。
当ブログでも紹介しました、「かみちゅ!」の漫画版でお馴染みの「鳴子ハナハル」センセ。
成年系では初となる単行本「少女マテリアル」がついに発売されました。
発売予定の時から相当な話題になっており、延期もしたので大騒ぎでしたねー。
そんな訳で、紹介についてはほとぼり冷めてからでいいかなー、とか捻くれていたひでるさんでしたが、結局は祭りに参加させて頂くこととしました。
…だって、他発売の成年系が弱めだったんだもの。
※左:ちあきさん、右:美加さん。
悩んでいることもあってか、笑顔の少ない「ちあきさん」なのでした。
とりあえず、↓表紙からスゴイです。
単行本にはカラーイラストや原稿などありましたが、やっぱり抜群に巧い方ですねぇー。
ちなみに、カバーはカラーである表面だけでなく、裏面には同じ白黒絵(ややラフっぽい)がある、両面描かれたリバーシブル。
さらに、文字部分が凸凹しているという贅沢・特殊仕様になっておりました。
紙質も硬く、手触りも最高。
単行本全体のずっしりとした重さは、まるで古き良き超合金のようです(本当)
伊達に金額高い(定価1300円+税)だけのことはありました。
そんなんが目立っておりますが、漫画としては短編集という単行本。
もともと巧い方ですし、修正もされているようなので絵的な問題はほぼありませんが、収録は02年から04年とかなーり古めな原稿がメインなのでした。
カラーのショートと短編のある冒頭話「2/4」
いきなり複数プレイなんですが、実は全体で見るともっとも普通なお話なのでした。
「孝史」くんと付き合う「吉田ちあき」さん、そして彼の幼馴染みという「和彦」、巨乳の「絵里」ちゃんという4名。
うち、「孝史くん」、「ちあきさん」カップルの微妙な心理が描かれております。
「孝史くん」はイイ奴ですね。
短編では完全に第三者状態でしたが、逆のカップル側からの目線でも見たかったです。
なお、カラー部分はオマケみたいなもので、連続性については希薄なもの。
解説によると、短編部分をカラーの補足という感じに描かれたのだとか。
※左:京子ちゃん、右:加代子さん。
お話では、こちらがお気に入りです。うーん、色々書きたいことあるんですが、とりあえず読んでみて!
前後編の連続話「蔵」
父親の決めた従姉妹「加代子」との縁談を潔しとしなかった「沢村浩介」は、本心から好きな女中「晴江」を連れ、家を捨てて暮らすこととしました。
それから三年後。
父親の訃報によって再び村を訪れることとなる「浩介」ですが…。
だいたいそんなん。
昔の成年系アドベンチャーゲームのような、旧家でのドロドロとしたお話です。
「浩介」のことを”お兄ちゃん”と慕う「京子」ちゃんがいきなりお風呂場で~という流れもそんな感じでしたが、中盤の出来事から盛り上がる終盤に至るまで、期待通りな漫画でした。
「…最後まで私には、何一つ本気になってくれないのね」
という「加代子さん」の一言がずっしりと重いです。
ラストページも良かったですよー。多少、予測がついてしまうかもしれませんが…。
そちらと似た感じのシリアス系短編。
ぞわぞわした怖さの「ヒタイ」、淡々とした静かな流れの「紅い水」という2話は、まったく異なるタイプで重たかったです。
※夏子さん
いい女の子が、「中に出された」とか言わないよーに(笑)
ほか、彼女「美加」ちゃんが色々されてしまう「踊る大観覧車」、卵を産む「典子」さんのサスペンスちっく話「スクランブルドエッグ」、オチの良かった「U.F.O」という3話は、ちょっとした捻りのきいたタイプ。
設定はよー分からん感じでしたが、「踊る大観覧車」のシチュエーションはえっちでしたね。
逆に設定からお話まで綺麗にまとまっていた「明日の私にヨロシク」は、昨日の記憶が残らないヒロイン「夏子」さんの短編でした。
こちらはオススメ。
説明を吹っ飛ばした巨乳・おさげな女の子の「岬まで」みたいな短編もありましたが、全体的には読ませるタイプの単行本に仕上がっておりました。
各話とも、えっちとのバランスはまぁ、適当だと思います。
そんなんも悪くはないんですが、やっぱり「蔵」のような中編が読みたいところでした。
前述しているように、漫画は時期の古い原稿で構成されております。
安定感あるのでさしたる問題はないですが、やっぱりカラー部分と比較してしまうともっさりしておりました。
良く言えば、素朴で懐かしい感じ、かな。
背景から小物に至るまで細かい部分もしっかり描き込まれ、ページ全体は強い黒で濃い目。
まったく知らない方が↓表紙で判断すると、あるいはページ開いて違う印象を受けるかもしれませんね。
一方、巻末のカラー漫画などは期待そのままな仕上がりでした。
お話も含めて癖はあるので、多少人を選ぶかもしれません。
なお、初回版には「サイン入り複製原画・販売要項カード封入」とのことでしたが…9千円ですか。
微妙に買えそうで怖いんですが、さすがにあのえろえろ絵を飾っておくほどの勇気なく(笑)
横と奥へと広がる、吸い込まれるようないい絵なんですけどねー。
少女マテリアル (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) (2008/07/01) 鳴子ハナハル 商品詳細を見る |
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tag : 超合金アドベンチャーゲームサスペンス