■空を飛ぶ、3つの方法。 (霜月絹鯊)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ラブコメ
・おまけ: あとがき、脚本「神夜優コメント」、
原画「大場陽炎イラスト」
・その他: 原作「La’cryma」、折り返しにコメント、
カラー(4P)、7話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「霜月絹鯊(しもつき・きぬさ)」センセの「空を飛ぶ、3つの方法。 1巻」です。
恥ずかしながら、また同じ導入部なのです。
こちらは”絵が巧い方だなー”っていう理由で購入しました。
読んでいる間も、内容はともかく「絵が巧い」という印象だったんですが…ああ、「Kanon ホントの想いは笑顔の向こう側に」の漫画を描いた「霜月絹鯊」センセだったんですね!
昔の名義(石本理沙)の単行本も持っているというのに、あれれ。
さてはて、こちらは失敗する確率も高い、原作ゲームのコミカライズ。
前述しているように、↓表紙絵が気に入ったので手に取りました。
原作となるPCゲームは7月25日発売ということで、漫画を先行したんですね。
そんなんにアンソロジー慣れした「霜月絹鯊」センセを起用したのは正解だと思いましたが……ううむ、むにゃむにゃ。
※そらみつ・ヒロインズ、です。
左から2番目が「鳥井かりん」です。あとは下の説明だけでだいたい区別つくかなぁ。
主人公「天野翔」は瑞鳳学園の2年生。
幼馴染み「嵩立静香(かさだて・しずか)」、ロリで天才な「相楽麻衣子」などの友人らと共に、平凡な日々を送っておりました。
彼女を欲してはいるものの、淡泊な「翔くん」は、好みなタイプの「雲呑深空(くものみ・みそら)」と出会います。
偶然困っている彼女を助けた「翔くん」は暇つぶしの相手を頼み、”素敵な明日が来る”という魔法をかけてもらうのでした。
しかし、次の日に起こったことは…
「すみません、この学園は占拠しちゃいました。
死にたくなければ、1ヶ月以内に空を飛んでください」
…そんなことを言って学園を占拠した、「鳥井かりん」だったのです。
集められたメンバーは、主人公と先の友人2人、ほかツンデレお嬢様「姫野王寺花蓮(ひめのおうじ・かれん)」に先輩「鈴白灯」、そして、昨日出会った「雲呑深空」など7名だったのでした。
だいたいこんな感じ。
よくありがちな、女の子多いハーレム系ラブコメ。
サブタイトルに「雲呑深空」とあるのは、彼女のシナリオということかなぁ。
メインヒロインなようですし、無難に主要ストーリーを漫画化したのかな?
よくわかんない。
※対決! 正ヒロイン「雲呑深空」 幼馴染み「嵩立静香」の図。
なにげに、えろい妄想をしている「深空さん」に注目!
そのお話なんですが、頑張ってオリジナリティを出そうとしているのは伝わってくるものの、肝心な部分が意味不明。
たった1人で学園を占拠したという「かりんさん」
”その身ひとつで空を飛ぶ方法を探す”ということなんですが、いきなりコンビニへ行ったかと思えば、親睦パーティーが始まったりして。
「静香さん」が”状況が掴めない”ということを言っておりましたが、それはこっちの話。
ここは普通に夏休みの部活動とかなんとかでも良かったと思うのだけれど…。
よっぽど後半に斬新な展開とかなんとかで取り返さない限り、厳しいかなぁ。
とにかく、この掴み部分がゆるゆるとした設定なので、作中では結束されてもこちらは寒いだけ。
その後は、いつの間にか「翔くん」の自宅に押し寄せる、看病する、皆で祭りに出掛ける、海に出掛けるなど、ごくごくありきたりなお話が続いておりました。
収録後半になって正ヒロイン「深空さん」と打ち解け、「静香さん」がライバル宣言するなど、ようやくラブコメっぽい色も出始めてましたが…元々の”空飛ぶ方法”、”学園占拠”などほったらかしなままで、どうにも迷走気味。
あちこち伏線らしき描写があり、もしかしたらこれから面白くなるのかもしれませんが、こんなんでは次に期待するの無理ですね。
冒頭にあった、お約束のような寝ぼける主人公を起こすイベント。
こないだの「ノストラダムスに聞いてみろ♪」は”ヒロインが寝ぼけて主人公が起こす”という逆転ネタでしたが、こちらは妄想ネタでした。
そうした、ちょろちょろっとした部分は良かったんですけど。
※「霜月絹鯊」センセ、コメディー描写・サンプル。
収録では前半の方のコマですが、こちらお気に入り。
丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
やや白が強いものの濃淡バランスは優れ、全体は安定しておりました。
丸い目と小さい鼻、横に幅広い輪郭という、こうした漫画にぴったりな可愛らしさ溢れる美少女絵です。
シリアス部分も実にキュートなんですが、コメディー崩れは絶妙。
↓表紙・裏表紙のカラー絵は白黒より濃い感じでしたが、判断はおおむねそちらで問題ないでしょう。
しかし、ゲームは成年指定なのに、漫画はやっぱり一般なんですねー。
そんな訳で、えっちについては無論のこと、サービスシーンもうっすらした程度。
(※そうした売りの漫画家さんではないでしょうけれど)
今は成年単行本だって売れる世の中だと(なんとなく)思うんですが、流通とかなんとかを考えると一般ですか?
あるいは、単に掲載紙とか出版社の関係なのかな?どうかな?
まぁ、いいか(笑)
ちなみに、ネット検索して原作の絵柄も拝見してきましたが…何度も書きますが、やっぱり「霜月絹鯊」センセはいいですねー。
より漫画っぽくなってましたけど、そちらよりも素敵に見えました。
また、ゲームの初回特典には色々な方の参加したカレンダーがついてくるようなんですが、その中でも際立って巧かったです。
お名前を忘れていたのになんなんですが、センセのオリジナルとか読みたいですよ。
※こちらが原作ゲームです。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・ラブコメ
・おまけ: あとがき、脚本「神夜優コメント」、
原画「大場陽炎イラスト」
・その他: 原作「La’cryma」、折り返しにコメント、
カラー(4P)、7話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「霜月絹鯊(しもつき・きぬさ)」センセの「空を飛ぶ、3つの方法。 1巻」です。
恥ずかしながら、また同じ導入部なのです。
こちらは”絵が巧い方だなー”っていう理由で購入しました。
読んでいる間も、内容はともかく「絵が巧い」という印象だったんですが…ああ、「Kanon ホントの想いは笑顔の向こう側に」の漫画を描いた「霜月絹鯊」センセだったんですね!
昔の名義(石本理沙)の単行本も持っているというのに、あれれ。
さてはて、こちらは失敗する確率も高い、原作ゲームのコミカライズ。
前述しているように、↓表紙絵が気に入ったので手に取りました。
原作となるPCゲームは7月25日発売ということで、漫画を先行したんですね。
そんなんにアンソロジー慣れした「霜月絹鯊」センセを起用したのは正解だと思いましたが……ううむ、むにゃむにゃ。
※そらみつ・ヒロインズ、です。
左から2番目が「鳥井かりん」です。あとは下の説明だけでだいたい区別つくかなぁ。
主人公「天野翔」は瑞鳳学園の2年生。
幼馴染み「嵩立静香(かさだて・しずか)」、ロリで天才な「相楽麻衣子」などの友人らと共に、平凡な日々を送っておりました。
彼女を欲してはいるものの、淡泊な「翔くん」は、好みなタイプの「雲呑深空(くものみ・みそら)」と出会います。
偶然困っている彼女を助けた「翔くん」は暇つぶしの相手を頼み、”素敵な明日が来る”という魔法をかけてもらうのでした。
しかし、次の日に起こったことは…
「すみません、この学園は占拠しちゃいました。
死にたくなければ、1ヶ月以内に空を飛んでください」
…そんなことを言って学園を占拠した、「鳥井かりん」だったのです。
集められたメンバーは、主人公と先の友人2人、ほかツンデレお嬢様「姫野王寺花蓮(ひめのおうじ・かれん)」に先輩「鈴白灯」、そして、昨日出会った「雲呑深空」など7名だったのでした。
だいたいこんな感じ。
よくありがちな、女の子多いハーレム系ラブコメ。
サブタイトルに「雲呑深空」とあるのは、彼女のシナリオということかなぁ。
メインヒロインなようですし、無難に主要ストーリーを漫画化したのかな?
よくわかんない。
※対決! 正ヒロイン「雲呑深空」 幼馴染み「嵩立静香」の図。
なにげに、えろい妄想をしている「深空さん」に注目!
そのお話なんですが、頑張ってオリジナリティを出そうとしているのは伝わってくるものの、肝心な部分が意味不明。
たった1人で学園を占拠したという「かりんさん」
”その身ひとつで空を飛ぶ方法を探す”ということなんですが、いきなりコンビニへ行ったかと思えば、親睦パーティーが始まったりして。
「静香さん」が”状況が掴めない”ということを言っておりましたが、それはこっちの話。
ここは普通に夏休みの部活動とかなんとかでも良かったと思うのだけれど…。
よっぽど後半に斬新な展開とかなんとかで取り返さない限り、厳しいかなぁ。
とにかく、この掴み部分がゆるゆるとした設定なので、作中では結束されてもこちらは寒いだけ。
その後は、いつの間にか「翔くん」の自宅に押し寄せる、看病する、皆で祭りに出掛ける、海に出掛けるなど、ごくごくありきたりなお話が続いておりました。
収録後半になって正ヒロイン「深空さん」と打ち解け、「静香さん」がライバル宣言するなど、ようやくラブコメっぽい色も出始めてましたが…元々の”空飛ぶ方法”、”学園占拠”などほったらかしなままで、どうにも迷走気味。
あちこち伏線らしき描写があり、もしかしたらこれから面白くなるのかもしれませんが、こんなんでは次に期待するの無理ですね。
冒頭にあった、お約束のような寝ぼける主人公を起こすイベント。
こないだの「ノストラダムスに聞いてみろ♪」は”ヒロインが寝ぼけて主人公が起こす”という逆転ネタでしたが、こちらは妄想ネタでした。
そうした、ちょろちょろっとした部分は良かったんですけど。
※「霜月絹鯊」センセ、コメディー描写・サンプル。
収録では前半の方のコマですが、こちらお気に入り。
丁寧な細線のすっきりとした絵柄。
やや白が強いものの濃淡バランスは優れ、全体は安定しておりました。
丸い目と小さい鼻、横に幅広い輪郭という、こうした漫画にぴったりな可愛らしさ溢れる美少女絵です。
シリアス部分も実にキュートなんですが、コメディー崩れは絶妙。
↓表紙・裏表紙のカラー絵は白黒より濃い感じでしたが、判断はおおむねそちらで問題ないでしょう。
しかし、ゲームは成年指定なのに、漫画はやっぱり一般なんですねー。
そんな訳で、えっちについては無論のこと、サービスシーンもうっすらした程度。
(※そうした売りの漫画家さんではないでしょうけれど)
今は成年単行本だって売れる世の中だと(なんとなく)思うんですが、流通とかなんとかを考えると一般ですか?
あるいは、単に掲載紙とか出版社の関係なのかな?どうかな?
まぁ、いいか(笑)
ちなみに、ネット検索して原作の絵柄も拝見してきましたが…何度も書きますが、やっぱり「霜月絹鯊」センセはいいですねー。
より漫画っぽくなってましたけど、そちらよりも素敵に見えました。
また、ゲームの初回特典には色々な方の参加したカレンダーがついてくるようなんですが、その中でも際立って巧かったです。
お名前を忘れていたのになんなんですが、センセのオリジナルとか読みたいですよ。
空を飛ぶ、3つの方法。 (1) (角川コミックス・エース 207-1) (2008/06/26) 霜月 絹鯊La’cryma 商品詳細を見る |
※こちらが原作ゲームです。
空を飛ぶ、3つの方法。 初回限定版 (2008/07/25) Windows Vista 商品詳細を見る |
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