■女子ショー (新貝田鉄也郎)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・緊縛
・おまけ: あとがき、作品解説。
・その他: カラー(6P)、短編×14(うち「しいくがかり」×2、
「とくべつなわたしたち」×4、「デビュー」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新貝田鉄也郎(しんかいだ・てつやろう)」センセの「女子ショー」です。
発売の少なかった店頭において発見したのが、こちら「女子ショー」です。
漫画以外にもいろいろ活躍されているらしい「新貝田鉄也郎」センセ。
てつやろう、って…すごい名前ですねー。
ひでるさんは今回が初見ですが、トータルでは4冊目くらいの単行本。
かなり久し振りの新刊みたいです。
初出では、04から06年という感じで、正直↓表紙とは落差を感じました。
※左:まあみちゃん、右:ゆりちゃん
「まあみちゃん」のエピソードはコメディーちっくな楽しいお話です。
せっかく絵の話題が出たので、そちらから。
原稿時期が異なっているため、各話の絵柄はちまちまと変化しております。
もっとも新しい原稿の「しいくがかり」は、ユル目な線のあっさりとした感じ。
一方、04年の「デビュー」は細線のしっかりとしたものでした。
…えーっと、過去の原稿のがひでるさんは好みです。
こんなんは珍しいですね。
全体的にはこざっぱりとした系統で、濃淡はだいぶ薄め。
基本的にバランス良いため、ページが賑やかになっても見辛さはありませんでした。
キャラに力が入っているだけ、背景はほとんど白だったりしていてごく簡素。
大まかには↓表紙での判断で問題ないですが、収録あちこちで不安定なこともあり、注意が必要です。
また、お話にはだいぶ片寄りがあるんですね。
構成としては、数話の中編と短編。
あとがき部分には漫画に対するセンセの考え方が書かれているので、いきなりここから読んでもいいと思います。
(※ひでるさんはいつもそっちから読む)
なかなかハード目なプレイが展開されるロリ系。
それでいてブラックな感覚は薄く、読後感としてはあまり悪くありません。
なかなか珍しいアプローチですね。
※左から、宮川さん、上原れな、井上ゆな
「宮川さん」は最新原稿なんですが…ちと合わなかったです。
2話の冒頭話「しいくがかり」
SM趣味を持つ教師「根本」
うっかり鞄に忍ばせていた本をツインテールな生徒「宮川」さんに発見されてしまい、そのペットにされてしまうのでした。
しかし、お金から車まで持ち合わせがない「根本」先生。
それでは御奉仕を、ということで…。
この話だけ作画がゆるいんですね。
キャラに合わせたのかなぁ?
コメディー色強く、御主人様になっているにも関わらずえっちに流れておりました。
色々とアイテム使われており、前半は緊縛で単独、後半は緊縛で複数になっています。
かなりハードでしたが、ラストページによってかなり緩和されてます。
百合カップル「井上ゆな」、「上原れな」
実は「れなちゃん」は教師「雪村」と関係があり、ある日学校へ「ゆなちゃん」を呼び出すのでした。
そんな4話の連続「とくべつなわたしたち」はプチ百合漫画な世界。
2人の女の子がメインとなっているためか、しっとりと落ち着いた優しい(?)お話です。
年相応ではなかった、「れなちゃん」のあの後がちと心配(笑)
コスプレ衣装を買いにきた「斉藤みく」ちゃん。
しかし、迷っていた「みくちゃん」は、悪い大人たちによってブルセラショップへ案内されてしまったのです。
店長らは、衣装を無料提供する代わりに…という流れの「デビュー」
※斉藤みく
いかにも性格良さそうな、可愛い娘さんでした。
センセによると実際にこうした場所があるらしく、”もし間違えたらどうなるかなー”って妄想を働かせた中編です。
全5話と単行本ではメインで、モノローグ調に語られる2話は4ページと少ないながらカラー原稿なのでした。
コスプレえっちが基本。
他エピソードと同じく縛られるのは無論のこと、吊るす、複数、アイテムまで使われた揚句、イベントに出されて撮影されるなど、大変なことになっているんですが…「みくちゃん」視点となっている2話や、ラストではこうした日常が終わることを心配する台詞までがありました。
そんなんがため、やっぱり悲劇的な色はなく、読後感は良いのでした。
しかし、あの状態で友達の前に出されるというのも、簡単に描かれていましたがスゴイこと。通報されたりしないかな。
無数が群がるイベントシーンから時代劇ちっくに吊るされるなど、派手なプレイが秀逸でした。
ほか、「はるな」ちゃんの拉致監禁?な「日曜日のすごしかた」はオチ部分でひっくり返される短編。
ネットアイドル「ゆり」ちゃんとその招待を受けた「本間」さんの「ゆりの発表会」は相当にえぐい話。
大家の娘「まあみ」ちゃんとえろ漫画家の「いつもの」は、モデルをしてもらう王道パターン。
漫画中でもベタと言っていました。
縛られてはいるものの、収録では最もソフト、って…なんだか頭おかしくなりますね(笑)
以上です。
ぎりぎりまでハード、ラストでふんわりという漫画群でした。
徹底的に堕ちるのが好きな方には、ちと納得できない部分があるかもしれませんね。
ちなみにカバー裏ですが。
すっぽりバーコードによって顔が隠れているんですが…あれはわざとかなぁ。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・緊縛
・おまけ: あとがき、作品解説。
・その他: カラー(6P)、短編×14(うち「しいくがかり」×2、
「とくべつなわたしたち」×4、「デビュー」×5)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新貝田鉄也郎(しんかいだ・てつやろう)」センセの「女子ショー」です。
発売の少なかった店頭において発見したのが、こちら「女子ショー」です。
漫画以外にもいろいろ活躍されているらしい「新貝田鉄也郎」センセ。
てつやろう、って…すごい名前ですねー。
ひでるさんは今回が初見ですが、トータルでは4冊目くらいの単行本。
かなり久し振りの新刊みたいです。
初出では、04から06年という感じで、正直↓表紙とは落差を感じました。
※左:まあみちゃん、右:ゆりちゃん
「まあみちゃん」のエピソードはコメディーちっくな楽しいお話です。
せっかく絵の話題が出たので、そちらから。
原稿時期が異なっているため、各話の絵柄はちまちまと変化しております。
もっとも新しい原稿の「しいくがかり」は、ユル目な線のあっさりとした感じ。
一方、04年の「デビュー」は細線のしっかりとしたものでした。
…えーっと、過去の原稿のがひでるさんは好みです。
こんなんは珍しいですね。
全体的にはこざっぱりとした系統で、濃淡はだいぶ薄め。
基本的にバランス良いため、ページが賑やかになっても見辛さはありませんでした。
キャラに力が入っているだけ、背景はほとんど白だったりしていてごく簡素。
大まかには↓表紙での判断で問題ないですが、収録あちこちで不安定なこともあり、注意が必要です。
また、お話にはだいぶ片寄りがあるんですね。
構成としては、数話の中編と短編。
あとがき部分には漫画に対するセンセの考え方が書かれているので、いきなりここから読んでもいいと思います。
(※ひでるさんはいつもそっちから読む)
なかなかハード目なプレイが展開されるロリ系。
それでいてブラックな感覚は薄く、読後感としてはあまり悪くありません。
なかなか珍しいアプローチですね。
※左から、宮川さん、上原れな、井上ゆな
「宮川さん」は最新原稿なんですが…ちと合わなかったです。
2話の冒頭話「しいくがかり」
SM趣味を持つ教師「根本」
うっかり鞄に忍ばせていた本をツインテールな生徒「宮川」さんに発見されてしまい、そのペットにされてしまうのでした。
しかし、お金から車まで持ち合わせがない「根本」先生。
それでは御奉仕を、ということで…。
この話だけ作画がゆるいんですね。
キャラに合わせたのかなぁ?
コメディー色強く、御主人様になっているにも関わらずえっちに流れておりました。
色々とアイテム使われており、前半は緊縛で単独、後半は緊縛で複数になっています。
かなりハードでしたが、ラストページによってかなり緩和されてます。
百合カップル「井上ゆな」、「上原れな」
実は「れなちゃん」は教師「雪村」と関係があり、ある日学校へ「ゆなちゃん」を呼び出すのでした。
そんな4話の連続「とくべつなわたしたち」はプチ百合漫画な世界。
2人の女の子がメインとなっているためか、しっとりと落ち着いた優しい(?)お話です。
年相応ではなかった、「れなちゃん」のあの後がちと心配(笑)
コスプレ衣装を買いにきた「斉藤みく」ちゃん。
しかし、迷っていた「みくちゃん」は、悪い大人たちによってブルセラショップへ案内されてしまったのです。
店長らは、衣装を無料提供する代わりに…という流れの「デビュー」
※斉藤みく
いかにも性格良さそうな、可愛い娘さんでした。
センセによると実際にこうした場所があるらしく、”もし間違えたらどうなるかなー”って妄想を働かせた中編です。
全5話と単行本ではメインで、モノローグ調に語られる2話は4ページと少ないながらカラー原稿なのでした。
コスプレえっちが基本。
他エピソードと同じく縛られるのは無論のこと、吊るす、複数、アイテムまで使われた揚句、イベントに出されて撮影されるなど、大変なことになっているんですが…「みくちゃん」視点となっている2話や、ラストではこうした日常が終わることを心配する台詞までがありました。
そんなんがため、やっぱり悲劇的な色はなく、読後感は良いのでした。
しかし、あの状態で友達の前に出されるというのも、簡単に描かれていましたがスゴイこと。通報されたりしないかな。
無数が群がるイベントシーンから時代劇ちっくに吊るされるなど、派手なプレイが秀逸でした。
ほか、「はるな」ちゃんの拉致監禁?な「日曜日のすごしかた」はオチ部分でひっくり返される短編。
ネットアイドル「ゆり」ちゃんとその招待を受けた「本間」さんの「ゆりの発表会」は相当にえぐい話。
大家の娘「まあみ」ちゃんとえろ漫画家の「いつもの」は、モデルをしてもらう王道パターン。
漫画中でもベタと言っていました。
縛られてはいるものの、収録では最もソフト、って…なんだか頭おかしくなりますね(笑)
以上です。
ぎりぎりまでハード、ラストでふんわりという漫画群でした。
徹底的に堕ちるのが好きな方には、ちと納得できない部分があるかもしれませんね。
ちなみにカバー裏ですが。
すっぽりバーコードによって顔が隠れているんですが…あれはわざとかなぁ。
女子ショー (ホットミルクコミックス 282) (2009/01/10) 新貝田鉄也郎 商品詳細を見る |
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