■たくらまかん動物園 (田倉まひろ)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・人外
・おまけ: あとがき、
カバー裏に別絵・漫画「カスタムゾンビちゃん」、
描き下ろし(?)「カスタムゾンビちゃん海へ行く」、
「わらわのににうえさま・つづき」
・その他: カラー(6P)、短編×8(うち「カスタムゾンビちゃん」×5)、
ブックマーク(お店によっては付く?)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「田倉まひろ(たくら・まひろ)」センセの「たくらまかん動物園」です。
昨日がっかりしたので、安パイだろう漫画をチョイスしてみました。
初単行本「たくらまかん展覧会」にて直撃された、「田倉まひろ」センセの新刊です。
センセの漫画もお話と絵は独特なものであり、成年漫画ではどちらかというと変化球。
今回の2冊目な単行本「たくらまかん動物園」を見ましたが、変化度合は前回よりも強かったです(笑)
そのため人を選ぶものですが、合う方には期待通りな仕上がりになっておりました。
ひでるさん的にも満足な内容です。
※ヒロイン・ゾンビの「アシュリンさん」
常に片目隠れている髪型もツボでした。
収録8話のうち、5話を占めるメインの連続中編「カスタムゾンビちゃん」
小さな国の山にある薬屋さん。
そちらのお医者様には、”死者を蘇らせる禁断の秘術に手を染めた”という噂があったんですが…。
働いている看護師「アシュリン」こそ、ドクターの死体蘇生術によって蘇ったゾンビなのでした。
噂は本当だったのです。
ちゃんと基本ストーリーもある、コメディーちっくな作品。
「アンケート結果も悪かった」の一言が印象的なんですが、まぁ…分かるような気もします。
前述しているように超・変化球なので、コレは雑誌よりも単行本向きなエピソードだと思いますから。
まず、ヒロイン「アシュリンさん」がゾンビである点がポイント。
カバー裏でもネタになっていましたが、青い肌だったり、つぎはぎあったり、取れたりする描写は、ダメな人多いだろうなぁ。
ただ、極端なグロさではなく、カラーに塗られた折り返しイラストでもひでるさんは大丈夫でした。
何も問題なかったです。わはは。
※アシュリンさん・いろいろ
お約束に取れたりします。右が包帯ですね。どう?
常に片目の隠れた、「鬼太郎」ちっくな童顔とロリ体型。
さらに、白黒絵では褐色に塗られた肌処理なども、可愛かったです。
漫画では改造(実験)されたりしていましたが、あうあうするよないじめて系の性格もキュートでした。
1話目から着ている、彼女の標準であるナース服。
…あれは、なんだかメンソレを思い出しますねー。
褐色な肌とも意外によく合っていました。
前回オチがそのまま反映した2話目では、サブヒロインであるヴァンパイアハーフ「カディン・パイパー」さんを交えた触手展開。
宿主の意思を反映しているのかそうでないのか、「アシュリンさん」にも襲いかかるのが良かったです。
彼女の豪快な泣きかたも期待通り。
2人(?)の馴れ初めエピソードが描かれる3話では、ファンも多い(らしい)包帯プレイ。
うん、いかにもゾンビちっくだ。
そういったAVなどもいくつか見ましたが、あの非現実感えっちはいいですね。
巻かれた包帯について、”怪我をしている”と脳内で結びつけてしまう方には合わないのでしょう。
その後、ストーリーと共に百合漫画ちっくになる4話、ふたなりなラスト5話へと続いておりました。
シチュエーションも盛りだくさんでしたが、ストーリーはともかく癖の強いキャラ・えっちネタなので、人を選びますね。
ちなみに、4話にて「アシュリンさん」のブラが1コマだけ描かれていましたが、この絵も良かったー。
※元魔将軍「ビクーニャ」
なんと、力が使えません!!どうなる?!
ほか3話ほど短編が収録されていましたが、センセの感性が溢れる、まとまり良い作品ばかりでした。
元勇者「クライフ」と、元魔将軍「ビクーニャ」の、ゲーム本編その後…みたいな短編「隠しエンディング見つけちゃいました」
こちらのヒロイン「ビクーニャさん」は中扉のカラーイラストによると肌は紫色。
(※白黒絵では「アシュリンさん」同様、肌処理は褐色です)
そちらは前単行本表紙のような黒ストッキングと黒下着なんですが、しっかりえっちに感じますね(笑)
半円月・黄色な魔族目も不思議と気にならず、元々は敵同士だった「クライフくん」にメロメロな様が可愛く描かれておりました。
逆に、普通なら間違いなくヒロインであろう幼馴染み「キャロット」さんがすっかりコメディーになっています。
恋愛フラグとか、本人自ら言ってましたよ。
最後の人間「フォビオ」くんを描いた「ブルマが人類を救うでしかし!」
どうやら、人類は滅亡したっぽい地球上では、最後の生き残りである「フォビオくん」
彷徨った末にようやく見つけたのが、ポニーテールでなぜかブルマ姿の「フィオ」さんでした。
感情表現が下手で、とっつき辛そうな彼女でしたが、一緒に暮らすうち恋愛感情を持ち、ついにフォビオくん」は告白するんですが…
「無理です」
その返事はそっけないものでした。
実は「フィオさん」は、アンドロイドだったのです!
こうした、不器用な女の子キャラはセンセ巧いですねー。
名前入りの上着、横二本線のブルマを最後まで完全に脱がさなかったのは正解だと思いました。
また、綺麗に終わると見せかけて、ラストページでひっくり返す流れも良かったです。
※左:フィオさん、右:染ちゃん
ありがちだねーって読み進めたので、「染ちゃん」のオチ部分は驚かされました。
同じくエンディングでひっくり返される「わらわのににうえさま」
古くからのしきたりに反発し、里山を下りた狐族「阿倍野清」くんは大学生活をエンジョイしておりました。
そこに妹「染」ちゃんがやってきて…と、そんな九尾の狐な兄妹の近親系短編です。
一族の血を色濃く絶やさぬよう、実妹との婚姻を迫られていた「清」くんは激高しておりましたが、それを盗み聞きしていた「染ちゃん」は逆に喜んでいた、という王道パターン。
展開もそんな感じで、よくありがちなラブラブ話かなーと思っていたら……最後でびっくり。
描き下ろし(?)の2ページがあってだいぶ救われましたが、なかなか凶悪なオチでした。
素直にすごい!
また、読み直して気付きましたが、カラー原稿部分はそんなんだったんですね。うわぁ。
なお、並み居るキャラを押しのけて↓表紙を飾ったのがこちらの「染ちゃん」
まぁ、最も普通な娘さんですからねぇ。
朱色な和服と髪、尻尾が素敵で、狙ったらしいポーズもいい感じでした。
漫画本編では割烹着姿で、独特な言い回しとかオデコが可愛いのです。
ゆるやかな細線の丁寧な絵柄。
濃淡はやや強く、各シーンに合ったメリハリのある描き方でした。
コマ割りは細かく、大小・縦横を効果的に使用されています。
異質な変化球話を処理するだけの技術を持った、漫画の非常に巧い方だと思います。
安定感も抜群でした。
そんなんに比べ、特徴だらけな人物絵。
センセ曰く「ジト目」という、半円月な目は最大の特徴でしょう。
これを可愛く描かれるのだけでも、大したものだと思います。
そのためか、収録ヒロインは人外ばかりで、癖はより色濃いものとなっていました。
大まかには↓表紙・裏表紙とおりなので、そちらでご判断ください。
前述してきた通り人を選ぶ単行本ですが、ひでるさんは今回も直撃・撃墜でした。
この2冊目でますますファンになりました。
たくらまかん動物園 (セラフィンコミックス)
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・人外
・おまけ: あとがき、
カバー裏に別絵・漫画「カスタムゾンビちゃん」、
描き下ろし(?)「カスタムゾンビちゃん海へ行く」、
「わらわのににうえさま・つづき」
・その他: カラー(6P)、短編×8(うち「カスタムゾンビちゃん」×5)、
ブックマーク(お店によっては付く?)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「田倉まひろ(たくら・まひろ)」センセの「たくらまかん動物園」です。
昨日がっかりしたので、安パイだろう漫画をチョイスしてみました。
初単行本「たくらまかん展覧会」にて直撃された、「田倉まひろ」センセの新刊です。
センセの漫画もお話と絵は独特なものであり、成年漫画ではどちらかというと変化球。
今回の2冊目な単行本「たくらまかん動物園」を見ましたが、変化度合は前回よりも強かったです(笑)
そのため人を選ぶものですが、合う方には期待通りな仕上がりになっておりました。
ひでるさん的にも満足な内容です。
※ヒロイン・ゾンビの「アシュリンさん」
常に片目隠れている髪型もツボでした。
収録8話のうち、5話を占めるメインの連続中編「カスタムゾンビちゃん」
小さな国の山にある薬屋さん。
そちらのお医者様には、”死者を蘇らせる禁断の秘術に手を染めた”という噂があったんですが…。
働いている看護師「アシュリン」こそ、ドクターの死体蘇生術によって蘇ったゾンビなのでした。
噂は本当だったのです。
ちゃんと基本ストーリーもある、コメディーちっくな作品。
「アンケート結果も悪かった」の一言が印象的なんですが、まぁ…分かるような気もします。
前述しているように超・変化球なので、コレは雑誌よりも単行本向きなエピソードだと思いますから。
まず、ヒロイン「アシュリンさん」がゾンビである点がポイント。
カバー裏でもネタになっていましたが、青い肌だったり、つぎはぎあったり、取れたりする描写は、ダメな人多いだろうなぁ。
ただ、極端なグロさではなく、カラーに塗られた折り返しイラストでもひでるさんは大丈夫でした。
何も問題なかったです。わはは。
※アシュリンさん・いろいろ
お約束に取れたりします。右が包帯ですね。どう?
常に片目の隠れた、「鬼太郎」ちっくな童顔とロリ体型。
さらに、白黒絵では褐色に塗られた肌処理なども、可愛かったです。
漫画では改造(実験)されたりしていましたが、あうあうするよないじめて系の性格もキュートでした。
1話目から着ている、彼女の標準であるナース服。
…あれは、なんだかメンソレを思い出しますねー。
褐色な肌とも意外によく合っていました。
前回オチがそのまま反映した2話目では、サブヒロインであるヴァンパイアハーフ「カディン・パイパー」さんを交えた触手展開。
宿主の意思を反映しているのかそうでないのか、「アシュリンさん」にも襲いかかるのが良かったです。
彼女の豪快な泣きかたも期待通り。
2人(?)の馴れ初めエピソードが描かれる3話では、ファンも多い(らしい)包帯プレイ。
うん、いかにもゾンビちっくだ。
そういったAVなどもいくつか見ましたが、あの非現実感えっちはいいですね。
巻かれた包帯について、”怪我をしている”と脳内で結びつけてしまう方には合わないのでしょう。
その後、ストーリーと共に百合漫画ちっくになる4話、ふたなりなラスト5話へと続いておりました。
シチュエーションも盛りだくさんでしたが、ストーリーはともかく癖の強いキャラ・えっちネタなので、人を選びますね。
ちなみに、4話にて「アシュリンさん」のブラが1コマだけ描かれていましたが、この絵も良かったー。
※元魔将軍「ビクーニャ」
なんと、力が使えません!!どうなる?!
ほか3話ほど短編が収録されていましたが、センセの感性が溢れる、まとまり良い作品ばかりでした。
元勇者「クライフ」と、元魔将軍「ビクーニャ」の、ゲーム本編その後…みたいな短編「隠しエンディング見つけちゃいました」
こちらのヒロイン「ビクーニャさん」は中扉のカラーイラストによると肌は紫色。
(※白黒絵では「アシュリンさん」同様、肌処理は褐色です)
そちらは前単行本表紙のような黒ストッキングと黒下着なんですが、しっかりえっちに感じますね(笑)
半円月・黄色な魔族目も不思議と気にならず、元々は敵同士だった「クライフくん」にメロメロな様が可愛く描かれておりました。
逆に、普通なら間違いなくヒロインであろう幼馴染み「キャロット」さんがすっかりコメディーになっています。
恋愛フラグとか、本人自ら言ってましたよ。
最後の人間「フォビオ」くんを描いた「ブルマが人類を救うでしかし!」
どうやら、人類は滅亡したっぽい地球上では、最後の生き残りである「フォビオくん」
彷徨った末にようやく見つけたのが、ポニーテールでなぜかブルマ姿の「フィオ」さんでした。
感情表現が下手で、とっつき辛そうな彼女でしたが、一緒に暮らすうち恋愛感情を持ち、ついにフォビオくん」は告白するんですが…
「無理です」
その返事はそっけないものでした。
実は「フィオさん」は、アンドロイドだったのです!
こうした、不器用な女の子キャラはセンセ巧いですねー。
名前入りの上着、横二本線のブルマを最後まで完全に脱がさなかったのは正解だと思いました。
また、綺麗に終わると見せかけて、ラストページでひっくり返す流れも良かったです。
※左:フィオさん、右:染ちゃん
ありがちだねーって読み進めたので、「染ちゃん」のオチ部分は驚かされました。
同じくエンディングでひっくり返される「わらわのににうえさま」
古くからのしきたりに反発し、里山を下りた狐族「阿倍野清」くんは大学生活をエンジョイしておりました。
そこに妹「染」ちゃんがやってきて…と、そんな九尾の狐な兄妹の近親系短編です。
一族の血を色濃く絶やさぬよう、実妹との婚姻を迫られていた「清」くんは激高しておりましたが、それを盗み聞きしていた「染ちゃん」は逆に喜んでいた、という王道パターン。
展開もそんな感じで、よくありがちなラブラブ話かなーと思っていたら……最後でびっくり。
描き下ろし(?)の2ページがあってだいぶ救われましたが、なかなか凶悪なオチでした。
素直にすごい!
また、読み直して気付きましたが、カラー原稿部分はそんなんだったんですね。うわぁ。
なお、並み居るキャラを押しのけて↓表紙を飾ったのがこちらの「染ちゃん」
まぁ、最も普通な娘さんですからねぇ。
朱色な和服と髪、尻尾が素敵で、狙ったらしいポーズもいい感じでした。
漫画本編では割烹着姿で、独特な言い回しとかオデコが可愛いのです。
ゆるやかな細線の丁寧な絵柄。
濃淡はやや強く、各シーンに合ったメリハリのある描き方でした。
コマ割りは細かく、大小・縦横を効果的に使用されています。
異質な変化球話を処理するだけの技術を持った、漫画の非常に巧い方だと思います。
安定感も抜群でした。
そんなんに比べ、特徴だらけな人物絵。
センセ曰く「ジト目」という、半円月な目は最大の特徴でしょう。
これを可愛く描かれるのだけでも、大したものだと思います。
そのためか、収録ヒロインは人外ばかりで、癖はより色濃いものとなっていました。
大まかには↓表紙・裏表紙とおりなので、そちらでご判断ください。
前述してきた通り人を選ぶ単行本ですが、ひでるさんは今回も直撃・撃墜でした。
この2冊目でますますファンになりました。
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