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■図書委員長の品格 (紺野比奈子)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]図書委員・コメディー
・おまけ: あとがき、キャラ設定、カバー裏に4コマ。
・その他: 6話収録、現在1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紺野比奈子(こんの・ひなこ)」センセの「図書委員長の品格」です。

別ペンネーム「ひな。」という名前で描かれていた…と聞いて驚き。
あー、なーるほどー!!
言われてみれば、確かにそんな感じだ。
うんうん。
コメディー部分とか特にそうですねー。

そんなこんなで、こちらのブログでは「野に咲く薔薇のように」を紹介している「ひな。」改め「紺野比奈子」センセです。
どっちも使っていくのかと思いましたが、HPにはハッキリ”改め”と書かれておりました。
漫画ほかイラスト、作詞までされてるんですねー。
そうした仕事の関係がため、なのかな。

新刊「図書委員長の品格」は、巻数表記そのままの長編ストーリー。
なかなか珍しい、図書館を舞台にした、図書委員らのアレコレ話になっていました。

委員長「桜沢千代子」、片瀬菊花
※左:委員長「桜沢千代子」、右:片瀬菊花
 こうした文系ヒロインな漫画に仕上がっています。

地元で有名な私立「鴎徳学院」
こちらには有名な文豪から譲られたという、貴重な書物の保管された図書館が併設されていることでも知られていました。
その管理を任される”図書委員”とは、学園にて権威のある役職。
ゆえにその委員長というのは、教師の絶対的な信頼を得て、また生徒からの憧れを受ける特別な存在でもありました。
1年生からその地位を手に入れていた、現在の委員長「桜沢千代子」
そんな彼女に強烈なライバル心を持つ主人公「杜若清音」は成績優秀でルックスも良く、当然のように学園では”図書委員”へと任命されました。
こうして、「清音」は噂の図書委員長「千代子」の実態を見ることとなったのですが…。
だいたいそんな感じ。

ラブ…は今のところなく、個性的な面々が集う図書委員での学園コメディーという感じ
ヒロインの「千代子さん」は官能小説、美少女好きで、彼女の仕掛けるサービスカットもちらほら。
また、普段はっちゃけている面々は、主人公「清音くん」を筆頭に何らか抱えているものがある様子でした。
今後どうなっていくのか、まったく読めません。
「紺野比奈子」センセに期待です。

「清音くん」が図書委員となる1話目「図書委員のすゝめ」
現在の彼は2年生。
それがため、1年生で自分より早く、しかもいきなり委員長となった「千代子さん」を強烈に意識しているんですね。
(※現在の「千代子さん」も2年生で2人は同学年)
見たところ下級生の女子では人気の存在になっており、別にそのままでもいいと思うんですが…。
1巻ではたまに重そうな過去がフラッシュバックしていましたが、過去のなんらかが影響しているかな

”杜若清音”という漢字から、勝手に清楚な美少女を想像していた「千代子さん」が可笑しい。
委員の女の子らと直接、あるいは妄想にてイチャイチャしている彼女。
たぶん官能小説好きというのは、女性の身体を文学的に表現しているのが刺さっているみたい
並べられていた小説のタイトルは百合っぽくなかったですからね。
ただのエロ小説、というのはひでるさんも見逃せません。
あれ書くのがどれだけ難しいことか、やってみれば分かると思いますよ。

せまる「千代子さん」
※せまる「千代子さん」
 こうした場面でも文学的です。喋りから自分の妄想に酔っている感じですかね(笑)

改めて詳しく紹介される2話「華麗なる図書委員」から、続く3話「千代っちゃん」までは、図書委員となる通過儀礼みたいな感じ。
「千代子さん」、「片瀬菊花(かたせ・きつか)」さんのいちゃつく行為を、”汚らわしい”と断じる「清音くん」
ウハウハと楽しむ考えはないのね。
そっち方面に疎い女性のような思考で、この時期(年齢)の男性としてはやや不健康
ナルシストっぽく、なかなか面倒臭そうな男子です。
この部活で女子に適当に揉まれれば、丁度良い感じに修正されそう。
口でも立ち振る舞いでも、はたまた行動でも勝てなさそうな「千代子さん」はそんなんに適当な相手。
後半の雰囲気を見る限り、四角四面っぽい彼を丸くしていくのも目的かな

喋っていくうち、妄想に突入する「千代子さん」
ああ、なんか分かるかも(笑)
眼鏡失った後が楽しく、あるいは今後のラブコメ展開も予感させられます。

4話「泣いた図書委員」は、「片瀬菊花さん」のピックアップ回。
個性的な面々の集まる委員にて、彼女はもっとも正統派なヒロイン。
変な癖のない、容姿端麗で控えめな性格の美少女で「千代子さん」がやたら彼女と絡んでいるのも納得
また、胸も大きいらしく、そこがポイントになっていました。
ブラ装着時ではあったものの、「清音くん」はよく彼女の胸を直で目撃しているんですねー。
いいなぁ。
詳細は伏せますが、彼女の危機を臆することなく助け、一歩踏み出す切っ掛けは彼が作っていました。
彼女とラブ、というのもアリかも。(←「千代子さん」と取り合うのよ)

もっとも独特な毛色のはっちゃけキャラ「新守山杏(しんもりやま・あんず)」さんの5話「漂流異譚図書館」
彼女は本でも漫画好きで、委員の中では「千代子さん」とは距離のある存在。
「千代子さん」の考える美少女の定義にて、性格から容姿(※正確にはキャラプリントな下着)まで当てはまらないんだろうなぁ。
ただ、彼女も単なるコメディーリリーフという訳ではなさそうですけどね。
漫画についての熱い語りで「清音くん」の認識を改めさせていたほか、前述しました”丁度良い感じに修正”でも大きな役割を果たしそうです。

収録では最終の6話「不可解な書斎に就て」は5話ラストからの流れ。
隠されていた地価書斎でのエピソードで、前話にて「杏さん」がなんとなーく示していた、「千代子さん」の過去に関わるだろうお話です。
なんらかありそうでしたが、詳しくは次巻以降になるみたい。

新守山杏、ブランシェ・花子・ラグランジュ
※左:新守山杏、右:ブランシェ・花子・ラグランジュ
 この2人もなかなかよい感じ。「ブランシェさん」の主役回が見たいです。

なお、こちらで「千代子さん」の相手となっていたのは、ロール髪が特徴の「ブランシェ・花子・ラグランジュ」さん。
官能小説についても冷静な目線で、どちらかと言うと肯定派。
喋りはともかく、容姿では「菊花さん」に負けないだろうものがあり、「千代子さん」とは最もウマの合いそうな感じ。
6話では珍しく驚いた表情を見せていたものの、普段の反応薄めなところは「千代子さん」にとってやや面白味に欠けるかも。
やっぱりめいっぱいに恥ずかしくしてほしいと思うかなー。

乱れないすっきりとした線の絵柄。
濃淡・描きこみは適度なくらい。
丁寧で見易く、安定しております。
キャラ絵は幅広く、丸っこい輪郭の可愛いもの。
以前のままなキュートさはあるものの、えっちっぽい描写もちらほら。
心なしか、全体的にやや大人っぽくなった印象。
下着姿くらいなものでしたけどね。
表情豊かで表現も的確。
特にコメディー崩しは巧く、はっちゃけていました。
軽すぎず、あまり重くもなく、良いテンポで進みます
大まかには↓表紙そのままで問題ないですが、白黒絵のが味あると思います。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: すっきりとした、可愛らしい作画です。
・話4: 正直なところ、今後どうなっていくのかまったく想像できません。
・独4: 個性的な図書委員らによる、独特な仕上がりです。
合計:[12/15]

即カチッとした面白さがあるかどうか、読み手によって微妙な線かもしれません。
ただ、あまり頻繁には見られない独特な漫画の仕上がりで、メンバーの今後がどうなっていくのか楽しみです。

図書委員長の品格(1) (アクションコミックス)図書委員長の品格(1) (アクションコミックス)
(2010/11/12)
紺野 比奈子

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tag : コメディー官能小説ラブコメ

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