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■ACONY[アコニー] (冬目景)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 日常・不思議
・おまけ: 描き下ろし「空木画伯」、ゲストページ・コメント。
・その他: 6話収録、現在は1巻まで発売中。
(※ほか、構成については↓本文参照のこと)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冬目景(とうめ・けい)」センセの「ACONY[アコニー] 1巻」です。

非常に特徴ある絵で、ちらほら名前を見かけていた「冬目景」センセ。
ふと見かけた単行本がちょうど1巻であり、また↓表紙の女の子が気になったので、この機会を逃さず購入しました。
(※「幻影博覧会」も目を引かれる表紙でしたが、3巻だったので見送ったのよ)
蜘蛛とか紫・黒の色使いも怪しげな雰囲気満点でしたねー。

さて、今回ブログを書くにあたって調べてきましたが…女性なんですか。びっくり。
カラーイラストが独特なので、てっきりイラストメインの方だと思ってましたけど、当初から漫画家さんであった様子。
これもびっくりでした。

ヒロイン特集1:新旧のアコニーさん
※ヒロイン特集1:新旧のアコニーさん
 左が1話、右がchokotto#1のものです。

そんなセンセが描かれた、最新刊「ACONY[アコニー]」
不定期の連載であったらしく、収録時期がバラバラでした。
そんな訳で、単行本は最新なんですが、収録は03年1月から、06年8月(※月刊アフタヌーンの号による)と、成年漫画もびっくりな間隔なのです。
遅筆なのか、飽きっぽいのか…調べてみると今後の巻は危うい可能性も。
うわ、やだなぁ。
ただ、そんなマイナス点あったとしても、なかなか捨て難い魅力のある漫画なのでした
なんだろ、何度も読み返したくなる感覚ですよ。

祖父が住む古い年代物のアパート「しきみ野アパート」へ引っ越してきた、主人公「空木基海(うつき・もとみ)」
何度か再開発の対象になっているものの、取り壊されないというこちら。
曖昧なまま話を断ち切った祖父に促され、管理人さんへ挨拶に行った「基海」は、不思議な体験をするのでした。
そんくらいのことでビビってたら、この先ここで暮らせねぇぞ
言葉通り、ちらほら気になることがあったんですが…ある日、廊下でネズミと遊ぶ「アコニー・ランチェスター」と出会います。
自らを”死人”と名乗った「アコニー」は、掴みどころない、不思議な言動の少女だったのです。
だいたいそんな感じ。

もやもやっとした不可思議さの溢れる、日常風景漫画です
アパートの住人は普通の人間ではなく、簡単にくくるなら妖怪屋敷。
いかにもなんかありそうな雰囲気満点なんですが…特に何事も起こらないのが、最大の特徴

ヒロイン特集2:基海くんとアコニーさん
※ヒロイン特集2:基海くんとアコニーさん
 なかなかいいコンビです。漫画の雰囲気はこんな感じ。

そうですね…ブログで過去に紹介している漫画と比較すると、「ときめき☆もののけ女学園/南国ばなな」のような異世界迷子ネタでなく、「ハッピーとれいるず!/荒井チェリー」のようなほのぼの人外コメディーでもありません。
生贄と牢獄/オイスター」のような怪奇サスペンスでも、「ゾンビ ロマンチシズム/睦月のぞみ」のようなラブコメでもなく、ましてや「百目姫捕物絵巻/湯浅みき」のような妖怪退治でもないのでした。

こちらの「ACONY[アコニー]」はふんわりとした不思議さがありつつも、あまり怪異さは強調されておりません。
なんだろ、それぞれの日常を淡々と描いた感じです。
情けないことですが、なんとも文では形容し難い魅力があるんですよねー、この漫画。

死んでいるのに生きている「アコニー」の秘密、彼女が探す母親の所在などが物語の基本です。たぶん。
しかし、ストーリーはそちらに追い立てられるようなものではありませんでした。
普通ならば、”何が言いたい(描きたい)のか分からん”とか眉をひそめるところなんですが、こちらは独特のテンションとキャラの魅力がためか、そんな日常風景が心地よいのです。
不可思議さについてもちょうど良い程度のスパイスみたいなもので、漫画のメリハリになっていたと思います。
とりあえず、ヒロインの「アコニー」が可愛いですね。
捉えどころなく、猫みたいで。
単行本の前半でハサミを振り回していたので、なんだか某不思議系ヒロインを想像しましたが。
(※ちなみに、開始は「ACONY」のが先です)

ヒロイン特集3:ハサミを持つアコニーさん
※ヒロイン特集3:ハサミを持つアコニーさん
 このコマがお気に入りです。

さらりと描いたような、強い線の絵柄。
やや濃い目でごっちゃりすることもありますが、バランスなど安定感があるため見辛さはありません。
”大胆かつ丁寧な作画”という感じでした。
あまり変化はないですが、時期の新しい原稿のがより洗練されていたと思います。
とりあえず癖は強いので、よく吟味してからの購入がオススメ。
カラーだとまた異なるので、↓表紙はあまり参考にならないかなぁ。
うまく脳内で線画に修正するのがいいでしょう。

ちなみに、単行本は↓以下のような構成でした。

「Open the Door」 カラー。イラストと文。
 …あらすじみたいなもの。
「OTOMODACHI」 カラー。イラストと文。
 …ひざに乗る(乗られる「アコニー」の表情も)、スカート端を掴む仕草が実にキュートです。
「Faces ~アコニー百面相~」 カラー。イラストのみ。
1話「新しい友達」
2話「ママを捜して」
3話「モトミママ」
4話「アコニーとはなんぞや?#1」
5話「アコニーとはなんぞや?#2」
6話「アコニーとはなんぞや?#3」
 …1~6話が本編です。
  アパートへ引っ越してきた「基海くん」と「アコニー」の出会い~交流を通して「アコニー」の事情~「アコニー」の母親・研究について。
「chokotto ACONY #1」
 …2ページ。単行本「ハツカネズミの時間 」発売紹介の漫画?
「chokotto ACONY #2」
 …4ページ。健康不良につきお休み漫画。
「空木画伯」
 …描き下ろしの4コマ。「牧野美里」登場。
ゲストページ
 …イラストレーター「高荷義之」さんコメント。 

ACONY 1 (1) (アフタヌーンKC)ACONY 1 (1) (アフタヌーンKC)
(2009/03/23)
冬目 景

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tag : アフタヌーンラブコメサスペンスコメディー

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ACONY(3) <完> (アフタヌーンKC) |冬目 景

ACONY(3) <完> (アフタヌーンKC)冬目 景講談社 刊発売日 2010...

comment

Secret

かわいいです

アコニーいいですよねー。
なんというか、お話の先を見たいんですがあの淡々とした感じで長々続いてほしい気も…。
「chokotto ACONY」のテンションも好きです。

お気に入りです。

個性的なキャラクター達の平穏な日常が楽しい、生活ってこういうのですよね。
巳園さんがいいです、酒飲むと正体がって、でもアコニーがやっぱり可愛らしくていいですね。
最近ちょこちょこ連載しているようなので意外に早く新巻出るかもしれませんよ。
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