■いけませんお嬢様! (東鉄神)
★まんがデーター [10/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : お嬢様・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: 8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東鉄神(あずま・てっしん)」センセの「いけませんお嬢様!」です。
<一度アップしていたものがDBエラーとかなんとかで記事吹き飛びました。コメントを頂いていた「タークス」さん、「なごじ」さん、すみません>
今週は慣れないことをやっていたので、かなり疲れ気味です。
まぶたを閉じた途端に眠れそうですよー。
ああ、どっかーと一週間くらいまとめて休みたいなぁ…。
そんなこんなで、ひでるさん好きな「東鉄神」センセの最新刊。
ちょくちょくブログで紹介している印象でしたが…前回の成年系「ふたりでできるもん」は去年の8月でしたか。
久しぶりなんですね。
さて、たぶん…12冊目くらいな単行本は一般えっち系「いけませんお嬢様!」です。
これ、なにげに紹介帯に描かれていた文句「エロエロ・ハチャメチャ」が的を得ていた単行本なの。
絵柄はほぼいつものままなんですが、お話がちと弱めなのですよ。
悪くはないものの、仕上がりとしては微妙。
うーん、センセのファンならば、いいかなぁ。
※姉妹のお母様
姉妹揃えようかとも考えましたが…趣味に走りました(笑)
祖父の頃は裕福だった、主人公「咲田良平」
しかし、現在は父親のこさえた莫大な借金がため、借金を肩代わりしてくれた一家の屋敷にて、奉公することとなってしまったのです。
「その腕前をとくと拝ませてもらおうかしら」
メイドとして働く一方、屋敷へと連れてきた女主人との勝負もあり、彼女の娘である5人姉妹なお嬢さまらとのえっちを狙うのでした…と、だいたいそんな感じ。
タイプの異なるお嬢様らとの、えっち長編。
各話をブツ切りで考えれば、さほど悪くはない出来栄えです。
ただ、これが1冊の単行本としてまとまってしまうと、どうしてもストーリーの弱さを感じてしまいました。
大変だろう、というのを承知で書きますが…できれば数ページだけでも描き下ろすとかなんとかして、ある程度の軌道修正を行ってほしかったです。
正直な感想としてはそんな感じ。
漫画の2話はボーイッシュな長女「加理奈」さん。
それでいて、立派な胸であったのが良い感じです(笑)
激しい男嫌いな彼女と、如何にしてえっちをするのか?というお話。
ここは「なるほどなぁ」という展開でした。
途中まで各話冒頭に登場していたなど、いかにも正ヒロインっぽい布石もあったんですが…中頃から明らかに路線変更されてしまうのです。
※左:四女「春菜ちゃん」、右:先輩メイドさん
このメイドさんの変貌っぷりに注目です。
3話登場のポニーテールな三女「麻理奈」ちゃん。
先の長女「加理奈さん」の影響から男性についてハチャメチャな知識を持ち、学校では浮いた存在なのでした。
それがため、ここは真実を知ろうとする「麻理奈ちゃん」からお願いされるパターンです。
えっち後、とっついて回っていた姿が可愛いんですが…即出番が無くなっちゃったのは非常に残念。
4話はソバージュな次女「万梨阿」さん。
なんだか雰囲気は長女っぽく、一見まともなんですが…実はSM趣味があるのでした。
この変わりようは、いかにもお嬢様ちっくですね。
…いや、実際によくは知らんのだけど(笑)
5話の四女「春菜」は、ストレートロングな黒髪の大人しい清楚なお嬢様タイプ。
男性への興味が強かっただけ、「良平くん」にとってもっとも扱い易かったのではないかなぁ。
もじもじとした仕草が可愛かったです。
6話の五女「アリス」はドリルなツインテール少女。
漫画舞台では、「キルテウス社」のメイド・アンドロイド「ユーリシリーズ」が企業のステイタス的存在となっているんですが…父親の後を受け、そちらの社長兼シリーズの開発者として活躍していたのが、実は彼女です。
ロリで天才、というのはあちこちで似たキャラが出ているので珍しくはないものの、センセがお気に入りとして名前を挙げていただけ、お話も雰囲気からして異なっておりました。
これまでの、はっちゃけ・えっちコメディー的な印象が薄くなるのもこの回から。
設定からして姉妹と異なる立場におり、それがため「良平くん」の核心をついておりました。
えっちまでの流れも独特です。
序盤のちょこんと寄りかかっている姿が良かったですよ。
※五女「アリスちゃん」
やっぱりこの娘ですねー。ぶっちゃけ、彼女だけで良かったかも。
7話はちらほらと顔を見せていたメイドとのえっち。
初登場時は100パーセントサブキャラ顔だったのに…お団子の髪を解いたら、まるで別人のようになっていました。
後半ということもあって、お話でのポイント話にもなっております。
…でも、この役目はどちらかの姉妹がやるべきではなかったかなぁ。
えっちパターンは増えたものの、わざわざ彼女をピックアップする必要はなく、全体としては余計。
番外編とかならいいんですけどねー。
そんな感じに、いちおうのメインストーリーがあり、各話でそれぞれヒロインが入れ替わっていく方式でした。
正ヒロインは長女「加理奈さん」でなく、その母親でしょうね。
8話での描写はなんだかじんわりとした暖かさがあり、1話からの印象を大きく覆すものでした。
序盤からそうとして描かれていれば問題ないんですが、あとがきで書かれていたそのままメインが不安定だったんですね。
また、色々なタイプ揃えたのはえっち面で良かったですが、お話が弱い要因となっていました。
娘は2~3名程度で良かったのではないかなぁ…。
特に「万梨阿」、「麻理奈」、「春菜」という3名はストーリーともほぼ関係はなく、えっちバリエーションとしての賑やかしだけの存在。あるいは、まったく不要な感じなんですね。
男メイド(執事、ではないのね)という発想も単語として面白いだけで、メイド服を着ていた以外はこちらも生かされておりませんでした。
丁寧な線の絵柄。
いつもは安定感あり、何度も紹介していることもあって”まったく問題なし”と書きたいところなんですが…。
こちらの単行本、心なしか前半は慣れていないような雰囲気がありました。
スランプだったと回想されていましたが、そのためかなぁ。
ただ、後半はいつもの調子が戻ってます。
普通に読むには、さして気にならない程度でしょう。
「東鉄神」センセは、もともと高いレベルに位置している方。
似たような漫画と比べれば、楽しめる内容であると思います。
いちおう色々と書かせて頂きましたが。
また、センセのHPによると、09年はもう2冊くらい出るかも、とのことでした。
そちらも期待しましょう。
★「東鉄神」センセの漫画紹介記事
[ふたりでできるもん] 成年:表題中編ほか。
[ピンクDEピンク] 一般:和風ファンタジー。
[桃色保健室] 成年:保険医「桃子先生」の中編ほか。
[ダブルバースデイ] 一般:姉妹とのラブコメ。2冊目単行本。
[もとかの 2巻・完結] 一般:元カノらとのラブコメ長編。
[もとかの 1巻]
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : お嬢様・ラブコメ
・おまけ: あとがき。
・その他: 8話収録(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東鉄神(あずま・てっしん)」センセの「いけませんお嬢様!」です。
<一度アップしていたものがDBエラーとかなんとかで記事吹き飛びました。コメントを頂いていた「タークス」さん、「なごじ」さん、すみません>
今週は慣れないことをやっていたので、かなり疲れ気味です。
まぶたを閉じた途端に眠れそうですよー。
ああ、どっかーと一週間くらいまとめて休みたいなぁ…。
そんなこんなで、ひでるさん好きな「東鉄神」センセの最新刊。
ちょくちょくブログで紹介している印象でしたが…前回の成年系「ふたりでできるもん」は去年の8月でしたか。
久しぶりなんですね。
さて、たぶん…12冊目くらいな単行本は一般えっち系「いけませんお嬢様!」です。
これ、なにげに紹介帯に描かれていた文句「エロエロ・ハチャメチャ」が的を得ていた単行本なの。
絵柄はほぼいつものままなんですが、お話がちと弱めなのですよ。
悪くはないものの、仕上がりとしては微妙。
うーん、センセのファンならば、いいかなぁ。
※姉妹のお母様
姉妹揃えようかとも考えましたが…趣味に走りました(笑)
祖父の頃は裕福だった、主人公「咲田良平」
しかし、現在は父親のこさえた莫大な借金がため、借金を肩代わりしてくれた一家の屋敷にて、奉公することとなってしまったのです。
「その腕前をとくと拝ませてもらおうかしら」
メイドとして働く一方、屋敷へと連れてきた女主人との勝負もあり、彼女の娘である5人姉妹なお嬢さまらとのえっちを狙うのでした…と、だいたいそんな感じ。
タイプの異なるお嬢様らとの、えっち長編。
各話をブツ切りで考えれば、さほど悪くはない出来栄えです。
ただ、これが1冊の単行本としてまとまってしまうと、どうしてもストーリーの弱さを感じてしまいました。
大変だろう、というのを承知で書きますが…できれば数ページだけでも描き下ろすとかなんとかして、ある程度の軌道修正を行ってほしかったです。
正直な感想としてはそんな感じ。
漫画の2話はボーイッシュな長女「加理奈」さん。
それでいて、立派な胸であったのが良い感じです(笑)
激しい男嫌いな彼女と、如何にしてえっちをするのか?というお話。
ここは「なるほどなぁ」という展開でした。
途中まで各話冒頭に登場していたなど、いかにも正ヒロインっぽい布石もあったんですが…中頃から明らかに路線変更されてしまうのです。
※左:四女「春菜ちゃん」、右:先輩メイドさん
このメイドさんの変貌っぷりに注目です。
3話登場のポニーテールな三女「麻理奈」ちゃん。
先の長女「加理奈さん」の影響から男性についてハチャメチャな知識を持ち、学校では浮いた存在なのでした。
それがため、ここは真実を知ろうとする「麻理奈ちゃん」からお願いされるパターンです。
えっち後、とっついて回っていた姿が可愛いんですが…即出番が無くなっちゃったのは非常に残念。
4話はソバージュな次女「万梨阿」さん。
なんだか雰囲気は長女っぽく、一見まともなんですが…実はSM趣味があるのでした。
この変わりようは、いかにもお嬢様ちっくですね。
…いや、実際によくは知らんのだけど(笑)
5話の四女「春菜」は、ストレートロングな黒髪の大人しい清楚なお嬢様タイプ。
男性への興味が強かっただけ、「良平くん」にとってもっとも扱い易かったのではないかなぁ。
もじもじとした仕草が可愛かったです。
6話の五女「アリス」はドリルなツインテール少女。
漫画舞台では、「キルテウス社」のメイド・アンドロイド「ユーリシリーズ」が企業のステイタス的存在となっているんですが…父親の後を受け、そちらの社長兼シリーズの開発者として活躍していたのが、実は彼女です。
ロリで天才、というのはあちこちで似たキャラが出ているので珍しくはないものの、センセがお気に入りとして名前を挙げていただけ、お話も雰囲気からして異なっておりました。
これまでの、はっちゃけ・えっちコメディー的な印象が薄くなるのもこの回から。
設定からして姉妹と異なる立場におり、それがため「良平くん」の核心をついておりました。
えっちまでの流れも独特です。
序盤のちょこんと寄りかかっている姿が良かったですよ。
※五女「アリスちゃん」
やっぱりこの娘ですねー。ぶっちゃけ、彼女だけで良かったかも。
7話はちらほらと顔を見せていたメイドとのえっち。
初登場時は100パーセントサブキャラ顔だったのに…お団子の髪を解いたら、まるで別人のようになっていました。
後半ということもあって、お話でのポイント話にもなっております。
…でも、この役目はどちらかの姉妹がやるべきではなかったかなぁ。
えっちパターンは増えたものの、わざわざ彼女をピックアップする必要はなく、全体としては余計。
番外編とかならいいんですけどねー。
そんな感じに、いちおうのメインストーリーがあり、各話でそれぞれヒロインが入れ替わっていく方式でした。
正ヒロインは長女「加理奈さん」でなく、その母親でしょうね。
8話での描写はなんだかじんわりとした暖かさがあり、1話からの印象を大きく覆すものでした。
序盤からそうとして描かれていれば問題ないんですが、あとがきで書かれていたそのままメインが不安定だったんですね。
また、色々なタイプ揃えたのはえっち面で良かったですが、お話が弱い要因となっていました。
娘は2~3名程度で良かったのではないかなぁ…。
特に「万梨阿」、「麻理奈」、「春菜」という3名はストーリーともほぼ関係はなく、えっちバリエーションとしての賑やかしだけの存在。あるいは、まったく不要な感じなんですね。
男メイド(執事、ではないのね)という発想も単語として面白いだけで、メイド服を着ていた以外はこちらも生かされておりませんでした。
丁寧な線の絵柄。
いつもは安定感あり、何度も紹介していることもあって”まったく問題なし”と書きたいところなんですが…。
こちらの単行本、心なしか前半は慣れていないような雰囲気がありました。
スランプだったと回想されていましたが、そのためかなぁ。
ただ、後半はいつもの調子が戻ってます。
普通に読むには、さして気にならない程度でしょう。
「東鉄神」センセは、もともと高いレベルに位置している方。
似たような漫画と比べれば、楽しめる内容であると思います。
いちおう色々と書かせて頂きましたが。
また、センセのHPによると、09年はもう2冊くらい出るかも、とのことでした。
そちらも期待しましょう。
いけませんお嬢様! (アクションコミックス) (2009/05/28) 東 鉄神 商品詳細を見る |
★「東鉄神」センセの漫画紹介記事
[ふたりでできるもん] 成年:表題中編ほか。
[ピンクDEピンク] 一般:和風ファンタジー。
[桃色保健室] 成年:保険医「桃子先生」の中編ほか。
[ダブルバースデイ] 一般:姉妹とのラブコメ。2冊目単行本。
[もとかの 2巻・完結] 一般:元カノらとのラブコメ長編。
[もとかの 1巻]
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