■妹と恋なんかしたくない (神寺千寿)
★まんがデーター [12/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]近親・妹
・おまけ: 修正あり。
・その他: 折り返しにプロフィール、7話収録(たぶん)、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「神寺千寿(かみでら・ちず)」センセの「妹と恋なんかしたくない 1巻」です。
詳しい意味までは知りませんでしたが、「ティーンズラブ」という漫画ジャンルがあるようで。
ウィキペディアによると、
「少女漫画的な絵柄と人物設定でありながら、成人向け漫画のような、具体的かつ直接的な性的表現が物語の中で展開される少女向けの商業漫画を指す(※そのまま抜粋)」
…だって。
紹介帯には、”業界初の女性向け成年コミックス”と書いてありました。
気持ちは分からんでもないですが、普通に「ティーンズラブ」でいいんじゃない?
また、女性向け成年コミックスって響きは、ターゲットである女性に刺さるとは到底思えません。
実際に「神寺千寿」センセは自身のHPで、「初めて描くTLまんが」みたいに書いていました。
※ヒロイン特集1:切っ掛けの「あゆみちゃん」
何と言うか、ふっくらしたスタイルです。
そんな訳で、「妹と恋なんかしたくない 1巻」です。
「神寺千寿」センセの漫画は、ブログで「微熱なつまさき」、「きらい、でもすきっ」を紹介しています。
こちらは、携帯サイト「コミックシーモア」の連載なようです。
こないだ紹介した「やぎかつみ」センセの漫画もありましたねー。
試しにモバイルで見てきました。
画面切り替えの際にエフェクトがあり、いい演出ではあるものの、ちょっとじれったい感じ。
そちらでは全てカラー原稿でした。
単行本にはカラーページないんですけどね。
なお、収録原稿はカラー原稿のモノクロ化ではなく、ちゃんと白黒原稿になっています。
巻数表記そのままな長編漫画なのでした。
同じ高校に通う、「橘義之」、「橘あゆみ」は実の兄妹。
血縁でありながら、物心ついた頃よりお互いをなんとなく意識しつつ育っていました。
高校生となった2人は相変わらずで、さらに思春期の真っ只中ということもあり、その関係はより微妙なものになっていたのです。
そんな頃、「あゆみ」は兄と共に教師「遠藤」にも弁当を作りました。
色々と噂のある軟派な講師で、ふとしたタイミングで会った彼に釘を刺された「義之」は、これまでどうにか保っていた兄妹のバランスを大きく崩されてしまうのです。
大雑把ですが、だいたいはそんな感じ。
妹との近親・恋愛漫画です。
2人の視点がちらほら入れ替わる感じで、主人公は「義之」・「あゆみ」どっちもですかね。
ラブコメという響きの軽さはなく、漫画世界ではそれが普通にタブーとして描かれています。
じんわり・どんよりとした重苦しい雰囲気もありました。
なにしろ、いきなり「義之くん」が「あゆみちゃん」の寝込みを襲う場面から始まっていましたから。
※ヒロイン特集2:日常の「あゆみちゃん」
途中でショートにしてます。そっちのがいいなぁ。
なかなか度胸満点なヒロイン「あゆみちゃん」
兄「義之くん」にいきなり襲われてしまう役回りでしたが、言葉とは裏腹にほぼ受け入れていました。
ラブラブなんですよ。
彼女的にはもっと親しくしたいんだろうなぁ。
ただ、世間一般を配慮してか、距離を置こうとする「義之くん」に不満を持ってました。
また「あゆみちゃん」自身も彼の心情を察してか、はっきりその想いについては口に出していません。
えっちしちゃった際も同様。
それがため、ややこしいこととなってしまうのです
無理矢理であったこともあり、えっちした後には自分自身にうじうじ悩んでいる「義之くん」
やっぱり、こうした場合は女の子のが強いですねー。
「あゆみちゃん」と話すどころか顔すら合わさず、友人の家を泊まり歩いて逃げ続けておりました。
逃げたってしゃーないでしょー。
挙句の果てには、おそらく好意を持っていただろう「藤本」さんを引っ張り込んでいます。
こうした際の定番ですね。
知ってしまった「あゆみちゃん」に注目。
こんなんは「神寺千寿」センセお上手です。
その後に描かれていた、教師「遠藤」とのアレコレもいいですねー。
えっちシーンでは、ずっと”お兄ちゃん”を連呼していました。
こちらほか、その後の1人えっち、夢での妄想でもそうした感じ。
途中で「あゆみちゃん」は体調を崩していましたが、一時的に「義之くん」との距離が縮まってます。
ここは仲直りの大チャンスでしたが、例によってお互いに変に気を使ったことで、また溝を深くしてしまうのでした。
後半は夏休み。
こちらにて、「あゆみちゃん」は髪をショートカットにしていました。
本人は「おとこのこみたいですよ」とか言ってましたが、ひでるさんはこっちの彼女のが好き。
切った理由が可愛いのよ。
無理して頑張る彼女に対して、「義之くん」は若いだけぶきっちょです。
これがまた優しくないんだ。
せめて家では2人きり(※この家庭、父母は留守がち)なのだから、家に居ればいいのに。
目一杯バイト入れたりして、なるたけ避ける作戦を続けています。
ゆっくり過ごすうち、何らか好転するかもしれんのに…。
もうー。
※ヒロイン特集3:極限の「あゆみちゃん」
もっと追い込んでもいいかなぁ(笑)
まあ、この漫画の最大の目的は、「義之」・「あゆみ」の両者が心も身体もきっちり結ばれること。
「義之くん」はぎりぎりまで、うじうじ悩むこととなるのでしょう。
そうすると「あゆみちゃん」は近寄り辛くなり、気持ちを無理矢理にでも封印する筈。
なにしろ、彼女は1話目みたいなんでも満更ではなかったですからね。
こうして「あゆみちゃん」が離れようとすれば、「義之くん」の性格上、逆に追いかけてくると思います。たぶん。
そうしたら、「藤本さん」にもばっちり嫌われるはず。
ぜひ揉めてほしいなぁ(笑)
遊び人な「遠藤先生」がやや本気になっているのがヤバいですね。
今のところ風はそっち向きなようなので、ぜひ漫画をぐるぐるかき回してくれるよう祈ってます。
ガンバレ!
柔らかな極細線の絵柄。
優しく丁寧なタッチで、複雑なコマ割りなど少女漫画ちっく。
適度なくらいの濃淡は見易く仕上がっていました。
なお、成年マークがありながら、表現はかなーりソフトなもの。
局部描写もあいまいで、処理も大きめ。
一般えっち系程度のレベルです。
まぁ、漫画的にそんなんは重視されていないでしょうけれど。
キャラ絵は漫画っぽくありながらデフォルメは強すぎず、清潔感あるもの。
幅広く好まれそうでした。
判断は↓表紙か、携帯サイトでサンプルが見れたので、そっちがオススメ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 綺麗な絵ですが、ジャンルもあって癖強め。間違わないようにね。
・話4: 今後どうなるのかまだ分かりませんが、きっちり描かれています。
・独4: 今のところはお約束な展開です。「遠藤先生」に期待。
合計:[12/15]
ちなみに、携帯サイトでのタイトルは「あいくるしいから壊したい」というものでした。
「神寺千寿」センセのHPにはその理由があり、
「いったん無印で発表した作品を成年向けマーク付きで改めて発表する場合はタイトルをちがうものにしないといけない」
とのこと。
へー、そうなのか。
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・絵 :■■■■□
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [成年]近親・妹
・おまけ: 修正あり。
・その他: 折り返しにプロフィール、7話収録(たぶん)、
現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「神寺千寿(かみでら・ちず)」センセの「妹と恋なんかしたくない 1巻」です。
詳しい意味までは知りませんでしたが、「ティーンズラブ」という漫画ジャンルがあるようで。
ウィキペディアによると、
「少女漫画的な絵柄と人物設定でありながら、成人向け漫画のような、具体的かつ直接的な性的表現が物語の中で展開される少女向けの商業漫画を指す(※そのまま抜粋)」
…だって。
紹介帯には、”業界初の女性向け成年コミックス”と書いてありました。
気持ちは分からんでもないですが、普通に「ティーンズラブ」でいいんじゃない?
また、女性向け成年コミックスって響きは、ターゲットである女性に刺さるとは到底思えません。
実際に「神寺千寿」センセは自身のHPで、「初めて描くTLまんが」みたいに書いていました。
※ヒロイン特集1:切っ掛けの「あゆみちゃん」
何と言うか、ふっくらしたスタイルです。
そんな訳で、「妹と恋なんかしたくない 1巻」です。
「神寺千寿」センセの漫画は、ブログで「微熱なつまさき」、「きらい、でもすきっ」を紹介しています。
こちらは、携帯サイト「コミックシーモア」の連載なようです。
こないだ紹介した「やぎかつみ」センセの漫画もありましたねー。
試しにモバイルで見てきました。
画面切り替えの際にエフェクトがあり、いい演出ではあるものの、ちょっとじれったい感じ。
そちらでは全てカラー原稿でした。
単行本にはカラーページないんですけどね。
なお、収録原稿はカラー原稿のモノクロ化ではなく、ちゃんと白黒原稿になっています。
巻数表記そのままな長編漫画なのでした。
同じ高校に通う、「橘義之」、「橘あゆみ」は実の兄妹。
血縁でありながら、物心ついた頃よりお互いをなんとなく意識しつつ育っていました。
高校生となった2人は相変わらずで、さらに思春期の真っ只中ということもあり、その関係はより微妙なものになっていたのです。
そんな頃、「あゆみ」は兄と共に教師「遠藤」にも弁当を作りました。
色々と噂のある軟派な講師で、ふとしたタイミングで会った彼に釘を刺された「義之」は、これまでどうにか保っていた兄妹のバランスを大きく崩されてしまうのです。
大雑把ですが、だいたいはそんな感じ。
妹との近親・恋愛漫画です。
2人の視点がちらほら入れ替わる感じで、主人公は「義之」・「あゆみ」どっちもですかね。
ラブコメという響きの軽さはなく、漫画世界ではそれが普通にタブーとして描かれています。
じんわり・どんよりとした重苦しい雰囲気もありました。
なにしろ、いきなり「義之くん」が「あゆみちゃん」の寝込みを襲う場面から始まっていましたから。
※ヒロイン特集2:日常の「あゆみちゃん」
途中でショートにしてます。そっちのがいいなぁ。
なかなか度胸満点なヒロイン「あゆみちゃん」
兄「義之くん」にいきなり襲われてしまう役回りでしたが、言葉とは裏腹にほぼ受け入れていました。
ラブラブなんですよ。
彼女的にはもっと親しくしたいんだろうなぁ。
ただ、世間一般を配慮してか、距離を置こうとする「義之くん」に不満を持ってました。
また「あゆみちゃん」自身も彼の心情を察してか、はっきりその想いについては口に出していません。
えっちしちゃった際も同様。
それがため、ややこしいこととなってしまうのです
無理矢理であったこともあり、えっちした後には自分自身にうじうじ悩んでいる「義之くん」
やっぱり、こうした場合は女の子のが強いですねー。
「あゆみちゃん」と話すどころか顔すら合わさず、友人の家を泊まり歩いて逃げ続けておりました。
逃げたってしゃーないでしょー。
挙句の果てには、おそらく好意を持っていただろう「藤本」さんを引っ張り込んでいます。
こうした際の定番ですね。
知ってしまった「あゆみちゃん」に注目。
こんなんは「神寺千寿」センセお上手です。
その後に描かれていた、教師「遠藤」とのアレコレもいいですねー。
えっちシーンでは、ずっと”お兄ちゃん”を連呼していました。
こちらほか、その後の1人えっち、夢での妄想でもそうした感じ。
途中で「あゆみちゃん」は体調を崩していましたが、一時的に「義之くん」との距離が縮まってます。
ここは仲直りの大チャンスでしたが、例によってお互いに変に気を使ったことで、また溝を深くしてしまうのでした。
後半は夏休み。
こちらにて、「あゆみちゃん」は髪をショートカットにしていました。
本人は「おとこのこみたいですよ」とか言ってましたが、ひでるさんはこっちの彼女のが好き。
切った理由が可愛いのよ。
無理して頑張る彼女に対して、「義之くん」は若いだけぶきっちょです。
これがまた優しくないんだ。
せめて家では2人きり(※この家庭、父母は留守がち)なのだから、家に居ればいいのに。
目一杯バイト入れたりして、なるたけ避ける作戦を続けています。
ゆっくり過ごすうち、何らか好転するかもしれんのに…。
もうー。
※ヒロイン特集3:極限の「あゆみちゃん」
もっと追い込んでもいいかなぁ(笑)
まあ、この漫画の最大の目的は、「義之」・「あゆみ」の両者が心も身体もきっちり結ばれること。
「義之くん」はぎりぎりまで、うじうじ悩むこととなるのでしょう。
そうすると「あゆみちゃん」は近寄り辛くなり、気持ちを無理矢理にでも封印する筈。
なにしろ、彼女は1話目みたいなんでも満更ではなかったですからね。
こうして「あゆみちゃん」が離れようとすれば、「義之くん」の性格上、逆に追いかけてくると思います。たぶん。
そうしたら、「藤本さん」にもばっちり嫌われるはず。
ぜひ揉めてほしいなぁ(笑)
遊び人な「遠藤先生」がやや本気になっているのがヤバいですね。
今のところ風はそっち向きなようなので、ぜひ漫画をぐるぐるかき回してくれるよう祈ってます。
ガンバレ!
柔らかな極細線の絵柄。
優しく丁寧なタッチで、複雑なコマ割りなど少女漫画ちっく。
適度なくらいの濃淡は見易く仕上がっていました。
なお、成年マークがありながら、表現はかなーりソフトなもの。
局部描写もあいまいで、処理も大きめ。
一般えっち系程度のレベルです。
まぁ、漫画的にそんなんは重視されていないでしょうけれど。
キャラ絵は漫画っぽくありながらデフォルメは強すぎず、清潔感あるもの。
幅広く好まれそうでした。
判断は↓表紙か、携帯サイトでサンプルが見れたので、そっちがオススメ。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵4: 綺麗な絵ですが、ジャンルもあって癖強め。間違わないようにね。
・話4: 今後どうなるのかまだ分かりませんが、きっちり描かれています。
・独4: 今のところはお約束な展開です。「遠藤先生」に期待。
合計:[12/15]
ちなみに、携帯サイトでのタイトルは「あいくるしいから壊したい」というものでした。
「神寺千寿」センセのHPにはその理由があり、
「いったん無印で発表した作品を成年向けマーク付きで改めて発表する場合はタイトルをちがうものにしないといけない」
とのこと。
へー、そうなのか。
妹と恋なんかしたくない 1 (シガレットコミックス) (2010/10/28) 神寺 千寿 商品詳細を見る |
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