■A-00ab (野々原ちき)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般] コメディー・同人誌
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ、
合間にネタ漫画。
・その他: 折り返しに著者近影、カラー(4P)、
14話(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野々原ちき(ののはら・ちき)」センセの「A-00ab」です。
※美多輝
主人公はこんな女性です。
■A-00ab (野々原ちき)
★構成・概要 同人誌系 一般コメディー
さて、本日は「A-00ab」です。
まったく知識ないのでよくわかんないですが、同人誌関係の用語ですかね。
紹介帯には、
”愛と復讐の同人活動?”
そんなふうに書かれていました。
ぶっちゃけ。
えっちでない一般系の”漫画製作漫画”みたいなのは、ひでるさんどうにも合わないのです。
本来であればスルーなんですが、描かれているのが「野々原ちき」センセなので手に取りました。
4コマではなかったですし。
ひととおり読みましたが。
まぁ、やっぱり得意じゃーないわね。
面白いですが、ガッツリは刺さってきません。
1冊まるまるの長編漫画。
単行本の雰囲気は4コマちっくですが、今回もストーリーものです。
だいたい、各話は10から7ページほどで構成されてます。
この漫画は扉絵とか話数表記がなく、各話の切れ目が描かれていなく曖昧なんですね。
(※そのため、もくじが存在しない)
正直なところ、これはマイナス。
たまに、ページめくって事態が把握できない時がありました。
合間にネタ漫画が差し込まれる時はいいんですけどね。
なお、↑上のデーター部分で書いた話数は、初出から算出したもので、正確ではないかもしれません。
★収録話 14話収録
名前そのまま、優れた美貌の持ち主「美多輝(よしだ・ひかり)」
その容姿がため言い寄る男性は多く、果てはストーカーまで出る始末。
”特定の彼氏でもできれば周囲が落ち着くだろう”
そんな理由から、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能、おまけにお金持ちの御曹司という「御門廉太郎」に告白したところ。
「俺、お前に興味ないから」
そうして、ばっさり断られてしまったのでした。
納得いかない彼女に、友人「ぷーちゃん」が示したのは、彼の意中の存在。
あだ名”石ころ帽子”という「東雲可憐」で、学校で地味な彼女は超大手同人作家だったのです。
大雑把にはそんなん。
そんな訳で、自分を振った「廉太郎くん」を見返すべく、まったく無知な「輝さん」が同人誌を作るというストーリー。
切っ掛けを見ると、ラブコメっぽく感じるかもしれませんが。
お話は完全にコメディーでしたね。
ちょっと期待していたラブ要素はほとんどありません。
※「輝さん」はこんな女性
隣にいたら、ちょっとウザそうです。
前述したように、”漫画製作漫画”みたいなのはちらほら見かけるんですが。
制作に情熱を傾けたり、サークルで盛り上がったり、業界モノとかイロハ伝授ではありません。
軽い描写のコメディーです。
知識ない娘が同人誌世界を垣間見る、みたいな感じですね。
主人公ほか登場キャラは限定されており、皆個性的。
彼女らのやり取りを楽しむ漫画だと思います。
自ら”国宝級に美しい”と言い放っている「輝さん」
実際にストーカーはされていたようですが、普段の言動とか「廉太郎くん」への手紙などを見る限り。
たぶん、モテてはないでしょうねー。
常にツルんでいるのが、これまた偏り大きい「ぷーちゃん」というのも、それがためかもしれません。
特に同性からは嫌われそうだしなぁ。
実は人気同人誌作家であった「可憐さん」
先の「輝さん」がイイトコろ容姿だけなのに対し、彼女は成績から運動神経から、料理・裁縫にいたるまでほぼ完璧。
単に性格的に目立つタイプでないだけですね。
顔も”眼鏡外すと美少女”という、定番ネタを使っていました。
彼女の設定から、「輝さん」の申し出を受けるのはごく自然なこと。
これが”百合姫コミックス”ならばラブい関係にもなるんでしょうけどねー。
前半は、「輝さん」が同人誌について知識を深めていく流れ。
ちらほらそれっぽい雰囲気を見せていた、友人「ぷーちゃん」がはっちゃけてます。
彼女の同人誌はまた振り切れ度合いが凄そう。
また、一般人だった「輝さん」の初期反応が面白いです。
普通あんなんでしょう。
いきなり専門店連れてっちゃーダメよ。
折れかかっていた「輝さん」を再び制作へ戻したのは、「可憐さん」の同人誌でした。
泣いてましたが…どんな内容なんだろう。
なにはともかく、さすがは大手サークルですね。
中盤からは、制作に取り掛かる「輝さん」
ああ、絵もヘタクソなんですね。
それにまったく気付いてないのも、相当にタチが悪い。
前述しましたけど、こうしたあたりも…モテてない証拠みたい。
「可憐さん」の弟、新キャラ「東雲高貴」が登場するのも中ごろ。
「高貴くん」は見た目からの「輝さん」に憧れており、第三者視点での彼女批評が興味深いです。
また、「可憐さん」視点のエピソードも注目。
「ぷーちゃん」も良い味出してました。
後半は実際にイベントへ出ようというもの。
学校外の「廉太郎くん」に注目。
普通にしてればモテるだろうに…もったいない。
まだ同人誌は完成しておらず、売り子として参加した「輝さん」がどうなるのか、どんなオチとなるのか、ぜひ単行本にてお確かめ下さい。
ちょっと意外でしたねー。
細かい良い・悪いは置いといて、冒頭よりも人間的に成長したのではないでしょうか。
※左:超大手同人作家「東雲可憐」、右:友人「ぷーちゃん」
キャラは「ぷーちゃん」が良かったです。本名がネタになってます。
★絵柄
細線のすっきり絵柄。
濃淡は適度で、全体の色づきはあっさりとしたもの。
描き込みも同様で、4コマっぽい作画です。
乱れ・崩れは特に見られず、全体で安定傾向。
作風が確立されていて、癖は強め。
好き嫌いが分かれるでしょう。
表現とかキャラに引っ掛かるような部分なく、漫画として優れた仕上がり。
ひでるさんは好きなタイプ。
判断には、↓表紙で問題ないでしょう。
あるいは、「一迅社」さんのHP(※ぱれっとonline)にて、1話、2話がまるまる立ち読めたので便利。
★その他
そんなこんなで「野々原ちき」センセでした。
こちらのブログでは、動物コメディー「とりねこ」、許嫁が小学生というラブコメ「となりのだんな様」、3名のヒロインもの「メロ3!」と、紹介しています。
うーん、やっぱり「となりのだんな様」が個人的にはベストだなー。
前述してるように、ひでるさんは同人誌関係の知識があまりないこともあってか、今回はそう刺さりませんでした。
面白いことは間違いないんですけどね。
もっとラブいのを期待しちゃったのよ。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : [一般] コメディー・同人誌
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ、
合間にネタ漫画。
・その他: 折り返しに著者近影、カラー(4P)、
14話(全て表題作・1巻完結)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野々原ちき(ののはら・ちき)」センセの「A-00ab」です。
※美多輝
主人公はこんな女性です。
■A-00ab (野々原ちき)
★構成・概要 同人誌系 一般コメディー
さて、本日は「A-00ab」です。
まったく知識ないのでよくわかんないですが、同人誌関係の用語ですかね。
紹介帯には、
”愛と復讐の同人活動?”
そんなふうに書かれていました。
ぶっちゃけ。
えっちでない一般系の”漫画製作漫画”みたいなのは、ひでるさんどうにも合わないのです。
本来であればスルーなんですが、描かれているのが「野々原ちき」センセなので手に取りました。
4コマではなかったですし。
ひととおり読みましたが。
まぁ、やっぱり得意じゃーないわね。
面白いですが、ガッツリは刺さってきません。
1冊まるまるの長編漫画。
単行本の雰囲気は4コマちっくですが、今回もストーリーものです。
だいたい、各話は10から7ページほどで構成されてます。
この漫画は扉絵とか話数表記がなく、各話の切れ目が描かれていなく曖昧なんですね。
(※そのため、もくじが存在しない)
正直なところ、これはマイナス。
たまに、ページめくって事態が把握できない時がありました。
合間にネタ漫画が差し込まれる時はいいんですけどね。
なお、↑上のデーター部分で書いた話数は、初出から算出したもので、正確ではないかもしれません。
★収録話 14話収録
名前そのまま、優れた美貌の持ち主「美多輝(よしだ・ひかり)」
その容姿がため言い寄る男性は多く、果てはストーカーまで出る始末。
”特定の彼氏でもできれば周囲が落ち着くだろう”
そんな理由から、容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能、おまけにお金持ちの御曹司という「御門廉太郎」に告白したところ。
「俺、お前に興味ないから」
そうして、ばっさり断られてしまったのでした。
納得いかない彼女に、友人「ぷーちゃん」が示したのは、彼の意中の存在。
あだ名”石ころ帽子”という「東雲可憐」で、学校で地味な彼女は超大手同人作家だったのです。
大雑把にはそんなん。
そんな訳で、自分を振った「廉太郎くん」を見返すべく、まったく無知な「輝さん」が同人誌を作るというストーリー。
切っ掛けを見ると、ラブコメっぽく感じるかもしれませんが。
お話は完全にコメディーでしたね。
ちょっと期待していたラブ要素はほとんどありません。
※「輝さん」はこんな女性
隣にいたら、ちょっとウザそうです。
前述したように、”漫画製作漫画”みたいなのはちらほら見かけるんですが。
制作に情熱を傾けたり、サークルで盛り上がったり、業界モノとかイロハ伝授ではありません。
軽い描写のコメディーです。
知識ない娘が同人誌世界を垣間見る、みたいな感じですね。
主人公ほか登場キャラは限定されており、皆個性的。
彼女らのやり取りを楽しむ漫画だと思います。
自ら”国宝級に美しい”と言い放っている「輝さん」
実際にストーカーはされていたようですが、普段の言動とか「廉太郎くん」への手紙などを見る限り。
たぶん、モテてはないでしょうねー。
常にツルんでいるのが、これまた偏り大きい「ぷーちゃん」というのも、それがためかもしれません。
特に同性からは嫌われそうだしなぁ。
実は人気同人誌作家であった「可憐さん」
先の「輝さん」がイイトコろ容姿だけなのに対し、彼女は成績から運動神経から、料理・裁縫にいたるまでほぼ完璧。
単に性格的に目立つタイプでないだけですね。
顔も”眼鏡外すと美少女”という、定番ネタを使っていました。
彼女の設定から、「輝さん」の申し出を受けるのはごく自然なこと。
これが”百合姫コミックス”ならばラブい関係にもなるんでしょうけどねー。
前半は、「輝さん」が同人誌について知識を深めていく流れ。
ちらほらそれっぽい雰囲気を見せていた、友人「ぷーちゃん」がはっちゃけてます。
彼女の同人誌はまた振り切れ度合いが凄そう。
また、一般人だった「輝さん」の初期反応が面白いです。
普通あんなんでしょう。
いきなり専門店連れてっちゃーダメよ。
折れかかっていた「輝さん」を再び制作へ戻したのは、「可憐さん」の同人誌でした。
泣いてましたが…どんな内容なんだろう。
なにはともかく、さすがは大手サークルですね。
中盤からは、制作に取り掛かる「輝さん」
ああ、絵もヘタクソなんですね。
それにまったく気付いてないのも、相当にタチが悪い。
前述しましたけど、こうしたあたりも…モテてない証拠みたい。
「可憐さん」の弟、新キャラ「東雲高貴」が登場するのも中ごろ。
「高貴くん」は見た目からの「輝さん」に憧れており、第三者視点での彼女批評が興味深いです。
また、「可憐さん」視点のエピソードも注目。
「ぷーちゃん」も良い味出してました。
後半は実際にイベントへ出ようというもの。
学校外の「廉太郎くん」に注目。
普通にしてればモテるだろうに…もったいない。
まだ同人誌は完成しておらず、売り子として参加した「輝さん」がどうなるのか、どんなオチとなるのか、ぜひ単行本にてお確かめ下さい。
ちょっと意外でしたねー。
細かい良い・悪いは置いといて、冒頭よりも人間的に成長したのではないでしょうか。
※左:超大手同人作家「東雲可憐」、右:友人「ぷーちゃん」
キャラは「ぷーちゃん」が良かったです。本名がネタになってます。
★絵柄
細線のすっきり絵柄。
濃淡は適度で、全体の色づきはあっさりとしたもの。
描き込みも同様で、4コマっぽい作画です。
乱れ・崩れは特に見られず、全体で安定傾向。
作風が確立されていて、癖は強め。
好き嫌いが分かれるでしょう。
表現とかキャラに引っ掛かるような部分なく、漫画として優れた仕上がり。
ひでるさんは好きなタイプ。
判断には、↓表紙で問題ないでしょう。
あるいは、「一迅社」さんのHP(※ぱれっとonline)にて、1話、2話がまるまる立ち読めたので便利。
★その他
そんなこんなで「野々原ちき」センセでした。
こちらのブログでは、動物コメディー「とりねこ」、許嫁が小学生というラブコメ「となりのだんな様」、3名のヒロインもの「メロ3!」と、紹介しています。
うーん、やっぱり「となりのだんな様」が個人的にはベストだなー。
前述してるように、ひでるさんは同人誌関係の知識があまりないこともあってか、今回はそう刺さりませんでした。
面白いことは間違いないんですけどね。
もっとラブいのを期待しちゃったのよ。
A-00ab (4コマKINGSぱれっとコミックス) (2012/03/22) 野々原 ちき 商品詳細を見る |
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