■あまいくちびる (森永みるく)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■□□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき・作品解説、ゲストページ、
描き下ろし「BUNNY’S ROAD<おまけ>」、
「ネコのお話」
・その他: カラー(16P)、短編×13
(うち「ひらひら」×4、「BUNNY’S ROAD」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森永みるく」センセの「あまいくちびる」です。
ああ、やっぱり「森永みるく」センセの漫画は面白いなぁ…。
目次にあった初出によると、最も古い作品で1995年。そちらを筆頭に2000年、2002年、2003年…に最近の作品という、どちらかと言うと”いままで収録し損ねていたっぽい作品集”なのです。
…でもね。
この方はもともと実力あるので、「こりゃーいつ頃の漫画ですか?」なんて懸念は必要ありません。
絵柄は気にならない程度のバラツキですから、そちらに関しても問題ないでしょう。
ちなみに、ひでるさんは「にくらしいあなたへ」から「森永みるく」センセのファンなので、評価は甘々になっているかもしれません。
ちょっと気をつけて。
ようやく出ました、こちらの「あまいくちびる」は久しぶりな「森永みるく」センセの成年系単行本です。
センセが得意とするコメディー調なものと、ほんのり暖かなラブコメが半々くらいですかね。
※左:妹「あやちゃん」、右:バニーズロードの先輩リーダーです。
おしおきにはうさぎさんらしくニンジンを使用します(笑)
4話ほどある「ひらひら」は連続した話でなく、それぞれが独立したオムニバスなラブストーリー。
学生時代の想いを残したまま、自らが学校教師となった「西岡奈緒美」さんの1話。
時代は大正とか昭和くらいなのかな。現代の吉原で働く「ちはるちゃん」のたおやかで優しい2話。
家庭崩壊した幼少期をトラウマにしながら、自らそれに流されてしまう「ゆうこさん」の3話。
いかにもな若い悩みを描いたコメディー調の4話。
…と、どちらも他ではあまり見られない、しっかりと作られた漫画です。
特に2話「ちはるちゃん」の作品はどこぞの映画みたいな、ラストまでゆったり流れるような良作でした。
一方、描き下ろしもされている「BUNNY’S ROAD」はテンション高めな連続えっちコメディーです。
会員制ナイトクラブ「バニーズロード」でバニーガールとして働く「倉橋あや」ちゃん。
お客様のあしらいが下手な「あやちゃん」は今日も店で失敗し、先輩のリーダーにおしおきされてしまうのでした。
(※「バニーズロード」は高級クラブで礼儀正しい店、という設定ね)
↑そちらで紹介した「ひらひら」とは、まったく種類の異なる漫画ですよ。
コロコロと表情を変えるドジうさぎの「あやちゃん」が見ていて楽しく、いかにもセンセらしいキャラでした。
このバニーガールってのは成年漫画ではありそうでなかなかない(ような気がする)素材なので、そんなコスプレが好きな方はどうぞ。
あんまりえっちっぽくはないですけどね。
頃表題作「あまいくちぴる」より、「早紀さん」と「夏美さん」です。
…どうですか?このコマだけだと、まさに百合姫コミックス。
表題作「あまいくちぴる」は↓表紙をゲットしたロングヘアの「早紀」さん、ショートカットの「夏美」さん両名による、百合姫コミックスのような漫画。
えっちがなければ、そのまんま「くちびるためいきさくらいろ」とかに収録されていそうです。
「彼女の涙は少しだけ苦くて、もっと甘いから」
…だって。
うわあああ、なんだかこっ恥ずかしいですが、これで正解なのでしょう。
しかし、「森永みるく」センセはこんなんが本当に好きなんですねぇ。
ちょっと長いですけど最後にもう一つ。
メガネでちびっ子な「水谷先生」とそれを狙う生徒「工藤美紀」ちゃんの「ラブまでMAY BE あとちょっと?」
これは…馬鹿馬鹿しくてスゴイ(←褒め言葉ですよ)
二人っきりになるため、低い点数のまま追試を受け続けるという「美紀ちゃん」は短編だけにしておくのがもったいないくらいに良いキャラでした。
はちゃめちゃですけれど。
さすがに95年の漫画は雰囲気違います(※しかし、なぜかカラーなの)が、全体的に絵柄は安定しております。
はっきりとした丁寧な線で、しつこくない作画。
濃淡のバランスは非常に良く、ページ全体見やすく描かれております。
コメディーパートでの独特な崩れ方と少女漫画のような漫符に特徴ある方です。
表紙↓で拒否感なければ問題ないでしょう。
以上、連続話もありましたが、バラエティ豊かな短編集という仕上がりです。
全体的にえっち度は低空飛行(※えっち自体しない漫画もあるので)なので、ソレ目的な人は要注意。
ただ、お話はどれもセンセ独特な味付けで非常に良いので、オススメです。
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・絵 :■■■□□
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき・作品解説、ゲストページ、
描き下ろし「BUNNY’S ROAD<おまけ>」、
「ネコのお話」
・その他: カラー(16P)、短編×13
(うち「ひらひら」×4、「BUNNY’S ROAD」×3)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森永みるく」センセの「あまいくちびる」です。
ああ、やっぱり「森永みるく」センセの漫画は面白いなぁ…。
目次にあった初出によると、最も古い作品で1995年。そちらを筆頭に2000年、2002年、2003年…に最近の作品という、どちらかと言うと”いままで収録し損ねていたっぽい作品集”なのです。
…でもね。
この方はもともと実力あるので、「こりゃーいつ頃の漫画ですか?」なんて懸念は必要ありません。
絵柄は気にならない程度のバラツキですから、そちらに関しても問題ないでしょう。
ちなみに、ひでるさんは「にくらしいあなたへ」から「森永みるく」センセのファンなので、評価は甘々になっているかもしれません。
ちょっと気をつけて。
ようやく出ました、こちらの「あまいくちびる」は久しぶりな「森永みるく」センセの成年系単行本です。
センセが得意とするコメディー調なものと、ほんのり暖かなラブコメが半々くらいですかね。
※左:妹「あやちゃん」、右:バニーズロードの先輩リーダーです。
おしおきにはうさぎさんらしくニンジンを使用します(笑)
4話ほどある「ひらひら」は連続した話でなく、それぞれが独立したオムニバスなラブストーリー。
学生時代の想いを残したまま、自らが学校教師となった「西岡奈緒美」さんの1話。
時代は大正とか昭和くらいなのかな。現代の吉原で働く「ちはるちゃん」のたおやかで優しい2話。
家庭崩壊した幼少期をトラウマにしながら、自らそれに流されてしまう「ゆうこさん」の3話。
いかにもな若い悩みを描いたコメディー調の4話。
…と、どちらも他ではあまり見られない、しっかりと作られた漫画です。
特に2話「ちはるちゃん」の作品はどこぞの映画みたいな、ラストまでゆったり流れるような良作でした。
一方、描き下ろしもされている「BUNNY’S ROAD」はテンション高めな連続えっちコメディーです。
会員制ナイトクラブ「バニーズロード」でバニーガールとして働く「倉橋あや」ちゃん。
お客様のあしらいが下手な「あやちゃん」は今日も店で失敗し、先輩のリーダーにおしおきされてしまうのでした。
(※「バニーズロード」は高級クラブで礼儀正しい店、という設定ね)
↑そちらで紹介した「ひらひら」とは、まったく種類の異なる漫画ですよ。
コロコロと表情を変えるドジうさぎの「あやちゃん」が見ていて楽しく、いかにもセンセらしいキャラでした。
このバニーガールってのは成年漫画ではありそうでなかなかない(ような気がする)素材なので、そんなコスプレが好きな方はどうぞ。
あんまりえっちっぽくはないですけどね。
頃表題作「あまいくちぴる」より、「早紀さん」と「夏美さん」です。
…どうですか?このコマだけだと、まさに百合姫コミックス。
表題作「あまいくちぴる」は↓表紙をゲットしたロングヘアの「早紀」さん、ショートカットの「夏美」さん両名による、百合姫コミックスのような漫画。
えっちがなければ、そのまんま「くちびるためいきさくらいろ」とかに収録されていそうです。
「彼女の涙は少しだけ苦くて、もっと甘いから」
…だって。
うわあああ、なんだかこっ恥ずかしいですが、これで正解なのでしょう。
しかし、「森永みるく」センセはこんなんが本当に好きなんですねぇ。
ちょっと長いですけど最後にもう一つ。
メガネでちびっ子な「水谷先生」とそれを狙う生徒「工藤美紀」ちゃんの「ラブまでMAY BE あとちょっと?」
これは…馬鹿馬鹿しくてスゴイ(←褒め言葉ですよ)
二人っきりになるため、低い点数のまま追試を受け続けるという「美紀ちゃん」は短編だけにしておくのがもったいないくらいに良いキャラでした。
はちゃめちゃですけれど。
さすがに95年の漫画は雰囲気違います(※しかし、なぜかカラーなの)が、全体的に絵柄は安定しております。
はっきりとした丁寧な線で、しつこくない作画。
濃淡のバランスは非常に良く、ページ全体見やすく描かれております。
コメディーパートでの独特な崩れ方と少女漫画のような漫符に特徴ある方です。
表紙↓で拒否感なければ問題ないでしょう。
以上、連続話もありましたが、バラエティ豊かな短編集という仕上がりです。
全体的にえっち度は低空飛行(※えっち自体しない漫画もあるので)なので、ソレ目的な人は要注意。
ただ、お話はどれもセンセ独特な味付けで非常に良いので、オススメです。
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