まんがさんぽ　2006年07月08日

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★まんがデーター　［１３／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■■■
・独創性：■■■■□
・属性　：　有名・ラブコメ
・おまけ：　
・その他：　愛蔵版など色々あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高橋留美子」センセの「めぞん一刻」です。

アニメでもそりゃたいへんな人気でしたし、トンデモな実写映画（笑）もありました、いまさら説明の必要がないほどに有名な漫画です。
こちらは「うる星やつら」とか「らんま」にあったような少年誌向けドタバタ喜劇とは違う正統派のラブコメで、ひでるさんはこっちのが好きです。
らんま、などは特にやりすぎな時もありましたから…。

「めぞん一刻」は現代劇（※ちょっと時代が前ですね）ではあるものの、脇を固める人達は「高橋留美子」センセ独特のちょっと変わった性格である一方で、メインとなる主人公らは性格から立ち位置まで、ラブコメとして実にスタンダードな配置となっています。
それはお話も同様で、すれ違い・勘違いのなどのもどかしい連続はこういった話の王道でして、基本線をきっちり死守していると思います。
…そこがいいんですね。

初めの巻はまだ絵柄が粗く、ギャグ漫画のような要素も強いので、後半だけ知っている人はかなり違和感と衝撃を覚えるでしょう。
そうですね、だいたい、五代くんの骨折話あたりからだいぶ落ち着いてきます。
初期の絵に抵抗を感じた方（笑）はそのくらいから読み進めれば問題ないでしょう。（※オリジナルの単行本で５巻くらい）

ちなみに、様々な面で明らかに勝っていた三鷹さんが結局五代くんに恋愛面で負けてしまうのは、「単純接触効果」という心理学的にも合致しております。
これは簡単に説明すると「よく接触する人や身近にいる人に好意をもつようになる」ことで、一刻館にて頻繁に顔をつきあわせてお互い声をかけていた間柄のが有利なんですよ。たぶん。
（※三鷹さんは結局九条さんと結婚してウヤムヤになるんですが、元々響子さんがヤキモチ妬いたり好意をみせていたのは五代くんでした）

よく言われることでしょうが、特にラスト付近はとても良い仕上がりになっています。
不幸な人の出ない幸せ話なので、未読の方いらっしゃいましたら（いるのか？）ぜひまとめてどうぞ。