まんがさんぽ　2006年07月09日

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★まんがデーター　［１２／１５］
・絵　　　：■■■■□
・話　　　：■■■■□
・独創性：■■■■□
・属性　：　あたたか・えっち
・おまけ：　あとがき・番外編（※小説）
・その他：　全２巻（※当データは復刻された愛蔵版のものです）

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「えのあきら」センセの「ぺかぺかの洋航娘」です。

とりあえず先に書きますが、ひでるさんは「えのあきら」センセのファンですんで、評価はだいぶ甘めだと思います。
うふふ…。

最近はバイク漫画「ジャジャ」でお馴染みの「えのあきら」センセ。
ひでるさんはバイクにわずかばかりも興味ありませんが、変わらぬ「えのあきらワールド」を楽しんでおります。センセは確か、ホンダでデザインだかなんだかをやっていた経歴の持ち主ですが、この漫画を見ると仕事からの知識というより、単に好きなんでしょう。
過去の漫画（※たいていは成年モノ）でもバイクとかが話によく出てきましたからね。

さて、こちらはだいぶ前の漫画なんですが、基本サスペンスちっくでありながら、タイトルそのままな明るく楽しい漫画となっております。
「えのあきら」センセの作品で最もひでるさんが好きなものです。

簡単に書くと、豪華客船「サン・マルシェ号」にて、スペシャル・パーサー（※要はお客さまのためになんでもサービスする接待係）として勤務する主人公「敷島望」。部屋で同室となった「タルちゃん」が無残に殺される未来を見ると、予知通りになるような事件が周囲に起こり始めるのでした。
…という感じです。
この「敷島望」はえっちによって未来予知の能力がある、というのがミソであり、サービスシーンを入れ込む理由付けともなっています。
漫画家さんは大変ですね（笑）

正直なところ、それほど骨太なストーリーな訳でもないんですが、みな邪気が薄く、シリアスながらもあたたかで元気な展開なので読んでて楽しい気持ちにさせてくれる単行本です。ちょっとハラハラする場面や、お約束なえっちシーンもあったりしますんで、「ジャジャ」でファンになった方にもオススメです。

絵柄ははっきりとした線の”ロリ系成年誌漫画絵”です。ちょっと小悪魔ちっくで、ぷにぷにと健康的なお色気の女性（※吸血鬼カルラシリーズはそのままんまでしたね）が非常に巧いですね。ぺかぺか、というタイトルからも感じられるようなあっさりした雰囲気です。
見やすいんですが、ドロリと濃い系統が好きな方にはもの足りなく感じるかもしれません。
ちなみに、１話目だけがちょっと描きなれていない風ですが、これはすぐ落ち着きますんで問題ないでしょう。

過去発売のコミックスは絶版。愛蔵版は…手に入るかな？