■ライン (小手川ゆあ)
★まんがデーター [15/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : アクション・サスペンス
・おまけ:
・その他: 全て表題作。1巻で完結。カラー(4P)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「小手川ゆあ」センセの「ライン」です。
事件もの、それも現代病的な”重たい系統”が実に巧い「小手川ゆあ」センセの短編です。「おっとり捜査」とかも楽しいんですが、コミックス購入を迷っている人のため、1巻で終わるお求め安いこちらをご紹介。
主人公「チーコ」は今時の女子高生。
あるとき、駅で何げなく携帯電話を拾うんですが、その携帯が鳴ってから奇妙な事件へと巻き込まれるのでした…。
どっかであるような、ホラーものじゃあないですよ。
扱うネタはそのままTVのワイドショーとかで問題提起されていそうで、ちょっとリアルに思いました。
こんなん、ありそうですね。
本来の時間としては午後1日だけの短い話なんですが、目まぐるしい展開と詰まった内容にぐいぐい引き込まれるので、一気に読むことができると思います。
「次はシブヤ 山手線ホームで人が死ぬ。 さぁ急いで、15分だよ。 止めにいってよ」
携帯電話に届く自殺予告。
主人公「チーコ」はどちらかというと問題児な新人類っぽく描かれてますが、これで彼女なりに色々考えて行動しています。仲間に対しても、自分自身に対しても、他人に対しても。見ず知らずの赤の他人のため、必死になる様にしてもそうですが、若い人がこんな感じだったらいいですね。(←おやじみたい)
漫画中では、逆に普段は優等生として通っている「坂東」のが虚無的で、非常にあやうい存在です。こんなんも、ちょっと現代的でリアルに感じました。
…そんな対照的な二人がなんだかんだで共に行動する楽しさもあります。
絵柄ははっきりした線の青年漫画絵です。漫画っぽいんですが、どちらかというと写実的。スラリとスマートな感じの人物絵です。全体としては白が強く、すっきり見やすいと思います。
テーマは深刻なものですが、非常にアクティブで楽しめる漫画です。
なんというか、勇気を与えられるような良作ですよん。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : アクション・サスペンス
・おまけ:
・その他: 全て表題作。1巻で完結。カラー(4P)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「小手川ゆあ」センセの「ライン」です。
事件もの、それも現代病的な”重たい系統”が実に巧い「小手川ゆあ」センセの短編です。「おっとり捜査」とかも楽しいんですが、コミックス購入を迷っている人のため、1巻で終わるお求め安いこちらをご紹介。
主人公「チーコ」は今時の女子高生。
あるとき、駅で何げなく携帯電話を拾うんですが、その携帯が鳴ってから奇妙な事件へと巻き込まれるのでした…。
どっかであるような、ホラーものじゃあないですよ。
扱うネタはそのままTVのワイドショーとかで問題提起されていそうで、ちょっとリアルに思いました。
こんなん、ありそうですね。
本来の時間としては午後1日だけの短い話なんですが、目まぐるしい展開と詰まった内容にぐいぐい引き込まれるので、一気に読むことができると思います。
「次はシブヤ 山手線ホームで人が死ぬ。 さぁ急いで、15分だよ。 止めにいってよ」
携帯電話に届く自殺予告。
主人公「チーコ」はどちらかというと問題児な新人類っぽく描かれてますが、これで彼女なりに色々考えて行動しています。仲間に対しても、自分自身に対しても、他人に対しても。見ず知らずの赤の他人のため、必死になる様にしてもそうですが、若い人がこんな感じだったらいいですね。(←おやじみたい)
漫画中では、逆に普段は優等生として通っている「坂東」のが虚無的で、非常にあやうい存在です。こんなんも、ちょっと現代的でリアルに感じました。
…そんな対照的な二人がなんだかんだで共に行動する楽しさもあります。
絵柄ははっきりした線の青年漫画絵です。漫画っぽいんですが、どちらかというと写実的。スラリとスマートな感じの人物絵です。全体としては白が強く、すっきり見やすいと思います。
テーマは深刻なものですが、非常にアクティブで楽しめる漫画です。
なんというか、勇気を与えられるような良作ですよん。
ライン 小手川 ゆあ (2003/12) 角川書店 この商品の詳細を見る |
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