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■ヴァンパイア (くれむつきゅーる)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ギャグ
・おまけ: カバー裏に別絵、あとがき。
・その他: 短編13話。
      (表題作×5、歴史モノ「鳳翼」×3)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くれむつきゅーる」センセの「ヴァンパイア」です。

最近すっかりご無沙汰でお名前を見なくなってしまいましたが…また違う名前とかになっていたりしないでしょうね?
この「くれむつきゅーる」センセはキュートな絵柄と、高いテンションのコメディーパート、さらには単行本にお約束のように収録される歴史漫画が良いんですね。
ひでるさんは「お寺さんぽ」という歴史・お寺ブログを管理する歴史好きなので、こんなんが好みなのでした。
(※ずうずうしく宣伝を兼ねさせて頂きました)
それだけに、名前を見かけないのが残念でなりません。
ネットで検索してみましたが、コレという情報なかったです。
やめちゃったのかなぁ…。

ヴァンパイアの沙夜さん.jpg
※ヴァンパイアの沙夜さんです。
 ポニーテールがいいですね。血の好みが極端にあるので、誰でもいいって訳でないの。

そんな訳で今回は「くれむつきゅーる」センセの代表作というべき単行本「ヴァンパイア」です。
こちらは表題作メインの単行本で、吸血鬼一家のホームコメディー「ヴァンパイア」と中編の歴史モノ「鳳翼」に短編が加えられた構成です。
前述しましたが、センセの各単行本には歴史モノ(※たいていは三国志関連)が収録されているんですが、こちらには三国志の名軍師、鳳雛こと「龐統(ホウトウ)」の話があります。
ちなみに、そこは成年漫画らしく「龐統」は女性…っぽく描かれてますけどね。
この”…っぽく”というのが実はミソなんですが、読んだときの楽しさを残すために秘密。
こちらはシリアスな話で読み応えもありますんで、好きな方にはオススメ。
ちゃんと計略使ったりしてました。
前に紹介した「三国志艶義/清水清」は完全にギャグとなっているのでそちらとは毛色がやや異なるんですが、そういう洒落が理解できる方にはオススメですよ。いいもんはいい。

鳳翼.jpg
※おまけ:こちらが「鳳翼」の1シーンです。

単行本のメイン「ヴァンパイア」は現代の人間社会にひっそりと生きる吸血鬼一家の受難を描いたコメディー、ラブコメですね。
こちらはセンセも気に入っているのか、単行本「ストロベリージャム」や「秘蜜のラブパーティー」にも後日談が収録されていました。
気に入った方はぜひずらりと揃えてみて下さい。
基本はコメディーで、ちょっとシリアスっぽさがありつつ(ほとんどないけど)えっちであるという、「くれむつきゅーる」センセの魅力が詰まった作品となっております。
ロリな容姿の伯母とか、実に良いキャラとなってます。
センセの入門編としてはオススメな単行本ですが…発売は95年ですか。
うっわ、だいぶ古いですねー。
最新「ピンク・ラプソディー」でも99年で、ぎりぎり2000年到達せず、なんですねー。

しっかりとした色の強い曲線。
可愛らしいなロリ絵なんですが、内容としては特にそれに限定されている訳でありません。
ぷにぷにした感じとギャグ時での独特なデフォルメされた崩し絵は、きっちり好みが分かれると思います。
色がついてもあまり変化しないので、↓表紙にて判断して下さい。
えっちっぽさは全体的に低く、それに比重を置かれている方にはやや物足りないかもしれません。
そこは気をつけて。

ヴァンパイア.jpg

ヴァンパイア / くれむつきゅーる

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tag : コメディーポニーテール三国志

■Video Letter (木村屋いづみ)

★まんがデーター [15/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・百合
・おまけ: あとがき、カバー裏に彩色前絵、
      折り込み小ポスター。
・その他: カラー(4P)、短編×11
      (うち「Video Letter」×9、「いたずらな妹」×2)

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「木村屋いづみ」センセの「Video Letter」です。

いくつか単行本を出されている「木村屋いづみ」センセ。
前の「魔狩人の血族草薙ミコト」が97年でしたから、こちらはだいぶ久しぶりな単行本であるようです。
(※こちらの発売は06年5月)
あとがきには”商業誌活動が苦手”とか書かれていましたが…いやいや、絵も話も高い技術を持っておられる方だと思いました。
色々大変なようですが、是非頑張って活動続けて頂きたく思います。

優奈さんと麻衣さん.jpg
※左:眼鏡の「吉沢優奈」さん、右:「佐伯麻衣」さんです。
  大きなリボンとツーサイドアップな髪型が目立つ「麻衣さん」、この娘が全ての発端。

こちら3冊目の単行本「Video Letter」はメインの表題作が大部分を占めたタイプです。
単純にえっちしてうっはー、ってな成年漫画とはやや異なった、女の子らの微妙な精神世界が堪能できます。
いいものはいい、ということで、表題作はひでるオススメ漫画なのでした。

成績優秀で穏やかな敵をつくらない性格、さらには眼鏡・ショートカットという容姿も可愛い「吉沢優奈」さん。
ある日、「優奈さん」の元に差出人の書かれていないビデオテープが届きます。
そちらの画面に映っていたのは、同じクラス「佐伯麻衣」の未修正えっちな内容。
ちょっとした好奇心から見入ってしまうと、翌日の学校で「麻衣さん」の誘いにふらふらとついて行ってしまうのでした。
大まかにはそんな導入部。

お互いの様をビデオに録り、「優奈さん」に届いたようにあちこちに配布している二人。
ある程度キャラを限定している漫画では登場数人だけですが、実際はねずみ算式方法で仲間をどんどんと拡大している様子。
女の子同士な、まさに「百合の園」というところなんですが、実際に直接えっちするのはほとんど男性なのです。
しかし、「麻衣さん」らの感覚で男性は大人の玩具程度らしく、部分は描かれるものの顔出しはありません。
徹底してますね。
見たり見られたり、っていう強固な精神的繋がりなの。
そんな訳で厳密には百合漫画なんですが、やや毛色の違う単行本でした。
異常な世界がどんどんエスカレートしていく様をお楽しみ下さい。

委員長「相沢しおり」.jpg
※委員長「相沢しおり」さんの使用前・使用後です。
 すっかり可愛い感じになっちゃいました。わはははは。

3話ラストから参加する委員長「相沢しおり」も届いたビデオから虜となった一人。
(※ちなみに彼女も眼鏡で、こちらはちょっとキツめな性格ね)
そんな「しおりさん」が主役となる、6話「委員長飼育日記」が秀逸でした。
自らの容姿、察するには性格にもコンプレックスがある「しおりさん」
自らを可愛くないと決め付ける彼女に、「麻衣さん」は皆から嫌われる「高木直之」と一週間の同居を命じるのです。
絶対服従の条件で当初は嫌がっていたものの、次第に奉仕が苦でなくなってくるんですね。
そうして、すっかり可愛くなった「しおりさん」はどんな命令にも従順に従っていたんですが、一週間が経過するとこれまで「ご主人様」と呼んでいた「高木くん」を捨て、あっさり「麻衣さん」の元へと戻ってしまうのですよ。
そこが…なんだかにやたら凄い。
ちなみに、8話で再登場した「高木くん」は「麻衣さん」を誕生日プレゼントで貰うんですが、やっぱり1日で捨てられております。
ちょっと気の毒よ。(※名前はあるのにやっぱり手とか部分だけの登場だし)

7話ではなんと「優奈さん」の妹「吉沢唯実花」ちゃんまでもその毒牙になってしまいました。
この「唯実花ちゃん」、いかにもロリっぽい容姿なんですが、いくつの設定なんでしょう?
ラストではこの子も友達へビデオ送ってましたから…第2の「麻衣さん」みたいになるのかも。
感染拡大です(笑)

そして仲良い二人.jpg
※おまけ:仲良しの図。噂たてられてますよ-って別に気にしてないか。
 「だって優奈何しててもかわいーんだもん」(※佐伯麻衣談)だって。

乱れない濃い線でのすっきり絵。
ページにごっちゃり描かれる方ですがあちこちバランスが非常に良く、見やすい漫画に仕上がっています。
嫌味ないので、万人に受け入られる絵柄だと思います。
適度なえっちで描写もしっかり細かく、あまり振り切れすぎない微妙な加減になっておりました。
そのため、完全にイっちゃう系が好きな方には物足りなく感じるかもしれません。
…まぁ、百合漫画ですから。
カラーと白黒は良さがそれぞれ違いますが、↓表紙で判断して構いません。
そんなん好きな方は是非手を伸ばしてみて下さい。
他の漫画も読みたいですねー。

VideoLetter.jpg

Video Letter / 木村屋 いづみ

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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

tag : 百合漫画ツーサイドアップショートカット

■百目の騎士 (村崎久都)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■□□
・属性 : ファンタジー・騎士
・おまけ: あとがき(原作、イメージボード、作画)、
      カバー裏にラフ絵、おまけ「イズミの疑問」
・その他: 初単行本、原作「小池倫太郎」、
      現在は1巻まで発売中。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「村崎久都」センセの「百目の騎士 壱之巻」です。

帯の折り返しには絵柄から雰囲気までまったく異なる漫画「ふらせら」の紹介が。
原作がこちらと同じ「小池倫太郎」さんだそうで、そちらの方のが名が売れてるんですね…って思ったら、作画の「村崎久都」センセはこれが初単行本とかなんとか。
なるほど。

黒騎士との異名を持つ剛勇の祖父と父を持つ「クルハ・チヅル」
憧れから王の親衛隊に志願して騎士となったものの、理想とのギャップは大きく、現実に幻滅しておりました。
素行に問題の多い新米騎士「エイクス・ロッカ」が編入されてくると、友人「メリダ・ナナエ」はそんな彼女を教導役に推挙。
二人はコンビとなるのでした。
だいたいそんなお話。

理不尽.jpg
※こんなん。世の中は理不尽なことがおおいものです。

大義に殉じて不利な戦いへと赴いた、祖父・父。
しかし、目前で繰り返されるのは、上から下への「制裁」という名のイジメなのでした。
そうして絶望し、嫌気さしているのが現在の「チヅルさん」の状況なのよ。
これは…似たような境遇、気持ちである人も現代には多くいることでしょう。
そんな訳で、学生諸君よりも、社会に出て理不尽な思いをしているサラリーマンな皆さまのがより楽しめる漫画でしょう。
とりあえずは、まだ周辺紹介が主な導入部なんですが、個性豊かな各キャラが良く描かれておりました。
いいんじゃないでしょうか。

せめてここにいる間だけは”上手くやれ

なかなか規律に従えない、問題児「ロッカくん」を隊で唯一抑えることができる「チヅルさん」
それは、彼の気持ちをよく理解し、建前ではなく本音で喋っているからなのかもしれませんね。
さて、1巻のラスト6話「返り血と饅頭」では、格上な小姓組とのいざこざが描かれております。
理不尽な呼び出しに従うと思いきや、”面白くない”とそれを覆すべく思案を始めます。
まさにここから、ってなところなんですが、ここでおしまい。残念。
次巻が待ち遠しいですね。

クルハ・チヅル.jpg
※半円目の可愛くない主人公「クルハ・チヅル」さんです。
 お約束でお風呂シーンをチョイスしております。混浴なんですよ、これが。

余談ですが、グリーブ王国親衛隊には性別無関係なだけでなく、「ナナエさん」など女性でも上役になれるという、理想的な男女平等世界。
それは寝る部屋が同じだけでなく、着替えも同室、さらには風呂さえも混浴だったりしていました。
ひでるさんが漫画読んで気になったところが…そこね(笑)
察するところ、この世界では男女間のややこしい感情ってのはあんまりないのでしょうか。
ちなみに、水着は男女でしっかり違っておりましたが。
胸ださんのか。

細線でさらりと描いたようなあっさり絵。
初単行本ですが安定感がありました。
どちらかというと写実的な人物絵でして、ラフ画のような独特のタッチは好き嫌い大きく分かれるでしょう。
カラーでは若干雰囲気が違ってますので、↓表紙はちょっと気をつけて。
うまく脳内で線画に変換して判断してください。

宇宙での合戦とか「武装騎(ぶそうき)」とか「マナ」とか、まだはっきりしていない単語がいくつか残っております。
それらの扱い如何によってはイメージが崩れてしまうかも。
…うーん、どうでしょう?

百目の騎士 1 (1) 百目の騎士 1 (1)
小池 倫太郎 (2007/03/27)
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genre : アニメ・コミック

tag : ファンタジーサラリーマン

■21時の女~ニュース・キャスター 桂木美紀~ (後藤晶)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・調教
・おまけ: 描き下ろし(2)
・その他: 全2巻、1巻(短編×8うち[表題作×5])、
      2巻(短編×10うち[表題作×9])

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「後藤晶」センセの「21時の女~ニュース・キャスター桂木美紀~」です。

OVAやゲームにまでなったこちらは「こどもの時間」と並ぶ「後藤晶」センセの代表作。
(※今気付きましたが、「こどものじかん/私屋カヲル」とはぎりぎりなタイトル違いなんですね)
ずっと気にはなっていたんですけれど、未読のままでした。
こないだ発売された「お嬢様とボク」の出来が非常に良かったので、こちらにもチャレンジしてみたという訳なの。

そんなこんなで「21時の女~ニュース・キャスター桂木美紀~」は表題作がメインで、短編も収録された全2巻の長編。
連続した話なんですが後半の2巻ではフォローがまったくないので、どうせなら2冊がんばって揃えて下さい(笑)

桂木美紀.jpg
※看板ニュースキャスター「桂木美紀」です。
 左の笑顔は扉絵ですが、妙なほどにいい表情だったので強く印象に残りました。

清楚さと凛とした雰囲気を持つ人気の看板ニュースキャスター「桂木美紀」
ひょんな偶然からAD「佐竹」くんに隠してきた性癖がバレてしまうと、その日を境に日常がガラリと変わってしまうのでした。
基本的にはそんなん。

いわゆる調教モノ。
対象となる女性が従順でないのはお約束なんですが、普段・日常生活とのギャップがどれだけ大きいかはポイントの一つでしょう。
人妻とか、教師とかはよくありがちですが、そちらに外観・イメージが重視されるキャスターを配したのは成功要因かもしれません。
なお、導入部である1巻と、話が大きくなった2巻では若干違う味付けとなっています。
前半はテレビ画面での知的なキャスター「桂木美紀」の秘密の裏側的な漫画で、比較的軽い内容。
後半は本格的に商品とされてしまい、また話がクライマックスを迎えることで、直接のえっち度合いは非常に高くなっているものの、落差を楽しむ感覚は薄くなっておりました。
そうした好みで、範囲が狭い方はどちらか楽しくないかもしれませんね。
こうしたジャンルはとかくエスカレートしていくのが定番ですから、それも仕方ないことでしょう。
そんな調教モノ漫画でひでるさんの関心としては「どうした結末になるのか」なんですが、察するに短編で考えたものを連載化した…のかな?
実は~でした、というのはやや強引な流れだったと思います。
…でも、あなただったから…相手があなただったから耐えられたのよ
さすがに泣きはしませんでしたが、そんな「美紀さん」の涙は漫画の分岐点。
あれだけ色々されていながら、最終的にはびっくりするようないい話(?)になっていました。
凄いですね、ええ。
絶望の闇へ暗く堕ちていくようなんが好みの方には納得できない展開(笑)でしょうけれど、読後感は良く、こうしたオチもありかなーって思いました。
変に他の女性キャラ出さず、「美紀さん」一人に絞ったのも正解かなぁ。

桂木美紀・比較絵.jpg
※気になる方に比較絵です。
 上:1巻1話、下:2巻6話の「桂木美紀さん」ですね。

また、なにげに同時収録された短編が良かったりします。
いわゆる電話での調教「Sweet Voice」(1巻)とか、エロ漫画家のお話「性的敗北」(2巻)もいいんですが、オススメは短編の「同窓会」(1巻)
途中までは青春の想い出(※暗いものですが)ががたがたと崩壊する切ない漫画でしたが、最後にヒロイン「吉永」さんの言った、
あなたにとって都合いい私は私じゃないわ
…の台詞がずしりと響くように重いです。
なるほど、その通り。これはいい。
実は稀に見る良作ではないでしょうか。

強い線のあっさり絵。
3年ほど連載が続いたらしく、それほど気にはなりませんが後半の方がすっきり洗練されて見えました。
横長になる目とすらりとした鼻が特徴。
表情のつけかたが巧いので、ストーリーがすっと入ってきます。
癖はありますが万人向けな絵であり、メディア展開された理由が納得できることでしょう。

じっくり・こっそりが好きなひでるさんとしては…「月虹/ものぐさうるふ」みたいのが正直好みです。
ちょっとこれはあっさり服脱ぎ過ぎるかなー、なんて。

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theme : マンガ
genre : アニメ・コミック

tag : メディア展開同窓会

■We/Are -Cruel Angel's (宇佐美渉)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 原作ゲーム・コメディー
・おまけ: あとがき。
・その他: 全て表題作、原作「秋タカシ」、
      「We/Are*」プレイレポート。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宇佐美渉」センセの「We/Are -Cruel Angel’s」です。

こちらは発売表でのチェックから漏れておりましたが、ひでるさんしっかり店頭で気付きました。
絵柄でピン!、って「宇佐美渉」センセだ!!
…ってな具合で手に取りました。我ながら大したものです。
(※特徴あって見分けやすい絵柄なんですけどね)

こちら「We/Are -Cruel Angel’s」はSF恋愛ゲームが原作。
複数いる女の子から誰かしらと仲良くなるっていう、いわゆるギャルゲーなようです。
PS2版ってことは…察するにえっちなしなんですか。
こんなんで売れたのか?
なお、「宇佐美渉」センセ作画の漫画版はオリジナルキャラが主体の、別ルートというべき構成であるようです。

近未来。
軌道を外れた火星との衝突をどうにか回避し、事なきを得た地球。
その頃から、人々に超能力者というべき「ESP能力者」が出現するようになり、主に軍事に利用されることとなっていました。
衝突危機から一年後、東アジアに誕生した新興国家「マニト共和国」は軍事介入するアメリカに対して宣戦布告。
同盟国である日本も巻き込まれ、首都東京はマニトからの核攻撃により壊滅したのでした。
首都は群馬へと移されて10年、いまだ戦争は続いている状況。
お話は、主人公「綾瀬優弥」がアメリカからの留学生「アミエル・フィンチ」との何気ない交流から始まります。
まぁ、だいたいそんなん。

マニト能力者の娘と楓ちゃん.jpg
※左:「マニト能力者」、右:従妹「楓ちゃん」です。
 恒例のセクシーシーン特集です。ここだけだとまんまラブコメなノリですね。

ギャルゲー原作らしくない、可愛らしい「宇佐美渉」センセの絵柄に似合わない、異常なほどにディープな設定。
青空背景に女の子がずらりと並ぶ↓表紙と合致しないソレに驚愕です。
漫画版はオリジナルキャラ「アミエル」ルートというべきお話なんですが、ゲーム登場人物など総勢が無理やりに出てくるため、はっきり言って誰がヒロインなのかが分からない。
世界が戦争中であるとか、常人とは違うESP能力者がいるっていうのが同一ジャンル内での個性になっているのかもしれませんが、そちらも余計にしか思えず、甚だ疑問。
ついでに漫画としても、原作が悪いのか、はたまた「宇佐美渉」センセが描き切れていないのか分かりませんけれど、とかくごちゃごちゃとしてややこしく、非常に敷居の高いものとなっていました。

飛び降り自殺をしたゲームでのメインヒロインらしい「朝霞天」さん、それを救出する主人公「優弥くん」
一度も話したことないクラスメイト、しかも飛び降りから救出後という状況にしては、「優弥くん」は親しく接しすぎていて違和感が。
その後の「天さん」が居候する流れも強引でお気楽。
「軽はずみなことをするわけないでしょ?」
それだけは絶対にありえません!
…というやりとりの背中で、何故かショックを受けている「天さん」がまた変。
あるいは、もともと「優弥くん」のことが好きで、同居はおいしいシチュエーションだと思っていたのだとしても、さして交流なかった相手にそこまで反応するのはおかしい。

こうしたハーレム系なお話では、特定の娘とぐんぐん接近しては展開上具合が悪く、女好きでやたら手を出しまくるような主人公では成り立たないのは理解しています。
(※あるいは女の子らの方に問題あって、可愛いけど手出しできない、ってことにする…とか)
それでも、「優弥くん」は女性陣への対応が基本的に厳しく、あれだけモテているのが不思議。
また、年頃の男子にして実に淡白で、「アミエル」の胸、マニト能力者の全裸にはさすがに反応してましたが、あちこちで抱きついてくる「キクちゃん」こと幼馴染みのパンチラ要員「神名菊菜」(※これは妹みたいな感覚だからか?)や、一つ屋根の下でシャワー浴びたり共に寝たりしている「天さん」にはまるで無反応。
対象外なのか?あるいは胸に興味が集中してるから?
なんかキャラおかしいような。

ラストへの流れも漫画内で勝手にやって盛り上がっている感が強く、詰め込みすぎで結局のところ何が言いたかったのか意味不明
大坂から来た高校生「笛吹詩忍」、幼いが胸はでかいらしい従妹「稲敷楓」は不要かも。
オリジナルキャラを立て、別シナリオまで書き下ろしたがんばりは認めたいですが、「優弥くん」が原因で足が不自由になっているらしい「キクちゃん」、あるいは本来のメインらしい「天さん」のストーリーを漫画化した方が結果としては良かったように思いました。

キクちゃんとアミィさん.jpg
※上:幼馴染みのパンチラ要員「キクちゃん」、下:漫画オリジナル「アミエル」です。
 対照的な2コマをチョイスしてみました。宇佐美センセ的に「キクちゃん」メインにするのが正解かも。

調べたところでは、なにやら大人の事情で連載ストップしたとかなんとか、裏事情もあったようです。
気の毒な要因が重なった結果かもしれませんが、それはそれ。
はっきり言って酷い出来栄えです
世界やキャラの諸事情を理解している、ゲームやった人ならば楽しいのかもしれません。
それにしても、キャラ紹介くらいはあっていいものでしょう。不親切よね。

丁寧な線でのすっきり絵。
全体的に丸っこく、ぷにぷにっとしたロリ絵でぽかんとした卵型の口が特徴。
可愛らしくてほんわかした絵なので、コメディーパートは問題ないんですが、重いシーンには不適当。
普通にラブコメっぽくなっていれば、また違った評価ができるんでしょうけど…ゲーム原作ってーのは難しいですね。
絵は個性が強いので、↓表紙にて判断して下さい。

なんだか最近は原作つきばかりになってしまった「宇佐美渉」センセ。
昔みたいな、気楽でのんきなラブえっち系の漫画が良かったと思うんですが…。

We/Are.jpg

We Are Cruel Angel’s / 宇佐美 渉、秋 タカシ 他

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tag : コメディーラブコメギャルゲーパンチラ

■ポコとワンダフル (D.P.)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき、カバー裏に漫画・別絵、
      描き下ろし(?)あらすじ漫画。
・その他: カラー(5P)、短編×8(うちポコシリーズ×5)、
      ポコ小漫画。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「D.P.」センセの「ポコとワンダフル」です。

そうか、これは前作「ポコといっしょ」の続編な単行本なんですね。
「D.P.」センセはこれが初見でして、読んだ当初は訳分かりませんでした。
冒頭にはあらすじ漫画が収録されているんですが、それと気付かなかったひでるさん。
なにしろ巻末の折り返しに至るまで前巻の存在に気付かず、”何やら不親切でよくわかんない”ってな印象でした。

人型ペットが大流行な世界。
主人公「柳田」くんはふと成り行きで「狸」の人型ペット「ポコ」を拾います。
惚けていてぐうたらな「ポコ」はまったく役に立たないダメペットなんですが、満月の夜にはナイスボディで色っぽいねーちゃんに変身するのでした。
察するところでは、そんな内容。

ポコちゃん.jpg
※こちらが狸のペット「ポコちゃん」です。
 アップばかりでごめんなさい、何しろ大きい時は全裸基本なので…。

定番であちこちに見かける猫耳、「いぬかみっ!/松沢まり」、「いぬみみ/中島零」など、最近見られるようになった犬耳。
こちらはなんと狸耳です。
動物関連もついに狸まで引っ張り出されてしまいました(笑)
そういえば、「魅惑の三次曲線/納都花丸」ではナース「エリカは兎耳、女医の「ララ」先生は狐耳でしたが…信楽焼が頭に浮かぶ、ふっくらとした女性っぽくないイメージが強い狸にしたというのは新鮮。
それがためか、普段の二頭身ではギャグパート、大きくなった際はえっちパートという二段構成になっております。

本単行本では過去のエピソードがあったりして話が進んでいるらしく、いきなりこちらから読んだひでるさんとしては目が白黒するような内容。
へー、「ポコ」ちゃんは分身したりするんですね。
普段は役立たずが倍になるだけのようですが、えっち時ではいいのかも(笑)
ただ、中途半端な知識では評価にならないので、とりあえず「ポコといっしょ」を探してみることとしますね。
ひでるさんと同様、前を知らない方には厳しいと思います。
ただ…美女モードな「ポコ」ちゃんはえろえろなので、ソコに関しては間違いなくオススメ。
ギャグとの落差を楽しんで下さい。

アサミ・ルミ姉妹.jpg
※「ストロベリーキャッツ」の「アサミ・ルミ」姉妹です。
 「アサミさん」は…でかいですね。オチも良かったです。 

同時収録の短編は「ストロベリーキャッツ」も続編。
クリーム描写がえっちです。
タイプの違う姉妹「アサミ」さん、「ルミ」ちゃんは今回ウェディングドレス姿だったりするので、そんなん好きな方は満足できるでしょう。
双子兄妹の「冬のスピカ」、放送部「一ノ瀬真由」ちゃんの「ON AIR!」など、他の短編も安定感ありました。

デジタル処理された絵柄は丁寧ですっきり。
ややテカテカした雰囲気でもありますが、濃すぎない微妙な色使い・加減でした。
すらりと縦長なキャラは色っぽいお姉ちゃんからロリ、果ては「ポコ」のような不思議生物までしっかり描かれております。
そう、耳とか尻尾はさして気にならなかったので、そんなん苦手な人でも大丈夫でしょう。たぶん。
えっちシーンでの表現、コメディーの崩し絵など、非常に巧い方でした。
次も期待です。

うーん、親切にあらすじ漫画を描かれているんですが、さすがにそれだけで内容を把握するのはちょっと難しいかもしれません。
できれば、やっぱり2冊揃えるのが良いようです。

ポコとワンダフル ポコとワンダフル
D.P. (2007/03/29)
フランス書院
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tag : コメディー信楽焼ウェディングドレス

■ここでキスして (杏咲モラル)

★まんがデーター [5/15]
・絵   :■■■□□
・話   :□□□□□
・独創性:■■□□□
・属性 : 客商売・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵。
・その他: 短編×9。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「杏咲モラル」センセの「ここでキスして」です。

今回が初見ですが、なんとなくお名前に記憶があった「杏咲モラル」センセ。
ブログ書くにあたってちょろっと調べてみたら、結構な数の単行本がありました。
なるほど、かなり長く活動されていたんですね。
ひでるさんははっきり言って、↓表紙の水着姿に釣り上げられてしまいました。
なんだか、お魚になった気分。

香苗さんと彩乃ちゃん.jpg
※左:店員「香苗さん」、右:ミニスカサンタの「彩乃ちゃん」です。
 「香苗さん」は黒ストッキングがいいんですが…本編ではあっさり脱いじゃうのね。残念。

そんな訳で、「杏咲モラル」センセの”成年マークのない2冊目の単行本”らしい「ここでキスして」です。
漫画はファーストフード店員からマッサージ師にデパート店員、さらには飲み屋店員など、なぜか客商売が多い特徴がありました。
ナースや「はじまりの卒業式」にての「香織」ちゃんの着物(※卒業式で着るような袴姿ね)とか、コスプレちっくなものもありましたが、ミニスカサンタ「彩乃」ちゃんの「聖夜を翔る想い」は仕事終わった後のことがメインでして、えっち時は残念ながら普段着でした。
単行本裏表紙には各話のカットがあったりするんですけれど、そこで過剰な期待をしてしまうのは危険です。

なんとなく↓表紙の娘にキャラが似ているような気がする、「香苗」さん登場の「トラブル・フードショー」
ファーストフード店にバイトで入った「太田」くん。
美人な先輩「香苗さん」が上司でラッキーと思っていたんですが、仕事に真面目な人で、日々結構しんどいのでした。
だいたいそんなん。
あれだけ可愛い顔してややキツい性格ってのは…なんか素敵ですね「香苗さん」
そんな彼女に対してイジメとか言っている「太田くん」
でもね、あの程度は仕事では当たり前のことですよ。
胸に見とれている暇があったら少しでも覚えて役に立って下さい。
…なんて。
途中まではよくある流れなんですが、えっちに到る切っ掛けとしてトレーの反射を活用したところは見事でした。
濡れてしまったから下着着けずに出てくる「香苗さん」はまだいいんですが、勤務時間中に店頭でえっちするってーのはどうよ?
客来ないとか言っていましたが、それってどんな店舗ですか。潰れる直前か(笑)

香織ちゃん.jpg
※長い黒髪ず素敵な「香織ちゃん」です。
 あまりの急展開に頭が真っ白になって…、ってそりゃーこちらの台詞。うふふ。

先程書いたように商売関連の漫画が多いんですが、特にOL「真代」さんの「お仕事バトン」とか、社会人ひでるさんとしてはあまりなユルい展開に冷めます。
そりゃー娯楽漫画なので多少の誇張・強引展開は仕方ないって理解してますが、それにしてもこんなんは有り得ない。
うすら寒いです。
今時っぽくない女の子たちがいくら可愛くても、お話がこんなんでは全て台無し。
路線変更した方がいいのではないでしょうか?
ちなみに、「おいしい入院生活」でのオチ”退院直後に怪我して戻ってくる”ってーのもあまりに定番すぎて泣けます。安易よね。

いかにもぷにぷにしていそうな、ふんわりとした柔らかな線
豊かな曲線で、ふっくらな輪郭と丸い目が特徴。
お話といい、「田中ユタカ」センセみたいな系統ですね。
えっちですが、純な雰囲気を失わない女性キャラたちは非常に良く、↓表紙で釣り上げられた方も満足できると思います。
ただ、引き絵など、たまに手抜きのようなコマがあるのが気になりました。
わざわざ書くまでもないですが、成年ではないので細かな描写はありません。

こちらの単行本は開いてすぐ「もくじ」があるんですが、その背景が各話のえっちシーンになっておりました。
なんだか漫画の期待感が増すんですよ。
些細なことなんですが、非常によい構成で新鮮でした。

とにかく「杏咲モラル」センセの女の子絵が気に入るかどうかだけの単行本です。
あまりピンと来なければ見送った方が良いでしょう。

ここでキスして.jpg

ここでキスして / 杏咲 もらる

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■一撃悩殺サツキ先生 (じゃみんぐ)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・巨乳
・おまけ: あとがきらしきもの、作品解説、
      単行本に際して修正あり。
・その他: 短編×9(うち「一撃悩殺サツキ先生」×4)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「じゃみんぐ」センセの「一撃悩殺サツキ先生」です。

いいですね、でかいですね、ということで…。
こちらは十年以上の実績を持つ、「じゃみんぐ」センセの最新刊です。
↓表紙とタイトル「一撃悩殺サツキ先生」ってのでだいたいの想像ができてしまうところが素敵です。
大まかにはその通り。

そんな訳で、単行本メインの表題作「一撃悩殺サツキ先生」
こちらは読み切りだった0話と、その後連載となった3話から構成されています。
男勝りな女教師「サツキ先生」は空手部の顧問。
その性格も豪快で男性のようなんですが、「爆」という冠が相応しい、やたらな巨乳でもあったのです。
「サツキ先生」はその身体をうまく利用し、弱小空手部を導いていくのでした。
大まかにはそんなお話。

サツキ先生.jpg
※そんな訳で空手部顧問「サツキ先生」です。
 でかいです。どうでもいいですが、道着の下はちゃんとシャツ着ましょうね。

ストーリーから外れる0話は合宿での風景。
もともとは短編漫画だったらしく、後の話とはキャラが若干だけ異なっておりました。
部員たちがいる男湯に全裸で堂々と普通に入ったりしてます。
格安で泊めてもらっているから、なーんて理由つけてましたが、豪快さんですね。
1話からは試合で勝った事がないという弱小空手部を率いて活躍していくお話。
都大会で優勝したら…、ってな展開は先生モノの定番でしょう。
そんなアメはあるものの、”付いて来れれば”と言っていた特訓はかなり厳しい様子。
皆さん頑張ったんですね(笑)
その後、ガラの悪い連中に連れて行かれた部員を機転利かせて救出したり、部費のためにえっち動画への出演をあっさり快諾するなど豪快を通り越して痛快でした。
(※いちおう顔出しNGとは言っていましたが…ねぇ)
お話は成年漫画のセオリー通りな流れで、期待を裏切らない反面、目新しさはありません。
胸も性格も型破りな「サツキ先生」のキャラに牽引されている漫画でした。
ちなみに、漫画で「サツキ先生」は「立派な教師になるためよ!」とか言ってました。
……まぁ、ある意味では物凄く立派でしょうけどね。

サツキ先生とシスターエイミ.jpg
※左:もうひとつ「サツキ先生」、右:「シスターエイミ」です。
 二人ともでかいですね。「サツキ先生」、上からのアングルも素敵です。

他に収録されている短編はメイドコスプレな妹っぽい娘、社宅妻、シスター、戦隊モノヒロイン、刑務所副所長…という、実にバラエティー豊かな内容。
ひでるさん的に戦隊ヒロイン話「闇のBAROQUE」には期待したんですが、スーツ脱いじゃー駄目。
この手のはサークルAVというとこの同人誌「美少女戦士幻想vol.1 ハリケンブルー青い恥辱」がツボを得たつくりでして、それと比較するとだいぶ落ちると思います。
(※ちなみに雰囲気はソレと同じ「ハリケンブルー」のような感じ。HPによるとセンセ好きらしい)
同様にシスターの話ももヴェールはそのままなんですが、あっさり服脱いじゃってたりして残念。
その他色々感じた点はありますが、「じゃみんぐ」センセが作品解説にて反省されているそのままだと思いました。
表題作が良かっただけに、短編はいまひとつでがっかりですよ。

描きこまれた強い線のやや濃い目な絵柄。
横に長い目と、細かい縦線が特徴です。
さすがにえっち時の描写は問題ない出来栄えでした。
絵柄が大人っぽいので、可愛い女性はあまり合わない印象がありますね。
だいたいは↓表紙・裏表紙で判断できますので、そちらで判断して下さい。

いいものはいい、ということで、教師・道着とかが好きな方には文句なくオススメです。
期待を裏切らない漫画ですから、↓表紙でピン!ときた方は是非手を伸ばして下さい。
できれば、やっぱりまるまる1冊でしっかり読みたかったですねぇ。

一撃悩殺サツキ先生 一撃悩殺サツキ先生
じゃみんぐ (2007/04/09)
司書房
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tag : コスプレハリケンブルー

■薬屋りかちゃん (新井葉月)

★まんがデーター [7/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■□□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 業界話・薬剤師
・おまけ: 作品解説。
・その他: 現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「新井葉月」センセの「薬屋りかちゃん 1巻」です。

あうー。
なんとなく購入前からどうなるか想像できておりましたが、案の定でした。
いちおう漫画ブログ管理人の端くれとして、”読んでおかなければならない”とか思ったんですね。店頭で。
こちらに手を伸ばしたのはそんな理由。
だから、後悔はしてませんよ(笑)

そのお薬は大丈夫ですか?

…なーんて物騒な文字が躍った帯が漫画らしくない漫画。
タミフルとか話題ですからねー。
そんな、時代が呼んだ(かもしれない)「新井葉月」センセの「薬屋りかちゃん 1巻」です。

塩乃樹りか.jpg
薬剤師な主人公「塩乃樹りか」です。
 毎度のようにセクシーシーンを探しましたが…ないですね。あたりまえか(笑)
  
なるほど、「新井葉月」センセは現役薬剤師さんなんですね。
すごい・すごい!
そんな訳で、単に取材したものとは段違いの実務ならではという情報にあふれた、珍しい単行本となりました。

薬剤師な主人公「塩乃樹りか」は小児科門前の「ひよこ薬局」に勤務しておりました。
子供が苦手で日々色々あるものの、こざっぱりとした性格で今日も元気に働くのです。
大まかにはそんなお話。

なんだろ、中途半端なのか。
薬の豆知識、あるいはハウツー本としては情報少ないですし、ちょっとイイ話ではありますが感動にはほど遠く、ギャグでもラブコメでもありません。
主人公「りかちゃん」の成長話…ってのもちょっと違うかなー。
強いて言うなら、業界漫画ですかね。
ただ、ひでるさんはこちらの業界にはさしたる興味がありません。
それは一般の方々も同じことでしょう。たぶん。
わかんないけど(←だったら書くな)
これがよくある芸能界とかゲーム業界なら別かもしれませんが、職業的パンチ力には欠けると思います。
薬屋とか薬剤師の方が見れば楽しめるでしょうけどね。

悩むりかちゃん.jpg
※おまけ:悩むりかちゃんです。

ついでに、単純に漫画として見た場合は正直なところ大いに微妙。
弱い、そしてぬるい。
…まぁ、そのゆるっと感はウリでもあるんですが。
一度読んだらもう十分で、二度目はないと思います。
毎度のことですが、「新井葉月」センセ、ファンの方、もし見てたらごめんなさい。

コマが自由に崩れる少女漫画独特な手法。
ただ、絵柄は瞳がキラキラしたどぎついソレ系統ではないのでご安心を。
(※そんなんだったら最初から買いませんが)
柔らかで素朴ぅーな絵柄。
のびる口と広い頬が特徴で、ふんわりと暖かな雰囲気でした。
コロコロ変化があって楽しいんですけれど、反面個性が強く独特なので人を選びます。
↓表紙のカラーとはだいたい合致しますが、そちらでの判断は危険かもしれません。
できれば、うまく脳内で線に変換するのがいいでしょう。

他では滅多に見られないオンリーワン系列でいいんですが、はっきり言って邪悪なひでるさんには合いません。
悪いとは言いませんが、良いところも少なく。
単純に漫画としてであれば、「新井葉月」センセのファン以外は買わない方が無難。
業界の方、興味ある方ならいいかもしれません。

薬屋りかちゃん 1 (1) 薬屋りかちゃん 1 (1)
新井 葉月 (2007/03/12)
双葉社
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■女の子? [初回限定版] (OKAWARI)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ショートカット
・おまけ: あとがき、描き下ろし「女の子?」(14P)
・その他: 初回限定版はドラマCDつき、短編×10
      (うち「女の子?」×4、「そんなコトもある」×5)
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「OKAWARI」センセの「女の子? [初回限定版]」です。

通常版も発売されていますが、限定の初回版です。
漫画はどちらかで何度か見た記憶あるんですが…単行本はこれが初購入。
白が強い「OKAWARI」センセの絵はさほど好みではなかったんです。

…そんなひでるさんがなぜ購入したかというと、はっきり言って限定だったから(笑)
それと、ふと見たキャストに「海原エレナ」さんがいたから。
こっちのが直接の動機ね。
(※その他声優陣は「三咲里奈」、「松田理沙」など…知ってる人は知っている)
この方は「どどいつ」さんの絵が素敵なPCゲーム「月花美人」からのお気に入りだったので、久々に声が聞きたくなりました。
そーんな理由。

ドラマCD.jpg
※おまけ。こちらが噂のドラマCDです。
 最近こんなん増えてきましたよねー。

そんなオマケCDドラマにも収録された表題作「女の子?」
収録にあたって「OKAWARI」センセが12ページも描き下ろす力の入れようで、帯には「完全版」とされておりました。
主人公「貞本里美」は名前だけでなく、外見も女性っぽい男性。
見ず知らずの「一条和美」とえっちした後、ふと気付いたら自らが女性になっていたのでした。
だいたいそんな内容。

性転換モノですね。
真っ先に思いつくのが「ミカエル計画」とか「堕ちる天使」でお馴染みの「DISTANCE」センセ。
そちらでは「薬」と「憑依」によるものでしたが、こちらは「病気」が原因。
読者が最も期待するであろう、不意に女性になってしまった「里美くん」の微妙な心理描写はこちらでもしっかりと描かれていました。
そんなん好きな人なら楽しめるでしょう。
何もかも綺麗にまとまってしまう後半がややムリヤリ展開でしたが、読後感良いので…まぁ、いいか。
ちなみに、流れとしてはそんな本編とは若干異なるストーリーであったCDドラマのが良いでしょう。
こちらでは漫画で描かれていなかった部分もあって新鮮な反面、漫画とシンクロしていないので「ボクノアイジン[限定版]/艶々」のような読みながら聴くって遊びができません。
やりませんか、ああそうですか。
欲望に身を任せてきっちりえっちしてしまうと、もう二度と戻れなくなっちゃうの……ドーン!!
…みたいな。
嘘ですが、どっかの小太りなセールスマンが出てきそうでしたよ。
こわい、こわい。

里美くんと女の子.jpg
※左:実は男性の「里美くん」、右:電車の女の子、です。
 胸がやたらでかくなるの、こんな系統のお約束ですね。いいなぁ。

話数で言えば実は表題作よりも多いという「そんなコトもある」
主人公「岸本太一」は「加山夏希」と幼馴染みで、朝起こされるような近しい間柄。
「夏希ちゃん」のお友達「小川ゆうこ」は二人が付き合っていないことを確認すると「太一くん」に告白するんですが…。
大雑把ですけれど、おおよそはそんなお話。

よくある幼馴染み系漫画だと安心(?)していたんですが、中盤でびっくり。
ああ、「夏希ちゃん」っ!!
そんな具合で、主人公の「太一くん」以上に驚かされてしまいました。
ものの見事に基本打破されてますね。
成年漫画に慣れた方にはオススメでしょう。

そちらの「夏希ちゃん」、本来は男性ですが先の「里美くん」
おまけに電車えっち系な短編「快楽電車」の娘まで、メインヒロインは皆ショートカットでした。
上の属性はそんな理由でつけました。
色々あるものの、基本的には不幸にならない漫画ですよん。

強く濃い線のすっきり絵。
全体的に白が目立ち、線画のような風情。
(※まぁ、漫画ってーのは線画なんでしょうけれど、それが目立つの)
すらりとした頭身の写実に近い人物絵で、鋭角な目鼻が特徴です。
わかんないですけど、唯一の短編「快楽電車」が最も新しいのかな?違うかな?
単行本中でそちらが最も丁寧でしっかりした線に見えました。
記憶にあった「OKAWARI」センセの絵より全然良かったです。
↓表紙など、カラーになると白黒とは雰囲気異なるのでちょっと注意を。
だいたいはそのままなんですけどねぇ。

こちらは限定版でしたが、まだあちこち書店探せば見つかると思います。
興味ある方はなるたけ早めにどうぞ。
ドラマCDいらん人には通常版もありますよ。

女の子? 初回限定版 女の子? 初回限定版
OKAWARI (2006/10/24)
茜新社
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TENMA COMICS TENMA COMICS
OKAWARI (2006/12/25)
茜新社
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