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■迷子のボクらのHについて (恩田チロ)

★まんがデーター [10/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・むちむち
・おまけ: カバー裏にあとがき漫画「若生さんとわたくしとマンガ」、
      描き下ろし「迷子のボクらのHについて」序章・終章。
・その他: カラー(16P)、短編×13(うち「おとこのこ♂おんなのこ♀」×4、
      「ふぁみげき」×3)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「恩田チロ(おんだ・ちろ)」センセの「迷子のボクらのHについて」です。

いや、夏ですねー。
最近は暑さで目が覚めるようになってしまいました。
そんな訳で、なんだか眠い日々が続いております。
はぁ。

さて、疲れ気味なひでるさんは置いといて、なにげにブログでは全巻取り上げている「恩田チロ」センセ。
4冊目は、中編・短編という構成であった「迷子のボクらのHについて」です。
こないだの「恋するネイキッドガール」、「恋色劣情ガール」は一般系だったので、なんと初単行本「好色チロリズム」に続く成年系なのでした。
単行本の冒頭、巻末には描き下ろし漫画が収録されているんですが、それぞれ序章、終章とされています。
お話的にかかるのは実際「おとこのこ♂おんなのこ♀」だけであったものの、短編なども含めて全体で1つのストーリー、みたいな感覚
ちょっと新鮮でした。
なかなか面白い試みであると思います。
そんな訳で、ちとやり辛いですが↓掲載順のまま書いてみます。

小田なつき
※小田なつきさん
 左は扉絵ですが、妙なまでに可愛かったので掲載。これはいいなぁ。

4ページのカラーショート「迷子のボクらのHについて」は、単行本で”序章”とされている描き下ろし。
「谷本」くんと「池沢」さんのちょっぴり重たさもある、ラブえっち話でした。
夕焼けがために全体は赤くぼやけたような処理になっており、カラー原稿ならではという感じです。
続く「潮馴る(しおな・る)」もカラー原稿。
こちらは6ページのショート。
ツインテールな「奈緒」さんのビキニえっちなんですが、先のショートとは打って変わって明るい内容。
「奈緒さん」はツンデレっぽい要素があり、やっぱり「恩田チロ」センセはこうしたヒロインが巧い方ですね

全4話という単行本メインな中編「おとこのこ♂おんなのこ♀」
クラスメイトに拘束されてしまった、「小田なつき」さん。
同時に彼女を気に入った「三島」さん、「平岡」くんは2人で告白しようと決めていました。
しかし、転校して早々にえっちをする「なつきさん」の姿を目撃してしまった「三島さん」は、彼女縛り上げていたのです。
そんな事実を知った「平岡くん」も複雑な心境のまま欲望に負け、「三島さん」と共に…と、そんな流れ。

えっちストーリーですね。
ラブコメというほどの軽さはなく、また恋愛というほどの雰囲気でもありませんでした。
成年漫画らしくえっちシーンを重視しているだけ、ややお話がパタパタとした印象です

カラー原稿から始まる1話。
実は○○○であった、びっくりな「三島さん」
そうした事実ほか、
他の誰よりも絶対に私の方が好き…だから、許せないの
とか、彼女を好きなあまりちらほら見せるドス黒い欲望が良かったです。
ラストにて周辺の事情が明らかになっており、そのまま2話へと続いております。
えー、詳細は伏せておいたほうが楽しいかな。
色々あって、屋上でされてしまう「なつきさん」
偶然その場に居合わせた「瀬戸一馬」も参加し、またまた複数えっち・前後同時というサンドイッチ状態になってしまうのでした。
見ちゃ……ダメ…ぇっ
そんなことを言いながら、全開であった「なつきさん」が素敵なのです。
あれも研究成果によるものなのかなぁ。
アダルトな魅力がある、眼鏡の所長さんが登場する3話目。
えー、人の家で居候させてもらっている分際で、えっちなんぞ始めないように(笑)
ラストの4話目にて、ようやく「なつきさん」は普通っぽい(?)えっちをするのでした。
制服にエプロンという姿が可愛らしかったので注目。

マキちゃん、杏ちゃん
※左:マキちゃん、右:杏ちゃん
 ツリ目でショートカットな女の子なのですよ。

元恋人同士であった「マキ」ちゃんと「秀隆」くんの短編「夏色商店」
”2年前味わった目の前のカラダの事を思い出すと…”というくだりはえっちですね。
雰囲気的には一般系みたいなお話で、無理矢理イイ感じでまとめようとしているのが微妙。
ほぼ言葉だけで説明されてしまうため、漫画内で勝手に進んでいるような感覚がありました。
パン屋でバイトをする「秋吉姫野」さんの短編「クリームドリーム」
ポップな感覚であった店の制服が可愛いですね。
これは…普通にえっちだけで終わって良かったのではないかなぁ。
ラストページはご都合良過ぎで、げんなり。
そうした2話を考えると、短編「ガールフレンド」の出来栄えは秀逸。
夏祭りを控えた幼馴染み「克広」くん、「杏」ちゃん。
”お互いの恋人と初体験をする”ため、えっちの予行練習をするのでした…。
そんな、よくある連続話の1エピソードみたいな感覚です。
どちらも含みたっぷりな雰囲気であり、色々と背景が想像できて楽しいですね
きっちり前後を描いてほしい方もいるでしょうけれど、こちらはぼやかして正解のような気がしました。

「ふぁみげき」は3話の連続です。
格安な風俗店にて出会った「松沢未央」は、身震いするほどの美人でした。
何故かそんな彼女に気に入られた「伊藤マサキ」は、いつしかアパートへ通うようになっていました。
しかし、そこで出会った彼女の娘「松沢未来」は、元教え子だったのです。
驚く「マサキ」でしたが、2人っきりになると「未来」がえっちを求めてきて…と、だいたいそんなお話。

松沢未央、松沢未来
※左:松沢未央、右:松沢未来
 アダルトな「未央さん」が素敵なのです

うーん、全然悪くはないんですが…これまた随分と男性側に都合の良いネタですね。
「未央さん」らの事情はなるほどなぁ、という感じではあったんですが。
まぁ、あちこち厳しい時代ですから、こんな現代ファンタジーなお話にとろけるのはいい事なのかもしれません。
血の繋がりはないようでしたが、娘「未来さん」は「未央さん」をいくらか幼くしたようなキャラで、双方タイプを楽しめるのでした(笑)
ラストページが、まぁたあまりにも順風満帆過ぎるんですよー。
ここまでだと、ひでるさんはなんかダメ。

巻末に収録された”終章”「迷子のボクらのHについて~おとこのこ♂おんなのこ♀リフレイン~」も描き下ろし。
こちらのポニーテールな彼女は収録では唯一の貧乳キャラで、アクティブな雰囲気も手伝って印象的。
なかなかキャラが立っていましたけれど、どちらかの短編に出てたりするのかなぁ。
ぺらぺらっと過去単行本を確認しましたが、その姿は見つけられませんでした。

やや太めな強い線の絵柄。
そうした線の影響もあるのか色は濃い目で、またごっちゃりと描かれるため、ページ全体は濃厚です。
収録は2006から2007付近と、やや古めな原稿。
もともと巧い方なのでそう気になるほどではありませんが、多少の乱れはあります。
また、モノローグにてぱーっと状況説明する特徴があるんですね。
これは一般系も描かれているための癖かなぁ。
ページ制限もあるため分からないでもないですけど、ひでるさんとしてはあまり良い手法とは思えません。
ここは好みの問題でしょう。
むちむちとしたヒロインらは相変わらず魅力的で、特にショートカット・ツリ目な女の子の可愛さは絶品
そんなんがお好きな方には、直撃で刺さると思います。

「恩田チロ」センセの描かれるヒロインは力があるんですが…お話的には、今一歩という感じがありました。
中編・短編どちらも、もっと肩の力を抜いたようなんでもいいのではないかなぁ。

迷子のボクらのHについて

迷子のボクらのHについて (ワコーコミックス)


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tag : ショートカットラブコメポニーテールツインテールファンタジー

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