■ぱいぐるみ (シュガーミルク)
★まんがデーター [9/15]
・絵 :■■■■□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストページ、
カバー裏に漫画「ぱいぐるみ・プロローグ」、
カラー描き下ろし「ぱいぐるみ」
・その他: 初単行本、カラー(16P)、短編×12。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シュガーミルク」センセの「ぱいぐるみ」です。
またまた初単行本です。
今日は「シュガーミルク」センセですね。
これは甘そうなお名前ですねー。
…というか、こちらがタイトルみたい。
さて、そんな「シュガーミルク」センセの初単行本「ぱいぐるみ」です。
お名前とは異なり、なかなか甘くはない単行本。
人妻、女教師など、全体的には年上系の多い短編集でした。
絵はそうしたネタと合って大崩れもなく良いんですが、お話はやや弱めだったと思います。
とりあえず、方向性が決まるだけでも違ってくるのではないでしょうか。
※左:麻衣さん、右:静穂さん
人妻短編です。こうした初々しい感じがいいと思います。
兄「完治」とその妻になった「麻衣」、弟「啓介」という三角関係のお話「ブラザーギフト」
幼馴染みだった3名のうち、もともと「麻衣」と長く付き合っていたのは「啓介」でした。
しかし、東京に就職した後に海外出張となり、その間に残った2人は結婚していたのです。
帰省して久しぶりに「麻衣」らと再会した「啓介」は…と、だいたいそんな展開。
過去の関係もあって、あっさり陥落してしまう「麻衣さん」
なーるほど、そういう展開でしたかー。
寝ている兄「完治」のすぐ隣でのシチュエーションほか、放尿描写までありました。
いや、気付くでしょーって、突っ込みたかったんですが、オチがため納得。
あの事実を知ったら、彼は愕然とするでしょうねぇ。
冒頭のカラー原稿部分も良かったです。
「ボイストラップ」は「田淵裕也」とお隣に住む人妻「静穂」さんのえっち短編。
毎晩のように隣から聞こえる声で、どうにも落ち着かない「裕也くん」
旦那が出張した夜にも同様の声が聞こえ、興味をもった彼は隣を訪ねてみることとしたのでした。
髪型かな。
いかにも若妻という風情が素敵だった「静穂さん」
なんのかんの言いながらも積極的で、急に旦那が戻って隠れていた際にも自ら動いておりました(笑)
こちらはコメディーにして正解だったと思います。
義母「麻美」さんと「真人」くんの「義母の方程式」
再婚した「麻美さん」ですが、夫「雅史」は大企業の社長でどうにも仕事が忙しく、もう3週間も会っていませんでした。
その息子「真人くん」には良く思われていないらしく、目の前でえっちビデオを見せられるなとセクハラまがいの嫌がらせをされており…という流れ。
「真人くん」が良い感じでなかっただけ、「麻美さん」の豹変シーンからの逆襲が非常に心地よいです。
普段のほわほわとした感じとのギャップも素敵。
結局うまく収まってしまう流れもいいですねー。
あれで母親らしいかは疑問ですが。
「バイバイ・リメンバー」は叔母「みゆき」さん。
えー、どうでもいいですが、思い切り出世前の子をまたがないように(笑)
目覚めていきなりあの光景は目の毒ですよね。
そんなこんなで、いかにも「ミチ」くんが若さを爆発させる話っぽいんですが…これ「みゆきさん」から誘うパターン。
それが、ああいったオチになるとは、ちょっと意外でした。
普通に憧れなお姉さんとのラブラブえっちで良かったと思うんですけど。
※花川観礼さん
個人的にはコレ。ひでるさん、こういったキャラが刺さるんですね。
成績優秀で、クラスでは最も美人という「花川観礼」さんの「1/20の恋の花」
手紙で「観礼さん」から呼び出された「山下」くんは告白を受けるんですが…その対象は彼の股間だったのでした。
これはツンデレちっくな「観礼さん」ですね。
指で触っていたら、「さっさとしてよ、童貞じゃないんだから」とか、怒られてしまいました(笑)
えっちでいいですねー。
度胸は満点なようで、「藤木」くんに見つかるかどきどき~というシチュエーションでも、うろたえる「山下くん」を横目にえっちを続けていました。
すっかり馴染んできたのに弱腰なままであった彼に対し、不機嫌になるところが可愛らしいですね。
即えっち系「好きですお姉さん」はかなり無理矢理な展開。
お話はともかく、ヒロインは色っぽくて良かったです。
眼鏡の教師「野村美鈴」さんの「女教師と呼ばれて」も同様なスピード展開でした。
男子校なのかなぁ。
クラス全員参加の複数えっちパターンなんですが、特に脈略ありません。
教師「美鈴さん」が個性的なビジュアルで目立っていただけ、ちょっと残念ですね。
表題作「ぱいぐるみ」はカラー原稿の描き下ろし。
こちらは…タイトルの説明漫画みたいな感じですかね。
なるほど、そんな意味でしたか。
カバー裏にはプロローグ漫画もあったので、ぜひそちらも一緒にどうぞ。
※左:教師「野村美鈴」、右:アイドル「成宮チイ」
キャラはいい感じですねー。
ほか、カラー原稿から始まる「ラブチャレ!」はアイドル「成宮チイ」とマネージャーのお話。
せっかくアイドル(どっちというと新人女優かな?)なのに仕事風景はなく、演技指導というネタでえっちしまくるパターンです。
彼女が過剰なまで役に入ってしまうこともあり、なんだかガチャガチャとまとまっていない印象でした。
預かった甥っ子「春斗」くんと「茜」さんの「ラッキーゴール」
あとがきによると一番人気だったそうですが、個人的には意味わかりません。
受験のため、ナーバスになっていた甥を慰める(鼓舞する?)漫画でいいのかな。
特に、冒頭の洗濯物シーンは明らかに変。
お話の流れはともかくとして、オチ部分もあれではないと思います。
「ミッドナイトドリーム」はデビュー作だそうです。
兄妹の近親話なんですが…多少極端なものの、けっこうリアルかもしれません。
(※お兄ちゃんがあー変わったら、「智子」さんがそのままというのは別居でもしていない限り無いと思う)
なお、途中には「シュガーミルク」センセのロリ絵があるので、注目。
ビジネス短編「ハードレクリエーション」は逆にリアリティまるでなく、いかにも想像で描いたようなお話。
これは駄目。
くっきりとした線の絵柄。
あとがきによると、処理の変化から新しい原稿については細めな線になっています。
そのためか、あるいは全体的にレベルアップしているのか、なんとなく洗練された感じがありました。
濃淡は適度なくらい。
ページはややごっちゃりな感じでしたが、比較的大きめな絵なのであまり見辛さはありれません。
バランスも良好で、違和感ある部分はなかったです。
キャラはすっきりとしたお姉さん系。
判断は紹介帯の裏面がいいでしょう。
絵的にはほぼ問題はないと思いますが…なんとなーく漫画が分かり辛く感じています。
表現か、構成か、あるいは単純にページが足りないだけなのか、いまいち定かではありませんでしたけど…。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・綺麗でえっちな若妻が巧いです。全体ではやや不安定でした。
・お話は今一歩という印象。「ボイストラップ」のようなコメディーちっくな方がいいかも。
・人妻系が目立つものの、特にコレというネタはありませんでした。
合計:[9/15]
たまならばいいですが、唐突な展開ばかりでお話は微妙。
ただ、全体的に悪いほどではなかったので、より安定するだろう次の単行本に期待しましょう。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■□
・話 :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年上
・おまけ: あとがき、作品解説、ゲストページ、
カバー裏に漫画「ぱいぐるみ・プロローグ」、
カラー描き下ろし「ぱいぐるみ」
・その他: 初単行本、カラー(16P)、短編×12。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「シュガーミルク」センセの「ぱいぐるみ」です。
またまた初単行本です。
今日は「シュガーミルク」センセですね。
これは甘そうなお名前ですねー。
…というか、こちらがタイトルみたい。
さて、そんな「シュガーミルク」センセの初単行本「ぱいぐるみ」です。
お名前とは異なり、なかなか甘くはない単行本。
人妻、女教師など、全体的には年上系の多い短編集でした。
絵はそうしたネタと合って大崩れもなく良いんですが、お話はやや弱めだったと思います。
とりあえず、方向性が決まるだけでも違ってくるのではないでしょうか。
※左:麻衣さん、右:静穂さん
人妻短編です。こうした初々しい感じがいいと思います。
兄「完治」とその妻になった「麻衣」、弟「啓介」という三角関係のお話「ブラザーギフト」
幼馴染みだった3名のうち、もともと「麻衣」と長く付き合っていたのは「啓介」でした。
しかし、東京に就職した後に海外出張となり、その間に残った2人は結婚していたのです。
帰省して久しぶりに「麻衣」らと再会した「啓介」は…と、だいたいそんな展開。
過去の関係もあって、あっさり陥落してしまう「麻衣さん」
なーるほど、そういう展開でしたかー。
寝ている兄「完治」のすぐ隣でのシチュエーションほか、放尿描写までありました。
いや、気付くでしょーって、突っ込みたかったんですが、オチがため納得。
あの事実を知ったら、彼は愕然とするでしょうねぇ。
冒頭のカラー原稿部分も良かったです。
「ボイストラップ」は「田淵裕也」とお隣に住む人妻「静穂」さんのえっち短編。
毎晩のように隣から聞こえる声で、どうにも落ち着かない「裕也くん」
旦那が出張した夜にも同様の声が聞こえ、興味をもった彼は隣を訪ねてみることとしたのでした。
髪型かな。
いかにも若妻という風情が素敵だった「静穂さん」
なんのかんの言いながらも積極的で、急に旦那が戻って隠れていた際にも自ら動いておりました(笑)
こちらはコメディーにして正解だったと思います。
義母「麻美」さんと「真人」くんの「義母の方程式」
再婚した「麻美さん」ですが、夫「雅史」は大企業の社長でどうにも仕事が忙しく、もう3週間も会っていませんでした。
その息子「真人くん」には良く思われていないらしく、目の前でえっちビデオを見せられるなとセクハラまがいの嫌がらせをされており…という流れ。
「真人くん」が良い感じでなかっただけ、「麻美さん」の豹変シーンからの逆襲が非常に心地よいです。
普段のほわほわとした感じとのギャップも素敵。
結局うまく収まってしまう流れもいいですねー。
あれで母親らしいかは疑問ですが。
「バイバイ・リメンバー」は叔母「みゆき」さん。
えー、どうでもいいですが、思い切り出世前の子をまたがないように(笑)
目覚めていきなりあの光景は目の毒ですよね。
そんなこんなで、いかにも「ミチ」くんが若さを爆発させる話っぽいんですが…これ「みゆきさん」から誘うパターン。
それが、ああいったオチになるとは、ちょっと意外でした。
普通に憧れなお姉さんとのラブラブえっちで良かったと思うんですけど。
※花川観礼さん
個人的にはコレ。ひでるさん、こういったキャラが刺さるんですね。
成績優秀で、クラスでは最も美人という「花川観礼」さんの「1/20の恋の花」
手紙で「観礼さん」から呼び出された「山下」くんは告白を受けるんですが…その対象は彼の股間だったのでした。
これはツンデレちっくな「観礼さん」ですね。
指で触っていたら、「さっさとしてよ、童貞じゃないんだから」とか、怒られてしまいました(笑)
えっちでいいですねー。
度胸は満点なようで、「藤木」くんに見つかるかどきどき~というシチュエーションでも、うろたえる「山下くん」を横目にえっちを続けていました。
すっかり馴染んできたのに弱腰なままであった彼に対し、不機嫌になるところが可愛らしいですね。
即えっち系「好きですお姉さん」はかなり無理矢理な展開。
お話はともかく、ヒロインは色っぽくて良かったです。
眼鏡の教師「野村美鈴」さんの「女教師と呼ばれて」も同様なスピード展開でした。
男子校なのかなぁ。
クラス全員参加の複数えっちパターンなんですが、特に脈略ありません。
教師「美鈴さん」が個性的なビジュアルで目立っていただけ、ちょっと残念ですね。
表題作「ぱいぐるみ」はカラー原稿の描き下ろし。
こちらは…タイトルの説明漫画みたいな感じですかね。
なるほど、そんな意味でしたか。
カバー裏にはプロローグ漫画もあったので、ぜひそちらも一緒にどうぞ。
※左:教師「野村美鈴」、右:アイドル「成宮チイ」
キャラはいい感じですねー。
ほか、カラー原稿から始まる「ラブチャレ!」はアイドル「成宮チイ」とマネージャーのお話。
せっかくアイドル(どっちというと新人女優かな?)なのに仕事風景はなく、演技指導というネタでえっちしまくるパターンです。
彼女が過剰なまで役に入ってしまうこともあり、なんだかガチャガチャとまとまっていない印象でした。
預かった甥っ子「春斗」くんと「茜」さんの「ラッキーゴール」
あとがきによると一番人気だったそうですが、個人的には意味わかりません。
受験のため、ナーバスになっていた甥を慰める(鼓舞する?)漫画でいいのかな。
特に、冒頭の洗濯物シーンは明らかに変。
お話の流れはともかくとして、オチ部分もあれではないと思います。
「ミッドナイトドリーム」はデビュー作だそうです。
兄妹の近親話なんですが…多少極端なものの、けっこうリアルかもしれません。
(※お兄ちゃんがあー変わったら、「智子」さんがそのままというのは別居でもしていない限り無いと思う)
なお、途中には「シュガーミルク」センセのロリ絵があるので、注目。
ビジネス短編「ハードレクリエーション」は逆にリアリティまるでなく、いかにも想像で描いたようなお話。
これは駄目。
くっきりとした線の絵柄。
あとがきによると、処理の変化から新しい原稿については細めな線になっています。
そのためか、あるいは全体的にレベルアップしているのか、なんとなく洗練された感じがありました。
濃淡は適度なくらい。
ページはややごっちゃりな感じでしたが、比較的大きめな絵なのであまり見辛さはありれません。
バランスも良好で、違和感ある部分はなかったです。
キャラはすっきりとしたお姉さん系。
判断は紹介帯の裏面がいいでしょう。
絵的にはほぼ問題はないと思いますが…なんとなーく漫画が分かり辛く感じています。
表現か、構成か、あるいは単純にページが足りないだけなのか、いまいち定かではありませんでしたけど…。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・綺麗でえっちな若妻が巧いです。全体ではやや不安定でした。
・お話は今一歩という印象。「ボイストラップ」のようなコメディーちっくな方がいいかも。
・人妻系が目立つものの、特にコレというネタはありませんでした。
合計:[9/15]
たまならばいいですが、唐突な展開ばかりでお話は微妙。
ただ、全体的に悪いほどではなかったので、より安定するだろう次の単行本に期待しましょう。
ぱいぐるみ (ホットミルクコミックス) (2009/11/10) シュガーミルク 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
tag : コメディー