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■ストロベリー・ファクトリー (OKAWARI)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・ストーリー
・おまけ: あとがき、描き下ろし(22P)
・その他: 11話収録(全て表題作・1巻完結)
※初回限定版はドラマCD、一部はタオル付きもあり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「OKAWARI(おかわり)」センセの「ストロベリー・ファクトリー」です。

なんだか山積み具合がもこもこしていました。
よくよく裏面を見てみると…ありました、”一部専門店にて取扱い”という限定版。
タオル付きなんですね。
勿体ないので開封してませんが、どうやらイラストは目次部分(後方折り返し)になっているみたい。
間違っても、外では使えませんね(笑)
ただし、そちらはドラマCDもついてかなり高額な本となっているので要注意。
手に取ったその際は気付きませんでしたが。

そんなこんなで、「OKAWARI」センセの最新刊「ストロベリー・ファクトリー」です。
こちらでも紹介しました「女の子?」に続いて、初回限定のある単行本。
前述したタオル付きは一部のみ、普通はまたまたドラマCDが添付しております。
そちらは0話「出会い」部分と、1話「転校生」に描かれていなかったオリジナルの引っ越しエピソード。
主要ヒロイン3名でいちゃいちゃしておりましたよー。

胡桃、ゆりえ、真実
※ストロベリー・ファクトリーな3名
 しかし、やたらなミニスカートですね。
 
単行本の構成は、全て表題作という長編。
コレという目立つ派手さはないものの、バランスの良い漫画であると思います。

シャルム学園でカリスマと呼ばれる「白神ゆりえ」は、”宇宙人保護機関”のメンバー。
宇宙人化ウィルスの感染者が原因とされる、新宿で起きた4年前の惨劇。
こちらを回避するため、感染者らを捜索・保護するべく活動しておりました。
正式に地区配属となった「ゆりえ」は、同じくウィルス抗体を持ち、ワクチンたる存在の「続石真実(つづきいし・まなみ)」、「桐生胡桃」らとチームを結成。
さっそく捜索を開始していたところ…隣に住んでいた「及川直哉」に、宇宙人の前兆である「スターブ」のサインを発見。
宇宙人保護法42条2項により、「胡桃」言うところの”ストロベリー・ファクトリー(宇宙人保護機関9課)”は彼を保護するべく同居生活を始めるのでした。
…だいたいこんなんで良い筈。

簡単に言えば、タイプ異なる女の子らとのドキドキ同棲話
頻繁にえっちする大義名分をウィルスに求めており、複数ヒロインを相手にする理由・説明も同様ですね。
そう無理矢理な感じはないです。
さらに、組織・事件などが直接絡んでいるため、単にいちゃいちゃしてるだけのストーリーではありませんでした。
その辺りはややページ足らずという気もしますが、長編の成年漫画としてはかなりバランスの取れた良作品に仕上がっていると思います

続石真実、桐生胡桃
※左:続石真実、右:桐生胡桃
 なかなか良いキャラでした。いいスタイルですね。

ドラマCDにもなっている、0話「出会い」はプロローグ。
舞台説明とキャラの顔見せですね。
いくつかのキーワードが提示され、ややこしさはありますが気にせず読み進めるのが良いと思います。
そのうちなんとなく把握できるので。
こちらでは、主要ヒロインたる3名のそれぞれ個性をお楽しみ下さい。
女性だけのえっち対決もいいですね
ショートカットの「真実ちゃん」が可愛いかったです。

1話「転校生」、2話「生き残り」
ここから視点は「直哉くん」となっています。
導入でなかなかえっちシーンを挟み込みにくいところでしたが、はっちゃけてる「胡桃さん」がため、無事回避。
その一方で、転校してきた美少女「ゆりえさん」が”カリスマ”と呼ばれていただけの魅力を遺憾なく発揮しています。
「直哉くん」を感染者と特定した2話でも、彼女単独でえっちをしていますね。
いかにも「胡桃さん」は騒ぎそうな場面ですが…残る2人をどうなだめたのかなぁ。

学園での描写となる3話「保護と代償」
こちらでは「胡桃さん」・「真実ちゃん」との屋上えっちです。
喋りとは裏腹に、あっさり陥落してしまう「胡桃さん」
いい賑やかしキャラです。
逆に「真実ちゃん」は真面目なタイプで、単独えっちとなっている4話「小さなウソ」ではもう完全に任務外でした。
続く4.5話「夜の姫」では「胡桃さん」が彼の寝込みを襲うお話。
このあたりも性格が出てますねー
ちゃっかり、その後に続いていた「真実ちゃん」は、これまたキャラ通り。
じっくり見てみると、その前の「胡桃さん」が頑張っているコマの隅でしっかり頬染めておりました。
聞いてたのね(笑)

白神ゆりえ、と…
※左:白神ゆりえ、右:秘密の3名
 「ゆりえさん」は正ヒロインたる魅力がありました。右の3名は…?

過去描写のある5話「ガレキの記憶」
「直哉くん」争奪を繰り広げる2人と違って、距離をもっていた真打ち・正ヒロインの「ゆりえさん」が再び登場。
普段はツインテールな彼女ですが、冒頭シャワーシーンでのストレート髪も抜群ですよ。
えっちシーンでも途中で髪を解いていましたね。
そんなんで、ちゃんと「スターブ」のサインを見極めていたところは、さすがリーダーです。
なお、こちらは水着・ローションで、液体描写も派手なえっちが繰り広げられていました
6話「チェンジ」は皆さんメイド姿。
初の4人プレイになっていましたが…いままで争奪戦には加わらなかった「ゆりえさん」が、なにゆえここは参加したのか、物語の折り返しとなるエピソードになっています。
3名並んだ「お好きなものをお選びください」あたりがいいですねー。
ちなみに、ここで「直哉くん」が選んだのは「真実ちゃん」でした。
おお、同じチョイスだ!
これは単に彼女が中央だったためかな。
なお、「ゆりえさん」が気持ちを見せる(気付いた?)ようになったのは、このあたりからでしょう。
7話「STAVE」からクライマックスなので、詳細は伏せますね。
いままで漠然としていたものが、ここである程度理解できると思います。
「ゆりえさん」のキスシーン、かなり積極的になっている様にご注目下さい。

丁寧な線のすっきり絵柄。
濃淡は薄く白比率が高めです。
お話が盛り上がってくるとページが線でいっぱいになるため、やや見辛さがありました。
ただし大崩れはなく、あちこちのバランスも良いため、画面としては安定しています。
(※個人的にはもう少々色があってもいいかなぁ、と思います)
すっとした高い身長でリアル寄りな人物絵。
細いスタイルの割には、皆さん立派な大きさの胸ですよ
(※「真実ちゃん」はお尻強調された描写がありましたが、センセの絵はやっぱりバストだと思います)
クドさはなく適度なくらいに漫画っぽさもあり、清涼感ある可愛らしいヒロインです
全体的に、前作「女の子?」より洗練された印象がありました。
カラーになってもそう変化はしていないので、判断は↓表紙・裏表紙がいいでしょう。

【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・極端には彩色前みたいな線画ですが、違和感はありません。安定・洗練された作画です。
・成年漫画の長編としては適度なストーリー具合でした。
・極端でないSFちっ描写と、それなりに自然なえっちシーンが巧くかみ合っていると思います。
合計:[12/15]
なかなか良い長編漫画でした。
1冊で完結ですが、長さとしても適度なくらいだったと思います。

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(2009/11/27)
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 まんがとの出会いは一期一会。そんな、漫画の魅力についてのんびり書きたいと思います。
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