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■ぶらこんッ!? (いとうえい)

★まんがデーター [15/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■■
・属性 : 近親・恋愛
・おまけ: あとがき漫画、合間にラフ絵・コメント、
      カバー裏に4コマ「渉ちゃん11才」
・その他: 短編×6。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「ぶらこんッ!?」です。

…きました、祭りの2日目です。

最近ひでるさんの至福な時間と言えば…何と言っても寝る前。
休日の朝というのもなかなか捨て難いんですが、やっぱり眠りに落ちるぎりぎり直前あたりが一番でしょう。
全ての事柄から解放される瞬間ですよ。
なーんも考えなくていいですし。
もう1つは、やっぱり好きな漫画家さんの単行本を読んでいる最中ですかね。
特にブログを始めてからは、そんな時間を持つことがなかなか厳しくなってしまいましたから。

ちなみに、ここで紹介している単行本らはたいてい寝る直前に読んだものを後で文章化するんですが…近頃は1冊読み終わる前に落ちてしまうコトもしばしば。(※ぶっちゃけ、昨日は数ページ読んだだけで寝ておりました。電気つけっぱなしです)
いつもぎりぎりな状態でお送りしております。

百合さん、桜さん
※左:百合さん、右:桜さん
 姉チームです。スタンスは異なっていますが、どちらもベタ惚れでした。

そんなこんなで、本日はひでるさんが大ファンである「いとうえい」センセです。
ついこないだ「お姉さんじゃダメかしら?」を発売したばかりなんですが、またまた新刊が発売されました。
ここ3ヶ月は「いとうえい」センセ祭りなんですねー
ぴーひゃらら、どんつく、どんつく…。
ひでるさんも幸せの真っ只中です。
勝手に言葉もポンポンと浮かんでくるので、(良い・悪いは別にして)ブログにも安心。

さて、今回の「ぶらこんッ!?」は一般系単行本。
えっち・直接表現はなく、セクシー描写も多少なくらい。
”恋する女子”という、恋愛ちっくなネタになっているのです。
…まぁ、タイトルそのまま全て近親なんですけれどねー。
コメディーからシリアスまで、”近親恋愛中な妹や姉がずらりと3名ずつ登場”するという、オムニバス形式になっておりました。
これがまたどれも面白いのよ

前述しているとおり、ひでるさんは「いとうえい」センセのファンなので評価は通常よりもだいぶ甘いかもしれません。
ただ、マイナス点がまったく見つからないんですねー。
このブログでは何度か合う・合わないということを書いておりますが、好みとぴったり合致してしまうので仕方ないです。
「そういった考えもあるんだーねー」という具合に考えていただければ幸いです。

まずはカバー裏を飾っている姉3名から。
「Vol.1」は姉「百合」さんと弟「潤」くん。
周囲からブラコンと認識され、またそれを隠そうともしていない「百合さん」
高校進学した「潤くん」に合わせ、退寮して再び同居することとなったのです。
しかし、3年振りに会った彼は仔犬のようだった過去のイメージとは裏腹に、すっかりイケメンになっていたのでした。
…と、だいたいそんな導入部。

あら、成長期の男の子はこんなモンよ
とか母親が言っておりましたが、その通りでしょうねー。
ちゃんと性格・精神的に成長が見られないあたりも、そんなモノだと思います。
普通にお風呂へ入ってこようとするあたりには、ちょっとドキドキ(笑)
「潤くん」本人にまったく悪気がないだけ、「百合さん」は大変ですね。
まったくえっちなことをしないか、はたまた純粋にしようとするのか、というどちらかでしょう。
クライマックス部分もそんな感じでした。
ベタですが、期待通りです。
ただ、あれだけラブラブだった2人が、3年もの間1度も顔を会わさなかった~というのは、やや違和感あったかなぁ。
自然にどちらかが無理やりにでも会いに来ようとすると思います。
なお、何気にこちらの漫画では「百合さん」のバストトップまで描かれたお風呂シーンがありました。
これはサービスですかねー。

普通はイメージカットという扉絵からネタになっていた「Vol.4」
自己陶酔っぽい姉「佐々木泉」は、弟「洋一」が大好きな一種の変人。
いつもはそんな姉を邪険にしていた「洋一」でしたが、ふとしたタイミングで階段から転げ落ちてしまいました。
幸いなことに無事であったものの、ぶつけた衝撃がためか「泉」の想い描くそのままな性格になっており…という展開。

近親のタブーな部分を逆手に、コメディーへと変換した見事な傑作
半開きの目が怪しい、姉「泉さん」
弟にラブラブで危険な思考の持ち主なんですが…うん、なるほど。
言っていることはやたら非常識なんですが、彼女はちゃんとそうした自覚もあるんですね。
ボケと突っ込みという立場であった2人が、ボケがそれと認識されず全て容認されてしまう~というような感じ。
後半に「泉さん」があーなってしまうのは、当然なことでしょう。
あとがきでも言われていたそのまま、彼女は「いとうえい」センセの代弁者的なキャラクターでした
だからまた面白いんですねー。

女装な弟「樹」と姉「桜」の「Vol.5」
弟「樹くん」が可愛くてたまらない姉「桜さん」
小さい頃に着せ替え人形として遊んだことなどから、すっかり女装趣味になっていたのでした。
また困ったもので、それがやたらめったら似合っているのです。

上記カップルらとはまた違った立場の姉弟ですね。
あたり前のように女装をしていた「樹くん」
途中にありました、”この下ってどうなってるんだろう”が非常に良かったです
ここは漫画とのユニゾン体験な感じでした。
「樹くん」は女性モノ服は無論のこと、下着にまで抵抗感がまるでないらしく、「桜さん」の疑問に答えて目前でそんなんを着用していました。
(※念のため:背中からの絵なので、リアルには描かれていません。悪しからず)
…そりゃ、クラスで大変な目にもあうわな。
でも、穿いたのは誰の下着なのかな?
折り返し部分でしたが、「樹くん」は何気に男性で唯一カバーに顔を見せています。

妹「渉ちゃん」、姉「泉さん」
※左:妹「渉ちゃん」、右:姉「泉さん」
 色々なデータ(漫画内描写)を比較して、”最強の妹選手権”をやってみたいですねー。

続いて、↓表紙を飾る3名の妹らの短編。
妹「亜矢」とお兄ちゃんの「Vol.2」
あちこちの言動を見ている限り、年上である兄にはそういった感覚がまったくありません。
なんというか彼が健全なキャラであったため、間違いなく恋愛関係には発展しないカップルなのです。
ついでに言えば、「亜矢ちゃん」もまだまだ子供。
ちょうど思春期であり、たまたま身近な異性を意識してしまったのでしょう。
なかなか良いお兄ちゃんなようでしたし。
(※比較したりして、なかなか「亜矢ちゃん」には彼氏ができないかもしれないなぁ……いや、んなことないか)
こちらもサービスなのかな、途中にあった着替え中の「亜矢ちゃん」がいかにも成長前というスタイルで良かったです。
次に登場している年下(だろう)な「渉ちゃん」よりも色気ないんですねー(笑)

カバー裏までばっちりと占拠していた、最強に近い妹「渉ちゃん」登場の「Vol.3」
兄「隆」が大好きな妹「渉」
それはやや欲望がはみ出すほどに過激なもので、
躰が熱くなって子宮にキちゃう。今すぐにでも一線を乗り越えてしまいたい……っっ
とか、寝ている兄を目前によだれを垂らしておりました。
それでいて”実力行使は最終手段”というこだわりがあったため、いつまでも想いを遂げられずにいたのです。
(お兄ちゃんの貞操は守られていたのです)
しかし、めげない「渉」の暗躍によって両親は出掛けてしまい、ついに2人っきりとなって…と、そんな感じ。

↑上に台詞を掲載しましたが、「渉ちゃん」はそんな感じの妹。
まったく現実感はないものの、抜群に面白い娘さんでした
雰囲気的には、「こどものじかん/私屋カヲル」の「九重りん」が近いかな。
ただ、こちらの「渉ちゃん」らは近親でより近しい関係であるためか、さらに過激さが増しておりました。
かなり早熟であったことが逆に美学(※お兄ちゃんから手を出す)を持つ結果となり、それがいちおうブレーキになっているのです
この力配分は見事です。
また、家庭内だけにとどまらず、彼女はどうやら町内レベルにまで影響範囲を持っている様子。
ここに関しては、史上最強の妹「メグちゃん」よりもさらに上手だと思います。
あれは…今後逃げ切れそうにないですね(笑)
おそらくは、想いを遂げる(られる)こととなるでしょう。
今回収録では姉「泉さん」に匹敵する暴走キャラで、ひでるさんのお気に入りです。
ぜひ彼女をメインで1冊描いてほしいです

菫ちゃん、亜矢ちゃん
※左:菫ちゃん、右:亜矢ちゃん
 妹チームです。お兄ちゃんにその気があるか・ないか、は大きなポイントでしょう。

最終の「Vol.6」はシリアスちっく。
両親の離婚がため、こっそり月に1度会って近況報告をしていた兄「悟」と妹「菫(すみれ)」
いつしかその逢瀬は、特別な意味を持つようになっていたのでした…。
詳しくは描かれていませんが、離れてしまった兄妹。
お互いの成長を間近で確認できなかっただけ、感情が芽生えても不思議ではありません
そうした訳で、巻末収録のこちらはもっともリアルな近親設定になっております。
ああして毎月会うようになったのも、おそらくごく数年くらいからのことではないかなぁ。
(※子供同士が示し合わせて密会するというのは考え難いですからねー)
容易に真情を吐露できないため、中盤の指輪のシーンがやたら効果的に作用していました
また、「菫ちゃん」がちゃんと気付いちゃうんですよねー。
女の子だー。
こんなリアルちっく近親話がどう決着してしまうのか、ぜひ単行本でどうぞ。

作画についてはまったく問題ありません。
丁寧で描き込みも細かく、あちこちバランスに優れております。
今回は全体的にはっちゃけた感じが強く、ややコメディー寄りでした。
洗練された綺麗な絵と表現力ある漫画部分であまり問題ないとは思いますが、多少の癖があります。
ここは↓表紙・裏表紙にてご判断下さい。

こうした6話の近親漫画を読み終わった後に収録されている、「いとうえい」センセのあとがき漫画ページがこれまた秀逸。
こちらの単行本、メインの各話は無論のこと、あとがき・カバー裏の4コマに至る全てを含めて”近親恋愛っていいよね?”というセンセの熱意がこもった、完成度の高い1冊に仕上がっていました

ぶらこんッ!? (アクションコミックス)ぶらこんッ!? (アクションコミックス)
(2009/07/10)
いとう えい

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★いとうえいセンセの漫画紹介記事
秘密の関係
 初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」などいまだに好みな単行本です。
少女図鑑
 5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
少女図鑑DX
 上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
LOVE!!恋の翼を探して
 近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
恋の涙と愛の蜜
 明るいコメディータッチなフェチ短編集。
キスより大切
 「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
ぷりプロ ~Princess+Propose~
 お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
お姉さんじゃダメかしら?
 お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。


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