■パピィラバーズ (甘詰留太)
★まんがデーター [13/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]フルカラー・ラブコメ
・おまけ: あとがき、合間におまけイラスト。
・その他: カラー(128P)、14話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「甘詰留太(あまづめ・りゅうた)」センセの「パピィラバーズ 1巻」です。
なにげに見て驚きました。
夏ごろに発売という「クイーンズゲイト スパイラルカオス」が凄いですね。
あれは…もともと本で発売されてるからいいのか。
こうしたごった煮ゲームが「コナミワイワイワールド」から好きなんですねー。
これで「アテナ」と「ヴァリス」の「優子」が出れば良かったんですが。
無理か。
さて、本日はすっかり一般漫画家さんな「甘詰留太」センセです。
新刊は「パピィラバーズ[puppy lovers]」ですね。
連載も順調なため、こちらで紹介しているのは「二代目はこすぷれーやー」、「恋は三十路をすぎてから」の2冊だけでした。
この漫画は1冊完結で、読み易い…かと思ったら、右上に巻数表記が!
連続モノだったんですねー。
気付きませんでした。
こちら、最大の特徴はオールカラーであること。
もともと掲載時は白黒原稿だったものにも、わざわざ彩色をほどこした(※44ページ分)そうです。
そりゃー、どうもお疲れさまでした。(※塗ったのは別の方ですが)
なんとなーく、その頃の雰囲気が残ってますね。
こないだの「1エロDK ~24H快感☆アパート~」、「榊美麗のためなら僕は…ッ!!」らと比べ、濃い目で落ち着いた感じの色彩。
まるで違和感なく見れると思います。
※大学生「犬井絵理」
漫画は王道なラブコメになっています。
漫画家を目指していた、20歳の大学生「犬井絵理」
意気揚々とあちこち出版社まで原稿を持ち込んだものの、思うような結果ではなかったのです。
そうして彼女が現実に打ちのめされていた頃、遠い親戚という13歳の男の子「犬崎奏太」が母と2人だけだった家に同居することとなりました。
バイオリニストな彼は、その練習のため1人上京していたのです。
「奏太」は身近な年上女性に魅せられ、また「絵理」はバイオリンを奏でて夢に向かう彼に惹かれ、ほぼ7歳差カップルとなった2人は同居生活にドキドキすることとなるのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
歳の差同居ラブコメですね。
漫画家志望で、おそらくは運動不足だろう「絵理さん」
そんなんでもスタイルはすこぶる良く、「奏太くん」がやっぱり胸に反応するためか、後半ではわざと胸元の開いた服装をチョイスしていました。
眼鏡もいい感じですねー。
年上女性の魅力が堪能できます。
同居する「奏太くん」はさぞ落ち着かないことでしょう。
そうした「絵理さん」なんですが、実は余裕たっぷりなお姉さんでないところもポイント。
ずっと漫画に打ち込んできたため彼氏はおらず、さして男性経験もないのでした。
そうした訳で、お互いは探り探りな感じ。
じわじわーっとした、じっくり丁寧な展開になっています。
漫画の売りでもあるため、サービス描写は多め。
バストトップまでしっかり描かれていて、なんだか安心(笑)
ただ、前述したような訳でカップルどちらも経験は薄いので、基本的に寸止めとなってました。
なかなか直接えっちには至らなそうですねー。
単行本は128ページと、持った触感からして薄め。
こんなんはフルカラー単行本っぽいですねー。
収録は14話と多いものの、だいたいは6ページの短いエピソードになっていました。
切っ掛けとなる1話、初デートの11話など節目なエピソードについては、24ページと長めです。
連続性あり、そうした長いお話もあったためか、読み応えは想像以上にありました。
※なかなかスタイルの良い「絵理さん」
むちむちです。これは落ち着かないでしょう。
「奏太くん」の視線を敏感に感じ取っていた「絵理さん」という1話目。
先程書いてますがスタイル良いので、年頃の彼にはなかなか目の毒ですね。
洗濯モノのブラを手にしていた1コマが良かったです。
あー、そうしたもんだろうなぁ。
同居してから、失態の多かった(たぶん)彼。
後半のアレは、夢を打ち砕かれていた「絵理さん」に刺さって当然でしょう。
本人言うように、それがどの程度の腕前でもね。
楽器ができるというのは羨ましいですよ。
寝込みを襲い、襲われる2、4話。
ソファーでうたた寝をしていた「絵理さん」に…というシチュエーションが2話目。
こんなん好きです。
万が一のためか、背もたれ越しの「奏太くん」が可笑しいですよ。
4話はちょうど逆パターンなんですが、オチ部分の彼はなんだか女の子みたいな反応でしたね。
あの場面は押しでよかったと思ったんだけど。
なお、勉強を見てもらう8話は2度目の大チャンス。
そちらの時よりも仲は深まっており、もう一歩でしたねー。
コンクールの6話目でもだいぶ胸元の開いた服装でしたが、そんなんが計算づくだと分かります。
期待を裏切らないお姉さんです。
イラストの依頼から、「絵理さん」自らがえっち水着のモデルをする3話目。
「奏太くん」に写真を撮ってもらうという流れ。
うーん、こんなプレイばっかだと、彼は変な趣味を持ってしまいそうですね。
「絵理さん」も冒頭では絶望していましたが、まったく仕事がない訳でもないみたい。
「技術的にはいいんだけど~」
そうした評価もあり、実力としてはあともう1歩くらいだと分かります。
こちらも何とかなるのかな。
お風呂に入っていた「絵理さん」の5話目では、停電によってタオル1枚という格好の彼女と接触していました。
同居はいいなぁ。
周囲真っ暗な中、ライトで照らすという素敵なプレイをしています。
「奏太くん」の留守に彼の部屋を家探しするという11話。
あれは…こっそり様子を伺うべきでした。
ただ、何故か自らのパンツを穿いていた「絵理さん」のよーわからん不意な行動に、固まる彼の気持ちもよく分かりますが。
アレはかなり誤解するでしょう。
必見です。
コンクール参加で久々にバイオリニストな彼が見れる、6、7話。
緊張する彼を落ち着かせる「絵理さん」が良かったです。
「奏太くん」の顔がうずまるほどの胸を堪能下さいませ。
漫画ではどうしてもコメディーちっくな彼ですが、7話では1話目に続いて格好良い姿を披露していました。
絶好のアピール場面ですよねー。
1巻ではここで最後なんですが。
初デートの11話目。
打ち合わせで編集者からキスについて触れられていた「絵理さん」と、デートでちょうどソレを狙っていた「奏太くん」という攻防になってます。
もどかしくて、こっちが力入りますよ。
ハプニングあったものの展開的に悪くはなく、あの後にもうひと波乱な気もするんですが…ないか。
2人とも疲れ切ってるだろうし。
※モテモテ「奏太くん」
羨ましいシチュエーションです。
原稿執筆中の9、12、13、14話。
9話は徹夜明けとはいえ、やや無理矢理な感じがしました。
後半の脱出劇も同様で、ちと残念。
トイレで鉢合わせというネタは色々考えられて好きなんですけどね。
実は「奏太くん」はマッサージが得意だった、という12話。
例え下手でも無理矢理にやりますが。
その関連で、13話では原稿を手伝いに来ていた同サークルの「美紀」さんらに囲まれる、マッサージするという展開でした。
ありがちなシチュエーションでしたけど…「奏太くん」いいなぁ。
モノの大小はともかく、左右からおっぱいに挟まれていたりします。
もっと「絵理さん」をやきもきさせたかったですよ。
勘違いはあったものの、アピールが利いていたこともあって、その後の14話は良い雰囲気。
表現として耳と尻尾の描かれていた「奏太くん」が可笑しいです。
確かに犬ちっくかも。
絵柄についてはわざわざ触れるまでもないですが、お上手です。
フルカラー単行本を出されるだけあって、確かな絵柄、違和感ない漫画でした。
前半にも書いてますが、色彩は濃く重め。
「甘詰留太」センセ独特の空気や線を失っていません。
↓表紙・裏表紙より、やや深いイメージかな。
さすがに一般でも長いだけあって、表現などにも引っ掛かる部分なく、安定しています。
強い癖のあったリアル寄りな人物絵も、洗練されてそう気にはならないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 軽くない色具合で、白黒原稿好きな方も納得だと思います。
・話4: 短めではあるものの、意外と読み応えはありました。
・独4: 王道な同居ラブコメです。今後も寸止めでいきましょう。
合計:[13/15]
さすがな面白さでした。
心地よい王道なラブコメをお楽しみ下さい。
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・絵 :■■■■■
・話 :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : [一般]フルカラー・ラブコメ
・おまけ: あとがき、合間におまけイラスト。
・その他: カラー(128P)、14話収録、現在1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「甘詰留太(あまづめ・りゅうた)」センセの「パピィラバーズ 1巻」です。
なにげに見て驚きました。
夏ごろに発売という「クイーンズゲイト スパイラルカオス」が凄いですね。
あれは…もともと本で発売されてるからいいのか。
こうしたごった煮ゲームが「コナミワイワイワールド」から好きなんですねー。
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これで「アテナ」と「ヴァリス」の「優子」が出れば良かったんですが。
無理か。
さて、本日はすっかり一般漫画家さんな「甘詰留太」センセです。
新刊は「パピィラバーズ[puppy lovers]」ですね。
連載も順調なため、こちらで紹介しているのは「二代目はこすぷれーやー」、「恋は三十路をすぎてから」の2冊だけでした。
この漫画は1冊完結で、読み易い…かと思ったら、右上に巻数表記が!
連続モノだったんですねー。
気付きませんでした。
こちら、最大の特徴はオールカラーであること。
もともと掲載時は白黒原稿だったものにも、わざわざ彩色をほどこした(※44ページ分)そうです。
そりゃー、どうもお疲れさまでした。(※塗ったのは別の方ですが)
なんとなーく、その頃の雰囲気が残ってますね。
こないだの「1エロDK ~24H快感☆アパート~」、「榊美麗のためなら僕は…ッ!!」らと比べ、濃い目で落ち着いた感じの色彩。
まるで違和感なく見れると思います。
※大学生「犬井絵理」
漫画は王道なラブコメになっています。
漫画家を目指していた、20歳の大学生「犬井絵理」
意気揚々とあちこち出版社まで原稿を持ち込んだものの、思うような結果ではなかったのです。
そうして彼女が現実に打ちのめされていた頃、遠い親戚という13歳の男の子「犬崎奏太」が母と2人だけだった家に同居することとなりました。
バイオリニストな彼は、その練習のため1人上京していたのです。
「奏太」は身近な年上女性に魅せられ、また「絵理」はバイオリンを奏でて夢に向かう彼に惹かれ、ほぼ7歳差カップルとなった2人は同居生活にドキドキすることとなるのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
歳の差同居ラブコメですね。
漫画家志望で、おそらくは運動不足だろう「絵理さん」
そんなんでもスタイルはすこぶる良く、「奏太くん」がやっぱり胸に反応するためか、後半ではわざと胸元の開いた服装をチョイスしていました。
眼鏡もいい感じですねー。
年上女性の魅力が堪能できます。
同居する「奏太くん」はさぞ落ち着かないことでしょう。
そうした「絵理さん」なんですが、実は余裕たっぷりなお姉さんでないところもポイント。
ずっと漫画に打ち込んできたため彼氏はおらず、さして男性経験もないのでした。
そうした訳で、お互いは探り探りな感じ。
じわじわーっとした、じっくり丁寧な展開になっています。
漫画の売りでもあるため、サービス描写は多め。
バストトップまでしっかり描かれていて、なんだか安心(笑)
ただ、前述したような訳でカップルどちらも経験は薄いので、基本的に寸止めとなってました。
なかなか直接えっちには至らなそうですねー。
単行本は128ページと、持った触感からして薄め。
こんなんはフルカラー単行本っぽいですねー。
収録は14話と多いものの、だいたいは6ページの短いエピソードになっていました。
切っ掛けとなる1話、初デートの11話など節目なエピソードについては、24ページと長めです。
連続性あり、そうした長いお話もあったためか、読み応えは想像以上にありました。
※なかなかスタイルの良い「絵理さん」
むちむちです。これは落ち着かないでしょう。
「奏太くん」の視線を敏感に感じ取っていた「絵理さん」という1話目。
先程書いてますがスタイル良いので、年頃の彼にはなかなか目の毒ですね。
洗濯モノのブラを手にしていた1コマが良かったです。
あー、そうしたもんだろうなぁ。
同居してから、失態の多かった(たぶん)彼。
後半のアレは、夢を打ち砕かれていた「絵理さん」に刺さって当然でしょう。
本人言うように、それがどの程度の腕前でもね。
楽器ができるというのは羨ましいですよ。
寝込みを襲い、襲われる2、4話。
ソファーでうたた寝をしていた「絵理さん」に…というシチュエーションが2話目。
こんなん好きです。
万が一のためか、背もたれ越しの「奏太くん」が可笑しいですよ。
4話はちょうど逆パターンなんですが、オチ部分の彼はなんだか女の子みたいな反応でしたね。
あの場面は押しでよかったと思ったんだけど。
なお、勉強を見てもらう8話は2度目の大チャンス。
そちらの時よりも仲は深まっており、もう一歩でしたねー。
コンクールの6話目でもだいぶ胸元の開いた服装でしたが、そんなんが計算づくだと分かります。
期待を裏切らないお姉さんです。
イラストの依頼から、「絵理さん」自らがえっち水着のモデルをする3話目。
「奏太くん」に写真を撮ってもらうという流れ。
うーん、こんなプレイばっかだと、彼は変な趣味を持ってしまいそうですね。
「絵理さん」も冒頭では絶望していましたが、まったく仕事がない訳でもないみたい。
「技術的にはいいんだけど~」
そうした評価もあり、実力としてはあともう1歩くらいだと分かります。
こちらも何とかなるのかな。
お風呂に入っていた「絵理さん」の5話目では、停電によってタオル1枚という格好の彼女と接触していました。
同居はいいなぁ。
周囲真っ暗な中、ライトで照らすという素敵なプレイをしています。
「奏太くん」の留守に彼の部屋を家探しするという11話。
あれは…こっそり様子を伺うべきでした。
ただ、何故か自らのパンツを穿いていた「絵理さん」のよーわからん不意な行動に、固まる彼の気持ちもよく分かりますが。
アレはかなり誤解するでしょう。
必見です。
コンクール参加で久々にバイオリニストな彼が見れる、6、7話。
緊張する彼を落ち着かせる「絵理さん」が良かったです。
「奏太くん」の顔がうずまるほどの胸を堪能下さいませ。
漫画ではどうしてもコメディーちっくな彼ですが、7話では1話目に続いて格好良い姿を披露していました。
絶好のアピール場面ですよねー。
1巻ではここで最後なんですが。
初デートの11話目。
打ち合わせで編集者からキスについて触れられていた「絵理さん」と、デートでちょうどソレを狙っていた「奏太くん」という攻防になってます。
もどかしくて、こっちが力入りますよ。
ハプニングあったものの展開的に悪くはなく、あの後にもうひと波乱な気もするんですが…ないか。
2人とも疲れ切ってるだろうし。
※モテモテ「奏太くん」
羨ましいシチュエーションです。
原稿執筆中の9、12、13、14話。
9話は徹夜明けとはいえ、やや無理矢理な感じがしました。
後半の脱出劇も同様で、ちと残念。
トイレで鉢合わせというネタは色々考えられて好きなんですけどね。
実は「奏太くん」はマッサージが得意だった、という12話。
例え下手でも無理矢理にやりますが。
その関連で、13話では原稿を手伝いに来ていた同サークルの「美紀」さんらに囲まれる、マッサージするという展開でした。
ありがちなシチュエーションでしたけど…「奏太くん」いいなぁ。
モノの大小はともかく、左右からおっぱいに挟まれていたりします。
もっと「絵理さん」をやきもきさせたかったですよ。
勘違いはあったものの、アピールが利いていたこともあって、その後の14話は良い雰囲気。
表現として耳と尻尾の描かれていた「奏太くん」が可笑しいです。
確かに犬ちっくかも。
絵柄についてはわざわざ触れるまでもないですが、お上手です。
フルカラー単行本を出されるだけあって、確かな絵柄、違和感ない漫画でした。
前半にも書いてますが、色彩は濃く重め。
「甘詰留太」センセ独特の空気や線を失っていません。
↓表紙・裏表紙より、やや深いイメージかな。
さすがに一般でも長いだけあって、表現などにも引っ掛かる部分なく、安定しています。
強い癖のあったリアル寄りな人物絵も、洗練されてそう気にはならないでしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・絵5: 軽くない色具合で、白黒原稿好きな方も納得だと思います。
・話4: 短めではあるものの、意外と読み応えはありました。
・独4: 王道な同居ラブコメです。今後も寸止めでいきましょう。
合計:[13/15]
さすがな面白さでした。
心地よい王道なラブコメをお楽しみ下さい。
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