■Throwing Heart (昭嶋しゅん)
★まんがデーター [8/15]
・絵 :■■■■■
・話 :□□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・野球
・おまけ: あとがき、カバー裏にキャラ紹介。
・その他: カラー(6P)、全て表題作(8話収録)、
現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「昭嶋しゅん(あきしま・しゅん)」センセの「Throwing Heart [スローイングハート] 1巻」です。
過去に「ふぁーすと いんびてーしょん」を紹介している「昭嶋しゅん」センセ。
発売表の時点で、1巻という巻数表記に気付いておりました。
ひでるさんは「一般系でも書かれたのかなー」とかぼんやりと思っていましたが…なんとこれが成年単行本。
しかも、野球をネタにしているという、珍しいスポーツ系えっち漫画なのでした。
巨人・近鉄の1989日本シリーズのDVDを所持している、野球好きなひでるさんは帯文句に期待したんですが…。
ごめんなさい、今回の内容はちょっと好意的でないものとなってしまいました。
そういった文面が苦手な方は、ここで御遠慮下さいませ。
(※センセ、およびファンの方、ごめんなさい。これより正直な感想を書かせて頂きます)
※左:投手「寺田茜音」、捕手「長嶺優佳」
1巻では眼鏡の正捕手「優佳さん」が出ずっぱりでした。えっち回数も最多です。
とりあえず、「Throwing Heart [スローイングハート] 1巻」の導入ストーリーから。
女子硬式野球部に入部した主人公「寺田茜音」さん。
”人に向って投げるのが初めて”という超初心者でしたが、その球はやたらにスピード早く、三塁手の部長「神田純美」さんもまともに受けれないほどでした。
チームの正捕手「長嶺優佳」さんは、そんな「茜音さん」のフォームより、過去に投手として在籍していた先輩(※茜音さんの姉なんですが)を思い出すのでした。
入部したての1年生が才能の片鱗を見せたことで、チーム全体は少しづつ変わっていくのです。
…おおまかにはそんな感じ。
基本的に野球漫画ということで、キャラ数は当然ながら多く、初登場時には親切にそれぞれ紹介がついてました。
登場と同時のコメントはポジション紹介程度ならいいんですが、なんとなく文字だけでキャラ紹介を済ませているようなのが、ちょっと気になります。
例えば、「がんばり屋さん、努力で補うタイプ」とか書かれても、こちらは設定資料を見ているわけではないですからね。
言葉だけで”凄い人”みたいに書かれても薄っぺらく、冷めます。
そんなん漫画内の描写で伝えないと。
また、正ヒロインである「茜音さん」は雑用を嫌がったり、勝手な球種を投げたがったり、新人のわりに生意気な描写が目立ちます。
「体育会系の掟を叩き込む必要がありますけど…」
という「優佳さん」の台詞は的を得てますね。
さらに、内角攻めでどうの~というエピソードも、コロコロと一定しない感情がためにコメディー色が強く、シリアスっぽくなった雰囲気を台無しにしておりました。
今回単行本ではえっちシーンもなく、外観に特徴なく、性格もそんなんなのでキャラとしての魅力が弱いのです。
はっきり言って、正ヒロインとしては微妙。
※左:外野手「藤井貴峰」、右:一塁手「仲野マリーナ」
特徴あるお二人をチョイスしました。「貴峰さん」はポニーテールが可愛らしいですね。
そのえっちシーンについても、登場する皆さんは他人の秘め事に無関心で、たとえ現場に出くわしたとしても「あれね」程度で気にする風がなく、あっけらかんとしておりました。
もっと困ったり、恥ずかしがったりした方がシチュエーションとしては良いと思うんですけれど…。
体育会系なのにオープン過ぎるんですね。
また、お話と並行して展開されるのも流れを阻害しているだけに感じ、邪魔な時さえありました。
(※まぁ、ないとこれまた困ったこととなるんで厄介なんですが)
確かに、本編ストーリーと数多いキャラの紹介、成年漫画のお約束までを同時進行させるのは非常に困難なことでしょうけれど、そのあたりの中途半端さがお話の質を大いに低めているように感じました。
えっちを通じて伸び悩んでいた選手を立ち直らせる「肉弾アスリー島/米餅昭彦」のような熱血系でなく、「一撃悩殺サツキ先生/じゃみんぐ」のようなえろえろ展開でなく、試合に負けると大変なこと(?)になってしまうでもなく、コーチに調教されるわけでもなく、ラブコメでも、百合漫画でもありませんでした。
現時点では、何を訴えたいのかよくわかりませんね。
これが1、2話程度ならいいんですが、1冊にまとまった時点でこんなんでは辛い。
たとえ2巻以降で劇的によくなったとしても、読者はそこまでついて来てくれるかなぁ…。
しっかりとした線のバランスよい絵柄。
どちらかというと全体はあっさりしており、濃淡については適度です。
ぷにぷにとした横に広い輪郭と楕円な口が特徴のキャラ絵は非常に可愛く、人数が多いキャラの描き分けもしっかりされておりました。
なによりもコメディー時の崩しは抜群に巧く、特に「昭嶋しゅん」センセの特徴である”三段オチ”はこちらでも健在でした。
安定感もあり、作画面についてはまったく問題ないでしょう。
↓表紙で手に取った方なら、その点については裏切られないと思います。
期待が大きかっただけに、どうしても批判っほくなってしまいました。
絵が好みな系統であるだけに、残念な結果です。
初の長期連載にしてはちょっと扱うものが手強過ぎたかなぁ…。
Throwing Heart 1 (1) (セラフィンコミックス)
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・絵 :■■■■■
・話 :□□□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・野球
・おまけ: あとがき、カバー裏にキャラ紹介。
・その他: カラー(6P)、全て表題作(8話収録)、
現在は1巻まで発売中。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「昭嶋しゅん(あきしま・しゅん)」センセの「Throwing Heart [スローイングハート] 1巻」です。
過去に「ふぁーすと いんびてーしょん」を紹介している「昭嶋しゅん」センセ。
発売表の時点で、1巻という巻数表記に気付いておりました。
ひでるさんは「一般系でも書かれたのかなー」とかぼんやりと思っていましたが…なんとこれが成年単行本。
しかも、野球をネタにしているという、珍しいスポーツ系えっち漫画なのでした。
巨人・近鉄の1989日本シリーズのDVDを所持している、野球好きなひでるさんは帯文句に期待したんですが…。
ごめんなさい、今回の内容はちょっと好意的でないものとなってしまいました。
そういった文面が苦手な方は、ここで御遠慮下さいませ。
(※センセ、およびファンの方、ごめんなさい。これより正直な感想を書かせて頂きます)
※左:投手「寺田茜音」、捕手「長嶺優佳」
1巻では眼鏡の正捕手「優佳さん」が出ずっぱりでした。えっち回数も最多です。
とりあえず、「Throwing Heart [スローイングハート] 1巻」の導入ストーリーから。
女子硬式野球部に入部した主人公「寺田茜音」さん。
”人に向って投げるのが初めて”という超初心者でしたが、その球はやたらにスピード早く、三塁手の部長「神田純美」さんもまともに受けれないほどでした。
チームの正捕手「長嶺優佳」さんは、そんな「茜音さん」のフォームより、過去に投手として在籍していた先輩(※茜音さんの姉なんですが)を思い出すのでした。
入部したての1年生が才能の片鱗を見せたことで、チーム全体は少しづつ変わっていくのです。
…おおまかにはそんな感じ。
基本的に野球漫画ということで、キャラ数は当然ながら多く、初登場時には親切にそれぞれ紹介がついてました。
登場と同時のコメントはポジション紹介程度ならいいんですが、なんとなく文字だけでキャラ紹介を済ませているようなのが、ちょっと気になります。
例えば、「がんばり屋さん、努力で補うタイプ」とか書かれても、こちらは設定資料を見ているわけではないですからね。
言葉だけで”凄い人”みたいに書かれても薄っぺらく、冷めます。
そんなん漫画内の描写で伝えないと。
また、正ヒロインである「茜音さん」は雑用を嫌がったり、勝手な球種を投げたがったり、新人のわりに生意気な描写が目立ちます。
「体育会系の掟を叩き込む必要がありますけど…」
という「優佳さん」の台詞は的を得てますね。
さらに、内角攻めでどうの~というエピソードも、コロコロと一定しない感情がためにコメディー色が強く、シリアスっぽくなった雰囲気を台無しにしておりました。
今回単行本ではえっちシーンもなく、外観に特徴なく、性格もそんなんなのでキャラとしての魅力が弱いのです。
はっきり言って、正ヒロインとしては微妙。
※左:外野手「藤井貴峰」、右:一塁手「仲野マリーナ」
特徴あるお二人をチョイスしました。「貴峰さん」はポニーテールが可愛らしいですね。
そのえっちシーンについても、登場する皆さんは他人の秘め事に無関心で、たとえ現場に出くわしたとしても「あれね」程度で気にする風がなく、あっけらかんとしておりました。
もっと困ったり、恥ずかしがったりした方がシチュエーションとしては良いと思うんですけれど…。
体育会系なのにオープン過ぎるんですね。
また、お話と並行して展開されるのも流れを阻害しているだけに感じ、邪魔な時さえありました。
(※まぁ、ないとこれまた困ったこととなるんで厄介なんですが)
確かに、本編ストーリーと数多いキャラの紹介、成年漫画のお約束までを同時進行させるのは非常に困難なことでしょうけれど、そのあたりの中途半端さがお話の質を大いに低めているように感じました。
えっちを通じて伸び悩んでいた選手を立ち直らせる「肉弾アスリー島/米餅昭彦」のような熱血系でなく、「一撃悩殺サツキ先生/じゃみんぐ」のようなえろえろ展開でなく、試合に負けると大変なこと(?)になってしまうでもなく、コーチに調教されるわけでもなく、ラブコメでも、百合漫画でもありませんでした。
現時点では、何を訴えたいのかよくわかりませんね。
これが1、2話程度ならいいんですが、1冊にまとまった時点でこんなんでは辛い。
たとえ2巻以降で劇的によくなったとしても、読者はそこまでついて来てくれるかなぁ…。
しっかりとした線のバランスよい絵柄。
どちらかというと全体はあっさりしており、濃淡については適度です。
ぷにぷにとした横に広い輪郭と楕円な口が特徴のキャラ絵は非常に可愛く、人数が多いキャラの描き分けもしっかりされておりました。
なによりもコメディー時の崩しは抜群に巧く、特に「昭嶋しゅん」センセの特徴である”三段オチ”はこちらでも健在でした。
安定感もあり、作画面についてはまったく問題ないでしょう。
↓表紙で手に取った方なら、その点については裏切られないと思います。
期待が大きかっただけに、どうしても批判っほくなってしまいました。
絵が好みな系統であるだけに、残念な結果です。
初の長期連載にしてはちょっと扱うものが手強過ぎたかなぁ…。
Throwing Heart 1 (1) (セラフィンコミックス)
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