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■恋魂 (不動乱)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・年下
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(4P)、短編×9。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「不動乱(ふどう・らん)」センセの「恋魂」です。

過去に紹介しました「おとぎのハルカ」の印象が強い「不動乱」センセ。
こちらの「恋魂」は3冊目の単行本。
どうしようか迷ったものの、物語を感じさせられるような↓表紙がイイ感じだったのでチャレンジしてみました、が…。

えー、今回も正直に感想を書かせて頂きます。
センセ、およびファンの方、もしいらしてたらごめんなさい。

とりあえず、気になった絵柄から。
さらりとした細線のすっきり絵。
濃淡は適度なくらいで、変化あるコマ割りもあって、どちらかと言うとごっちゃり賑やかでした。

車内恋愛、Mな彼女?のそれぞれヒロイン
※「車内恋愛」、「Mな彼女?」のそれぞれヒロイン
 こう並べると、同じ学校っぽいですね。

だいぶ作画は安定したかなぁ、というのが第一印象です。
しかし良いとは言い難い個所がいくつかあり、差し引いてぎりぎり普通くらい。
確かに可愛く、しっかり描かれたコマも多くあるんですが、そのまま落ち着きません。
絵の強弱は激しく、バランスが悪いのです。
ちらほらと気になる箇所もいくつかありました。
キャラの顔まで変化しがちなのは難点。
単行本全体としては、不安定なものでした。

続いてお話について。
今回は全て短編という構成。
いいネタもあるのだけれど、微妙なものもあります
電車内でのえっちシチュエーション「車内恋愛」
よく電車内・混雑時という漫画はありますが、しっかり周囲にバレているのがなにげに珍しいです。
しかも、どっちかと言うと女の子が主導でしたからねー。
可愛い顔して、えろえろなのが良かったです。
ぎりぎりで電車に乗ったら、電車のドアにスカートがはさまってパンツ丸見え、という掴みも素敵。
収録では作画・お話共に最もお気に入りです

生徒会長と、以前タバコを吸っていたところを注意してから彼に付きまとっている後輩の女の子、というカップル「Mな彼女?」
女の子が隠している一番の秘密なんです」、という台詞が刺さりました。
真面目であるものの、男気もあった生徒会長を彼女は気に入ったんでしょうねー。
そのままラブコメちっくに進めば良かったんですが…後半のあれは好きでないなぁ。
また、途中にあった脱いだ下着の描写が不自然で、非常に残念。
カチカチに固めてるの?

「かほり」ちゃんと叔父「伸一」くんのカップル「家族計画」
自分を女性として扱ってくれた、優しい年上の男性「伸一くん」
堪らなくなった「かほりちゃん」は、居眠りをしている叔父さんの片手で…という展開でした。
ボーイッシュな彼女のパジャマ姿が可愛いのです。
学年下ですが勉強のできる家庭教師、「二ノ宮和葉」さんの短編「年下の先生?」
こちらはウブな「和葉さん」がずるずるとえっちへ流されるお話でした。

かほりちゃん、和葉さん
※左:かほりちゃん、右:和葉さん
 この2人は可愛かったです。

以下より、ちらほら微妙に感じたお話群です。
「夏美」さんと「加奈」さんは、えっち目的もあってそれぞれのお兄ちゃんを紹介することとなっていました。
目出度く「加奈さん」はラブラブとなり、次は「夏美さん」の番でしたけど…紹介された「加奈さん」のお兄ちゃんは、子供のような容姿だったのです。
そんな短編「彼氏の作り方」
幼い雰囲気ながら、経験豊富なお兄ちゃんにされてしまう「夏美さん」
雰囲気そのまま、色気ないスポーツブラが良かったですね。
ただ、最後のページにて、「夏美さん」の左手が黒かったのが妙に気になりました。
グローブでもはめたのかな、と。

ノーパンで授業を受けていた「橋本」さんですが、男子3名にそれを見られてしまい…という短編「思春期」
ラストページは蛇足だと思います。
普通に脅迫ネタだけで良かったのではないかなぁ。
過去に同クラスだった「橋本」さんと「有馬」くんの「君を想って」
どっちかと言うと、冒頭部分のが見たいですねー。
途中の「びしょ濡れ…」と言っている際の右手が非常に不自然で、目についてしまいました。
(※なお、先の同じ名前な方とは別人です)
車内にての執事・お嬢様なえっち「マリアの憂鬱」
なんだか色々と元ネタを感じ、覚めますね

「ケイコ」と「薫」、そして女の子のような容姿の兄という3者による「三角関係」
お風呂のシーンから男女のどちらとも微妙。
詳しくは書きませんが、最も絵的に合わなかった短編でした。
あれは気持ち悪いよぅ。

お話は微妙でしたが、ネタとしては良いものがありました。
絵柄も安定しておりましたが、それがため逆に悪いモノが目立ってしまった印象です。

恋魂 (ムーグコミックス)恋魂 (ムーグコミックス)
(2009/05/15)
不動 乱

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tag : ラブコメスポーツブラ

■ももんち (冬目景)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■■
・独創性:■■■■□
・属性 : 日常・ラブコメ
・おまけ: あとがき、合間にコメント。
・その他: カバーは特殊仕様、
      カラー(34P)、5話収録(全て表題作・1巻完結)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「冬目景(とうめ・けい)」センセの「ももんち」です。

前回も書きましたが、もともと興味あった「冬目景」センセ。
ついこないだ紹介しております、ちょっと不思議な漫画「ACONY[アコニー]」が良かったこと、またこちらが1巻完結っぽかったので、手にしてみました。

実際に、こちら「ももんち」は1巻完結の単行本。
プチ立体、そして和紙のような肌ざわりよい↓表紙が特徴です。
よく分かりませんが、たぶん全体の紙質も非常に良いものであるみたい。

兄・姉との風景
※兄・姉との風景
 非常に良い関係ですねー。守られてます。

美術予備校に通う浪人生「岡本桃寧(おかもと・ももね)」
真面目ながらトロくさく、野暮ったい女の子。
失踪している”自称芸術家”という父親、そして離婚を考える母親など、なかなか複雑な家庭環境でありながら、面倒見良い兄姉に守られ、日々を穏やかに過ごしておりました。
美術に傾倒し、恋愛には無頓着な彼女でしたが、ちらほら気になる人が出てきて…と、大雑把にはだいたいそんなお話。

センセが目指したのは”少女漫画”とのこと。
美大を目指す女の子の日常をゆったり描いたような単行本です。
いちおう↑上記では属性をラブコメとしましたが、恋愛未満でしたよー。

ぼけーっとした、独自なテンションの持ち主「桃寧ちゃん」
よく居眠りしていたほか、頻繁に寝ぐせを指摘されているという、色気に欠けたヒロインです。
良く言えば純粋で可愛らしい、となりますかね。
そこらにいそうですが…今時こんな感じの娘はなかなかいないかなぁ。
図書カードとか絵の具のプレゼントに、ぺかーと喜んでおりました。
(※確かに好きというのもあるのだけど)

また、「桃寧ちゃん」の誕生日は無論のこと、何かとわざわざ集まってくる会計士の兄「太郎」・大学生の姉「深紅」がいい感じ。
なにかと目立っていたお姉ちゃんは、「桃寧ちゃん」とは逆に女性らしいキャラクター。
旧家の出らしい母親は若い頃には相当な美人だったと想像されますが、容姿的に色濃くその血を受け継いだようです。
さすがにちょっとした妹の言動から心境察することも早く、同性なだけ彼女を最も気にかけておりました
そしてお兄ちゃんですが…この人は最終話ですね。
詳細は伏せますが、あの数ページはいかにも長男しており、なんだか感動
ぜんぜん泣くシーンではないですが、ひでるさんはうるうるとしながら読みました(本当)
ああ、兄姉ほしかったなぁ、って、ひでるは実兄おるんですが。

兄妹の中で最も絵に才能があったため、失踪して家族中から呆れられているお父さんには唯一好意的。
最後に会ったのが、中学生頃なのだとか。
漫画内でも指摘されていましたが…うん、この娘はファザコンに違いないでしょう(たぶん)

切っ掛けな風景
※切っ掛けな風景
 ソースボトルのらくがきは、いかにも美大生(予備校ですが)っぽく、良かったです。

たぶん初恋相手であるかもしれない、1話に登場の補助講師「藤田」先生。
まさに彼はそのものというキャラで、切っ掛けは絵の技術に尊敬したこと。
緑の服に眼鏡で、”カエルのよう”とか言われていたため、容姿は二の次みたい。
本人も自覚していましたが、お父さんと似た雰囲気を感じ取っていたようでした。
このあたりは、いかにも「桃寧ちゃん」らしいですねー。

色々あって、2話目以降は同教室の「松本」くん。
彼とのエピソードがおおよそ116ページほど続くんですが、最終話でやっと~~というところ。
のろのろした歩みです。
置いてあった絵の色使いに関心を持つという、母親と似たような切っ掛け。
周囲に煽られ、より意識するようになったものの、あのままでは逆に恋愛へは発展しなかったと思われます。
やっぱり4話ですよねー。
詳しくは伏せますが、あの大ピンチ時にふっと現れたら…そりゃ、惚れるでしょう
という訳で、ようやく意識が変化した「桃寧ちゃん」は果たしてどうするのか、大学には受かるのか、両親は離婚してしまうのか、それぞれ結末をお楽しみ下さい。

強い線のさらりとした絵柄。
各バランスに優れ、さすがというべきな画力がありました。
細かい心理描写が巧く、静かなカットも効果的。
大きな事件など派手さはないものの、穏やかな漫画の世界に引きつけられます
適度な強弱でしつこくなく、さらりと読めるでしょう。
また、期間の幅があった「ACONY[アコニー]」と異なり、単行本として安定感もありました。

多少癖はあるものの、今回の漫画が”毒の薄い現代劇”ということもあり、比較的受け入れやすい仕上がりだと思います。
1巻完結で紙質も良いため、センセの描かれる漫画への導入としては最適。
ゆったりなお話が問題なければ、オススメな単行本です。

ももんち (ビッグコミックススペシャル)ももんち (ビッグコミックススペシャル)
(2009/04/30)
冬目 景

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tag : ラブコメ少女漫画ファザコン

■はめでれっ (朝倉満)

★まんがデーター [14/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき。
・その他: カラー(10P)、短編×8
      (うち「黒服」×3、「朝練りたーんず」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「朝倉満(あさくら・みつる)」センセの「はめでれっ」です。

初単行本の前巻「熱視線」は07年の年末でしたか。
こちら「はめでれっ」は、「ANGEL倶楽部」期待の「朝倉満」センセ2冊目の単行本です。
今回は中編と短編という構成。
登場するヒロインは誰もがえろえろで、やたらえっちに貪欲というのが特徴でした。
熱視線」から続くエピソードもあり、そちらを読んでいればより楽しめると思います。

先輩「伊織さん」、生徒会長「朝霧ゆりかさん」
※左:先輩「伊織さん」、右:生徒会長「朝霧ゆりかさん」
 短編の2人をチョイスしました。皆さん大きいですねー。

単行本のメインである、全3話の連続話「黒服」シリーズ。
のんびり・おっとりで、言動が世間ズレしていた同じクラスの「竜宮沙代子」
そんな「沙代子」に気に入られた主人公「浦島太郎」は、彼女の陰謀にハマってまんまと竜宮家に連れられ、育成計画を受けるようになってしまったのです。
多数の黒服(執事)、メイドなどを従え、並ぶよくわからない料理など、ただのお金持ちではない屋敷での生活は、軍事教練のような特訓から男女双方にえっちを狙われるなど、気の置けない日々で…と、だいたいそんなお話。

名前など、浦島太郎モチーフなコメディーですね。
ちゃんとラストのオチでは髪の毛真っ白になるイベントがあるんですが…なぜそうなってしまうのか、単行本にてご確認下さい。

竜宮家・母子
※竜宮家・母子
 笑顔の「沙代子ちゃん」がスゴイ。

「黒服 第1話:マダムの誘惑」は物語の導入部分と、その母「竜宮リョウコ」さん。
彼女は↓表紙・裏表紙ほか折り返し部分から漫画カラー原稿部分にまで登場しており、扱いとしては娘「沙代子ちゃん」を横目にメインな状態でした。
センセのお気に入りなのかなぁ。
”気に入られている”という割に、
そのうち黒服から花ムコに昇格できるかもしれないわよ?
という「リョウコさん」の言葉もあり、また連れてきた「沙代子ちゃん」も彼の育成計画を練っているなど、実際はなかなか微妙な待遇なのでした。
そして「黒服 第2話:メイド指南」では、メイド部隊という3名が登場。
彼女らに言わせると、黒服らは雑魚で、完全武装したメイド部隊が最新鋭なのだそうです。
そうした彼女らより特訓を受けさせられるんですが…
3ヶ月で戦闘機械に変えてアゲル
という、超ハードなもの。
さらに、”えっち技術の向上”ということでメイドらとの複数えっちまでも展開されるのでした。
全て計画に含まれていたそうですが…「沙代子ちゃん」はどんな計画立てたんだろう。

ただ、竜宮家は相当の金持ち家でしたね。
”いざとゆうときはお嬢様を守る”ため、その相手となる旦那は知力・体力に優れていなければならない、というのもなんだか納得。
なるほど、確かにそうかも。
よく漫画では、お嬢様より気に入られて訳も分からぬまま婿の座に着くパターンありましたが、勉学から訓練まできっちり受けさせられる、それに耐えなければいけない、というこちらの漫画は、ある意味リアルなのかもしれません。
メイドらは無論のこと、母親から他の黒服連中まで彼とのえっちを狙っているなど、微妙に嬉しくなさげであるのがコメディーでしたけど。
カラー原稿もある最終話「黒服 第3話:黒服道」は、毎日の特訓から母「リョウコさん」との関係も相変わらずで、つにい逃亡を決意するお話。
正ヒロインの「竜宮沙代子ちゃん」がついに登場するんですが…どうなるのか、後はぜひ単行本にてどうぞ。
やっぱり「沙代子ちゃん」は変わった娘でしたねー。

前単行本に収録の「朝練 ASA-REN」から続く「朝練りたーんず asa-ren returns」は前後編のお話。
部外者の男子生徒(奴隷くん)を捕獲した武術の達人、「美夏」先生。
その日常は、以前と違って充実しておりました。
しかし、体力を持て余していた「美夏先生」に付き合わされていた「奴隷くん」は、過労で倒れてしまったのです。
悶々とする気を道場で発散しようとしたものの、叶う生徒がいる訳もなく…と、だいたいそんな導入部。

美夏先生、奈々美先生
※左:美夏先生、右:奈々美先生
 なかなか良いコンビであったと思います。どっちもイイなぁ。

保健医「奈々美」先生登場。
成年漫画ではお約束というえろ教師で、「美夏先生」によってボコボコにされた生徒らを囲ってウハウハしておりました。
前半はそんな「奈々美先生」の複数えっちで、5名以上を相手に大活躍です。
えろくていいなぁ。
…って、この学校はこんなんばっかか(笑)
ちなみに後編の台詞にて、なんとその人数が倍の10名だったことが判明。
えっち最中に眼鏡を外してしまったのは、人によってがっかりするでしょう(笑)

そうした「奈々美先生」とは違ったエロさの「美夏先生」
待遇改善のため逆襲した「奴隷くん」を返り討ちにしたものの、「奈々美先生」の特製薬によってふにゃふにゃになり…という展開です。
終始好き勝手に主導していた「美夏先生」がされてしまう流れなのですよ
普段とは異なる可愛らしい言動がいいですねー。
ずっと「奴隷くん」と呼んでいたため、名前を知らなかったというのも凄い。
ただ、なんのかんの言ってもお互い幸せそうで微笑ましいですね。
ちなみに、「美夏先生」の講義場面がちょっとだけ描かれていましたが…あれはどんな授業だったんだろう
範囲そちらだけ、というテスト問題も見たいなぁ。

生徒会長「朝霧ゆりか」さんの「生徒会密室」
こちらも好き勝手していた「ゆりかさん」に逆襲するような短編ですね。
結果として、お互いの距離が縮まったようでなにより。
ほか、短気で粗暴な先輩「伊織」さんに呼び出された「次郎」くんは…という「駄目妻」、子「シン」くんと義母「美鈴」さんの短編「ままごと」などが収録されておりました。

しっかりとした線の絵柄。
ややテカテカとしたトーン処理と黒の強さがため、こってり風味です。
ヒロインは大きめに描かれ、コマ割りも広め。
じゅるじゅるな液体描写も濃厚で、大変迫力がありました。
バランス良く、安定感にも優れた方なので見易いです。
カラーでも落差はないので、判断は↓表紙などで問題ないでしょう。
そんなに癖が目立つ絵ではないと思いましたが。

はめでれっ (エンジェルコミックス)はめでれっ (エンジェルコミックス)
(2009/05/16)
朝倉 満

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tag : コメディーANGEL倶楽部

■ひみつの救急箱 (はらざきたくま)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■■
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : ナース・ラブコメ
・おまけ: あとがき、おまけまんが、
      対談「酔いどれ・ナースステーション」
・その他: 短編×10。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はらざきたくま」センセの「ひみつの救急箱」です。

ようやく見つけました、「はらざきたくま」センセの新刊です。
今回も一般のえっち短編集。
全てのお話がナース、女医にてまとめられた、大変珍しい単行本でした。
しかも、全話には繋がりなく、ブツ切りな短編なのです。
…どんだけナース好きなんだ、という感じですね。

医師「春香さん」
※医師「春香さん」
 この手のキャラはひでるさんのツボなのです。

幼馴染みな医師「春香」さんに、使いっパシリされている社会人「淳」くん。
会社でまだ健康診断が未受信であった彼のため、診察後に診てあげることとしました。
しかし、夜になっても「淳くん」は姿を見せず…というお話。
ナース好きな皆様すみません。
今回ひでるさんが刺さったのは…収録で唯一の女医さん漫画「MACHIAI」です。
いきなりナースではないんですが、眼鏡でショートカット、白衣がまぶしい「春香さん」が最高。
下着も黒で期待通り。
日常の強さと女性らしい可愛らしさを持った、素敵な女性でした

軽いねんざがため、病院へ行った主人公。
どじなナース「サクラ」さんのため、さらに両腕を不自由にされてしまったのでした。
責任を取ることとした「サクラさん」ですが病院のベットに空きがなく、彼女と奇妙な同居生活が始まったのです。
…という「在宅看護」
ドジ描写は冒頭だけでしたねー。
彼女との同居によるサービスカットと共に、家でも2、3回死にかかってたりしたら面白かったかなぁ。
ただ、普通に家事をしていたので、はっちゃけた雰囲気とは違って普通の娘なのかも。
えっち時にナース服を着てくれるというサービス精神が良かったです。

「2人だからできること…」は、「宮原優」くんとナース「まもり」さんの大晦日の深夜病院な短編。
こちらのヒロイン「まもりさん」が優しいですね。
やたらえろえろとも、がつがつともしておらず、恋の始まりを自然に漫画にしたような感覚でした。
ラストなど、派手さはないものの、穏やかないいお話です。

まもりさん、千佳さん
※左:まもりさん、右:千佳さん
 漫画はこうしたナースでいっぱい(笑)

近親者がナースというパターンがいくつかありますね。
同居している従姉「千佳」さんがナースという短編「ランチkiナース」
日頃の鬱憤をゲームで晴らすべく、浪人中の主人公「優」くんと対戦したところ負け続けてしまいました。
そこでナース服を身につけ、再戦を挑んだのですが…。
漫画内でやってるゲームは某女子プロレスものですねー。
ああ、確かにナースな方いましたよ。ええ。
なにげに、ラストの一言にドキっとするでしょう。
そちら年上でしたが、義妹「琴乃」さんがナースという「明晰夢」、臨地実習に来た、もともと幼馴染みだった「大宮麻理」さんの短編「はけぐち」は年下系。
「麻理さん」は実習中だからかなぁ…着ている服が他と違うので注目。

ほか、よく分からんけど、病人にえっちなナースがいるパターン
偶然「福山医院」へ辿り着いた主人公。
何故だかナース「亜紀」さんに検温と言いつつえっちなことを始められて…という「通淫日誌」
結局なんなんだか説明はされないのねー。
医療現場でのえっち系なのに、そういった服が一度も登場しないという珍しい短編「熱中診断所」
クーラーが故障中であったため、女医は水着姿、ツインテールなナース「真理香」ちゃんはスクール水着という、Wヒロインものでした。
夜中にえっちしていた先輩「沢城」さん。
眼鏡の後輩「福井」さんに患者の引き継ぎをしたんですが…という短編「ひきつぎ」、そして「ANOTHER HOLE」はもともとカラー原稿だったらしい、4ページのショート短編でした。

ストッキング・サンプル絵
※おまけ:ストッキング・サンプル絵
 またまた「春香さん」にしてしまいました。

柔らかで丁寧な極細線な絵柄。
すっきり・綺麗に洗練されており、ある程度ページが賑やかでも見易いです。
前回の紹介でも書いていますが、やっぱり下着、特にストッキングの処理は絶妙
センセ自身も「こだわって描きたい」と言っていました。
パンストを着用するナース(…だよね)という選択が生きています。
小さい輪郭にすっとした鼻、そしてすらりとした縦長スタイルのキャラ絵です。
リアルと漫画の良い部分だけを抽出・結合させたような、独特のバランス感覚があると思います。
非常にえっちなんですね
でもクドさはないという、どこかファッション的な感覚さえする絵柄なのでした。
トーン処理などが抜群に巧い方なので、残念ながらカラーでは魅力半減です。
↓表紙などは倍くらいのプラス判定がいいでしょう。

今回のあちこちキャラも良かったですが…やっぱり代表作「黄金色舞台」のような連続話がそろそろ見たいです。
「はらざきたくま」センセなら成年でも一般でもいいので、長期連載モノがいいなー。

ひみつの救急箱 (バンブーコミックスDOKI SPECIAL)ひみつの救急箱 (バンブーコミックスDOKI SPECIAL)
(2009/05/07)
はらざきたくま

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★はらざきたくまセンセの漫画紹介記事  <全て一般えっち系>
慾望のままに恋したい] みつあみヒロインの多い短編集。
妄想みたいに愛されたい] ビジネス系ほかという短編集。
好色制服図鑑] コスプレっぽい短編集。 


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tag : スクール水着ツインテールコスプレラブコメショートカット

■るみくみ (Zummy)

★まんがデーター [12/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき、
     カバー裏に漫画「シャカリキ魔女っ娘のんき~★のりたん3」
・その他: カラー(6P)、短編×9
      (うち「るみくみ」×3、「あいまいめい」×2、「幼魔の姫」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Zummy(ずみー)」センセの「るみくみ RumiKumi」です。

えー、時間がないので、早速やりますね。
こちらでは、2冊目「ついんて TWIN-T」を紹介している「Zummy」センセ。
3冊目の単行本は「るみくみ RumiKumi」です。

うん、センセの漫画はやっぱり面白い!

↓表紙など、ロリちっくな絵柄は癖の強さもあって好き嫌い分かれると思いますが…とかくお話に優れた方
あの魅力はなかなか説明し辛いんですが…はっちゃけた独特なコメディーが今回も炸裂しておりました。
なお、前巻にもあった「シャカリキ魔女っ娘のんき~★のりたん」もありますよ。

リリさん、あいさん
※左:リリさん、右:あいさん
 この2人がお気に入りです。「リリさん」はいいなぁ。

明確な前後編となっていた連続話「幼魔の姫」は、唯一のファンタジー系。
魔界から逃亡した幼魔たちを回収しに、慣れない人間界に来た自称”魔界のプリンセス”こと「リリ」さん。
公園に住み、学校へ通う彼女は魅了(チャーム)の魔法によって「アキラ」くんの協力を得ていました。
魔法をかけられた「アキラくん」はよく「リリさん」に尽くしていましたが、最近はとある悩みを持つようになっており…。

収録でひでるさんが最も気に入ったのは、実はこちら。
はっちゃけた短編が多い中で、まとまりの良いラブコメになっていました。
硬い物言いな「リリさん」は、なかなか礼儀正しいヒロイン。
やたらえろえろともしておらず、またわがままでもなく、こうした魔界系な女性では珍しいキャラです
そんな彼女だからこそ、漫画のポイントである”魅了の魔法”が実に良く作用しておりました。
相手である「アキラくん」もしつこくなく、いいキャラだったと思います。
冒頭のシーンについて、ラストまでなんなんだか気付かなかったのは悔しいですねー。
もう1つの注目は、そちらでも登場していた幼魔たち。
雰囲気とは違って日本妖怪を模しており、これがまたいい感じ
「リリさん」との絡みも面白かったです。
いろいろ見たいなぁ。

”西大泉学園初等部の小さな淫獣”というトンデモな通り名を持つ「くみ」ちゃん、その友人「るみ」ちゃんが登場するシリーズ「くみくみ」、「るみくみ」、「るみるみ」という3話。
こんなんは最も「Zummy」センセらしいかも。

カラー原稿からはじまる短編「くみくみ」
小学生の割に、えろえろな「くみちゃん」
学校で処理しきれなかったため、兄「拓海」くんを誘うこととしたんですが…という兄妹の近親系です。
妹なら全然OKなんだよ?
とか言っていた「くみちゃん」に対して、兄「拓海くん」が言ったことは実にその通り。
…あそこまでえろいと引くよねー。
放課後、1人取り残されていたのも、なんだか納得です(笑)
そちらでも言っていましたが、「拓海くん」は色々と悪さをしていたものの、エロ方面にはっちゃけた妹に対して未来を考えるなど、こんな成年漫画(失礼)の割に正常な思考の持ち主でした。
(※オチ部分でもそんなんが表現されてます)
「くみちゃん」のえろ異常さが際立ってますね。
カラー部分の暴走っぷりも凄かったです。

旧ナース・コスプレな「るみちゃん」
※おまけ:旧ナース・コスプレな「るみちゃん」
 下で言ってるのはココですね。

続く「るみくみ」は、ツインテールなお友達「るみ」ちゃんとのWヒロインです。
未経験な「るみちゃん」のため、「くみちゃん」が公園にいた「マナブ」くんをえっちに誘うお話。
やはり「くみちゃん」は良いキャラですが、今回は指導役になっているため控え目でした。
オチ部分がいい感じです。
その続きだろう、「るみちゃん」の単独出演話「るみるみ」
もともと素質がありそうだった彼女ですが、誰かさんの影響ですっかりえろ少女になっていました。
再び「マナブくん」が相手で、前半はメンソレみたいな旧ナース・コスプレなんですが…
おめでとうございます、患者さん
の台詞があるページは最高に面白いです。
先の「くみちゃん」とは異なるテンションで、後半のコスプレはもっとじっくり見たかったですねー。

なお、短編「櫻井サン・めるとだうん」に登場していたツインテールな「櫻井ユキナ」ちゃんも、かなりえろえろな女の子。
初っ端から、スイッチオンでした。
単行本は↓表紙そのままなロリ系ヒロインばかりでしたが、彼女は「竹内」くんのクラスメイトで巨乳なのでした。
語っていた電車内のエピソードは回想だけで片付けられていましたが、そっちもある程度描いてほしかった。

くみ、るみ、めい
※左から、くみ、るみ、めい
 左の2人もおもろいですが、「めいちゃん」はまた凄いな~。

仔狸「マミ」さんの短編「狸の恩返し」
口に出した際の反応が動物ちっくで楽しいですね。
また、冒頭では1人で色々と騒いでいましたが、ある程度でも意味が分かればより楽しめるでしょう。
あの部分は、ほとんど分かりませんでしたよ。
ただ、ああした細かい台詞などで遊ぶのはセンセの個性

眼鏡な同人作家「まい」とその兄「ゆきと」、そして「まい」の娘「めい」が登場する「あいまいめい」、そして従妹「あい」が登場する2話目「あいまいめい~あい~」という、同キャラ連続話。
「まいさん」、「あいさん」のどちらからも指摘されていましたが、過去・現在のどちらも「ゆきとくん」は最低ですね。
その時と同い年であるという、娘「めいちゃん」
彼女の意味分かってるのか、そうでないのか、というあちこちリアクションが良いコメディーになっていました。
なんというか…地獄へ堕ちそうなほどモノ凄いお話です。
先にあげた細かい台詞同様、こうしたはっちゃけ描写はセンセのいいところだと思います

柔らかな曲線のすっきりな絵柄。
トーン処理は多めながら色は薄く、多用された変形コマと入り乱れるキャラがため、ページはごっちゃり。
幅広い楕円な輪郭と、丸く大きな目が特徴。
個性を確立されており、単行本全体は安定しておりました。
独特な空気をお持ちな方で、お話からコメディー描写まで、なかなか稀有な漫画家さん。
逆に言うと癖は強いので人を選びます
ただ、こんなん好きな人は直撃されるでしょうねー。

成年漫画ですが単純に読み物としても優れ、細かい部分まで注目でした。
「幼魔の姫」の別エピソードとか描いてほしいなぁ。

るみくみ (TENMAコミックスRiN)るみくみ (TENMAコミックスRiN)
(2009/05/15)
Zummy

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tag : コメディーラブコメコスプレツインテールファンタジー

■ジョシアナ (木谷さい)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : 成年・お尻
・おまけ: あとがき、
     カバー裏にカラーおまけ漫画「凌辱ロマンチカ」
・その他: カラー(6P)、短編×9
      (うち「Sister in register」×2)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「木谷さい(きたに・さい)」センセの「ジョシアナ」です。

どーでもいいですが…こちらの中扉カラー絵はいいですねー
確かに↓表紙・裏表紙もいい構図なんですが、ページを開いてびっくり。
下から見上げるアングルというのは珍しくないものの、脱ぐスカートの向こうからこちらを覗いているんです。
ぐっさー、と刺さりました。
ううむ、これは珍しくていいなぁ。
ちなみに某書店にて購入すれば、そちらの別バージョン絵(※ナマ足・シマパン)が見られるので、オススメです。

そんな「木谷さい(きたに・さい)」センセの新刊。
3冊目の単行本は「ジョシアナ」です。
音だけを聞いて想像する職業的なものではなく、汗とお尻な作品集でした。
ひでるさんはこの単行本が初見でしたが…これは凄い。

仁科はるか、教師「由美さん」
※左:仁科はるか、右:教師「由美さん」
 こんなお尻ね。「由美さん」のお尻もいいですよー。

巻末収録の短編「おひるやすみ」
持久走だった「ユカ」さんと、その幼馴染み「幸」くんのお昼休みな短編です。
体育倉庫での即えっち系なんですが…なにげに”今回の単行本を総括したような内容”なのでした。
持久走にて、汗だくな「ユカさん」
そちらの匂いからはじまり、お尻プレイ、そして放尿シーンで終わるという、大変豪華な展開です
みつ編みな「ユカさん」はカチューシャにブルマと、プレイからすればあまりにも似つかわしくない、可愛らしい容姿。
それだけに、ラスト付近の恥ずかしげもない放尿描写が凄かったです。あれはえっちだー。
なんとなーくラブコメちっくな空気も良かったのです。

収録のうち、お尻えっちな短編群から。
図書館のアイドル的存在「仁科はるか」さんと「秋」くんの「Sweet Pitfall」
「秋くん」は好きな本を読むこと、「はるかさん」に会うことのほか、本棚に隠してあったH本を読む、という3つの楽しみがあり、図書館の常連でした。
何故か置かれていたH本はお尻ばかりなマニアックなものでしたが、なんとなくそれにハマりつつあり…というお話。
裏表紙を飾っているのが、こちらの「はるかさん」です。
爽やかな色気あり、彼女目当てで生徒が集まっているというのも、納得なヒロインでした。
そんな「はるかさん」でしたが…「秋くん」も刺さっていたように、確かに本を運ぶ彼女の後姿(お尻)は抜群です。
なかなか良いシチュエーションで、お話も綺麗にまとまっていました。

教師「由美さん」
※おまけ:教師「由美さん」
 お気に入りなので。白衣はいいなぁ。

お尻趣味をクラスでバラされてしまった「高藤」くん。
教室内には嘲笑が広がっていたんですけれど…その日から、彼の携帯にはお尻な写メが届くようになっていたのでした。
そんな短編「THREE SWICH」
メールを交わすうち、同好の士ということで「高藤くん」はメール相手と親しくなっていくのです。
さて、肝心の相手は??
…ということで、候補者として何名か女の子がピックアップされるドキドキな展開なのです。
ひでるさんは予想通りでしたよー。(※まぁ、さして分かり辛くもなっていませんが)

「Orange Drops」は眼鏡の教師「由美」さん。
放課後、校舎内にて生徒「牧」くんのお尻えっちを目撃してしまった、化学講師「由美さん」
それに動揺した彼女は日々のストレスも影響して…というお話。
白衣と堅物(クール)なイメージの「由美さん」
黒の下着とパンストもいいんですが…本編でも言われていたように、そうした雰囲気とは裏腹に大変可愛らしい女性でした
手…絶対に離さないでね」、という付近が最高。
トイレな描写もちゃんとありましたよー。
いいなぁ、「由美さん」

収録では唯一の連続話「Sister in register」
可愛いのに、どうにも付き合いが長続きしない、ツインテールな「梨香子」さん。
原因は彼女がお尻好きであったこと。
そんな「梨香子さん」に呼ばれた「修」くんは、放課後にお尻プレイを手伝うのでした…。
いきなり浣腸描写があり、これまたちょっと別の意味でドキドキ(笑)
なにせ往来で突っ込まれていましたからねぇ。
2人の関係はいちおう隠されていたようなので、こっちでも伏せておきますね。
(※タイトルとか、バレバレではあるんですけど)
カラー原稿から始まる2話目は…この核心部分。
1話目と異なり、なにゆえお尻だったのかという説明がされる(たぶん)と共に、揺れる2人の心境がしっかり描かれていました。

梨香子さん、亜矢さん
※左:梨香子さん、右:亜矢さん
 匂い部分の表現は巧かったですよー。

匂い系では、家庭教師「亜矢」さんの「Fragrant」
自らの体臭にコンプレックスを持つ「亜矢さん」
しかし、気にしていたソレは生徒「篤史」くんにまったく予想外の効果があったのでした。
汗の匂いと甘く焦げたような体臭が混じっている
とか言っていた「篤史くん」
ああ、いい表現だー
なんとなーく分かりますね。
トイレで調教される「頼子」さんの短編「Degeneration」
こちらでも、匂いとかなんとか言っていました。
終始全裸で放尿描写とか飲んだりとか…えろえろです。

匂いがメインではないものの、そんな台詞があった「ディスタンス」
凛々しいバレー部主将「赤井千代子」さんと、”チビ太”というあだ名のマネージャー「上野健太」くんという短編。
2人がラブラブというのは予想つきますが、その関係があんなんとは思わなかったー
なかなか珍しいカップルだと思います。
小さいコマでしたけど、口の中からのカットも凄い。

先にも書きましたが、構図とかコマ割りとか表現に優れた方。
ネタ的に局部のアップは多めで、内蔵描写も何度かありました。
黒々と濃いアンダーヘアも特徴みたい。いいですね。
お話もそうですが、こうしたあたりも人を選ぶと思います
まるまると大きなお尻など、好みな方はいいでしょう。
しっかりとした強い線の絵柄です。
ふっくらとした丸みに効果的なトーン処理と目立つ黒。
キャラ自体はそうでもないですが、全体はごっちゃりとして濃い目でした。
安定感もあるのでオススメ。

相当に癖のある単行本でしたが、それだけに合致する方には相当魅力的な単行本でしょう。
注目していきたい漫画家さんですね。

ジョシアナ (メガストアコミックス 217)ジョシアナ (メガストアコミックス 217)
(2009/05/19)
木谷さい

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tag : コメディーラブコメツインテールカチューシャアンダーヘア

■限定彼女 (内村かなめ)

★まんがデーター  [12/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 4コマ・ラブコメ
・おまけ: あとがき、カバー裏に4コマ、
・その他: おまけ4コマ、カラー(8P)、
      13話収録、現在は1巻まで発売中。
            
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「内村かなめ(うちむら・かなめ)」センセの「限定彼女 1巻」です。

きました、かなめセンセ祭りの最終巻「限定彼女 1巻」です。
こちらは…おおよそ13冊目くらいの単行本。
最近発売されたものと同じく、やはり4コマ漫画でした。
前にも書いたように、4コマはあまり得意でないんですが…これは最近3冊の中で最も刺さった漫画でした。
いかにも「内村かなめ」センセ、という感じのラブラブ漫画でしたよー。

あ、ちなみに、プロローグとなる冒頭のカラー原稿はストーリーな描き方でした。
やっぱり4コマでなくこんなんがいいなぁ。

「岡田ちまさん」と切っ掛け
※「岡田ちまさん」と切っ掛け
 これらだと、違う漫画に見えますね。

幼馴染み「赤星広音(あかぼし・ひろね)」は、小さく大人しい、可愛らしい男の子。
神社の娘「岡田ちま」は昔から彼を気にかけており、よくちょっかいを出していたほか、声を聞くため無言電話までかけていました。
そんな訳でついに告白したんですが…最後まで台詞を言う前にOKされ、なんと彼に血を吸われてしまったのです。
そう、「広音」はいままで血液製剤を得ていたという、吸血種な男の子だったのでした。
血を吸われた「ちま」は、ある一定周期でそれを誘う体質になってしまい…と、だいたいそんな感じ。

ラブラブな2人を描いた、ちょっとえっちっぽいコメディーな4コマです。
いちおう「広音くん」は人間でないようでしたが、ファンタジーな描写については現在のところありません。
”えっちなシチュエーションのひとつ”、程度の認識でいいみたい。

可愛い男の子にメロメロというのは、どことなく「メイドさんは女王様」ちっくでした。
こうした、ラブラブに悶え転げる女の子を描かせたら「内村かなめ」センセの右に出る方はそういないでしょう。
こんなんは最高に巧いですね、面白いですね。
そちらの「かりんさん」はSな欲望でもやもやしていましたが、こちらの「ちまさん」は普通の女子(?)らしくH系。

それに興味津津ではあったものの、予想外に手慣れていた「広音くん」に驚いた「ちまさん」は、
結婚するまできれいな体でいるように
…という、お姉ちゃんの言葉を咄嗟に口にしてしまったんですね。
(※雰囲気とは裏腹に、「広音くん」は告白後、いきなりえっちなことをするべく服を脱がしにかかっています)
その家訓を彼は律儀に守っているんですが、「ちまさん」は逆にえっちシミュレーション・妄想したり、体格差もあるため何度か押し倒していました。
そんなぎりぎりな場面が何度かあったものの、どうにも発散できない欲望で「ちまさん」は悶々としておりました。
よく溜まったものが鼻血となって吹き出すため、先の吸血な関係から血液吸われるのは無論のこと、あちこちでそれも飲んでもらっています。
はっきり言って、ある意味えっちよりも深く繋がったカップルだと思いますよ。ええ。

「岡田ちまさん」・お姉ちゃんとぎりぎりシーン
※「岡田ちまさん」・お姉ちゃんとぎりぎりシーン
 お姉ちゃんらも面白いカップルでしたよー。

2人のクラスは思春期らしく男女が対立傾向。
そのため、学校では皆に合わせて、おおっぴらにしていないところは漫画のポイント。
実はラブラブカップルである「山田」くんと「鈴木」さん、そして1巻後半から登場する、ざっくばらんな幼馴染み「藤川宮子」さんなど、周囲のキャラがかき回しています。
「鈴木さん」らはキスもしていない関係なんですが…あの屋上から出てきた際の描写は非常に巧かったですねー。

委員長の隠れMっぷりが可笑しい「もっと!委員長1巻」、姿は可愛いものの性格がオカンというギャップの「オレとメイドと時々オカン」、そして今回の「限定彼女」は、もやもやが暴走した、えっちネタが最大の特徴。
(※余談。漫画中にメイド「みちこさん」、委員長「ちよさん」のどちらも顔を見せていました。探してみて下さい)
それに伴ってお風呂シーンなどが多く、ヒロイン「ちまさん」も結構普通に全裸となっていました。
「広音くん」の家へ遊びに行った際には、ちょっとした出来事がため下着を取られ、そのまま彼に向かって全開してます。
さらにその帰り道での、
あのさ…今まだ、つけてないよ
というあたりは緊張感あって引き込まれました。
間違いなくえっちへ展開する場面なんですが…こんなんがどうオチるのか、ぜひ単行本でどうぞ
それウリではないものの、ちょっとドキドキでした(笑)

漫画がひととおり完結した後は、ぜひ成年系で続きを描いてほしいですねー
まぁ、無理かなぁ。

絵柄についてはいつも通り。
強い線のぽってりな絵柄です。
作風を確立されて安定感ありますが、癖もあるので人を選ぶと思います。
独特なコメディー崩しほか、今回はやっぱり多めなサービスシーンでしょうね。
センセを気合入れて描かれていたようですし、あの可愛らしいキャラ絵が好きな方には良いものでしょう。
今回の↓表紙・裏表紙は…なんでああした分かり辛いものにしたのかなぁ。
ひでるさんは店頭で気付かず、一度通り過ぎています。
なお、判断は裏表紙のがいいと思います。

これで全員小冊子のプレゼント企画も3冊全てが発売されました。(※応募には2冊購入でOK)
さっそく応募してきました。
6月末までなので、お持ちの方、単行本購入をお考えの方はお早めにー。

限定彼女

限定彼女 (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

★内村かなめ(とくながともこ)センセの漫画紹介記事
いちごみるく(※とくながともこ名義)] えっち系短編。
学園非合法勇者。] 学園コメディ。
メイドさんは女王様] 
メイドさんは女王様4巻] センセの代表作品。メイドコメディ。
もっと!委員長1巻] Mちっく委員長4コマ。
転生!?人生ゲーム] ひぐらしのなく頃に・アンソロジー
オレとメイドと時々オカン] オカンっぽいメイドロボな4コマ。


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tag : アンソロジーラブコメコメディーファンタジーシミュレーション

■永久少女 (水無月露葉)

★まんがデーター [11/15]
・絵   :■■■□□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・貧乳
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、短編×13
      (うち「永久少女-夏緑-」×3、「綾奈ちゃんシリーズ」×3)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「水無月露葉(みなづき・つゆは)」センセの「永久少女」です。

なんだか急に暑くなりましたねぇ。
毎朝の電車がしんどいですよ。

本日は、そんな息苦しい日々の清涼剤になりそうな、爽やか↓表紙が目立った「永久少女」です。
「水無月露葉」センセの初単行本ですね。
ヒロインには何名か年上がおり、また同級生な短編もあったので、↑属性は”貧乳”にしてみました。

紹介したい流れがあるので、収録では変化球ですが「永久少女-逢魔ヶ刻-」から。
やけに紅い夕日に誘われ、歩道橋へ上がった主人公。
そこで女の子に出会うんですが…彼女はそこで独りえっちをしていたのでした…。
短編の1発ネタなんですが、まとまり良い作品。
こんなん好きー
道のど真ん中、しかも歩道橋上でのえっちは目立ちそうですね。
女の子はランドセル背負ったままで、黒タイツとか完全に服を脱がさないえっちが良かったです。
サブタイトルがラストになって明かされる仕掛けも巧いなぁ。

サラちゃん、お嬢様
※左:サラちゃん、右:「永久少女-white over white-」のお嬢様。
 こうしたヒロインは実に巧いですねー。

今回単行本のメイン、3話の同キャラ連続話「永久少女-夏緑-」
一昨日の夏、「健司(ケンジ)」くんは父親に同行して別荘へ遊びに来ていたアメリカ人な少女「サラ」ちゃんと出会いました。
それから毎夏ごと河辺で遊んでいたんですが、年頃になっていた2人は…と、そんなんが1話目。
ノスタルジーな雰囲気漂う、ラブえっちなお話です。
ヒロインは↓表紙を飾る女の子で、ほぼあのイメージそのままでした
そちらに刺さった方には、大変良いでしょう。

まだブラ未満であった「サラちゃん」
ふとしたタイミングで見えた横乳への視線に気づいた彼女は、「健司くん」を優しく誘うのです。
こうしたシチュエーションは…多少形は異なっても実際にありそうですねー。いいなぁ。
年齢的にもお姉さんだった「サラちゃん」がリードしていました。
女の子の仕組みなど、いろいろ性教育をしています。
あ……もう学校で習った?
の部分が実にいいですね。

2話目も舞台は同じ。
今度は水着姿で、髪型も先のみつ編みからポニーテールに変わっています。
ここで「サラちゃん」の着ていた水着は、ほぼ紐状態なもの。
AVかよ!、とか突っ込みたくなるようなエロ水着でした。
うーん、このチョイスは違うんじゃないかなぁ。
(※確かにスクール水着でもないと思うけど)
こちらでも「サラちゃん」に導かれ、なんとお尻でのえっちを経験するのでした。
漫画中のえっちシーンから一転して、後を引くようなしっとりとしたオチ部分でしたけど…それに続く3話目に注目。
詳細はいちおう伏せますが、いかにも”ひと夏の思い出”という結末な漫画です。
今度は髪をツインテールにしていた「サラちゃん」
そんな髪型とワンピースな服装もあって、最もロリちっくな雰囲気がありました。
(※逆に言うと、↓表紙のようなストレートは一度もありません)
ロリ系ではなくなっちゃいますが、ぜひ成長した2人を同じ場所で出会わせたいなぁ…。

短編「永久少女-white over white-」は、ヴァイオリンの先生とお嬢様、みたいなカップルです。
登場する女の子はなかなか服装が凝っており、センセの作画と合って非常にいい感じ。
先の「サラちゃん」もそうでしたが、「水無月露葉」センセ描くヒロインは育ち良さそうな洋風テイストがしっくりくるような気がしました。なんとなく。
ウォルトン・メイド協会でのオークション話「Maid Auction」もそうですね。
出品された商品「セルマ」さんも可愛かったですよ。

詩織さん、里花さん
※左:詩織さん、右:里花さん
 裏表紙の「詩織さん」に刺さった人も多いのでは?短編なのが残念。

裏表紙にて存在感を示していた「氷上詩織」さんの「Her Majesty」
女王様な教え子…という、そっちで刺さった人が小躍りしそうな短編でした
冒頭のモノローグではわがままで横暴で~とか言っていましたが、こちらの先生はクラスを掌握できておらず、「詩織さん」に助けてもらっているような状況。
しかも、ばっちり行為まで見られていたようですから…あんな態度取られても仕方ないかなぁ。

ポニーテールな「加奈」ちゃんとの同級生えっち「おみまい☆ぱにっく?!」
学校を休んだ「翔太」くんへプリントを届けにきた「加奈ちゃん」
留守番を頼まれ、彼の部屋まで行ったところ…独りえっちな現場に踏み込んでしまったのでした。
見せ合う系から発展するシチュエーションです。
「翔太くん」がネタとして読んでいたのは、「Maid Auction」のお話でしたねー。
ラブコメちっくなお話から適度に力が抜けた作画(※褒め言葉ですよ)まで、ひでるさん好みな雰囲気です。
ややシリアスな「6月の雨なら…」は、そちらとは逆にしっとりとした漫画でした。
こちらも良かった。
発育不全なヒロイン「里花」さんは、容姿幼いものの年上女性。
小さい頃より彼女に憧れていた、「原田滋」くんとのカップルでした。
「里花さん」が強く持っているコンプレックス部分と、昔馴染みな「滋くん」の想いが巧くまとまっていたと思います。

加奈ちゃん
※おまけ:加奈ちゃん
 ひでるさんの言う”適度に力が抜けた作画”のサンプルです。…ちょっと気になったので。

ほか、妹「久川綾奈」ちゃんとの同キャラ短編群。
「ぷーるでじょばぁ~」は家庭用プールでのスクール水着えっち、「こたつでもわぁ~」はこたつでのえっち、「ゆかたDEうなじ」は、お祭りにての着物えっちでした。
「D援交」も兄妹の近親系ですが、ヒロイン「春香」ちゃんはなかなかしたたかです。
ラブラブよりも説得力あるかなぁ。

柔らかな細線の絵柄。
デジタル処理の洗練された、今風な作画でした。
濃淡は薄く、ページ全体は灰色気味。
どちらかというとすっきりですかね。
華奢な身体と大きめな輪郭が特徴のロリ絵柄。
クドくない程度の、リアル寄りな人物絵がよく作用していたと思います。
いいんじゃないでしょうか。
ちょっと癖がありますけどねー。
判断は紹介帯の背景部分か、↓表紙・裏表紙で良いでしょう。

作画は若干のバラつきありましたが、もともと上手な方らしく絵的にはそう問題ありません。
お話も良いものが揃っていましたから、安定すれば次の段階が見えてきそうです。
紹介帯の文句”抜きん出た存在感”は伊達ではありませんね。

永久少女 (TENMAコミックス LO)永久少女 (TENMAコミックス LO)
(2009/04/24)
水無月 露葉

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tag : ラブコメツインテールスクール水着ポニーテールノスタルジー

■女子♀の心得! (岸里さとし)

★まんがデーター [13/15]
・絵   :■■■■□
・話   :■■■■□
・独創性:■■■■■
・属性 : コメディーコスプレ
・おまけ: あとがき、作品解説、4コマ。
・その他: オリジナルポートレート封入、カラー(4P)、
       短編×8(うち「女子♀の心得!」×4)
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「岸里さとし(きしのさと・さとし)」センセの「女子♀の心得!」です。

毎度のことながら、初見だと思って読んだ「岸里さとし」センセ。
これなかなか面白いなぁ、と読ませて頂きましたが…。
ふと検索して、前単行本「テカ☆ピタッ!」をブログで紹介していたことにたった今気付きました(本当)
…うわぁ、やっばいなぁ。
だって、↓表紙とか雰囲気違ったんだもん…。

さて、通産では8冊目くらいの単行本「女子♀の心得!」ですね。
メイン中編と短編という構成の一般系えっち漫画。
「岸里さとし」センセはコメディー描写にかなり優れた方なので、えっち部分ほか読んでいて面白い単行本なのでした。

清水あびる、女子♀の心得キャラクターズ
※清水あびる、女子♀の心得キャラクターズです。
 中央が「ユキたろう」なのですよ。

まずは全4話の表題作「女子♀の心得!」から。
高校時代のマドンナ「高天原ナミ(たかまがはら・なみ)」に憧れている「ユキたろう」
気弱で声すらかけれぬまま時間は過ぎ、彼女だけでなく仕事すらも逃したため、就職浪人中なのでした。
今となっては元々同じクラスで、現在も仕事仲間という幼なじみ「清水あびる」から、彼女の状況を聞くだけの毎日。
S気質のある「あびる」は昔から彼を玩具扱いに楽しんでいたんですが…。
ある日試した「ユキたろう」の女装姿があまりにも似合っていたため、”「ナミ」と同じ職場で働ける”という釣り文句でエステ「女子♀の心得」のスタッフ面接を受けさせるのでした。
だいたいそんなん。

女装少年によるえっちコメディーですね。
遊びから女装させられてしまう「ユキたろう(※女装時はユキ)」ですが、3話では自ら鼻歌まじりで化粧しておりました
…ああ、こりゃーもう戻ってこれませんね。
似合ってるからいいか。
1話ではバニー、3話はスクール水着、と好き勝手にされ、最終話では……はぁ(笑)
はっきり言って、こちらのエピソードに登場していたどのヒロインよりも可愛らしく描かれておりました。
「あびるさん」に処理してもらっていた割に、えっちにさして嬉しそうな顔でなかった所は彼正直ですね。
えっち最中も怒られていましたが…このカップルは最も安定した関係に見えるなぁ

そんな訳で、幼なじみの「清水あびるさん」
自らの妄想で勝手に暴走する眼鏡のオーナー「小西」さんと共に、他単行本「テカ☆ピタッ!」にも登場しております。
(※お話としては繋がりないので、そっち読んでいなくても楽しめます)
もともと付き合いは長く、非常に近い存在である2人。
ツンデレキャラだと思ったら大間違いなんだからね!!
とか言っておりました。
性格的によく彼と合致しており、なんだかんだ言いながらも面倒見は良い娘さんなのです。
漫画の結末はあーしたものでしたが、最終的には彼女の元に落ち着くのではないかな
不意にキスされ、照れ隠しに蹴り返す1話のコマが好みです。

いちおうメインヒロインである「高天原ナミさん」
苗字がためか、背景とか髪留めアクセサリーが鳥居なのでした。
彼の想いとは別次元なほどに変わった感覚の娘ですね。
あれは無理でしょ。
こんなことにページをとってもダメです
という台詞が良かったです。
そう言われていながら、なにげにお話と共に続いていた不良+ネコの小ネタは…そんなん好きな人にはいいでしょう。
ひでるさんとしては、はっちゃけ過ぎでいまいちかなぁ。

つくしちゃん、マリさん
※左:つくしちゃん、右:マリさん
 いい具合にむちむちです。このネタだけで1冊出してほしいですよ。

センセの漫画はコメディー描写もいいですが、やっぱりタイツ(パンスト)の足部分でしょう
まず、義妹「つくし」ちゃんのレオタード姿が嬉しい「つくしんぼ!」
兄「こうすけ」くんにラブラブで、自らを「妻」とか言っている「つくしちゃん」
冒頭のスパッツもえっちなんですが…これは何と言っても「八十年代・エアロビ泥棒アニメ的」なコスプレ部分でしょう。
オレンジ色なので、三女であるようでした。
そっちですかー(笑)
続いて競泳水着+パンストという「マリ様の恋愛」
モデル経験もある、一流商社勤務の「マリ」さん。
合コンで出会った「己道天我(おのみち・てんが)」の異なるアプローチにひかれ、自らのM性を認識していくのでした…。
この話も面白いなぁ。
「天我」の依頼によって競泳水着+パンスト(※おまけにブーツ)な格好となっていた「マリさん」
先の「つくしんぼ!」もそうですが、まったく脱がせないまま、はっきり言って直接行為もないまま終わるところは秀逸
それでいて、えっちなんですけどねー。
ここは凄いです。センセ腕あります。

ことこちゃん
※おまけ:ことこちゃん
 この絵ですね。

ほか、彼女「ユカ」さんの女友達「ことこ」ちゃんがメイドコスプレをする「スキアリッ」
天然で独自のペースを持っている「ことこちゃん」は小悪魔系。
あれは、結局どちらにもフラれそうで、おっかないですねー。
途中の小コマにあった、”ちょっと泣いちゃったね…”という電話での描写が非常に良かったです。
高校教師「小山内リコ」の「リコ先生の週末」
小さく、猫のように釣り上げられたりしてましたが、Eカップの持ち主である「リコ先生」
こちらは担任時代にからかわれた男子2人とのえっち短編でした。

太めな線の濃い絵柄。
変化あるコマと勢いのある高いテンションがいい感じ。
ページ全体まで、ごっちゃりと描かれております。
独特のコメディー描写・崩しを持つ方。
多少作画に怪しい部分もありましたが、話が面白いためあまり気にならないと思います。
癖があるため人を選ぶかもしれませんけど、お好きな人は刺さるでしょう。
こちらの単行本もバニーとかレオタードが登場していましたが、センセの絵柄は前述したようにお腹から太ももあたりにかけてが巧いです
いいと思います。

判断には裏表紙のがより白黒絵に近いですかね。
もし余裕があるなら、センセのHPにサンプル付きで詳細に書かれたページがありましたので、事前に吟味するもいいでしょう。

女子♀の心得!

女子の心得! (ヤングコミックコミックス)



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tag : コメディーコスプレツインテールスクール水着レオタード

■いただきます (藤渕タカヒサ)

★まんがデーター [8/15]
・絵   :■■□□□
・話   :■■□□□
・独創性:■■■■□
・属性 : 成年・コメディー
・おまけ: あとがき。
・その他: 初単行本、短編×6。
 
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤渕タカヒサ(ふじぶち・たかひさ)」センセの「いただきます」です。

いきなりで申し訳ないですが、折り返しのカラー絵。
恥ずかし線(※恥ずかしい時に鼻から頬にかかる斜め線のことね)はセンセの絵の特徴です。
ただ、これをカラーでやる場合は↓表紙・裏表紙のように赤っぽい色で塗った方がいいかも。
折り返し絵は黒の線でしたけど、なんだか顔が汚れてるようにしか見えないのよ。
忘れましたが、過去にもそんな感じの漫画家さんいましたねー。
まぁ、白黒絵であれば関係ないのだけど。

チェルシー、シエル
※左:チェルシー、右:シエル
 ファンタジーな2人です。だいたいこんな感じね。

さて、こちら「いただきます」は「藤渕タカヒサ」センセの初単行本。
収録話数は上記のように少ないものの、それぞれページ数は多く、読み応えのある短編群になっていました。

絵の話が出たので、そちらから。
強い線の個性的な絵柄。
小さめのコマ割りでごっちゃりすることが多く、派手さと線の関係でこってり気味。
昭和っぽい風情な作画で、今風なさらりとしたものではありません。
癖が大きい漫画家さんであるため、読み手を選ぶでしょう

また初単行本らしく期間には開きがあり、もっとも古い05年1月の漫画を含め、05年が3話、06年が1話。
最新の原稿では09年6月、もうひとつは08年でした。
線が安定してバランスが良くなったかなーという印象があり、確かに差はあったものの雰囲気としてはそのまま。
どちらかと言うと、落差は少ないタイプだと思いました。

うーん、正直なところ、ひでるさんはあまり好みではないです。
これは↓表紙の段階で予想した通りでした。
あのカバー絵よりも、さらにコテコテな判断でいいでしょう。
大井はに丸」センセみたいな、シチュエーションえっちな方向に進んでくれればいいんですが…「藤渕タカヒサ」センセが辿り着いたのは、コメディー系な様子。

異世界から飛ばされた女の子「チェルシー」が異次元ホールにはさまった、という短編「ひっぱれ!!」
ファンタジー色もある、はっちゃけ話です。
異世界よりの来訪者ネタはよく見かけますが、その途中で挟まるネタは珍しいですね!
大変良いと思います。
ただそれだけに、2ページ目の見開き部分は残念でした。
大仰なだけで配置も悪く、なんだかよく分かりません
ここは肝心の掴み部分ですから、もう少し頑張ってほしいところでした。
オチ部分も同様ですね。
えっち最中にそういった描写があれば分かるんですが…。
ちなみに、表題作「いただきます」も、相当なはっちゃけコメディー話でした。
えー、もったいないので詳細は伏せますが、ヒロイン「シエル」ちゃんは可愛く、お話も非常に独特で可笑しい漫画ですよ。

美留久ちゃん、華梨さん
※左:美留久ちゃん、右:華梨さん
 比較も兼ねています。上は新しい原稿、こちらは05年のもの。

いわゆる魔法少女モノ「せいしょうじょ すぺるマジック」
変身途中でえっちされてしまうほか、暗黒側へ堕ちるというドキドキな展開でした。
間抜けな敵も含めて、好みな漫画です。
それだけに、設定を再度きっちり練り直し、ぜひ何話かの連続でやってほしいです
(※34ページもあるので、実際には2話分くらいのボリュームではあるんですが)

ほか、「華梨 Milky days」は姉「華梨」さんと弟「正」くんの近親モノ。
えっち部分は置いといて、もしかしたら実際にある(かもしれない)お話。
ページ数もあるので難しいと知っていますが、もうちょっとじわじわ展開して欲しかったなぁ。
いきなり「いっぱい飲ませて」というのはさすがに…あれが初めてなのだし、一度くらいは否定するべきかと。

兄の独りえっちを目撃した妹「歩」さん。
その友人「理恵子」さんが興味を持ったため、お泊まり会となったんですが…という「get carried away」
こちらは複数えっちですね。
話を聞いた段階からノリノリだった「理恵子さん」は置いといて、ここは妹「歩さん」でしょう。
詳細は伏せますが、当初「バカ兄」とか言ってたのが、後半は「お兄ちゃん」に変化してましたからねー。
お兄ちゃんも「歩さん」に熱心でしたよ。
憧れの美術部先輩「一条直樹」に近づくため、入部した「田中真奈」さんの「ねばーぎぶあっぷ」も複数ネタでした。

絵柄もそうですが、お話はいかにも「藤渕タカヒサ」センセという独特なもの。
どちらかと言うと、それを許容できるかどうかがカギになるかもしれません。

いただきます

いただきます (セラフィンコミックス)


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tag : コメディーファンタジー魔法少女

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