■お口のちおっぱい (みたくるみ)
★まんがデーター [11/15]
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: このプレイだ~い好き(7P)・あとがき、合間にネタ絵。
・その他: カラー(4P)、短編×9(うち「機械じかけのキュリア☆」×3、
「サッキュバスのは・じ・め・て」×4+4.1話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みたくるみ」センセの「お口☆のち☆おっぱい」です。
本日は「お口☆のち☆おっぱい」です。
察しの良い方、その通り。
昨日が「デレのちトラレ」だったので、”~のち~”のこちらをチョイスしました。
タイトルだけです。
近い発売で、偶然重なっちゃったんですねー。
さて、一般系「ディスバニッシュ」、初単行本の成年系「誘惑したいカラダ」などを紹介しております、「みたくるみ」センセの3冊目。
↓表紙・裏表紙を飾るメイン中編と、もう1つ中編、そして短編という構成です。
サッキュバスにアンドロイドと、中編のヒロインが揃って人外だったので、そんなんお好きな方はより良いでしょう。
なお、あまりそっち系に強い描写もないため、好きでない方でもいいと思います。
※左:サキュバス「ナーザ」、右:幼馴染み「奈緒香さん」
もうちょっとこの2人を絡ませてほしかったですねー。
全4話+4.1話というメイン「サッキュバスのは・じ・め・て」
処女にしか興味が持てない「倉田修平」
幼馴染み「名取奈緒香」より紹介された娘にもそれを尋ねたためにあっさりと振られ、部屋で1人悶々としていたところ…突然、サキュバスを名乗る「ナーザ」が出現したのでした。
初めてサキュバスとして活動する彼女はそれっぽくなく、えっち経験もないという彼女に惹かれた「修平」は…というお話。
ラブコメちっくなお話ですね。
全体悪くはないものの、あまり周辺まで描かれていない印象があり、4話がやや勿体ない印象。
実は漫画のメインヒロインは幼馴染みの「奈緒香さん」
サキュバス「ナーザ」との対決話は4話なんですが…ちょっと遅かったかな。
特に2話から登場している、ふたなりなインキュバス「フェミィ」は余計。
やや、お話のテンポを崩しているように感じました。
うーん、そもそも1話ラストの場面にはち合わせた「奈緒香さん」にはもっと頑張ってほしかったなぁ。
美大がどうのと言っている場合ではないでしょーに。
そう、漫画では準主役という「修平くん」の存在がやたらおざなりで、こちらの個性が弱め。
処女願望が強いというのもさして説明はなく、目指す美大については完全に余計な設定。
2人のヒロインを中心に描けばまた違ったと思うんですが…。
サキュバスという「ナーザ」の最大の特徴もあまり生かされておらず、ほとんどコスチュームだけのこと。
ごくあっさりした出現シーンもイマイチ。
カラー原稿の4.1話のがいい感じであったため、ちゃっかり「ナーザ」がえっちしてるパターンをもっと早く出した方が良かったように思いました。
※おまけ:Hなのはダメ
ダメなんだそうです(笑)
全3話のアンドロイド話「機械じかけのキュリア☆」
日常から夜までをサポートするアンドロイドが普及している世界。
主人公「竜也」はメーカーの息子。
幼少期のトラウマがため、やや屈折している彼の扱いは荒っぽく、実家から送られていた「シェナ」を壊してしまうのです。
アンドロイドを取り扱う「雅音」は一計を案じ、”ちょっと古いタイプ”という「キュリア」を修理中のサポートとして預けるのでした。
”ご主人の命令には絶対服従の人形”というのが普通でしたが、豊かな表情を見せる「キュリア」は色々と注文をつけてくる、変わったアンドロイドだったのです。
だいたいそんな感じ。
王道展開なラブコメ風漫画。
漫画は「キュリア」がメインなんですが、3話より復帰の「シェナ」が加わったWヒロインな様が非常に良く、このまま完結するのが惜しい感じでした。
本編ヒロイン「キュリア」
アンドロイド然とはしておらず、なかなか魅力的な娘。
「やっぱりHなのはダメぇっ」
という、初期登録からの言動が非常に良いですねー。
真っ赤になって突き飛ばす様など、ほぼ人間そのもの。
ご主人様の好みを自己学習し、スタイルを変化させるという特殊機能によって、彼女から誘うのが1話目です。
メンテナンスという言葉に喜ぶ様が、なかなか面白い反応であった2話。
冒頭にて”扱い荒っぽい”と言われていたのが分かるような感じですね。
さすが、メーカーの息子さんというところでしょう。
”Hは駄目”というスタンスだった彼女が、システムを無理矢理いじくられたことで意識とは裏腹に変化する様が良かったです。
こんなんはアンドロイドならではというネタでしょう。
修理の終わった「シェナ」が登場する3話。
前話からの流れがあるため、逆にアンドロイド然とした「シェナ」が際立っています。
ここでの「キュリア」がまたいい言動なんですねー。
まったく無駄のない3話で、前述しているように「キュリア」・「シェナ」の揃うラストが最高潮。
漫画後のネタ絵も良く、ぜひ後日談が見たいお話でした。
カバーなどカラー部分を飾れなかったのも残念です。
※左:キュリア、右:シェナ
こちらは続編が見たいお話でした。いいトコで終わっちゃうんですよねー。
学校では”上品な美人”として振舞っている眼鏡の「愛恵香(あえか)」さん。
幼馴染みの「昇平」くんとはえっちし合うような仲で、それがため彼女はすっかりえろえろな女性となっていました。
そんな訳で普段とのギャップが激しい「愛恵香さん」は振られ続けており、えっち特訓のため「昇平くん」の協力するよう持ちかけるのでした。
そんな短編「敏感なのはアナタのせい」
うん、センセの絵が綺麗で上品なため、どうしても振られるほどの感じがありません。
もしかして…それもはったりなのかな。
いちおう台詞では比較するような発言ありましたが。
また、付き合いの長い彼は”性悪”と称していましたが、描かれているのも可愛らしいレベル。
ちょっと物足りないかなぁ、という感じでした。
もう1、2話ほしいかな。
陥没乳首なナース「香穂」さんと包茎な「圭」くんの「おねえさんが治しちゃう」
コンプレックス克服な明るい短編。
職業柄、扱いが巧いらしい「香穂さん」
…あ、なんかいいかも(笑)
勢いをつけるため、酔っ払ってる「香穂さん」が年上ながら可愛らしく、
「ちゃんと見てるぅ?」
も非常に良い感じでした。
柔らかな線の絵柄。
輪郭線はや太めですが、ほかは細め。
濃過ぎず、かと言って薄くもない程度な濃淡で、コマ割りは小さくややごっちゃり。
崩れがなくしっかり安定しているので、見易い作画でした。
高い身長とボリュームあるスタイルというお姉さん系な人物絵。
表情から動きまで巧く、バランスに優れております。
綺麗な絵を描かれるためか全体的に爽やかな感覚で、間口は広めだと思います。
カラーでも大きな差はないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
こちらの単行本で「みたくるみ」センセを紹介するのも3冊目ですが…こと絵に関しては、1段飛ばしくらいのペースで良くなっている印象です。
ネタ的なものが好みであれば、間違いなく楽しめる1冊でしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・バランス良い、綺麗な作画です。漫画も巧く、万人向けな感じでした。
・メインのお話がイマイチだったのが非常に残念です。他は良かったんですが…。
・タイトル通りでしたが、良くも悪くも強い傾倒まではありません。
合計:[11/15]
メインの「サッキュバスのは・じ・め・て」ほか、ちょっとお話が残念でした。
良さそうな要素も多くあるだけに惜しいです。
ただ、巻末の”このプレイだ~い好き”は非常に良かったですよ。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵 :■■■■■
・話 :■■■□□
・独創性:■■■□□
・属性 : 成年・ラブコメ
・おまけ: このプレイだ~い好き(7P)・あとがき、合間にネタ絵。
・その他: カラー(4P)、短編×9(うち「機械じかけのキュリア☆」×3、
「サッキュバスのは・じ・め・て」×4+4.1話)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「みたくるみ」センセの「お口☆のち☆おっぱい」です。
本日は「お口☆のち☆おっぱい」です。
察しの良い方、その通り。
昨日が「デレのちトラレ」だったので、”~のち~”のこちらをチョイスしました。
タイトルだけです。
近い発売で、偶然重なっちゃったんですねー。
さて、一般系「ディスバニッシュ」、初単行本の成年系「誘惑したいカラダ」などを紹介しております、「みたくるみ」センセの3冊目。
↓表紙・裏表紙を飾るメイン中編と、もう1つ中編、そして短編という構成です。
サッキュバスにアンドロイドと、中編のヒロインが揃って人外だったので、そんなんお好きな方はより良いでしょう。
なお、あまりそっち系に強い描写もないため、好きでない方でもいいと思います。
※左:サキュバス「ナーザ」、右:幼馴染み「奈緒香さん」
もうちょっとこの2人を絡ませてほしかったですねー。
全4話+4.1話というメイン「サッキュバスのは・じ・め・て」
処女にしか興味が持てない「倉田修平」
幼馴染み「名取奈緒香」より紹介された娘にもそれを尋ねたためにあっさりと振られ、部屋で1人悶々としていたところ…突然、サキュバスを名乗る「ナーザ」が出現したのでした。
初めてサキュバスとして活動する彼女はそれっぽくなく、えっち経験もないという彼女に惹かれた「修平」は…というお話。
ラブコメちっくなお話ですね。
全体悪くはないものの、あまり周辺まで描かれていない印象があり、4話がやや勿体ない印象。
実は漫画のメインヒロインは幼馴染みの「奈緒香さん」
サキュバス「ナーザ」との対決話は4話なんですが…ちょっと遅かったかな。
特に2話から登場している、ふたなりなインキュバス「フェミィ」は余計。
やや、お話のテンポを崩しているように感じました。
うーん、そもそも1話ラストの場面にはち合わせた「奈緒香さん」にはもっと頑張ってほしかったなぁ。
美大がどうのと言っている場合ではないでしょーに。
そう、漫画では準主役という「修平くん」の存在がやたらおざなりで、こちらの個性が弱め。
処女願望が強いというのもさして説明はなく、目指す美大については完全に余計な設定。
2人のヒロインを中心に描けばまた違ったと思うんですが…。
サキュバスという「ナーザ」の最大の特徴もあまり生かされておらず、ほとんどコスチュームだけのこと。
ごくあっさりした出現シーンもイマイチ。
カラー原稿の4.1話のがいい感じであったため、ちゃっかり「ナーザ」がえっちしてるパターンをもっと早く出した方が良かったように思いました。
※おまけ:Hなのはダメ
ダメなんだそうです(笑)
全3話のアンドロイド話「機械じかけのキュリア☆」
日常から夜までをサポートするアンドロイドが普及している世界。
主人公「竜也」はメーカーの息子。
幼少期のトラウマがため、やや屈折している彼の扱いは荒っぽく、実家から送られていた「シェナ」を壊してしまうのです。
アンドロイドを取り扱う「雅音」は一計を案じ、”ちょっと古いタイプ”という「キュリア」を修理中のサポートとして預けるのでした。
”ご主人の命令には絶対服従の人形”というのが普通でしたが、豊かな表情を見せる「キュリア」は色々と注文をつけてくる、変わったアンドロイドだったのです。
だいたいそんな感じ。
王道展開なラブコメ風漫画。
漫画は「キュリア」がメインなんですが、3話より復帰の「シェナ」が加わったWヒロインな様が非常に良く、このまま完結するのが惜しい感じでした。
本編ヒロイン「キュリア」
アンドロイド然とはしておらず、なかなか魅力的な娘。
「やっぱりHなのはダメぇっ」
という、初期登録からの言動が非常に良いですねー。
真っ赤になって突き飛ばす様など、ほぼ人間そのもの。
ご主人様の好みを自己学習し、スタイルを変化させるという特殊機能によって、彼女から誘うのが1話目です。
メンテナンスという言葉に喜ぶ様が、なかなか面白い反応であった2話。
冒頭にて”扱い荒っぽい”と言われていたのが分かるような感じですね。
さすが、メーカーの息子さんというところでしょう。
”Hは駄目”というスタンスだった彼女が、システムを無理矢理いじくられたことで意識とは裏腹に変化する様が良かったです。
こんなんはアンドロイドならではというネタでしょう。
修理の終わった「シェナ」が登場する3話。
前話からの流れがあるため、逆にアンドロイド然とした「シェナ」が際立っています。
ここでの「キュリア」がまたいい言動なんですねー。
まったく無駄のない3話で、前述しているように「キュリア」・「シェナ」の揃うラストが最高潮。
漫画後のネタ絵も良く、ぜひ後日談が見たいお話でした。
カバーなどカラー部分を飾れなかったのも残念です。
※左:キュリア、右:シェナ
こちらは続編が見たいお話でした。いいトコで終わっちゃうんですよねー。
学校では”上品な美人”として振舞っている眼鏡の「愛恵香(あえか)」さん。
幼馴染みの「昇平」くんとはえっちし合うような仲で、それがため彼女はすっかりえろえろな女性となっていました。
そんな訳で普段とのギャップが激しい「愛恵香さん」は振られ続けており、えっち特訓のため「昇平くん」の協力するよう持ちかけるのでした。
そんな短編「敏感なのはアナタのせい」
うん、センセの絵が綺麗で上品なため、どうしても振られるほどの感じがありません。
もしかして…それもはったりなのかな。
いちおう台詞では比較するような発言ありましたが。
また、付き合いの長い彼は”性悪”と称していましたが、描かれているのも可愛らしいレベル。
ちょっと物足りないかなぁ、という感じでした。
もう1、2話ほしいかな。
陥没乳首なナース「香穂」さんと包茎な「圭」くんの「おねえさんが治しちゃう」
コンプレックス克服な明るい短編。
職業柄、扱いが巧いらしい「香穂さん」
…あ、なんかいいかも(笑)
勢いをつけるため、酔っ払ってる「香穂さん」が年上ながら可愛らしく、
「ちゃんと見てるぅ?」
も非常に良い感じでした。
柔らかな線の絵柄。
輪郭線はや太めですが、ほかは細め。
濃過ぎず、かと言って薄くもない程度な濃淡で、コマ割りは小さくややごっちゃり。
崩れがなくしっかり安定しているので、見易い作画でした。
高い身長とボリュームあるスタイルというお姉さん系な人物絵。
表情から動きまで巧く、バランスに優れております。
綺麗な絵を描かれるためか全体的に爽やかな感覚で、間口は広めだと思います。
カラーでも大きな差はないので、↓表紙の判断で良いでしょう。
こちらの単行本で「みたくるみ」センセを紹介するのも3冊目ですが…こと絵に関しては、1段飛ばしくらいのペースで良くなっている印象です。
ネタ的なものが好みであれば、間違いなく楽しめる1冊でしょう。
【まんがデーター・採点の詳細】 大まかにこんな感じ。絵、話、独創性の順です。
・バランス良い、綺麗な作画です。漫画も巧く、万人向けな感じでした。
・メインのお話がイマイチだったのが非常に残念です。他は良かったんですが…。
・タイトル通りでしたが、良くも悪くも強い傾倒まではありません。
合計:[11/15]
メインの「サッキュバスのは・じ・め・て」ほか、ちょっとお話が残念でした。
良さそうな要素も多くあるだけに惜しいです。
ただ、巻末の”このプレイだ~い好き”は非常に良かったですよ。
お口 のち おっぱい (富士美コミックス) (2009/10/24) みた くるみ 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
tag : ラブコメ